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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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同窓会…?【やっぱり、私は】…<つかつく>・<総優>  番外編⑤




<優紀side>


私は、其の後…。
つくしと相談して、つくしと共に、同窓会に出席する事にした。


だから、3月の2週目の週明けには、チムラに報告を入れて於いた。
勿論、LINEでだったけど…。


『つくしと一緒に、出席出来る事に成った。』


で、チムラからも、LINEの返信が入って来た。


『了解‼
 逢える事を、楽しみにして居るね。』と…。


そして、私は、3月12日の卒業式に出席する為…。
先ずは、気持ちを切り替える事にしていた。



<総二郎side>


優紀の女子大の卒業式が3月12日だと、俺は、事前に、優紀から聞かされて居た。


実は、女子大生というは、卒業式に袴を着付けると言う事を、俺は、すっかり、忘れていたのだ。


英徳大学の卒業式に、俺等 F3は、出席はしたが…。
俺自身、何の感慨も無かった事を思い出して居た。
英徳大学の卒業式に出席した事自体、何も覚えて居ねぇ俺が居る事は事実なのだから…。



で、優紀の女子大の卒業式が有るという3月12日の朝起きて、優紀が袴を着付けている姿を、俺は、瞳(め)に留めて、驚愕していた。


其処に、優紀は、俺の姿を見付けて、訊いて来やがった。


「総二郎さん…観て下さい。
 今日の為に、袴を着付けて頂きました。
 如何ですか?」
「………」


ニコニコと、溢れんばかりの笑顔を俺に振り撒いて、1回転でもしそうな勢いのままに、優紀は、俺に訊いて来やがった。


だから、俺は、そんな優紀から、目が離せずに居たので、言葉に出来なかった。


優紀から、「如何ですか?」と、訊かれて、此の俺が、返答出来ねぇって、如何…よ。


そんな俺を、心配そうな顔付きで、観て来る優紀に…。
俺を心配そうに観て居る優紀の後ろで、クスクス笑って居やがるお袋…。


俺は、“優紀に、何て、答えて遣ろうか?”と、思って居る処に…。
俺が感慨に耽って居るとでも思ったのか?
お袋は、優紀に言って来やがった。


「如何も、総二郎は、優紀さんの袴姿に、何も言えない様…ね。
 其れ程…優紀さんの袴姿に、総二郎は、見惚れているって事よ。
 ねぇ、総二郎…?」


俺は、思いっ切り、お袋を睨み付けて遣った。


だが、お袋の言葉は、間違ってねぇんだよな。


所謂、俺は、優紀の袴姿に、見惚れてたんだよ。


だが、俺は、優紀に訊いて居た。


「何で、今日、袴…何だ?」


其処に、お袋が、俺に言って来やがった。


「あら、総二郎は、ご存知無いのかしら…?
 女子大生の卒業式は、通常、袴を着付けて、出席するのよ。」


俺は、此の事に関して、忘れていた事を思い出して居たのだ。


で、俺は、更に、訊いて居た。


「で、お袋は、何時、優紀の為に、袴を用意してたんだ?」


此れには、優紀が、俺に答えてくれた。


「今年の初釜の後…。
 家元夫人が、西門家ご用達の呉服屋さんを、西門邸にお呼び下さって…。
 家元夫人が、袴を見立てて下さったんです。」


俺は、更に、驚愕していた。


“何時の間に…。”と…。


だが、優紀の袴姿の可愛さに、お袋が俺に内緒で、『コト』を動かして居た事が、如何でも良く成って、俺は、優紀を引き寄せて、優紀に伝えていた。


「優紀…。
 似合ってる。
 可愛いよ‼」と…。


優紀は、案の定…。
顔だけで無く、頭の天辺からデコルテの見えている肌の部分まで、肌の色が朱く染まり始めていた。


色白の優紀は、朱く肌が染まると、目立つんだよな。


“仕方ねぇな。”と、俺は、お袋の前で在っても、其のまま、優紀を抱き締めていた。


其処に、優紀が、俺から、離れようとしていた。


そして、優紀は、必死で、俺に訴えていた。


「抱き締められたままだと、袴が着崩れてしまいます。
 其れに、そんなに、抱き締められると…。
 総二郎さんのスーツに、メイクが付いてしまいます。
 総二郎さん…。
 離して下さい。」


優紀は、俺の腕の中で、ゴソゴソ、動いて居た。


“そんな事をしたら、余計に、着崩れるっつーの‼”と、俺は、優紀に言って遣ろうとしたが、止めた。


其処に、俺と優紀が、じゃれて居るに見えているお袋が、声を掛けて来た。


「ハイハイ。
 もう、宜しいかしら…。
 何時までも、じゃれて居ないで、そろそろ、行きますよ。」


俺は、驚愕だった。


“お袋も、就いて来んのかよ?”と…。


だが、お袋は、飄々と、言って除けて来やがった。


「今日は、松岡のお母様も、ご一緒だから、総二郎…粗相の無い様に、頼みますよ。
 総二郎も、ご一緒、為さるおつもりよね?」


だから、俺は、お袋に、こうしか、返答出来ずに居たのだ。


「ああ。」


だが、本当は、“何故、お袋が、一緒に就いて来る必要性が在んだ?”と、俺は、叫びたかったのだ。


まあ、良いけど…よ。



で、優紀のお袋さんを迎えに行った後…。
優紀の女子大に着いた俺等 ご一行様。


本来は、此処(優紀の女子大)に居る筈のねぇ俺が、優紀と一緒に、リムジンから、降りて来た事で、女子大は、異様な空気に包まれて居た事は、確かだった。


“「キャーキャー‼」…うるせぇっつーの‼”と、俺は、言いたかった。



だが、其処は、西門流 家元夫人で在る お袋…。
全てを一喝して魅せた。


勿論の笑みのねぇ…。
『氷の女』の如く…。


多分、誰もが震え上がるお袋の顔の表情だった事は言うまでもねぇ。


だからだったのだろう。
女子大側も、学生からも、誰一人として、何も言い出せずに居た事も、また、事実だったのだ。


俺は、此処で、初めて、お袋の存在感に感謝したのだった。



で、取り敢えず、優紀の卒業式は、無事、終了した。



なので、牧野と優紀の同窓会の件に関しては、一時、休戦だった事は言うまでもねぇのだが…。



<此の二次小説『同窓会…?【やっぱり、私は】…<つかつく>・<総優>  番外編
 ⑤』は、卒業式に関する二次小説ネタを使用致しております。
 此の度の世界的な事案に寄り、卒業式等の自粛要請が有る中…。
 此の様な二次小説ネタを綴らせて頂いております事をお詫び申し上げます。
                    お詫び掲載日…2020.3.11 2:10>

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