あれから【再び】…<総優> 続編㉑
<総二郎side>
俺は、あきらからの話しを聞いて、納得して居たのだった。
ここ最近の優紀の精神力の強さを…。
図太く成ったというのか?
元々、芯はしっかりしていた優紀だったのだが…。
其れ以上に、何事にも、動じなく成って来たというのか?
ここ最近の優紀を観て居て、頼もしいとは感じていた俺だったのだ。
だからだったのだろう。
そんな顔付きでもしていた俺だったのか?
あきらは、怪訝な顔付きをして、俺に言って除けて居たのだった。
「何だよ、総二郎…?
何か、言いた気だな?」
だから、俺は、あきらに返答して遣った。
「否な…。
ここ最近の優紀の姿を観て居て…。
何事にも、動じなく成って来たというのか?
何か、優紀に、頼もしさを感じて居たんだよな。
だから、そんな優紀は、“桜子の影響でも受けて居るんじゃねぇのか?”と、考えて居た
んだ。
だから、あきらから、此の間のF4&T4の集まりの話しを訊いて視たく成ったって訳だ‼
けど…。
良~く、分かった気がするわ。」
総二郎は、優紀との会話を思い出して居たのだった。
<総二郎と優紀の会話より>
【俺は、一度、優紀に聞いた事が在ったのだ。
「何で、言い返さねぇんだ?」と…。
ところが、優紀からの返答は…。
「私が、言い返した処で…。
西門流 や 総二郎さんの事を悪く言われるだけです。
私さえ、気にし無ければ…。
解決する事も在ると思うんです。
だから、何も、言い返さずに居ます。
其れに、私は、総二郎さんの事を信用して居ますし…。
もう、遊ぶ事は無いですよね?」
だから、俺は、優紀に、即答して遣った。
「ったりめぇだろ‼
優紀と再会してからの俺は、優紀一筋だっつーの‼
優紀を失いたくねぇから…。
もう、遊ばねぇっつーの‼」と…。 】
だから、俺は、優紀との会話の話しを、あきらに話しして聞かせて居たのだった。
だから、あきらは、俺に賛同の言葉を告げて来たのだった。
「まあ、そうだろうな。
少なからず…。
牧野と優紀ちゃんは、桜子の影響を受けているだろうけど…よ。
滋と桜子も、牧野の影響は、受けてるだろうし…よ。」
だから、俺も、あきらに言って除けたのだった。
「ああ、そうだろうな。
何か…よ。
T4のそれぞれが、頼もしく成って来たと思わねぇでもねぇが…。
桜子の話しじゃねぇけど…よ。
俺等 F4と付き合う処か?
結婚すると成ると…。
もっと、其れ以上に、逞しく成って行くって事だろ?
末恐ろしいな‼」
あきらも、俺に賛同の言葉を告げて来たのだった。
「ああ、最も…だ。」と…。
そして、其の後は、他愛の無い会話を話しして、俺とあきらの飲み会は終了して、それぞれの愛しの婚約者の下に、帰って行ったのだ。
で、マンションに帰宅した俺は…。
優紀に伝えるのだった。
「優紀…。
優紀は、ずーっと、其のままで居ろよ‼」と…。
だが、優紀には、何の事を、俺から言われているのか?
全く見当が付かねぇ様で、首を傾げていた。
勿論、其の首を傾げた優紀の姿は、可愛らしく…。
俺は、酔っ払って居る事も在り…。
俺自身、優紀に、凭れ掛かったのだ。
其処に、優紀は、俺に訊いて来たのだった。
「今日は、美作さんとの飲み会だったんですよね?
どんなお話しをされたんですか?
そんなに楽しい飲み会だったんですか…?
普段、酔っ払った事の無い総二郎さんの今日は、かなり、酔っ払ってます~?」
だから、俺は、言って遣った。
酔った振りをして…。
「ああ。
今日は、良い酒だったから…。
飲み過ぎたかも…な。
優紀は、酔っ払ってるこんな俺の事は嫌ぇか?」
だが、優紀は、顔を左右に振って、俺に言って来てくれた。
「そんな事は無いですよ。
唯、こんな総二郎さんの姿は、滅多に観れないので、“珍しいなぁ~。”って、思っ
て…。」
また、俺に、ニコッと、可愛く笑い掛けて、俺を翻弄しようとして来る優紀に、俺は、完敗だった。
だが、優紀自身は、俺を翻弄しようとしてない優紀だった事は言うまでもねぇ。
云わば…。
俺には、そう観えるだけなのだ。
否…。
俺は、常に、優紀に、翻弄して貰いてぇのかも知れねぇ‼
そういう意味で言う成れば…。
俺の願望は、何時(いつ)、叶うのだろうか?
初心な婚約者を持つと、俺自身の身が持たねぇ事に、漸く、気が付いた俺だった。
やっと、司の気持ちが分かった様な気がして居た俺だったのだ。
<優紀side>
また、総二郎さんの中に隠れていたレアな総二郎さんを見付けられて、私は、嬉しかったのだ。
私だけしか知らない総二郎さんを見付けられた事に、私は、何故か?
ニコッと、笑ってしまって居た。
けど…。
此の日の総二郎さんは、何時にも増して、艶っぽくて、“お酒のせいだろう。”と、思って居た。
けれど…。
何故か?
そんな総二郎さんの姿が、可愛くも見えて…。
此の日の私は、レアな総二郎さんの姿ばかり、観て居た。
何だか?
総二郎さんを直視出来ない私が、其の場に居た事は、事実だったのだ。
此れからも、こんなレアな総二郎さんを、見続けられるのだろうか?
でも、私の身が持たなく成る様な気がして、仕方なかった事も、また、事実だったのだった。
<此の二次小説『あれから【再び】…<総優> 続編㉑』の中に出て来る総二郎と優紀
の会話は、『あれから【再び】…<総優> 続編⑲』の中に出て居ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>