tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  71.



【『司と牧野家【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』の続き】


其の後の牧野家の食卓は、司を交えて、楽しい時間と成って居たのだ。



そして、其の楽しい食卓の後(あと)…。
司とつくしは、一旦、つくしの自室に戻って居たのだ。


何故なら…。
つくしが、司に、声を掛けて居たから…だったのだ。


「今日の私は、此処(牧野家が住んで居る 道明寺HD所有で在り、司の母親で在る 道明
 寺HD 社長 道明寺楓の名義のマンション)に泊るから…。
 司は、(道明寺)邸に帰って良いよ。
 タマさんには、私の事を、ちゃんと、報告して置いてね。」と…。


そして、つくしは、欠伸(あくび)をし乍らも、自身の自室に入ろうとして居たのだ。



実は、此の時の司は、そんな風に、自身に言って来たつくしに対して、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻 と つくしの弟で在る 進の手前…。
つくしを睨み付ける事はして居たのだが、声を荒げる事はし無かったのだ。


其の代わりに、逃げる様に、自身から離れて、自室に向かおうとするつくしの後を追うかの様に、此の時の司は、つくしの自室に入ったという訳…だったのだ。



そして、此の時の司は、つくしの自室に入る成り、勝手に、鍵を閉めて、つくしに、吠え始めたのだ。


「良いか、つくし…。
 勝手に、俺を、(道明寺)邸に、帰そうとするな‼
 俺は、お前と一緒じゃ無きゃあ…な。
 生憎、(道明寺)邸には、帰らねぇんだよ。
 幾ら、お前の親父さんとお袋さんの前だから…ってよ。
 あんな風に、言うじゃねぇよ。
 例え、お前の親父さんとお袋さんだったとしても、俺は、お前の親父さんとお袋さんの前
 で、お前に悪態を突く事は出来ねぇんだぞ‼
 俺が、お前の親父さんとお袋さんの前で、お前に悪態を突くと言う事は、お前の親父さん
 とお袋さんに、俺とお前は、“何時も、喧嘩して居ます。”と、言って居る様なもん…何だ
 ぞ‼
 と言う事は、そう言う場面を、お前の親父さんとお袋さんに見せれば、俺とお前の事で、
 何時も、お前の親父さんとお袋さんを、心配させるだけ…何だぞ‼
 其れで、良いのかよ?
 其れと、いい加減、俺の立場っつーのを考えてから、物を言えっつーんだよ‼」と…。



だからだったのだろう。
此の時のつくしの中では、如何して、司が、こんなにも、怒って居るのか?
実は、全くと言って良い程、意味が分かって居なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、思って居たのだった。


“司は、何に対して、こんなにも、怒って居るというのだろうか?
 というか?
 『瞬間湯沸かし器』…みたい!”と…。


だからだったのだ。
つくしは、ケロッとした顔付きのまま、司に、訊いて居たのだった。


「司…。
 そんなに、何に対して、怒ってるの?
 司が、怒って居る理由が、私には、全く、分かんないんだけど…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、思い出して居たのだ。


“そうだったわ。
 こいつは、頭が良い割には、他人(ひと))の考え や 物事に関して、疎い所が有った
 んだったわ。
 だからこそ…。
 こいつにも、分かる様に説明して遣るしかねぇな。”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしが、分かる様に、説明し始めるのだった。


「良いか、つくし…。
 お前は、進の前で、俺の事を、“好きだ‼”と、言った。
 言ったよな、つくし…?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、そう言って来た司に、頷いて魅せて居たのだった。


なので、司は、つくしの頷きを見てから、話しを続けるかの様に、また、説明し始めるのだった。


「だからこそ…だろ。
 俺が、如何して、つくしと離れて、俺だけが、(道明寺)邸に、帰らなきゃ成んねぇん
 だ?
 帰るなら、俺は、お前と一緒に帰るし…よ。
 お前が、此処に残るなら、俺も、一緒に、此処に残る。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、そう言って来た司に、サラッと、話しし始めるのだった。


「えっ??
 其れは、ダメだよ。
 だって、正月明けの私は、今月末に控えて居る学年最後の試験に向けて、勉強し無きゃ…
 なの。
 其れに、1月3日は、『T4の日』でしょ!
 だから…。
 私が、実家で過ごせる日は、後(あと)は、1月2日だけなの。
 だから…。
 私が、英気を養えるのは、今日の夜から、明日の丸一日だけという訳…。
 だから…ね。
 司は、(道明寺)邸に、帰って…ね。」と…。


