tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  106.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  105.』の中の<姉妹愛>の続き】


つくしは、滋に訊いて視たのだが、つくし自身が知りたかった【『あの女性』は、其の後、如何成ったのか?】と、言う所迄は、結局の処、自身の姉と成った 滋からは教えて貰えなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
【其の後、『あの女性』が如何成ったのか?】
如何しても、気に成って仕方が無いつくしは、司に訊いて視る事にしたのだった。


「司に訊きたい事が有るんだけど…。」と、話しを切り出し乍ら…。


実は、つくしからそんな風に訊かれた司は、F4&T3のグループLINEに入って来た滋からのLINEメッセージで、【つくしが滋に何を訊いて居たのか?】と、言う事を知って居たのだ。



【其の時の滋からのLINEメッセージとは…。


 『やっぱり、つくしが私に訊いて来たわよ。
  司 と つくしの婚約披露パーティーの時に、つくしがレストルームで意識を失って倒
  れた原因を作ったあの女の事を…。
  実は、つくしは、「私が記憶を取り戻せたのは、『あの女性』のお陰で…。」とか、何
  とか、私に言って来たのよ。
  で、つくしは、あの女の事を許そうとして居たのよ。
  つくしは、お人好し過ぎると思わない?』…だったのだ。


 だからだったのだろう。
 そんな滋からのLINEメッセージを見たF4&桜子は、驚愕の余り、仰け反りそうに成って
 居たのだった。


 そして、其のLINEメッセージを見たF4&桜子は、それぞれ、F4&T3のグループLINEに
 LINEメッセージを入れるのだった。


 『信じらねぇわ。
  つくしがあの女を許そうとする何て…な。
  此方(こっち)の身に成って視ろっつーんだ‼』


 『牧野らしいね。』


 『牧野らし過ぎて、呆れて物も言えねぇわ。』


 『牧野っつー女は、元々、そう言う女だろ。
  だから、仕方ねぇんじゃねぇの。』


 『先輩は、如何言うおつもりで、許す気に成ったのでしょうか?
  お人好しも、大概にして頂けませんと、此方の身が持ちませんわ。』と…。】



だからだったのだろう。
つくしが自分自身に何を訊きたいのか?
司は、つくしからの話しを聞かずとも、分かって居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の司は、“しょうがねぇから、つくしの話しを聞いて遣るか⁉”と、思い乍ら、つくしに返答の言葉を告げるのだった。


「ああ、良いぞ‼」と…。


其処で、此の時のつくしは、思い切って、司に訊き始めるのだった。


「東京メープルで、司 と 私の婚約披露パーティーを執り行ったでしょ!
 其の時に、私が東京メープルのレストルームで出会った女性って、“其の後、如何成った
 のかなぁ~。”って、思ってさ。
 ねぇ、司は、私に本当の事を教えてくれるよね?」と、上目遣いで…。


実は、此の時の司は、そんなつくしの様子を見て居た事で、つくしに本当の事を言おうか?
迷った事は事実…だったのだ。


だが、もし、自分自身がつくしに本当の事を言えば、記憶を取り戻した現在のつくし成らば、『あの女性』に対して、申し訳無く思うだろう事は、初めから、予想出来て居た司…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしの姉と成った 滋同様に、つくしに本当の事を言うつもり等毛頭無かったのだった。


だからこそ…。
もし、司がつくしに言える言葉が有るとする成らば、こう言うしか無かったのだった。


「其の後のあの女の事か?
 其れは、親父 と 大河原社長に任せて在る。
 俺が出しゃばる寄り、其の方が良いと、俺が判断した。
 だから…よ。
 其の事に関して、つくしが知る必要もねぇ。
 もし、つくしが知った処で、もう、如何にも成らねぇだろ。
 だから、其の事に関しては、もう、忘れろ‼」と…。


勿論、此の時のつくしは、司からの言い分に対して、納得等して居なかったのだ。


寧ろ、つくしは、“如何して、誰も、私に教えてくれないの!”と、言いたい位…だったのだ。


だが、此の時のつくしは、自分自身を見て来る司の瞳(め)を見た時、そんな自分自身の思いを、とても、司には言えなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、仕方無く、司に承諾するのだった。


