同窓会…?【やっぱり、私は】…<つかつく>・<総優> 番外編⑥
<司side>
等々、つくしと松岡の同窓会当日の3月13日の日と成った。
朝から、落ち着かねぇ様子のつくしだった。
俺は、何食わぬ顔で、仕事に向かった。
今日の俺の仕事は、午後から休みして在る。
で、総二郎も、午前中の仕事を終えたら、休みにするらしい。
そして、仕事が終了した総二郎は、俺の執務室に来る事に成って居た。
なので、俺と総二郎は一緒に、つくしと松岡の同窓会会場で在る うち(メープルの管轄)のレストランに向かう事に成って居た。
此の後が、楽しみな俺と総二郎だった事は言うまでもねぇ。
つくし…。
待ってろよ‼
<つくしside>
難無く、私は、道明寺邸からリムジンに乗って、優紀との待ち合わせ場所で在る カフェに来れていた。
私が出掛ける時は、リムジンを使う様、司から、言われていた。
リムジンに乗らないので在れば…。
外出禁令が出ていたので、仕方なく、私は、リムジンを使用していた。
だが、普段と違って、余りにも、順調に、『コト』が、遂行する事に、些か、不安に成って来た私だった。
其れは、優紀も同じだった様で、優紀は、私に言って来た。
「何だか?
此処迄、順調過ぎない?」
「だよね。
何か、胸騒ぎがするんだよね?
大丈夫かな?」
此処に来て、前に思って居た『13日の金曜日』のホラー映画の事を思い出した私だったのだ。
“不吉な事が起こらなければ良いが…。”と、思う、私が、其処に居た事は言うまでも無い。
けれど…。
今更、ドタキャンする訳にもいかず…。
取り敢えず、同窓会会場のレストランに向かう私と優紀だったのだ。
此の後の状況を、悪く考えない様に思い乍ら…。
そして、此の後…。
私と優紀は、時間近くまでカフェで話しをして、時間と共にカフェを出て、地下鉄に乗って、同窓会会場のレストランに到着した私と優紀だったのだ。
<司side>
俺と総二郎は、つくしと松岡が、うち(メープルの管轄)のレストランに到着したという報告をSPから受け、時間を見計らって突入する為…。
タイミングを計っていた。
勿論、レストランの支配人には、状況説明をした上で、同窓会会場の中の様子を、俺とレストランの支配人は、『インカム(イヤホン付き無線機)』で、遣り取りしていた。
そして、一連の流れが進行する中…。
纏わり付く様に、男共が、つくしと松岡の傍に居るとの情報を、レストランの支配人から受けた俺は、総二郎に、声を掛けて居た。
「つくしと松岡の傍に、纏わり付く様に、男共が、寄って来てるらしい。
如何する?
そろそろ、突入するか?」
総二郎も、其れには、了承して来た。
「ああ。
そうだな。
そろそろ、行くか?」
で、俺と総二郎は、同窓会会場内に、侵入したのだった。
<つくしside>
私と優紀は、チムラから、言われていた。
「つくし…。
優紀…。
本当に、来てくれたんだ。
有難う‼
学年1番人気と2番人気だったつくしと優紀が来てくれなかったら…。
盛り上がらないもんね。」
私と優紀は、チムラに、声が重なる様に、言って除けていた。
「「有り得ない(っつーの)‼」」
で、皆と、久し振りの挨拶を交わし合いした後…。
それぞれ、皆、纏まって、話ししていた。
私と優紀は、男子・女子…関係無く、話ししていた。
其処に、一人の男子から、私と優紀は、言われていた。
「牧野と松岡は、今でも、一緒に居んだな?
あの頃のお前等もそうだったけど…。
今でも相変わらず、可愛い系…だな?」
私と優紀は、照れていた。
私と優紀は、如何も、顔が真っ赤だった様だ。
皆に、冷やかされていた。
「牧野と松岡が、照れてるぞ‼」と…。
其処に、何やら、入り口近くが、騒がしく成って居た。
私と優紀は、入り口付近を観て居て、仰け反りそうに成って居た。
“やっぱり、私の思ってた『13日の金曜日』の不吉な予感通り…だったの?”と、訳の分からない事を思う私だったのだ。
そして、そんな風に思って居た私 と 優紀の傍に、司と西門さんが、近付いて来て居た。
そして、私は、司に…。
優紀は、西門さんに…。
それぞれ、腕を掴まれていた。
そして、私と優紀の声が重なった。
「「何で…?」」
其処に、司が、代表する様に、私と優紀に言って除けて来た。
「お前等は、詰めが甘ぇんだよ‼
俺と総二郎を騙そう何ざ…。
100万年、早ぇんだよ。
分~ったか?」
で、私と優紀は、司と西門さんのそれぞれに、確保される様に、連行されて行った。
否、其の後の私と優紀は、同窓会会場から連れて帰られたのだった。
其の後の同窓会会場内の女子の間では、密かに、囁かれていたらしい。
「つくしと優紀…。
まだ、F4の彼氏と続いて居たんだね。」と…。
そして、私と優紀は、司と西門さんのそれぞれに、確保されたまま…。
『Whiteday』で在る 3月14日まで…離してはもらえなかった。
結局…。
私と優紀は、自由に外出も、儘成らない事が判明しただけだったのだ。
此れって…。
『同窓会…?』って、言えるのだろうか?
無駄な抵抗だった事は言うまでも無い。
何か?
此れから先が、憂鬱に成るだけだった。
fin