夜桜パーティー…<総優>・<つかつく> 5.
<総二郎side>
で、『party』の当日を迎えた。
あの数日後…。
そう、滋が『party』開催のLINEを入れて来た数日後…。
滋が入れて来たLINEで、“今回の『event』の名を決めた‼”と、報告が有った。
まあ、滋が、勝手に名付けた様なもんだったが…。
『夜桜パーティー』にしたそうだ。
まあ、“良いんじゃねぇの‼”と、皆、賛成していた。
で、俺等 F4&滋が道明寺邸に着いた頃には、既に、道明寺邸の庭は、花見仕様に変貌していた。
今日は、F3&T3は、道明寺邸に泊まる事に成っていたので、時間が許す限り、騒ぐ事に成っていた。
で、開催時間は、『夜桜』と言うからには、読んで字の如く…。
19:00に、司ん家(ち)…。
所謂、道明寺邸に集合と成っていた。
一応、F4&滋は、仕事が終了後、という事に成っていた事は、言うまでもねぇのだが。
で、俺は、優紀を迎えに行く約束をしていたので、そのつもりで動いて居た。
ところが、10:00頃に優紀から、LINEが入って来た。
『西門さん…?
お仕事中に、申し訳ありません。』
俺は、“何か有ったのか?”と、LINEを見て、また、不安に成っていた。
俺の心臓は、幾つ有っても、足りねぇぞ‼
で、続けて、優紀から、LINEが入って来た。
『今、つくしから連絡が入って来て、“車を出すから、今から、(道明寺)邸に来な
い?”って、連絡が有ったんです。
桜子さんも、ご一緒の様、何ですが…?
先に、お邪魔して居ても良いですか?』
何か、ほっとして、俺は、脱力感しかなかった。
『ああ。
良いぞ‼
今日は、道明寺邸に泊まりだから…な。』
『はい。』
俺は、優紀の素直さに、安堵していた。
後で、ようよう聞いたら、牧野と優紀と桜子とで、『party』の準備をしたらしい。
通りで、優紀のLINEに、嬉しさが出てると思った。
まあ、其れなら、優紀の気も少しは、晴れるんじゃねぇかと、俺は、安堵していた。
で、俺は、優紀を迎えに行く必要が無く成ったので…。
明日の為、遣り残す事無く、今日の仕事は、今日の内に済ましてから、道明寺邸に向かう事にしていた。
そんな時に、あきらから、LINEが入って来た。
『総二郎、今、何処だ?』
『今から、道明寺邸に向かう所だったけど…な。』
『じゃあ、迎えに来てくれよ‼』
俺は、迎えに行く事は構わねぇが…。
“何故だ?”と、不思議だった。
『はぁ~??
構わねぇけど…よ?
何か、有ったのか?』
『否な…?
今日は、F3&滋ん家(ち)のリムジンが、一斉に、道明寺邸に集結するだろ?
ましてや、司も、リムジンで帰って来たら、5台のリムジンが集結って事だろ?
だから、総二郎に迎えに来てもらった方が良いかと思ってよ?
類にも、LINEを入れてんだ‼
返信まだだけど…よ。』
そういう事か?
流石、気遣いのあきらだよな‼
『了解‼
今から、そっち行くわ‼
桜子も、もう既に、道明寺邸に居るんだよな?』
『ああ。
“先に、ケーキとカクテルの準備を持って、待ってる‼”って、連絡が有ったからな。
優紀ちゃんもだろ?』
『ああ。
先に行って、T3で盛り上がってんじゃねぇか?』
『まだ、T3は、大学生だからな‼』
『ああ。』
少し、間が有った後…。
あきらが、忘れて居た事を、俺に伝えて来た。
『それによ。
総二郎のリムジンで迎えに来てもらった方が、総二郎と俺とで、例の事、類に問い詰め
られるだろ?』
ほんと、そうだよな。
俺は、『浴衣パーティー』の時も、散々、煽られてんだから…よ。
遣り返しますか?
『そうだったな。
其れじゃあ、問い詰めますか?』
『ああ。』
で、暫くして、あきらから、LINEが入って来た。
『類が、“待ってる‼”って…よ。』
『了解‼』
類君よ⁉
引っ掛かったな?
まあ、覚悟して於けよ‼
で、うち(西門家)のリムジンが美作商事に着いた。
あきらがリムジンに乗り込んで来て、直ぐ、あきらと、事前に打ち合わせして居る間に、
リムジンは、花沢物産の地下駐車場に着いた。
で、類がリムジンに乗って来て直ぐ、あきらとの打ち合わせ通り、類を追及し始めた俺とあきらだった。
俺とあきらのツッコミに、類は、開き直るのかと思いきや、飄々と、してやがった。
それ処か?
上から目線で行って来やがった。
「ふ~ん。
良く、分かったね?
F3は、誰も気付かないと思って居たけど…?
まあ、気付くとしたら、三条、位かと思ってたよ‼」
「「………
はぁ~??」」
俺とあきらは、一瞬、呆気に取られていたけど…よ。
俺とあきらは、驚愕の雄叫びを、同時に上げていた。
「煩いよ…?
総二郎も、あきらも…。」
で、この後、類から、言われた言葉に、俺とあきらは、更に、驚愕した事は、言うまでも無かった。