tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  35.



総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親に、或る提案をしたのだった。


其の或る提案とは…。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親を、西門流の重鎮として、名を連ねる事だったのだ。


其の事に寄り、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親には、「汚名返上出来る。」と、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、申し伝えたのだ。


其の事に寄り、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親を、何とか、了承させる事が出来たのだった。


何故なら…。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、総二郎の父親で在る 西門流 家元からの提案を聞いた事で、“私達の思惑が叶った。”と、思えたから…だったのだ。


其の総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親の思惑とは、西門流の重鎮として、西門流に名を連ねる事が出来れば…。
“西門流には、物が申せる。”と、考えて居たから…だったのだ。



其れに、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親にとっては、総二郎の父親で在る 西門流 家元から、見合い自体を断られた事で、自身達の娘は、西門流に嫁ぐ事が出来ないのだ。


だからこそ…。
当初の思惑自体…。
泡と消えたのだ。


なので、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親にとっての次なる作戦は、西門流に物が言える立場だったのだ。



だが、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、其の立場を利用し様とするが余り、如何も、焦り過ぎた様なのだ。


何故なら…。
自身達の親戚や知り合いに、「我が娘は、西門流から選ばれた娘なのだ。」と、豪語して居たのだ。


だからだったのだろう。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、自身達の親戚や知り合いから、再三に渡って、訊かれて居たのだ。


「君達の娘は、西門家に、何時(いつ)頃、嫁ぐのか?」と…。


だからこそ…。
自身達の親戚や知り合いからそう訊かれた総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、更に、豪語するのだった。


「(西門流)家元から、“お宅の娘との見合いが、出来なく成った。”と、連絡が入って来
 た。
 如何も、次期家元には、内緒の見合いだったそうだ。
 だから…。
 西門流から、我が家は、物が申せるポストを、与えられた。」と…。



そんな話しを小耳に挟んだ総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親を、西門流から、除名処分としたのだ。


何故なら…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親に、「西門流に対して、物が言える立場に据え置く。」とは、一切、言った覚えが無いのだ。


なので、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親の全ての思惑は、泡と消えたのだった。



実は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が、総二郎の見合い相手として、何故、其の見合い相手を、選定したかというと…。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、西門流 家元と家元夫人に対して、実は、『Yes Man』だったのだ。


なので、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、総二郎の見合い相手として、其の見合い相手を、選定したという訳だったのだ。
勿論、家柄も、申し分ないと思えたから…だったのだ。


だが、実は、其れは、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親の思惑でも在ったのだ。


だからこそ…。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、『Yes Man』で居られたのだ。


なのに…だ。
「其れには、意図が有っての事だ。」と、西門流の別の重鎮から、話しを聞かされた総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親に、激怒したという訳だったのだ。


「西門流に対して、物が申せる立場にした覚えは無い。」と…。



という訳で…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元が、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親に、了承させる迄には、一週間近く掛かり…。
全て、滞り無く、処理出来る迄には、3ケ月程掛かったのだった。




【33.のエピローグ】


一方の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、総二郎に、あんな風に言ってしまった手前…。
あんな風に、自身の息子で在る 総二郎に言ってしまった後(あと)から、実は、気に成り始めて居たのだった。
其の当時の自身の息子で在る 総二郎への優紀の想いを…。


“総二郎から受けてしまった罵倒のせいで、優紀さんが傷付き…。
 其の後…。
 優紀さんは、総二郎から離れてしまったのでは無いだろうか?”と…。



だからだったのだろう。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主に連絡を入れたのだった。


そして、桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主に、願い出るのだった。


「大奥様のお孫さんで在る 桜子さんの親友の松岡優紀さんと、お会いしたいんですけ
 ど…。
 会わせて頂けないでしょうか?」と…。


だが、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、即答し無かったのだ。


何故なら…。
“優紀さんの想いも在るだろう。”と、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主には、思えたから…だったのだ。


