【『初めての二人だけの年末年始【結婚出来ない男・しない女】…＜つかつく＞　　番外
　　編』のエピローグ　＜つくしの母親で在る　牧野千恵子の思い＞】

実は、つくし自身がつくしの母親で在る　牧野千恵子の心の中の思いを読んで居ただけじゃ無く、其の時のつくしの母親で在る　牧野千恵子自身の思いは、別の所にも有ったのだ。

其の時のつくしの母親で在る　牧野千恵子の心の中の別の思いとは、既に、小躍りをして居た事…。
そして、実に、陽気そうに、目を輝かせ居た事と繋がるのだ。

何故なら…。
実は、此の時のつくしの母親で在る　牧野千恵子は、つくしが左手の薬指に嵌めて居た婚約指輪（エンゲージリング）を観て居たから…だったのだ。

だからこそ…。
此の時のつくしの母親で在る　牧野千恵子の心の中では、既に、小躍り状態だったし、実に、陽気そうに、目を輝かせ居たのだ。

だからだったのだ。
此の時のつくしの母親で在る　牧野千恵子は、其れ等、諸々の事を垣間見て、つくしの事を褒めて居たのだ。

“此れで、つくしは、本当に、玉の輿に乗ったわね。
　此れ迄、つくしは、恋人を作る処か？
　好きな男性（ひと）も作らず、仕事一筋だったから、心配して居たのよ。
　結婚するには、少し、つくしは、歳を取ってしまったんだけど…。
　でも、最後の最後に、こんな幸せな事が起こるだ何て…。
　此れ迄、私は、つくしから、色々、文句も言われて来たけど…。
　やっぱり、つくしは、母親思いの良い娘（こ）なのよ。
　だからこそ…。
　母親としての私の思いを汲んで、つくしは、本当に、玉の輿に乗ってくれたんだわ。
　流石は、私の娘（こ）よね。”と…。

だが、此の時点に於いて、つくしは、自身の母親で在る　牧野千恵子が、そんな風に思って居るとは、まだ、知る由も無かったのだが…。

【『初めての二人だけの年末年始【結婚出来ない男・しない女】…＜つかつく＞　　番外
　　編』のエピローグ　
　＜司の姉で在る　椿が日本に帰国して帰って来る前のNYの年末＞】

司の姉で在る　椿が日本に帰国して帰って来る前に、実は、椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から、話しを聞いて居たのだ。

「お父様にもお話ししたんだけど…。
　司とつくしさんは、婚約発表したばかりです。
　其れに、つくしさんの実名を伏せた状況です。
　ですから、道明寺HD主催の新春パーティーには、司は出席し無いわ。
　そう言う事ですから、椿も、其のつもりで居て頂戴‼」と…。

だからだったのだ。
此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から、そんな話しを聞いて、喜んで居たのだ。

“やっと、つくしちゃんは、決心してくれたのね。
　やっと、つくしちゃんは、私の妹に成ってくれるのね。
　本当に、良かったわ。”と…。

だからだったのだ。
此の時の椿は、慌てるかの様に、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に話しし始めるのだった。

「そうだわ。
　日本時間だと、明後日が、新年よね？
　と言う事は、今直ぐ、こっち（NY）を出ないと、日本時間の新年には間に合わないわ。
　お母様…。
　今から、日本に帰国して、つくしちゃんと会って来ますわ。
　バカな弟の事を、つくしちゃんに頼んで来なくっちゃあ～。」と…。

実は、此の時の椿と司姉弟の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、そう言って、慌てるかの様に、（NYの）道明寺邸を出て行こうとして居る椿に、声を掛けて居たのだ。

「つくしさんには、私（わたくし）の方から、お願いして有るから、大丈夫よ。」と…。

だが、そんな自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の声等、聞く耳を持たず状態の椿だったので、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の話し等、其の時には、既に、聞いて居なかったのだ。

だからだったのだろう。
此の時の椿は、そそくさと、（NYの）道明寺邸を出て行ったのだ。

だからだったのかも知れない。
此の時の椿と司姉弟の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の娘で在る　椿の事を呆れて居たのだ。

“人の話等、聞こうともせず…。
　（NYの道明寺）邸を出て行ったわ。
　全く、如何し様も無い娘だ事…。
　椿は、あれでも、本当に、嫁に行った娘なのかしら？
　はしたないわ。”と…。

だからだったのだろう。
此の時の椿と司姉弟の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、そんな自身の娘で在る　椿の事を、“仕方無い。”と、言った風に、呆気に取られるしか無かったのだった。

