tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  108.




つくしは、次のターゲットを絞り始めるのだった。
実は、其のつくしの次のターゲットとは、其れは、つくしの両親と成った大河原夫妻の事…だったのだ。



実は、此の日のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長が大河原邸に早く帰邸して居た事も有り、其の日のディナーを済ませた後、思い切って、自身の両親と成った大河原夫妻の自室に向かうのだった。


そして、自身の両親と成った大河原夫妻の自室のドアをノックしたつくしは、自身の両親と成った大河原夫妻から部屋の中に入る事を許されたので、ドアを開けて部屋の中に入るのだった。


実は、自分自身の方から話しを切り出さ無ければ成らないのだが、何故か、何時(いつ)迄経っても、中々、つくしが言い難そうにして居たので、つくしの母親と成った 大河原夫人は、痺れを切らしたかの様に、自身の娘と成った つくしに声を掛けるのだった。


「つくし、如何したのかしら?
 こんな時間に、私(わたくし)達に、何か、用かしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の母親と成った 大河原夫人から声を掛けてくれた事で、話しがし易く成ったという事も有り、思い切って、話しし始めるのだった。


「うん、実は、パパに訊きたい事が有って…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、“一体、何の話しだ?”と、でも言いた気に、つくしに訊き始めるのだった。


「つくし、何だい?
 私に言って視なさい。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、更に、話しし始めるのだった。


「実は…ね。
 既に、お姉様にも、司にも…。
 で、私の仲間達にも、訊いた話し何だけど…。
 誰も、ちゃんと、答えてくれなくて…。
 パパなら、“私に教えてくれるかなぁ~。”って、思って…さ。
 だから、訊いても良いかな?」と…。


其処で、自身の娘と成った つくしからのそんな話し振りを聞いて居た此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、其処迄、つくしからの話しを聞いただけで、つくしの云わんとして居る事が分かったのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、“成程、其の話しか?”と、思い乍らも、其の先の話しをつくしに話しさせるのだった。


「ああ、良いぞ。」と、言い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、つくしの父親と成った 大河原社長から話しを訊き出すかの様に、其の先の話しを話しし始めるのだった。


「うん、私がパパに訊きたかった話と言うのは、司との婚約披露パーティーの日に、私が
 (東京の)レストルームで出会った(あの)女性の事なの。
 お姉様も、司も、其れに、私の仲間達でさえも、道明寺のおじ様 と パパに、“全てを
 任せて有る。”って、言って来ただけで、誰も、其の後についての詳細を教えてくれない
 の。
 パパは、道明寺のおじ様同様に、お姉様からも、司からも、私の仲間の皆からでさえも、
 承認された訳だから、其の後のあの女性についての詳細を知って居るのよね?
 だったら、パパが知って居る限りの全ての其の後のあの女性について、私にも教えて欲し
 いの。」と…。


其処で、自身の娘と成った つくしからのそんな話しを聞いて居た此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、“やはり…か。”と、思い乍らも、自身の娘と成った つくしに訊き始めるのだった。


「成程…な。
 だが、そんな話しを私から聞いて、つくしは、其の後、如何するつもり何だい?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に不思議そうに首を傾げ乍ら、話しし始めるのだった。


「えっ、如何するつもりって…⁉
 私は、唯単に、其の後のあの女性が如何成ったのか?
 知って置きたかっただけ…何だけど。
 だから、教えて欲しかっただけ…。」と…。



其処で、既に、事情の知って居るつくしの母親と成った 大河原夫人が、自身の夫でも在り、つくしの父親と成った 大河原社長 と 自身の娘と成った つくしとの間に割って入るかの如く、訊くかの様に話しし始めるのだった。


「パパからそんな事を聞いて、つくしは、如何するの?
 唯単に、訊いて置きたかっただけなら、パパに全てを任せて置きなさい。
 パパなら、何もかも、滞り無く、話しを済ませてくれるわよ。」と…。


だからだったのだ。
自身の母親と成った 大河原夫人からそんな話しを聞いて居た此の時のつくしは、拗ねたかの様に、更には、懇願するかの様に言って除けるのだった。


「じゃあ、ママも、此の話しの詳細を知って居るとの言うの?
 と言う事は、もしかして、知らないのは、私だけ…?
 ねぇ、如何して、誰も、私には教えてくれないの?
 私が其の詳細を聞いて、ショックを引き起こすとでも思ってる?
 其れは、無いから…。
 もし、今の私が、未だ、『大河原つくし』だったとしたら、パパ や ママが危惧して居
 る様に、ショックを引き起こしたかも知れない。
 でも、今の私は、『雑草のつくし』なの。
 だから、今の私は、そう簡単に、ショックを引き起こす事は無いわ。
 だって、此れ迄にも、色々な事を経験して来たんだから…。
 だから、私に教えて!」と…。