なので、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、返答するのだった。


「取り敢えず…。
 優紀さんの想いも在ると思うので、孫に聞かせて視てから…。
 と言う事で、如何(いかが)だろうか?」と…。


だからだったのだろう。
そう桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主から話しされた総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、密かに、思うのだった。


“其処は、大奥様が、優紀さんに、訊いて下さらないという事なのね?”と…。



だが、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そう思い乍らも…。
桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主に、返答の言葉を、告げるのだった。
勿論、“仕方が無い。”と、思っての事は言うまでも無かったのだ。


「承知致しました。」と…。


本来なら…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、桜子から優紀に、訊いて貰うのでは無く…。
桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主から、直接、訊いて欲しかったのだ。


“桜子さんなら、優紀さん自身、本音が言えても…。
 桜子さんの祖母で在る 大奥様なら、優紀さんは、本音が言えないだろう。”と…。


実は、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、密かに、そう思って居たから…だったのだ。


だが、其の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の思惑は、見事に、消えたのだ。


なので、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、更に、密かに、思うのだった。


“もしかしたら…。
 優紀さんは、私(わたくし)と、会って下さらないかも知れないわね。”と…。


そんな思いを胸に、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、桜子の祖母で在る 三条家の現在の当主からの返答の言葉を、待って居たのだった。



勿論、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に、一切、此の件に関して、知らせる事はし無かったのだ。


何故なら…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の本音は、“優紀さんの本質を観て視たい。”と、言う思いと…。
“優紀さんの本音を訊いて視たい。”と、言う思いが、有っての事だったのだ。


だからこそ…。
自身の息子で在る 総二郎に知らせたのでは、“意味が無い。”と、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人には、思えての事だったのだ。


なので、自身の息子で在る 総二郎には、一切、知らせなかったという訳だったのだ。



だが、此の事が、後(あと)に成って、大変な事に成るとは、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人には、思いも寄らなかったのだ。

婚約発表記者会見【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編



2月14日の夜…。
司とつくしの婚約発表記者会見が執り行われたのだった。


其の前手で、2月13日に、此の司とつくしの婚約発表記者会見について、紙面にて、各メディアに、報告されたのだった。


其の紙面にて、各メディアに、報告された内容とは…。


【メディア 各位


 桃乃園HD と 道明寺HDの提携について、報告致します。
 其れに伴い…。
 兼ねてから、お付き合い致して居りました道明寺家の息子で在る 道明寺司 と 桃乃園
 家の孫娘で在る 桃乃園つくしとの婚約が整いました事を、重ねて、報告致します。


 強いては、2月14日 19:00より、提携報告 及び 婚約発表に関しての記者会見を執り
 行う事と、相成りました。


 場所は、東京メープルで、執り行う予定です。


 以上、報告まで…。】


そして、其の紙面には、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の連名でのサインが入って居たのだ。



と言う事は…。
此れは、嘘の話しでは無いと言う事と成るのだ。


だからだったのだろう。
各メディアは、騒然と成って居たのだった。



そして、会見が行われる東京メープルのロビーは、記者会見の為に出向いて来た人々で、ごった返して居たのだった。


なので、予定よりも、少し、早い時間での記者会見と成って居たのだった。



そして、此の記者会見の司会者は、勿論の西田だったのだ。


実は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの要望だった事は言うまでも無いのだ。


と言う事は、西田は、道明寺HDの社員で在り乍らも、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの信頼度も高いと言えたのだった。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、『鼻高々』という訳だったのだ。



そして、桃乃園HD と 道明寺HDの提携についての報告は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、それぞれ、挨拶した後…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保より、説明されたのだった。


そして、其の後の質疑応答の際…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、思って居た通り…。
過去の桃乃園財閥 と 道明寺財閥の不仲説についての質問が出たのだった。


だが、其の事に関しても、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から、説明されたのだった。


「勿論、過去には、其の様な時期も在った事は、確かだ。
 其れは、私の不徳の致す所だ。
 だが、其の事に関しても、道明寺HDの会長は、私を、許してくれた。
 寄って…。
 道明寺HDの会長のご子息 と 私の孫娘との婚約と併せて…。
 提携する事と、相成った。」と…。


