tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  35.




〈此の二次小説『Once again~再び~  35.』は、此方サイドの勝手な都合に寄り、『2
 月3日』よりも、少し、遅れての投稿と成って折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉



2月3日…節分
(2月の伝統行事の一つ。
 【皆が健康で幸せに過ごせます様に…。】と言う意味を込めて、悪い者を追い出す日=
 『邪気祓い』。
 また、「鬼は外、福は内」と、言い乍ら『豆撒き』をしたり、『恵方巻』や『鰯』料理を
 食べたりする日。
 また、『節分』とは、【季節を分ける】と言う意味が有り、『二十四節気』の『立春』・
 『立夏』・『立秋』・『立冬』の前日は全てが『節分』と成ります。
 と言う事で、『2月4日』は、通常、『二十四節気』の内の一つの『立春』と言う事か
 ら、『立春』の前日で在る『2月3日』が『節分』と成ります。
 実は、旧暦では『立春』が一年の始まりとされて折り、其の前日の『節分』は『大晦日』
 に当たる為に、一年間の邪気を祓い、新しい年の『無病息災』を祈る所から、2月の『節
 分』が一番重要と考えられていたそうです。)



【『2月3日』の『節分』でのお話し】


〈つかつく〉・〈総優〉・〈F2&T2〉


実の事を言うと、桜子にとっては、皆を誘って置いて何なのだが…。
桜子自身、『七日正月(なぬかしょうがつ)』で在る『1月7日』の『七草の節句』寄りも、実は、『2月3日』の『節分』の方が楽しみ…だったのかも知れない。


何故なら…。
一年間の邪気を祓い、新しい年の『無病息災』を祈る事で【皆が健康で幸せに過ごせます様に…。】と言う意味を込めて、悪い者を追い出す為に執り行う『邪気祓い』の風習が日本に在るからなのかも知れない。


云わば…。
其の『2月3日』の『節分』の『邪気祓い』と言うのは、「鬼は外、福は内」と、言い乍ら、鬼に目掛けて『豆撒き』を行うのだ。
此れ自体が桜子が楽しみして居る要因なのだろう。


現代に於いては、もう既に、過去の話に成って居るのかも知れないのだが、通常は、『2月3日』の『節分』と成れば、何処からとも無く、「鬼は外、福は内」と、子供達の可愛らしい声が聞こえて来たモノで在る。


実は、『2月3日』の『節分』と言えば…。
広々とした三条邸には、毎年の様に、柚 と 真紀の二人の声(「鬼は外、福は内」と言う声)が恥ずかしがる様子も無く、木霊(こだま)して居たのだ。



そんな事は、桜子の幼少期の頃の辞書には無かった筈の話…だったのだ。


だからだったのかも知れないのだ。
桜子にとっては、此れ迄、三条家でお世話に成って居た頃の柚 と 真紀の二人が羨ましくて仕方が無かったのだ。



実は、桜子の幼少期の頃は、既に、ドイツに渡独して居た経緯が有り、また、桜子は、三条家の一人娘(=孫娘)…だった事から、ドイツに渡独する迄の幼少期の頃の桜子自体、現在では考え難いのだが、恥ずかしがり屋…だったので、“大きな声を出すのは恥ずかしい!”と言う思いも有り、「鬼は外、福は内」と、中々声が出せなかったのだ。


其れ故に、桜子自身、司 と つくし夫妻の娘で在る 柚 と 総二郎 と 優紀夫妻の娘で在る 真紀が羨ましくて仕方が無かったという訳…だったのだ。


何故なら…。
何処かで聞いた事が有る様なフレーズでは在るのだが、三条家でお世話に成って居た頃の柚 と 真紀は『二人で一人』的なモノと言うべきか?
若しくは、三条家でお世話に成って居た頃の柚 と 真紀は『二個一』的なモノと言うべきなのか?
兎に角、三条家でお世話に成って居た頃の柚 と 真紀は、何時(いつ)でも、何処へ行くにも二人一緒…だったのだ。


だからだったのだろう。
『2月3日』の『節分』もまた、『1月7日』の『七日正月(なぬかしょうがつ)』の『七草の節句』同様に、桜子は、仲間の皆 と 其の家族を三条邸に誘う事にしたのだった。



そして、1月中旬頃の事…。
先ずは、桜子は、つくしに確認するのだった。


「先輩…もし宜しければ…何ですが、『2月3日』の『節分』も大丈夫ですか?
 皆と集まりませんか?」と…。


其処で、そんな風に予定を訊かれた桜子に対して、此の時のつくしは独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“今年の『2月3日』だったら、『土曜日』で(英徳学園)幼稚舎も休みだし…。
 其れに、『節分』だったら、「まめまき(豆撒き)ができる(出来る)!」って、柚も、
 真紀ちゃんも喜びそうだし…。
 其れに、『2月3日』だったら、司 と 私の結婚式は済んでるし…。
 其れでも、私の一存だけでは決められないわよね。
 一度、優紀に相談して視ようかな!”と…。


