エロ門、改め【エロ門、登場】…<総優> 続編②
<総二郎side>
で、マジで、F3&T3は、俺と優紀の新婚旅行に就いて来やがる事に成った。
滋が、俺と優紀の新婚旅行の内の最初の3日間だけ、『大河原グループのリゾート地を案内する』という口実で、F4&T4の集まりの様に成って居た。
しかも、滋ん家(ち)(大河原家)の大型クルーザーで…。
其の大型クルーザーは、あの時…。
俺等が、高校の頃に、司と牧野を拉致ったあの時のクルーザーだったらしい。
俺等 F3&T3とって、あの時…。
クルーザーの中で、司と牧野に何が起こったのかは、知らねぇ。
けど、終始、無言の司と牧野…。
あの時、此のクルーザーの中で、何かが、司と牧野の間で、起こっただろう事を示唆していた。
だが、司が、チラッと、呟いて居た。
其の言葉は、司から牧野に言った言葉だったのか?
将又…。
あの場(あの当時、まだ、開発中だったリゾート地)に居合わせた、俺(総二郎)&あきら&滋に向けて言った、司の口から出て来た言葉だったのか?
其の時は、定かでは無かった。
だが、司は、神妙な顔付きで呟いていた。
「俺とつくしは、此処から、始まったって言っても、過言じゃねぇよな‼」と…。
其の司の言葉に、牧野は、言葉無く頷いて居た。
其の牧野の様子を見て居れば…。
司は、牧野に向かって言って居た言葉の様子だった事は分かった。
滋は、滋で、如何も、あの時の事は、多少成り共…。
(あの時の事に関して)責任を感じて居たらしい。
だから、滋は、滋で、良い機会だと思ったらしい。
今じゃあ、司と牧野の間には、『翔』というガキも居んだ‼
司と牧野の間には、もう、昔を振り返らねぇでも良いんだろうけど…よ。
で、其の後…。
皆、思い想いに分かれて、過ごす事に成った。
だから、俺と優紀は、デッキに出た。
冬空の晴れ渡った空に、青色の海…。
「此のコントラストが、綺麗‼」と…優紀は、興奮していた。
俺は、優紀の肩を抱いて、何時(いつ)、kissしようか?
俺は、唯、優紀の顔を眺めていた。
『こういうシチュエーションは、ロマンチストに成るよな‼』
俺は、そう思い乍ら、優紀を眺めていた。
そんな俺の様子を察したで在ろう優紀が、俺に目線を向けて来た。
だから、俺は、優紀に訊いて視た。
「なぁ~、優紀…?
俺と結婚した事…後悔してねぇよな?」
優紀は、大きな目を此れ以上ねぇ位ぇ、瞬きし始めて、俺を凝視して来た。
で、俺の言葉に、不思議そうに、訊いて来た。
「えっ??
如何して、そんな事、訊くんですか?」
俺は、優紀の顔を見れなかった。
だから、優紀の肩を抱き乍ら、俺は、真正面の海を見ていた。
だが、俺が、今、不安に思って居る事を感じて居ねぇで在ろう優紀に、俺は、白状していた。
「今、俺は、優紀に、kissがしたくて、仕方ねぇのに…。
何故か?
今の俺は、怖ぇんだよ‼
優紀に、また、逃げられるかも知れねぇと思うと…。
いつも、不安、何だ‼
俺は、優紀と、結婚出来て、嬉しくて仕方ねぇ‼
今の優紀の気持ちを聞かせて欲しい‼」
優紀は、クスっと、俺の方を向いて、笑いやがった。
俺は、其の優紀の姿に、優紀には、不貞腐れて居る様に魅せては居るが…。
実は、不貞腐れては居ねぇ‼
寧ろ、逆で、俺は、ホッとしていた。
何故なら、優紀には、そんな気はねぇ事が、分かるからだった。
其処に、優紀が、言って来た。
「変な総二郎さん…(笑)。」
優紀は、クスクスと、まだ、笑ってやがる。
だから、俺は、悪態を突いて遣った。
「何だよ‼
こんな俺は、変か?」
「だって、何時(いつ)も、クールで、自信家で…。
何事にも、スマートに、コトを起こそうとする総二郎さんのこんなひ弱な姿を、F3&
T3の皆さんが見たら、吃驚されるんじゃないでしょうか(笑)?」
俺は、もっと、不貞腐れて遣った。
で、優紀に言って遣った。
「優紀の前でしか、こんな俺の姿は、魅せねぇんだよ‼
ったりめぇ~だろ‼
で、優紀…?
如何、何だよ?」
「勿論、私も、総二郎さんと結婚出来て、嬉しいです。
だから、今の私は、幸せです。」
俺は、優紀の其の言葉を聞いて、気持ちが浮上して、優紀に、kissを施して遣った。
最初は、軽くタッチするだけのkiss…。
其れが、段々、深く成るkissに変わっていた。
俺は、気持ちを込めて、優紀にkissしていた。
“俺の此れからは、優紀だけだ‼
優紀さえ、俺の傍に居てくれたら、其れだけで良い‼
優紀…。
俺と一緒に、一生、幸せに成ろうぜ‼”と…。
此処に、西門総二郎は、『エロ門、改め』…。
『優紀、一筋男 西門総二郎』に成った。
牧野…よ。
もう、此れからは、『エロ門』とは、呼ばせねぇから…な。
覚えてやがれ‼
<此の二次小説『エロ門、改め【エロ門、登場】…<総優> 続編②』は、少し、短め
に成っております事をお詫びします。>