＜つくしside＞

私は、大学を卒業して、『大河原グループ』に就職して、3年目の春を迎えていた頃…。
その当時、配属されていた営業企画部➡秘書課に異動と成った。

そして、大学卒業後、5年経って…。
私は、現在の彼氏　道明寺司さんに巡り会った。

私の本来の氏名は…『牧野つくし』。

だが、大河原の現在の母親と、現在の姉の懇願により、私の実弟共々、『大河原家』の養子と成った。

私が、大河原家の養女に成って直ぐの頃に、道明寺家からの打診に寄り、私は、『司』と、お見合いをして、お付き合いが始まった。

お姉様から、司とお付き合いする事自体、猛反対を受けていた私だった。
寧ろ、お姉様は、お見合い自体が反対だった様だ。

だから、司と私がお付き合いを始めた頃は、お姉様は、悉く（ことごとく）、司と私の邪魔して来ていた。

其れも、何時しか、パパの命令により、私が、お姉様の行動をチェックする立場に成っていた。

其れに寄り、司と私が会える日が、少なく成っていた。

其の事に寄り、勿論、司が、疲弊しない筈等無かった。

だけど…。
仕方なかった。

その当時のお姉様を支える事が出来るのは…。
私だけだったから。

弟の進でも、お姉様を支える事が出来るのは、まだ、其の当時は、難しかった。

だが、将来的には、お姉様を進に託すしかなかった。

だからこそ、私は、慎重に成らざるを得なかった。

だが、司からは、私が選ぶ方を、何時（いつ）も、お姉様優先にして居る事を、不満がられていた。

「つくしが、いつも、俺よりも、姉ちゃんの方を選ぶ事が許せねぇ‼」

…と、司から言われていた。

だけど…。
私には、寧ろ、ずっと前から、私の心の中に描く司との『未来予想図』は、既に、出来上がっていた。

だからって、司には、口に出しては言わなかったが…。

だから、私は、いつも、司とのお付き合いも、将来の事も…。
“大丈夫だ‼”と、思えていた。

私は、いつも、司とのデートの後…。
司は、寂しそうな顔をして、私を、見詰めながら…。
（大河原）邸の前で、私を車の助手席から下ろしてくれて居た。

そして、私は、車から下りた後、司の運転する車が、角を曲がるまで、見送って居ると…。
いつも、ブレーキランプ　5回点滅…。

『ア・イ・シ・テ・ル』のサイン

きっと、何年経っても、変わらぬ気持ちで、こうして過ごして行けるのね…。
司とだから…。

だから、大丈夫‼

ずっと、私の心に描いて来た『未来予想図』は…。
“ほら、思った通りに、叶えられて行く。”と、認識していた。

今だから、言えるよ‼

司…。
素直に、愛してる‼

待たせて、ごめんね。

後もう少しだけ、待っててね。

PS.

そして、司とつくしは、婚約してから、2年経って、漸く、結婚式の日を迎えられた。

そして、つくしが、ずーっと、心に描き続けて来た『未来予想図』を、司とつくしが結婚した事で、叶えられ続けて行く事に成る。

つくしの思い描く『未来予想図』とは…。

何年経っても、変わらぬ気持ちで居られる二人で居る事。

司は、既に、つくしへの『愛に溺れて』居たのだった。

そして、司は、結婚しても、尚も、つくしへと『愛に溺れて』行くのだった。

其れは、結婚しても、変わらず、ずーっと…。
永遠に…。

fin

＜此の二次小説『何年経っても、変わらぬ気持ちで【bad　love】…＜つかつく＞　　番
　外編』は、『DREAMS COME TRUE 』さんの　♪　未来予想図II 　♪　の歌詞 を、勝手
　に拝借させて頂き、文章化させて頂いて折ります事をお詫び申し上げます。
　関係者各位　様、勝手致して折ります事をお詫び申し上げます。＞

＜また、此の二次小説『何年経っても、変わらぬ気持ちで【bad　love】…＜つかつく
　＞　　番外編』は、短めに成っております事を、了承願います。＞

＜また、【bad　love】＝【愛に溺れて】と、訳されています。
　詳しくは、『bad　love…＜つかつく＞　　あとがき』を、ご覧下さいました成らば幸
　いに存じます。
　宜しくお願い致します。＞