だからだったのだ。
そんな風に考えが至った此の時のつくしは、先ずは、自分自身の考えを桜子に伝えるのだった。


「『節分』だったら、「まめまき(豆撒き)ができる(出来る)!」って、柚も、真紀ちゃ
 んも喜びそうだから、私は良いと思うよ。
 だからこそ、桜子の話しを聞いて居て、私の一存だけでは決められないし、“一度、優紀
 にも相談して視ようかな!”って、思った訳よ!
 其れに、桜子も、もう知ってるとは思うんだけど…ね。
 司の誕生日の『1月31日』に司 と 私の結婚式が有るんだけど、『2月3日』だったら、
 司 と 私の結婚式は済んでるし…私的にうち(道明寺家)としては大丈夫だと思う。
 其れでも、一応、司には相談して視るよ!」と…。



だからだったのだろう。
つくしからの話し振りで、つくしが、「一度、優紀に相談して視ようかな!」って、思って居た事を聞かされて知った此の時の桜子は、更に、つくしに確認するのだった。


「じゃあ、先輩が優紀さんに連絡を入れる前に、先ずは、私の方から優紀さんに経緯を説明
 して、如何するか確認しても宜しかったでしょうか?」と…。


だからこそ、此の時のつくしは、更に、桜子からのそんな問い掛けを聞いた事で、桜子に返答の言葉を伝えるのだった。


「やっぱり、“先ずは、優紀に問い掛けた方が良いんじゃ無いかな⁉”って、私も思うけどな
 ぁ~。
 だからこそ、桜子が思う様に、優紀に話しして上げて!」と…。


だが、そんな風に桜子からの言い分を聞いた後、つくし自身が桜子に返答の言葉を告げて居る間に、此の時のつくしは、実は、事前に、優紀から聞いて居た話を思い出した事で、更に、桜子に投げ掛けるのだった。


「其れに、経った今、思い出した事が有るんだよね。
 そう言えば…さ。
 西門さん と 優紀の結婚式が『2月3日』の『節分』に近いんじゃ無かったっけ?
 だとしたら、“『2月3日』の『節分』を皆で楽しみたいから…結婚式の『前』でも良い
 か?”って、事前に、優紀に打診すると言う寄りも、そろそろ確認する方が良くない?」と…。



勿論、其の後の優紀だけでは無く、仲間の皆 と 其の家族が桜子の意見に乗っかる形で了承するのだった。


云わば…。
『2月3日』の『節分』と言う事も有ったのかも知れないのだが、類だけでは無く、類の両親で在る 花沢物産 社長 と 花沢夫人も参加する事に成ったのだった。



と言う訳で、『1月7日』の『七日正月(なぬかしょうがつ)』の『七草の節句』同様に、『2月3日』の『節分』もまた、類 と 類の両親を含めた仲間の皆 と 其の家族が三条邸に集合したのだった。


勿論、道明寺家としては、司 と つくし夫妻 と 其の愛娘で在る 柚の家族3人 と 司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓夫妻 と つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子夫妻が…。


そして、花沢家としては、類 と 類の両親で在る 花沢物産 社長 と 花沢夫人が…。


そして、西門家としては、総二郎 と 優紀夫妻 と 其の愛娘で在る 真紀の家族3人 と 総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 西門流 家元夫人夫妻 と 優紀の両親が…。


そして、美作家としては、あきら と あきらの両親で在る 美作商事 社長 と 美作夢子夫妻 と あきらの双子の妹達で在る 美作絵夢・芽夢姉妹が…。


そして、大河原家としては、滋 と 滋の両親で在る 大河原夫妻が…それぞれ、三条邸に集まって来たのだった。



実は、【何故、『2月3日』の『節分』だけ、類が参加したのか?】と言うと…。
其れには理由が有ったのだ。


其の理由とは…。
其れは、実は、『鬼退治』の為の鬼役をあきらが務める事に成ったから…だったのだ。


しかも、此の時のあきらからして視れば、其れはまるで、半ば半強制的…だった事は言う迄も無かったのだ。


実は、『鬼退治』の為の鬼役をあきらが務める事に成ったのは理由(わけ)が有ったのだ。
其れは、司 と 総二郎の二人からの指示…だったのだ。


其れに、実の事を言うと、司 と 総二郎は、それぞれの自身達の妻で在る つくし と 優紀から、既に、話しを聞いて知って居た事が有ったのだ。


其れは、此れ迄、三条家でお世話に成って居た頃の柚 と 真紀の二人の為に、『2月3日』の『節分』の『鬼退治』の鬼役は、通常、三条家の執事、若しくは、三条家のSPが務めて来たのだ。


