tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

Birthday Party【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①



【『花火大会~打ち上げ花火~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編⑦』
 の続き】


其の後の道明寺家は、落ち着きを取り戻したかの様に、見えて居た。
其れは、航自身の中で、道明寺財閥の御曹司としての覚悟が備わって来たからと言う事は、過言じゃ無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の航の状況に、司自身も、“類のお陰だろう。”と、認識せざるを得ない状況だったのだ。


云わば…。
類の功績だった事は、言うまでも無かったのだ。


だが、実は、其れでも、此の時点に於いての司は、そう思って居たにも関わらず、如何しても、類に対して、依然、対抗意識が拭えて居なかった事は、事実だったのだ。



其れでも、此の航の状況に、ホッとして居たのは、つくしだけじゃ無かったのだ。
実は、タマも、そうだったのだ。


何故なら…。
つくしが、航の出産を終えた数日後には、其の当時の航は、実は、道明寺家に引き取られて居たのだ。


所謂、航が生まれて来て(新生児)から、英徳学園 初等部 1年生迄の7年間の航は、タマに寄って、育てられて来たのだ。


云わば…。
其の当時の航の母親代わりは、タマ…だったと言う事に成るのだ。


だからこそ…。
此の時のタマにとって、何時迄経っても、航の事が心配だったのだ。
其れは、航の妹で在る あやめよりも…と、言う事は言うまでも無かったのだ。



其れに、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保…。
そして、司、そして、航…と、道明寺家に於いてのタマは、三世代に渡って、母親代わりを務めて来た事に成るのだ。


だからだったのだろう。
タマにとっては、“光栄な事…。”と、思って居たのだ。


言う成れば…。
タマにとっての司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、『息子』の様な存在で、司は、『孫』の様な存在で、航は、『ひ孫』の様な存在と言っても、過言じゃ無かったのだ。


だからこそ…。
航自身の中で、道明寺財閥の御曹司としての覚悟が備わって来た事は、此の時のタマにとっても、嬉しい話しだったし、ホッとして居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時のタマは、此の航の件に関して、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、報告して居たのだ。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、或る事を相談して居たのだ。
勿論、其れは、『航』の事だったのだ。


実は、つくしが、航の出産を終えたばかりの其の当時の(つくしの姑で在る 道明寺HD 社長)道明寺楓は、つくしの事が許せなかったのだ。


何故なら…。
自身の息子で在る 司との間に授かった子供を、(つくしが)妊娠した事について、実は、つくし自身、道明寺家に、一切、連絡して居なかったのだ。


云わば…。
何の連絡も無いままに、つくしは、航を出産して居た事と成るのだ。
しかも、其の当時の司は、つくしの記憶を失くしたまま…だったのだ。


本来、“そんな事情が在るので在れば、連絡して来るべきだろう。”と、認識して居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとって、其の当時のつくしの行動に、実は、腹を立てて居た事は言うまでも無かったのだ。


だが、自身の息子で在る 司の其の当時の(名前だけの)妻に、つくしが出産した子供を育てさせる気等、毛頭無く、寧ろ、初めから、つくしが出産した子供をタマに預けて、タマに育てさせるつもりで居たのだ。


だからだったのかも知れない。
其の当時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫で在る 航に対して、寧ろ、何の執着も無かったのだ。



だが、今は、違うのだ。
中等部の当時の司の容姿に、どんどん、似て来る自身の孫で在る 航に対して、“司の後の道明寺財閥の将来を、航に継いで貰いたい。”と、寧ろ、認識して居る程…だったのだ。


云わば…。
(司が、つくしの記憶を失くしたままだった)其の当時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が抱いて居た野望が、現在は、変わって居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫で在る 航に、話しする事にしたのだ。
だが、其の為には、自身への協力者が必要と成るのだ。


だからこそ…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、或る事を相談して居たという訳…だったのだ。


そして、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から了承を得られた事で、日本に帰国して帰って来たのだ。



そんな自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に驚愕したのは、他でも無い。
司…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に驚愕したまま、言って除けるのだった。


「何しに、帰って来たんだよ?」と…。


何故なら…。
此の時の司は、思って居たから…だったのだ。


“やっと、平穏な日々が戻って来た道明寺家に、ババアは、また、嵐を、巻き起こすつもり
 じゃねぇだろうな?”と…。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に対して、即答するのだった。