此の時の司は、つくしからのそんな言葉に、脱力するしか無かったのだ。


やっと、つくしから、「好きだ‼」と、言って貰ったにも関わらず、此の時の司は、つくしから、素っ気無い態度で、“帰れ‼”と、言われて居る様なモノだったのだ。


其れに、“自分自身(司)よりも、実家の方が、英気を養える。”と、此の時の司は、つくしから、言われた様なモノだったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、心の中で、悪態を突いて居たのだ。


“ふざけんな!”と…。



其れと…。
実は、司自身、1月3日の『T4の日』の件に関しては、了承済みだったのだ。


だが、此の時の司は、『今月末に控えて居る学年最後の試験』に関して、つくしから、聞いた事が無かったのだ。
しかも、其の試験勉強は、『正月明けから』という事も、実は、つくしから、重ねて、聞かされて居なかったのだ。



と言う事は、やっと、つくしから、「好きだ‼」と、言って貰った筈の司だったのだが…。
つくしとは、会えない日々が、続くやも知れないのだ。
増してや、1月2日迄、つくしは、「実家に居る。」と、言って居るのだ。


と言う事は、此のままだと、1月4日から仕事初めの司にとって、確実に、つくしとは、擦れ違いの日々だという事は、確定した様なモノだったのだ。


そんな事が、今の司にとって、許される筈等無かったのだ。
此の時の司にとっては、死活問題と言っても、過言じゃ無い程だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、等々、本音の言葉が、自身の口を衝いて(ついて)出て居たのだ。


「ふざけんな!」と…。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな風に、悪態を突いて来た司に対して、反論の言葉を言って除けるのだった。


「ふざけて無いわよ。
 全て、本当の事でしょ!
 如何言えば、司は、分かってくれるのよ‼」と…。



其処で、漸く、冷静に成った司は、つくしに、お願いするかの様に、本当の本音の言葉を、更に、つくしに言って除けるのだった。


「俺は、やっと、俺に、“好きだ‼”と、言ってくれたつくしと、離れたくねぇだけだ‼
 俺は、つくしと、例え、一日でも、離れて、過ごしたくねぇんだよ‼
 だから…よ。
 俺も、此処に泊まろうか?
 つくしが、此処に、泊ると言うのなら…。
 俺も、此処に泊まる事は、決定だから…な。
 此処が、お前の部屋だと言うのなら…。
 此処は、俺の部屋でも在んだろ?
 其れが嫌なら…。
 俺と一緒に、(道明寺)邸に、帰ろうぜ‼
 だから…な、つくし…。
 俺と一緒に、居てくれよ‼」と…。



だからだったのだろう。
寂しそうに、自身に、そう訴えて来る司に、“仕方無いなぁ~。”と、言う思いからなのか?
もしくは、司から、有り得ない事を言われたから…だったのだろうか?
此の時のつくしは、降参するかの如く、司に、言って除けるのだった。


何故なら…。
幾ら、両家の両親が了承して居ると言っても、まだ、婚約者だけの段階で在って、結婚して居る訳では無いのだ。
そんな司とつくしが、自身の両親の目の前で、一晩、同じ部屋で過ごすという事は、つくしにとっては、有り得ない話なのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、そんな司に、降参したと言っても、過言じゃ無かったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、降参するかの如く、司に、言って除けて居たという訳…だったのだ。


「分かったわよ。
 仕方無いから、司と一緒に、(道明寺)邸に、帰るよ。」と…。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、帰り支度を整えて、自身の両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、道明寺邸に帰る事を伝えて、道明寺邸に帰る事にしたのだった。


「パパ…。
 ママ…。
 今日は、此のまま、司と一緒に、(道明寺)邸に、帰るね。
 また、遊びに来るからね。」と、寂しそうに…。


其処で、自身の弟で在る 進からの言葉で、此の時のつくしの気持ちは、浮上したのだった。


「姉ちゃん…。
 義兄さんが出張の時に、此処に、泊りに来れば…。」と…。


其処で、つくしは、にこっと、微笑み乍ら、返答するのだった。


「そうだね。」と…。



だからだったのだ。
此の事を、司から了承を得られた此の時のつくしは、何時、実現出来るのか?
楽しみで成らなかったのだ。


だが、実は、そんな日は、当分、来る事は無かったのだ。


何故なら…。
司自身、そんな日が、当分、来ない様に、阻止して居た事は言うまでも無かったのだ。


実は、此の時の司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻の手前…一旦は、つくしに、了承して居たのだが…。
つくしに、里心が付いたら困るという思いから、此の時点に於いての司は、自分自身の出張に関して、当分、そんな日が来ない様に、阻止して居た事は言うまでも無かったのだ。

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