だからだったのだ。
此の時の椿は、司とつくしが同棲して居るマンションに訪れた時に、「新年明けましておめでとう！」と、言う挨拶よりも先に、つくしに言って除けて居たのだった。

「つくしちゃん…。
　本当に、私の妹に成ってくれるのよね？
　つくしちゃん…。
　本当に、有難う！
　バカな弟だけど、此の先も、司の事を宜しくお願いね。」と、つくしを抱き締め乍ら…。

だからこそ…。
此の時の司は、自身の姉で在る　椿からの自分達（司とつくし）への思いが分かって居るので、アルコール類に強い司が、つくしに代わって、自身の姉で在る　椿の相手を買って出て居たと言う訳…だったのだ。

【『初めての二人だけの年末年始【結婚出来ない男・しない女】…＜つかつく＞　　番外
　　編』のエピローグ　＜F3＆静＆T2（勿論の滋以外）の思い＞】

F3＆静＆優紀は、此れ迄、中々、結婚し様とし無い司　と　つくしの事を、それぞれ、心配して居たのだ。

だからこそ…。
司に、つくしという恋人が出来た時のF3＆静は、それぞれ、嬉しかったのだ。
また、つくしにも、司という恋人が出来た時のT2（勿論の滋以外）は、それぞれ、嬉しかったのだ。

特に、優紀は、此れ迄のつくしの家庭環境　や　つくしの母親への思いを、つくしから聞いて知って居たのだ。

だからこそ…。
何時（いつ）迄経っても、『結婚』…処か？
恋人を作る事にも、興味を示さないつくしを、心配して居たのだ。

そして、あの時に、漸く、つくしの口から聞いた男性（ひと）の名前が、『道明寺司』…だったのだ。

実は、優紀にとって、『道明寺司』という名前は、久し振りに、つくしの口から聞いた男性の名前…だったのだ。

なので、此の時の優紀にとっては、直ぐには、気付く事は無かったのだが…。
其の後、気が付いた事が有ったのだ。

“『可愛さ余って憎さ百倍』じゃ無いけど…。
　もしかしたら、つくしは、道明寺さんの事を、好きに成る様な気がするなぁ～。”と…。

だからだったのだ。
つくしの恋人が、『道明寺司』…其の人だと言う事を知った時の優紀は、思って居たのだ。

“やっぱり、そう成ったんだなぁ～。”と…。

そして、F3も、また、司の事を心配して来たのだ。

何故なら…。
司が、何故、女性嫌いに成ったのか？
司の家庭環境を、ずーっと、端から観て来たのだ。

此れ迄、幼少期の頃から、一切、金銭的な苦労をする必要の無かった司…。
だが、幼少期の頃から、愛情には飢えて居た司…だったのだ。

其の司が、自身の姉で在る　椿　と　道明寺家の使用人頭で在る　タマ以外で、初めて、愛情を求めた女性が、つくし…だったのだ。

だからこそ…。
司の幼馴染で親友で在る　F3は、司に恋人が出来た事を嬉しく思って居たのだ。

其の司とつくしが、もう直ぐ、結婚するのだ。

だからこそ…。
司の幼馴染で親友で在る　F3は、前祝いをしたかったのだ。

なので、正月三が日と言われている1月3日に成って、F3は、静＆T3を伴って、司とつくしが同棲して居るというマンションに押し掛けて来たのだ。

勿論、此の頃の滋は、既に、つくしの事を親友と思って居たのだ。

其れでも、まだ、此の頃の滋は、偶に、心が痛む時が有るのだ。

だが、其の司の相手が、自身が大好きなつくしなのだ。

だからこそ…。
心の底から、司とつくしの結婚を祝福して居たのだ。

“司のお相手が、『つくし』という女性で、本当に、良かった。”と、心の底から思い乍ら…。

という訳で、司とつくしは、12月の年末から1月の新春に掛けて、二人だけのゆっくりとした『年末年始』を過ごす事が出来なかったのだ。

＜此の二次小説『結婚出来ない男・しない女…＜つかつく＞　　34．』の中に出て来る【結
　婚するには、少し、つくしは、歳を取ってしまったんだけど…。】の文面…何ですが…。
　『母親』と言うのは、娘の幸せを、何時（いつ）迄も心配するモノ…。
　何時（いつ）迄経っても、仕事一筋で、結婚し様とし無い娘を心配する『母親』としての
　言葉を綴って視ました。
　一応、私も、成人した娘を持つ母親ですので…。
　文面には、意図等在りません。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