「母親で在る 私(わたくし)に対して、随分な物言いだ事…。
 生憎、今回の私(わたくし)は、貴方では無く、航にお話しが有って、帰国したのよ。
 ですから、航を、此方(家族用 リビングルーム)に、呼んで下さるかしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、仕方無く、航に、家族用 リビングルームに来る様、道明寺家の執事に、伝えたのだ。
そして、航は、道明寺家の執事からの話しを聞いて、家族用 リビングルームに現れたのだった。


そして、此の時の航は、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に訊くのだった。


「祖母さん…。
 俺に話しって…何?」と…。


だからだったのだ。
航の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫で在る 航に話しし始めるのだった。


「ええ、そうね。
 航にとって、私(わたくし)が、此処(道明寺邸)に居る事は、不思議な事の様…ね。
 でも…ね。
 貴方に、お話しし無ければ成らない事が有って、帰国したのよ。
 実は…ね。
 もう直ぐしたら、航のお誕生日が来るわ。
 ”もう、そろそろ、内外にも、航の存在をアピールする為に、航の『Birthday Party
  を開くべきじゃ無いか?”と、お祖父様共、相談して…ね。
 航に、其の話しをする為に、私(わたくし)は、日本に帰国して帰って来たという訳なの
 よ。」と…。


だが、そんな話しを、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いた此の時の航には、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の意図が読めなかったのだ。


だからこそ…。
此の時の航は、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの話しに、驚愕するのだった。


「はぁ~??」と…。



だが、実は、此の時の司にとっては、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、自身の息子で在る 航に対して、何が言いたいのか、手に取る様に分かって居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、頭を抱えるかの様に、思って居たのだった。


“毎度毎度、相変わらず、同じ手を使ってるよな。
 俺ん時も、同じ様な手を使って無かったか?
 何でもかんでも、『Birthday Party』で、纏めてんじゃねぇよ。”と…。


だからだったのだ。
此の時の航が驚愕して居るだろう事は、航の父親で在る 司にも、理解出来て居たのだった。


だが、此の時の航の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫で在る 航に、更に、話しするのだった。


「貴方のお父様も、初等部の頃から、『Birthday Party』を開催して来たのよ。
 其れは、内外にも、道明寺財閥の御曹司として、『此処に有り』と、指し示す必要性が有
 ったからなの。
 だからこそ…。
 貴方のお父様は、初等部の頃から、『Birthday Party』を開催して来たのよ。
 でも、貴方は、今迄に、『Birthday Party』を開催して来なかったわ。
 其れは、貴方のお父様は、貴方のお母様の記憶を失くすというお馬鹿な病に掛かって居た
 からなの。
 だからこそ…。
 内外に、貴方の存在をアピールする事が出来なかったわ。
 でも、そろそろ、公に、貴方の存在をアピールする必要性も在るのよ。
 道明寺HDが、今後、乗っ取られない様にする為にも…。
 だからこそ…。
 “航の『Birthday』には、『Birthday Party』を開催したい。”と、考えて居るのよ。
 で、貴方は、如何思うかしら?」と…。


だからだったのだろう。
航が、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答するよりも早く、自身の父親で在る 司が、“チェッ”と、悪態を突き乍らも、航に、話しするのだった。


「航…お前は、やっと、道明寺財閥の御曹司として、如何するべきか?
 考え始めたばかりだ。
 そんなお前に、『Birthday Party』を開催する事は、酷な話しと云える。
 だからこそ…。
 お前自身が、今後、如何して行くべきか?
 お前自身で、考えれば良い。
 周りの事は気にするな!
 後の責任は、お前の父親として、俺が、取って遣る。
 だからこそ…。
 祖母さんから言われたから遣るんじゃ無く、お前の考えで如何するか、決めろ‼」と…。


だからこそ…。
此の時の航は、自身の父親で在る 司に対して、返答するのだった。


「うん、そうするよ。」と…。



だが、此の時の自身の祖母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔付きを観た此の時の航は、思って居たのだった。


“怖~っ。”と…。


何故なら…。
此の時の航の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔付きは、実は、航の父親で在る 司の顔を、唯、じーっと、睨み付けるかの様に、観て居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、そんな自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に対して、思えて居たのだ。


“てめぇの息子に対して、睨んでんじゃねぇよ。
 てめぇの孫が、怖がってんじゃねぇか?
 威嚇するのも、程々にしろっつーの‼
 其れに、今の俺には、そんな威嚇は、利かねぇっつーの‼”と…。


という訳で、此の時の航は、『Birthday Party』の開催に際して、自分自身の考えで、今後、如何するのか、自分自身で考える事に成ったのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する