実は、此の時のつくしの瞳(め)は、確固たる意志を持った瞳…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、何か言いたそうにして居る自身の妻で在り、つくしの母親と成った 大河原夫人に対して、自身の手で制止し乍らも、自身の娘と成った つくしに話しし始めるのだった。


「そうだな。
 確かに、今のつくしは、此れ迄の『大河原つくし』だった頃のつくしじゃ無いな。
 今のつくしなら、私の話しを聞いた位で、動じる事も無いだろう。
 成らば、つくしに話しし様!」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に断言するかの様に、言って除けるのだった。


「勿論…よ。
 今の私は、パパからどんな話しを聞いたとしても、動じる事は無いわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、そんな自身の娘と成った つくしに話しし始めるのだった。


「あの女性は、企業経営者の娘だった。
 だからだったのかも知れんな。
 あの女性は、司君と結婚出来ると、勝手に、解釈して居たのかも知れん。
 しかも、あの女性の言い分は、司君が中等部の頃に結婚の約束をしたというじゃ無いか。
 例え、司君が中等部の頃に結婚の約束をしたとしても、未だ、大人に成っても、そんな話
 を真に受ける者が居たというの在れば、其れは、間違い無く、純粋な心を持った者か? 
 もしくは、打算的な考え方の持ち主か?…の何方かだろう。」と…。


其処で、此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に言い始めるのだった。


「私は、あの女性が私に訴え掛けて来た時の顔付きを観て居たの。
 其の時のあの女性の顔付きは、辛そうだったわ。
 だから、きっと、あの女性は、純粋な心を持った女性(ひと)…何だと思う。
 きっと、あの女性は、本気で、純粋に司の事が好きだったんだと思うの。」と…。


だからだったのだろう。
自身の娘と成った つくしからそんな話しを聞いて居たつくしの父親と成った 大河原社長は、自身の娘と成った つくしの気持ちを確かめる為にも、嫌味たっぷりに訊いて視るのだった。


「だったら、つくしは、あの女性に司君を譲れるのか?」と…。


其処で、つくしは、そんな風に自身に訊いて来た自身の父親と成った 大河原社長に対して、怪訝に思い乍らも、言い始めるのだった。


「譲れる訳無いでしょ!
 でも…ね。
 もし、今でも、私の記憶が戻って居ない状態で、あの女性からそんな話しを聞いて居たと
 したら、きっと、私は、司の事が信用出来ずに苦しんで居たと思うの。
 でも、今の私は、あの女性のお陰で記憶を取り戻した訳で…。
 だからこそ、司が嘘を言って居ないと、信じる事も出来たの。
 だから、“あの女性の事を許して上げても良いんじゃ無いかなぁ~。”って、思ったの。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの両親と成った 大河原夫妻は、自身達の娘と成った つくしのそんな様子を見て居て、それぞれ、思うのだった。


“司君 と 滋の言う通りだな。
 つくしは、お人好し過ぎる。
 此の先のつくしの事が心配で仕方無いな。
 果たして、司君と結婚した後のつくしは、道明寺夫人として遣って行けるのだろう
 か?”


“滋が言って居た通り、つくしは、相当、お人好しの様ね。
 勿論、つくしは、記憶を取り戻す事が出来たのかも知れない。
 でも、其のお陰で、思い出した当初のつくしは、思い出さ無くても良い事迄思い出して、
 苦しんで居たというのに…。
 こんなお人好しで、此れからのつくしは、本当に、道明寺夫人として遣って行けるのかし
 ら?”と…。


実は、此の時のつくしの両親と成った大河原夫妻は、それぞれ、今後のつくしの事を心配し乍らも、そんな風に思って居たのだった。



だが、此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、そんな自身の娘と成った つくしに話しして置くのだった。


