tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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タマの行動【結婚出来ない男・しない女…<つかつく>】  番外編




【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  12.』のエピローグ】


タマは、自身の雇い主で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、司の件に関して、話しを聞いて居たのだ。



其処で、タマは、司が帰宅する事を、“今か今か…。”と、待って居たのだ。


其処に、漸くと言っても過言じゃ無い様な時間帯に、司は、道明寺邸に帰宅したのだった。


所謂、此の日の司の帰宅時間は、世間では、「午前様…。」と、言う様な時間帯での帰宅だった事は言うまでも無かったのだ。


勿論、此の日の司は、遊んで居た為に帰宅時間が遅く成った訳では無く、道明寺総合病院への行脚の為に、本来の司の執務が遅れて居たのだ。
其の為に、執務に追われて居た司は、自身の帰宅時間が遅く成って居たという訳…だったのだ。



だが、タマは、其れでも、“今か今か…。”と、司の帰りを待って居たのだ。


何故なら…。
此の時のタマにとって、自身の雇い主で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞かされた司の話しは、タマ自身、とても、興味の在る話しだったから…なのだ。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、自身の自室に足早に向かおうとする司の後を追い乍らも、司に聞いて居たのだった。


「坊っちゃんは、タマに報告する事が有っただろさね?
 タマには、何も、報告無しですかい?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、執務に追われて居た事も有り、疲れて居たのと同時に、つくしには、全く、相手にされて居ないという現実に、更に、疲れを感じ、早く、ベッドに入りたかったのだ。


だからだったのだ。
タマからのそんな話しを聞かされた事で面倒臭く成り、更には、疲れが、どっと出た事で、額を抑える仕草をし乍らも、タマに訊くのだった。
怒りを込め乍らも…。


「タマは、俺に、何が言いてぇんだよ⁉
 今日の俺は、疲れてんだ‼
 訊きてぇ事が有んだったら、明日にしろ‼」と…。


だが、其処は、タマ…なのだ。
司が、如何出て来るか位は、お見通しだったのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、司に言えた言葉だったのだろう。


「そうでしょうとも…。
 坊っちゃんの顔には、疲れが滲み出てるさね。
 ですが…ね。
 ここ最近の坊っちゃんの中では、心境の変化が有った様に、タマには、お見受けします
 が…ね。
 実際の処、坊っちゃんの中で、心境の変化が有ったんじゃ無いでしょうかね?
 ちゃんと、タマにも、ご報告為さいまし…。
 事情を知ってませんと、坊っちゃんを助けたくとも、タマは、助けられませんよ。
 其れで、宜しい様なら、タマは、此れ以上、坊っちゃんに、何も申しませんが…。」と…。


其処で、司は、更に、疲れを感じ乍らも、思って居たのだ。


“何で、タマ迄、知ってんだよ⁉”と…。


だが、司自身、“何れは、タマに助けを求めてぇ時も来るかも知れねぇな。”と、いう思いで、此の時の司は、正直に、タマに、話しし始めるのだった。



其処で、タマは、司から話しを聞いて、漸く、納得して居たのだった。


決して、自身の雇い主で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いた話しを疑って居た訳では無かったのだ。


だが、此の時のタマにとって、此れ迄の司を考えた時…。
司が、女性を好きに成り、女性を受け入れる等と、此れ迄、想像して来なかったのだ。


実は、タマ自身、“将来の司坊っちゃんの結婚相手は、愛の無い政略結婚のお相手と成るだろう。”と、此れ迄、ずーっと、思って居たのだ。


だからこそ…。
そんな将来の司の事を思えば、ずーっと、不憫に思って居たのだ。


だが、そんな司に、好意を寄せて居る女性が現れたというのだ。


しかも、其のお相手で在る 女性は、道明寺総合病院の若き部長ドクターだと言うのだ。


だからだったのだ。
そんな司からの話しを聞いたタマ自身、“タマは、坊っちゃんが好意を寄せて居るという其の女性と、早く、会ってみたいモンさねぇ。”と、考えて居たとしても、何ら、不思議でも無かったのだ。



そして、タマが、そう思って居た所に、司は、更に、話しを続けて居たのだ。


「其れに、其の女医は、俺に、一切、媚びねぇ処か?
 笑顔も見せねぇ。
 其れに、其の女医は、俺に、反論ばかり言いやがる。
 けど…な。
 俺は、そんなあいつが良いんだわ。
 あいつは、俺には、媚びねぇし、一切、靡かねぇけど…な。
 俺が、今迄、見て来た、俺に媚びて来る様な女じゃねぇあいつが、俺にとって、居心地が
 良いんだわ。
 俺には、あいつ以外ぇ、考えられねぇし…。
 あいつなら、俺の横に居ても、しっくり来る。
 だから…よ。
 いざと成ったら、タマは、俺の味方に成ってくれよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマは、司からの話しを聞いて、嬉しそうに、司からの要望を受け入れるのだった。


「ハイハイ、分かりましたよ。
 其の女医が、将来の道明寺夫人と成る女性だと言うのなら、此のタマ…。
 坊っちゃんの味方に成らない訳にはいかないさね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、タマという援軍を手に入れた事で、思って居たのだった。