なので、記者達は、其れ以上…。
何も言えなかったのだ。



だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの合図と共に…。
西田は、司とつくしの婚約発表記者会見に、移すのだった。


先ずは、西田が、司とつくしの此れまでの経緯を説明するのだった。
そして、西田からの経緯説明の後…。
司とつくしは、それぞれ、挨拶するのだった。


其の上で、記者達からの質疑応答に移るのだった。



其処で、記者達からは、訊きたい事が山の様に有るのか?
あちこちから、手を上げる者達で、其の場は、騒然として居たのだ。


其の状況を、西田の声が、一蹴するのだった。


「御静粛に願います。
 此方からの指示が有る迄、手を上げる事は、お控え下さい。」と…。


其処で、記者達は、口々に、話しして居た状況から、一変して、黙ったのだった。


だからだったのだろう。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、そんな西田を、尊敬の念で、観て居たのだった。



そして、其の後は、質疑応答の場と成って居たのだった。


在る記者からの質問は…。


「道明寺支社長は、英徳学園 高等部に在籍して居らっしゃった当時…。
 一般家庭出身の女性との噂が、御座いました。
 其の方とは、其の後…。
 如何成ったのでしょうか?」と…。


なので、此の質問には、司が、返答したのだった。


「皆さんが、訊きたい事は、“其の女性とは、別れたのか?”と、言う事だと思います。
 実は、其の女性というのが、此処に居る桃乃園つくしです。
 云わば…。
 同一人物です。
 ですので、別れたのでは無く…。
 ずーっと、付き合いは続いて居たという訳です。
 私が、修行の為、NYに渡米して居る間は、別ですが…。
 遠距離で、離れて居ましたので…。」と…。



だが、腑に落ちて居ないのは、此の場に居た全ての記者達だったのだ。


其れも其の筈…。
其の頃のつくしは、『牧野』姓だったのだ。


其の当時の新聞の記事の内容を知って居るで在ろう 記者達にとってすれば…。
腑に落ちて居なくても、当然と云えたのだ。


だからだったのだろう。
在る記者からは、其の事について、触れて来たのだった。


「ですが…。
 姓が違うと思うのですが…。」と…。


だからだったのだ。
此の事については、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、話しし始めるのだった。


「皆さんは、良く、ご存知の様だ。
 実は、孫娘の父親…。
 云わば…。
 私の次男は、一時、桃乃園家を出て居た。
 其れは、世間を観させる為だ。
 そして、其の当時の次男家族は、次男の嫁の旧姓を、名乗らせて居た。
 其れは、世間に溶け込ませる為だ。
 そして、孫達も、或る程度の年齢と成った事で、次男家族を、桃乃園家に呼び寄せたの
 だ。
 なので、其の当時と、姓が違って居ても、当然だ。」と…。


だからだったのだろう。
此の場に居た記者達は、納得するのだった。


そして、其の後も質疑応答は、続いて居たのだった。



実は、此の記者会見は、TV放映されて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の事を、事前に、知らされて居なかったF3&T3は、驚愕だったのだ。


だからだったのだ。
F3は、それぞれ、TV放映を観た事で、司を呼び出し、“愚痴を言って遣ろう。”と、いう事と成ったのだった。


そして、何時も通り…。
司への連絡は、あきらの仕事だったのだ。


なので、LINEに、連絡を入れるあきらだったのだ。


『司…。
 おめでとう!
 やっと、牧野と、婚約したんだな。
 一回、F4で、集まろうぜ‼』と…。


だが、記者会見が終了後…。
LINEを観て居た司は、思い出して居たのだった。


“ヤバっ‼
 あいつ等に、婚約の事…。
 伝えてねぇよな?
 かなり、怒ってんじゃねぇのか?”と…。


という訳で…。
司の御察しの通り…。
F3は、かなり、怒って居たのだった。



fin



<此の二次小説『婚約発表記者会見【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編』
 は、短めと成っております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

喧嘩をしてしまった…<総優>  34.