「良いか、つくし…。
 今、つくしが私達に言って来た話しは、世間一般的な話しだろう。
 勿論、つくしの様に、人間社会に生きて行く事に於いて、他人を許せるという事は、人と
 しての大切なプロセスかも知れん。
 だが…な。
 今のつくしは、企業経営者の娘…何だ。
 しかも、大河原グループは、日本企業第4位の大河原財閥を前身とした大会社だ。
 其れに、今後のつくしは、日本企業第1位の道明寺HDの後継者の下に嫁ぐ事に成る。
 其れが如何言う意味を成すのか?
 つくしは分かって居て、そんな話しをパパ と ママに話しして来たのか?
 つくしが相手企業の娘を許すという事は、其の企業に対して、付け入る隙を与えるという
 事に成るんだぞ。
 と言う事は、つくしが相手企業の娘を許しただけで、我が社(大河原グループ)に於いて
 は、多大な損害を受ける事に成る。
 其れだけじゃ無い。
 つくしが相手企業の娘を許すという事は、唯単に、つくしが許すだけで話が終わらないと
 いう意味だ。
 要は、此の話は、つくしの話だけでは終わらない。
 今後は、企業 vs.企業の話しと成る。
 云わば…。
 道明寺HD と 我が社(大河原グループ) vs.あの女性の父親が経営する企業との話
 と成った。
 だから、勝手に、つくしがあの女性と会って、勝手に、あの女性を許したと成れば、あの
 女性の父親が経営する企業からして視れば、『棚から牡丹餅』状態に成るという訳だ。
 だからこそ、つくしは、自分勝手な行動を慎まなければ成らない。
 だから…だ。
 其の事を理解して居る滋にしても、司君にしても、つくしの仲間達にしても、其の事に関
 して、誰も、つくしに話さなかったのだろう。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
実は、此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長からのそんな話しを聞いて居て、返す言葉が出て来なかったのだ。



だが、其れでも、此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に訊き始めるのだった。


「ねぇ、パパ…あの女性の父親の会社は、其の後、如何成ったの?」と…。


其処で、此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、そんな風に心配顔のつくしに即答するのだった。


「私達は、あの女性の父親が経営する企業に何もして居ない。
 唯、我が社(大河原グループ)は、あの女性の父親が経営する企業との提携を解除しただ
 けだ。
 そして、其の後、一切、あの女性の父親が経営する企業との提携・契約を行わないと通達
 した。
 云わば…。
 其れだけに過ぎない。
 其れと、我が社(大河原グループ)に準じて、道明寺HD と 花沢物産 と 美作商事
 が、今後、一切、あの女性の父親が経営する企業との提携・契約を行わないと通達した位
 だな。
 だから、つくしが案ずる事では無い。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長からそんな話しを聞いて、ホッとして居たのだ。


「パパ、有難う!」と、言い乍ら…。



だが、此の時のつくしは、知らなかったのだ。
日本企業第1位の道明寺HD と 日本企業第2位の花沢物産 と 日本企業第3位の美作商事 と 日本企業第4位の大河原グループが、今後、提携・契約し無いと言う事は、【其の企業が、今後、如何言う事に成るのか?】という事を…。


しかも、日本企業第2位の花沢物産からそんな話しを聞いた日本企業第5位の藤堂商事迄もが、横並びするかの如く、あの女性の父親が経営する企業と提携・契約し無い方向で話しを進める事に成ったのだった。


と言う事は、日本企業第1位の道明寺HD と 日本企業第2位の花沢物産 と 日本企業第3位の美作商事 と 日本企業第4位の大河原グループ と 日本企業第5位の藤堂商事があの女性の父親が経営する企業と提携・契約し無いと言う事は、何処のどの企業も、背信行為を疑われて、反逆行為を疑われる事を恐れた事で、其の後、あの女性の父親が経営する企業と提携・契約し無いと言う事と成ったのだ。


何故なら…。
何処のどの企業も、其の後の自分達の身を守る為に、そう言う行動を起こしたと言えるのだった。


という訳で、其の後のあの女性の父親が経営する企業が如何成ったのか?
道明寺HD と 大河原グループ と 花沢物産 と 美作商事にとっては、知った事では無かったのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしにとっては、そんな事だとは、露程も知らずに、ホッとして居たという訳…だったのだ。


実の事を言うと、此の時のつくしの父親と成った 大河原社長は、其の事を知って居て、敢えて、自身の娘と成った つくしに、そんな風に話しして居たのだった。



PS.


実は、つくしの父親と成った 大河原社長は、ほぼ、同時期に、司 と 自身の娘で在る 滋のそれぞれから、つくしの件に関する話しを聞いて知って居たのだった。


そして、つくしの母親と成った 大河原夫人は、自身の娘で在る 滋からつくしの件に関する話しを聞いて知って居たのだった。


勿論、つくしの母親と成った 大河原夫人は、自身の娘で在る 滋から、「つくしは、お人好し過ぎる。」と、そんな話しを聞いて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
そんな話しを自身の娘で在る 滋から聞いて居たつくしの母親と成った 大河原夫人は、そんな自身の娘と成った つくしの事を心配して居たのだった。


そして、更には、つくしの父親と成った 大河原社長は、自身の娘で在る 滋から聞いたというつくしのお人好し振りについての話しを、自身の妻で在り、つくしの母親と成った 大河原夫人から話しを聞いた事で、既に、知って居たのだった。

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