“タマが居れば、あいつも、俺と結婚するしか無く成るだろ。”と…。



其処で、タマは、考えて居たのだった。


“もしかしたら、椿お嬢様も、奥様から、此の話しを聞いて、日本に帰国して帰って来るか
 も…さね。
 椿お嬢様が先走らない様に、椿お嬢様の動きを阻止し無ければ成らないさね。”と…。



だが、結局、司の姉で在る 椿は、日本に帰国後、先ずは、道明寺邸に帰る事無く、直接、道明寺総合病院に向かって居たのだった。


だからだったのだ。
そんな司の姉で在る 椿の行動を阻止する事が出来無かったタマは、後悔するしか無かったのだ。


何故なら…。
此の時のタマは、司の秘書で在る 西田から、司の其の後の行動だけじゃ無く、司の姉で在る 椿の行動に寄り、道明寺総合病院内で、司とつくしに対する噂話で持ち切りに成って居る事を、其の後、聞いたから…だったのだ。



そして、更に、其の後、つくしと会って来た椿が、満足そうな顔付きで、其の時の話しを、自身に話しして来る椿の姿を観て居たタマは、“はぁ~。”と、溜息しか出て来なかったのだ。


云わば…。
そんな司の姉で在る 椿の行動を、此の時のタマは、呆れて観て居たのだ。



だが、此の時のタマは、自分自身を、自分自身で、諫めて居たのだ。


何故なら…。
実は、此の時のタマは、既に、司の姉で在る 椿に言って居た筈…だったのだ。
“椿お嬢様の行動を、阻止し無ければ…。”と、いう使命感を持って…。


「椿お嬢様…。
 今後は、自分勝手に、行動為さらぬ様に、お願いしますよ。
 坊っちゃんが好意を寄せて居る其の女医に、(坊っちゃんが)会えなく成っても困ります
 から…さね。」と…。


だが、此の時のタマは、司の姉で在る 椿のそんな行動を、阻止する事が出来無かったのだ。


其れ処か?
其の後の司の姉で在る 椿は、結局、タマの知らぬ間に、再三に渡って、道明寺総合病院に現れて居たという訳…だったのだ。



実は、此の時の司の姉で在る 椿は、自身にそう言って来たタマの話し等、聞いて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の姉で在る 椿は、“(自身の弟で在る)司の為に…。”と、いう思いから、つくしに会いに行こうとして居たのだった。


という訳で、“私の思いを、牧野先生に伝えて置きたい‼”と、考えて居た此の時の司の姉で在る 椿は、タマの思い等、全くのお構い無しで、自分勝手に、行動出来て居たのだ。


だからこそ…。
其の後の司の姉で在る 椿は、同じ様な話しを、再三に渡って、自身に話しして来たタマに言えた言葉だったのだろう。


「大丈夫よ。
 タマさんは、何時(いつ)も、心配性だから、そう言うけど…。
 司には、私が就いて居るんだから…。
 私に、任せて置いて頂戴‼」と…。




だが、其の後の司は、そんな自身の姉で在る 椿の行動を知った事で、そんな自身の姉で在る 椿に対して、怒りと共に、吠えるかの様に、自分自身の心の中で、思って居たという訳…だったのだ。


“クッソ~‼”と…。



だからこそ…。
其の後の司は、タマに、其の事を話しして居たのだ。


だが、実は、此の時のタマは、既に、其の後、道明寺邸に帰宅した司の姉で在る 椿から、そんな話しを聞いて居たので、司から、自身の姉で在る 椿の話しを聞く迄も無く、其の話しの件は、知って居たのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、司の姉で在る 椿から聞いて居た話しを、司にも話しして聞かせて居たのだった。


何故なら…。
“何れは、司坊っちゃんの耳にも入って来る話しだろうさね。”と、認識した事で、此の時のタマは、司に話しして居たという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
自身の姉で在る 椿が、つくしと会って、つくしと話しした会話について、タマから聞いた此の時の司は、更に、怒り爆発だったのだ。


だからだったのだろう。
其の後の司は、“姉ちゃんとは、一度、話ししねぇと…な。”と、考えて居たのだった。
実は、此の時の司の頭の中では、自身の姉で在る 椿に対する怒り爆発状態だった事は、変わらぬままに…。



だが、此の時の司の姉で在る 椿は、つくしと会って話し出来た事で、思って居たのだった。


“司の為に、私は、良い仕事をしたわ。
 此れで、つくしちゃんは、司に、心が傾くと思うわ。
 私の話しを聞いたつくしちゃんは、きっと、『お涙頂戴』だったかも…知れないわ。
 其れに、此れで、きっと、つくしちゃんは、司に惚れると思うわ。”と…。


という訳で、つくしが将来の自身の義妹と成ると思い込んで居る此の時の司の姉で在る 椿は、つくしの事を気に入った事で、自分自身の行動を、自分自身で、褒め称えて居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のタマは、そんな司の姉で在る 椿の行動を、更に、呆れて観て居たという訳…だったのだ。



fin

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