其の後の西門家では、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が、動き始めたのだった。


先ずは、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、動き始めたのだった。


其れは、優紀の調査を開始し始めたという事だったのだ。
今迄の優紀の調査は、実は、身元調査だけだったのだ。


其の身元調査だけでは分からない云わば…。
優紀の性格等の調査を、開始し始めたという訳だったのだ。


なので、此の優紀の調査は、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、自ら、行う事としたのだった。



そして、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、自ら、出向いた場所は…。
そうなのだ。
実は、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長の下だったのだ。


何故なら…。
優紀は、滋の親友で在る前に、滋の秘書なのだ。


云わば…。
優紀は、大河原グループの社員なのだ。


だからこそ…。
手っ取り早く、優紀の性格を知るには、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長の下に出向く事が、一番、良いと判断されたのだった。


なので、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、西門流の内弟子に、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長のアポを取る様に、伝えるのだった。


勿論、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長へのアポを取る際…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元からのお願いとして、自身の息子で在る 総二郎には、内密にする事が、条件だった事は言うまでも無かったのだ。


だからこそ…。
滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長は、総二郎の父親で在る 西門流 家元と、“今後の為にも、お近付きに成りたい。”と、言う要望も在った事から…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元からのお願いにも、同意するのだった。


と言う事で…。
滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長は、総二郎の父親で在る 西門流 家元と、会う事と成ったのだった。



其処で、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長に、訊き始めるのだった。


「御社にお勤めの松岡優紀さんとは、如何言う女性でしょうか?」と…。


だからだったのだ。
滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長は、総二郎の父親で在る 西門流 家元に、言って除けるのだった。


「成程…。
 そう言う事でしたか?
 ですから、弊社に、ご来社頂いたという訳でしたか?
 既に、ご存知だと思いますが…。
 松岡君は、我が社の社員です。
 しかも、我が娘の秘書を、務めてくれて居ます。
 我が娘の滋は、まぁ~、言う成れば…。
 お転婆というのか?
 男勝りというのか?
 其れでも、ビジネスに関しては、かなり、シビアです。
 ですが…。
 松岡君のお陰で、滋は、落ち着いて、ビジネスに取り組める様に成りましたよ。
 今の滋が在るのは、松岡君のお陰だと言っても、過言じゃ無いと、私は、思って居ます
 よ。
 其れ程…。
 松岡君の秘書としての手腕を、私は、買って居ますよ。」と…。


そんな話しを、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長から聞いた総二郎の父親で在る 西門流 家元は、思うのだった。


“そう成れば…。
 総二郎の様な男でも、松岡さんなら…。
 将来的には、引っ張って行ってくれるだろう。”と…。


だからだったのだ。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長に、更に、話しし始めるのだった。


「実は、私共の愚息で在ります 総二郎が、松岡さんに、惚れた様で…。
 松岡さん以外の女性とは、“結婚しない。”と、言い出したんですよ。
 という寄りも…。
 “西門家を、出る。”と…豪語し始めたんです。
 ですので…。
 “総二郎の様な男には、総二郎の暴走を止められる様な女性で無いと難しいだろう。”と、
 兼ねてから、私は、考えて居りました。
 其れが、もし、松岡さんだというので有れば…。
 “総二郎の嫁として、松岡さんを迎えても良い。”と、考える様に成りました。
 勿論、総二郎の嫁に成ると言う事は、将来的に、次期家元夫人として、西門流を受け継い
 で貰う事と成ります。
 そう成れば…。
 松岡さんには、大河原グループを辞めてもらわなくては成りません。
 西門流の次期家元夫人に成るという事は、並大抵な努力で、成れるものでは在りません。
 大河原グループの秘書としての立場と…。
 西門流の次期家元夫人としての立場を、同時進行で進める事は出来ないという訳です。
 云わば…。
 『二足の草鞋』は、到底、出来る物では無いと言う事です。
 と言う事は…。
 滋さんから、松岡さんを、奪う事に成る。
 其の事を、了承して貰えますか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長は、既に、覚悟して居たのか?
総二郎の父親で在る 西門流 家元から、そんな話しを聞いた事で、笑い始めるのだった。