だからこそ、三条家の執事、若しくは、三条家のSPは、“勿論、今年も、『2月3日』の『節分』の『鬼退治』の鬼役を務めさせて頂く事に成るだろう。”と、それぞれ、承知して居たのだ。



だが、実は、其の事実を知り乍ら、司 と 総二郎が申し合せたかの様に、あきらに話しし始めるのだった。
先ず、口火を切ったのは、司…だったのだ。


「あきら…『2月3日』の『節分』の鬼役をあきらが遣ってくれねぇか?」と…。


そして、司の後を受けた形の此の時の総二郎は、其の理由(わけ)をあきらに言わずして、中途半端な要望しか言わない司に代わって、其の理由(わけ)をあきらに説明するのだった。


「そう成んだよな!
 というのも、司 と 俺には娘が居んだろ。
 司 と 俺が鬼役を遣れば、絶対ぇに、柚 と 真紀に速効でバレるよな。
 其れに、柚 と 真紀に速効でバレれば、司 と 俺は、牧野 と 優紀に𠮟られる。
 そう成れば、後が大変だろ‼
 だからこそ、其れを回避する為にも、司 と 俺はあきらに頼みてぇ訳よ!
 あきら…遣ってくれるか?」と…。



だが、あきらはあきらとて、思う処が有ったのだ。


何故なら…。
此の時のあきらからして視れば、司 と 総二郎からのそんな言い分自体、納得いかなかったと言う事も有り、不貞腐れて居るかの様な顔付きに成って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、司 と 総二郎からのそんな言い分に対して、【俺は、絶対に、あいつ等から刷り込まれない。】と言う信念を持って了承する事自体にも躊躇し始めるのだった。


“幾ら、俺には、まだ、ガキが居ねぇから…と言って、何で、俺だけが鬼役を遣る事に成る
 んだよ⁉
 類も俺と同じ立場だろ‼
 だったら、類にも頼めよ、類にも…!
 其れに、俺一人で柚 と 真紀の二人の面倒を見る事は厄介だろ‼
 否、出来ねぇだろ‼”と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、先ずは、了承する事無く、司 と 総二郎に訊き始めるのだった。


「類も『2月3日』は三条邸に来る事に成ったんだよな?
 だったら、何で、類にも頼まねぇんだよ‼
 其れに、俺一人で柚 と 真紀の二人の面倒を見る事は出来ねぇだろう。
 俺は、絶対ぇに『節分』の鬼役を引き受けねぇぞ‼」と…。


だが、司 と 総二郎からだけでは無く、あきらが、“有り得ねぇ!”と、納得がいかない様な難癖を言って来た類からも駄目出しされて、結局の処、あきらの経った一人だけで、『2月3日』の『節分』の鬼役を引き受ける羽目に成ったという訳…だったのだ。


“柚 と 真紀の二人の為…だから、頑張りますか…。”と、自分自身を鼓舞しつつ…。


しかし乍ら、折角、あきらが腹を括るかの如く、鬼役を頑張ったにも関わらず、例の『2月3日』の『節分』の『鬼退治』の鬼役に関して、其の後、桜子から話しを聞いた此の時のあきらは、司 と 類 と 総二郎に怒り狂うのだった。


「お前ぇ等‼
 絶対ぇ、許さねぇぞ‼」と、追い掛けつつ叫び乍ら…。



PS.


因みに、類があきらをけしかけた理由とは…。


“『鬼退治』の鬼役は、俺は絶対にし無い!
 だって…さ。
 俺は王子様だから、鬼役は似合わないよ。”…だったのだ。


だからこそ、此の時の類は、あきらをけしかけたのだろう。


「何方かと言えば…。
 鬼役は、俺よりもあきらの方が似合うと思うよ‼
 だって…さ。
 あきらはイケメンで格好いいし、どんな役でも似合うでしょ!
 俺は、そんなあきらが羨ましいよ‼」と…。


で、其の後のあきらは、司 と 類 と 総二郎からの巧みな話術に引っ掛かったかの様に、『2月3日』の『節分』の『鬼退治』の鬼役を引き受けてしまったのだった。



勿論、此の時の司 と 総二郎は、お互いに目配せしつつ、“此れで良いのか?”と、半分は困惑気味な顔付きに成ったり、後の半分は揶揄う(からかう)様な顔付きに成ったりと、忙し無く、複雑な顔の表情をして居たのだった。


だが、面白がると言うのか?
実の事を言うと、此の時の類は類で、既に、揶揄う(からかう)様な顔付きに成って居た事は言う迄も無かったのだった。



〈此の二次小説『Once again~再び~  34.』は、一旦は、其のまま、綴って居た所…。
 かなり長く成ってしまったので、二話に分けて投稿する事に致しました。
 ですが、『Once again~再び~  35.』自体は、反対に、かなり長めにて終了致して折
 ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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