助け出したい…<つかつく> 3.
<椿side>
道明寺家の司付きのSPから、司の事故に関して、連絡が入って来た。
私は、慌てて、日本に帰国した。
そして、司が手術を受けたという病院に向かった。
病院に着く成り、私は、廊下に居る所を、ナースに声を掛けられた。
「親族の方へ、ドクターから、手術の説明がございます。
中にお入り下さい。」
そして、私は、部屋の中に入って居た。
「道明寺司 氏の手術を執刀致しました、当 救急救命センターの牧野と申します。
手術についてご説明致します。
どうぞ、此方にお掛け下さい。」
私は、牧野ドクターに、声を掛けられたので、席に座った。
そして、私は、牧野ドクターから、説明を受けて居た。
「………………………。
以上と成ります。
何か、ご質問はございますか?」
「………」
私は、驚愕してしまった。
一瞬、声も出せなかった。
だが、私は、敢えて、『つくしちゃん』呼びで、訊いて居た。
つくしちゃんに何と思われ様とも、司の為だった。
「つくしちゃんが、司の主治医に成ってくれるのよね?」
「それは、有り得ません。
私は、手術の執刀を行っただけです。」
「つくしちゃん、司を見捨てるの?」
「いいえ、そのつもりは有りません。
寧ろ、ドクターとして、しっかり、対応致します。」
「………ドクターとして…ね⁉
それだけ…?」
「はい、他に何かございますでしょうか?」
「つくしちゃん…?
司の…。
いいえ、つくしちゃんの恋人の姉として、訊かせて…?」
<つくしside>
この部屋に居た、全てのドクター・ナースは、一斉に私の方を向いていた。
“椿お姉様…。
態とですよね?”
もう、この状況、否定する事は出来ないと、私は悟った。
「椿お姉様…。
何が仰りたいんですか?」
「司を助け出さるのは、つくしちゃん…?
貴女だけ…よ‼」
私は、困惑顔に成って居たと思う。
「其れを、ご家族は了承済ですか?」
だが、椿お姉様は、飄々と、言って除けて来た。
「了承させて見せるわ‼
了承してくれたら…。
つくしちゃんは、司を助け出してくれる?」
私は、『道明寺司』という男は、もう、別れたも当然の相手なので…。
“当然だろう。”と、思いながら、椿お姉様に返答して居た。
「ドクターとしてなら、可能です。」
だが、椿お姉様は、尚も、私に食い付いて来た。
「恋人としてなら…?」
「………」
当然の会話だったと、思って居た。
なのに…。
椿お姉様の返しには、何も、言い返せなかった。
だが、敢えて、私は、椿お姉様に、返答していた。
「道明寺家…次第って処じゃないでしょうか?
後、ご本人…次第かと…?」
「つくしちゃん、相変わらず…ね?
了解‼
でも、私は、諦めないわ‼」
「………」
そして、椿お姉様は、部屋から、退出した。
それに伴い、私も退出しようとしたが、皆の目線に気付いた。
如何も、私以外のドクター・ナースは…?
椿お姉様と私の遣り取りを食い入るように観て居た事は言うまでも無かった。
だが、私は、“何も訊くな‼”と、言う態度を崩さなかった。
だからだろうか?
誰も、この件の事は、一切、訊いて来なかった。
一人を除いては…。
そうなので在った。
私は、大学からの後輩の男性ドクターに声を掛けられた。
「牧野先輩、あの会話、本当の事ですか?」
私は、後輩の男性ドクターの『あの会話』と言う言葉に、違和感を覚えて居た。
だからだろうか?
突き放す様な言葉しか返答出来ずに居た。
「本当の事だとしたら…。
何…⁉」
「いえ、別に何も…⁉」
「そうじゃあ、良いでしょ?
貴方には、関係の無い事よ‼」
「………」
後輩の男性ドクターは何も言わず、その場に立ち尽くしていた。
だから、私は、その場からも、後輩からも離れて歩いて行った。
そして、取り敢えず、道明寺の主治医は、此の私の後輩の男性ドクターに託す事にした。