「ははははははは!
 そう言う事でしたか?
 良~く分かりました。
 もう既に、滋も、覚悟を決めて居ると思いますよ。
 実は、ご子息が、松岡君に会いたいばかりに、一時期、良く、滋の執務室に、現れて居た
 んですよ。
 其の時の社内の噂は、専ら…。
 ご子息が、滋の事を好きで、滋に会いに来て居る。
 という噂話だったんですよ。
 其の噂話に、私も、踊らされた様で、すっかり、信じ込まされましたよ。
 云わば…。
 社内の噂話に、洗脳されたと云っても、過言じゃ無かったんでしょうな。
 其処で、初めて、知ったんですよ。
 ご子息が、松岡君に、好意を寄せて居ると言う事を…。
 其の当時の滋は、如何も、松岡君を、ご子息に、持って行かれる事を、嫌って居た様
 で…。
 ご子息と滋は、かなり、喧嘩して居た様です。
 其れが、徐々に、滋も、諦めたのか?
 今では、何も言わなく成った様です。
 なので…。
 こういう話しは、何れ、訪れる話しですし。
 私共は、仕方ないと思って居ますよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、ホッとするのだった。


そして、此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長に、お礼の言葉を、告げるのだった。


「そうでしたか?
 差し出がましい事をしてしまった様ですな。
 しかし、大河原社長のご配慮には、感謝しております。」と…。


そして、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長に、お礼の言葉を告げた後…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、滋の父親で在る 大河原グループ 大河原社長の執務室を、後にするのだった。



そして、其の後の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、次へと、動き始めるのだった。
其れは、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親の下だったのだ。
だが、此の両親が、実は、難癖だったのだ。


何故なら…。
総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が、自ら、選定をして、其の家柄が相応しいと、言う事で、其の家柄の娘を、総二郎の見合い相手としたのだ。


実は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、豪語して居たのだ。
親戚だけじゃ無く、知り合いにまで…。


「我が娘は、西門家から選ばれた娘なのだ。」と…。


なのに…だ。
総二郎との見合いを、済ませた段階で、断られたのでは無く…。
見合いをする前手に、断れた様なモノなのだ。


だからだったのだろう。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、総二郎の父親で在る 西門流 家元からの話しに、納得出来て居なかったのだ。
其の総二郎の父親で在る 西門流 家元からの話しとは…。


「実は、愚息には、好きな女性が居たそうだ。
 私共は、一切、知らされて居なかったのだが…。
 また、其の女性が、私共とは、切っても切れない間柄の孫娘の親友の女性だったのだ。
 なので、今回の此の話しは、無かった事にして貰おう。」…だったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、「はい、そうですか?」と、易々と、言える状況では無かったのだ。


なので、其の総二郎の父親で在る 西門流 家元からの話しに、断りを入れる総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親だったのだ。


「其れは、此方と致しましても、吞める話では御座いません。
 云わば…。
 此方は、蔑ろにされたと云っても、過言じゃ無い。
 そう易々と、「はい、そうですか?」と、言える状況では御座いません。
 ですので…。
 お断りされて折られるお話しを、此方と致しましては、更に、お断り申し上げます。」と…。


だが、総二郎の父親で在る 西門流 家元としても、そう易々と、引き下がれる訳等無かったのだ。


だからだったのだろう。
双方の意見のぶつかり合いで、中々、話しが、先に進む事が無かったのだ。


なので、総二郎の父親で在る 西門流 家元からの説得に、中々、応じ様とし無い総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親という訳だったのだ。


其の時間に割いた時間は、一週間近く掛かったのだった。


実は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親は、欲の絡んだ状況だったのだ。


云わば…。
欲望剥き出しだったのだ。


だからこそ…。
引くに引けなかったのだ。


だが、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎の見合い相手として、用意した其の見合い相手の両親に、或る提案をした事で、何とか、了承させたのだった。