「分かったわよ。
 もう、司には訊かないわよ。」と、諦めたかの様に…。



だが、此の時の司は、つくしに言って置きたい事が有ったので、更に、つくしに伝えるのだった。


「つくしは、分かってるだろうけど…よ。
 俺の口から、ちゃんと、言って置くわ。
 あの女がつくしに何と言ったのかは、あの女の口から聞いた。
 でも…な。
 言って置くが、俺は、あの女と結婚の約束…何てしてねぇぞ‼
 俺は、(英徳高校時代の)つくしに訊かれたから、其の時に言って有ったと思うけど…
 よ。
 中坊の頃の俺は、総二郎 と あきらに誘われて、夜な夜な街へ繰り出しては、クラブ通
 いの日々…だった。
 勿論、中坊の頃の俺は、直ぐに止めたが、其の時に、色んな女とkissしてた事は、事実だ‼
 でも、其れは、遊びの範疇で、誰に咎められる事でもねぇだろ。
 だから…よ。
 中坊の頃の俺は、勿論、誰共、結婚の約束…何てする筈がねぇ‼
 っつー事は、あの女の独り善がりに過ぎねぇっつー訳だ!
 だから…な。
 つくしは、誤解するなよ。」と、不安顔に成り乍ら…。


実は、此の話しに関して云えば、此の時のつくしには、既に、承知して居た話なのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、不安顔に成り乍らも、自身にそんな風に言って来た司に言って除けるのだった。


「勿論、今の私は承知して居る話しだよ。
 でも、東京メープルのレストルームで出会ったあの女性からそんな話しを聞かされた時
 は、ショックだったかな。
 だって、まだ、記憶が戻って無かった時に、あの女性からそんな話しを聞かされたんだも
 ん。
 そりゃあ、ショックが大きいでしょ!
 だから、其の時に、私がショックを起こして居た事は、仕方が無い話でしょ!
 でも、英徳高校時代の私は、其の話しを司から聞いて居た訳だし…ね。
 今は、司の言いたい事は、分かってるよ。
 だから、誤解…何てして無いから、安心して!」と…。


という訳で、司にとっては、“つくしが納得した。”と、思って居た話では有ったのだが…。
実は、此の時のつくしは、司の言い分自体に承知して居るだけで、本当の事を教えて貰えなかった事自体には納得出来て居なかったのだ。



だからだったのかも知れない。
其の後のつくしは、桜子に連絡を入れるのだった。
勿論のビデオ通話にて…。


何故なら…。
つくしの中では、もう一つ、気に成る事が有ったから…だったのだ。


「桜子に訊きたい事が有るんだけど、良いかな?」と…。


勿論、此の時の桜子も、実は、つくしが自身に何を訊きたいのか?
予想出来て居たのだった。


だが、此の時の桜子は、“知らない振りをする方が良いだろう。”と、考えた事で、つくしからの話しに耳を傾ける事にしたのだった。


「先輩、何ですか?」と…。


其処で、此の時のつくしは、桜子からの了承が得られたので、桜子に訊き始めるのだった。


「うん、実は、司 と 私の婚約披露パーティーを執り行った日に、東京メープルのレスト
 ルームで私が出会った女性って…。
 もしかすると、以前にも何処かで、出会ってるかも知れないのよね。
 でも、何処で出会ったのか?
 私には、全く、思い出せないの。
 でも…ね。
 何と無く何だけど、“もしかしたら…。”って、思う場所は有るのよ。
 だからこそ、桜子に連絡してるんだけど…さ。
 もしかすると、私が(東京メープルの)レストルームで出会った女性は、以前に、英徳学
 園内で出会ってるんじゃ無いのかな?
 桜子は、英徳高校時代に、『あの女性』を見掛けた事、有る?」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、“先輩にしては、鋭いんじゃ在りません?”と、思い乍らも、つくしに話しを切り出すのだった。


「ええ、先輩が、まだ、英徳高校に通われて居た頃の話ですから…。
 先輩が高校2年生の頃のお話しに成りますわね。
 英徳学園の正門前で、“此の(英徳学園の)中に、私のフィアンセが居るの。”とか、何と
 か、そんな事を言って、(『あの女性』が)騒いで居たので、(英徳学園の)警備員に止
 められて居たのが、『あの女性』ですよ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、桜子からそんな話しを聞かされて、漸く、分かったのだった。


“やっぱり、私は、英徳高校時代に、『あの女性』を見掛けた事が有ったんだぁ~。
 其の時も、確か、『あの女性』は、今回の私の前と同じ様に、悲痛な叫びを上げて居たと
 思う。
 『あの女性』が、あんな風に、悲痛な叫びを上げる程、司に好意を抱いて居たという事…
 何だろうなぁ~。”と、思い乍ら…。


だが、此の時のつくしは、そんな風に思い乍らも、自身の思いは、一切、桜子に言わずに、返答だけするのだった。


「やっぱり、そうだったんだね。」と…。



だが、此の時のつくしは、序でかの様に、司 や 滋に訊いた時と同じ様な話しを、桜子にも訊き始めるのだった。


「ねぇ、桜子は知ってる?
 其の後の『あの女性』の事を…。」と…。


勿論、此の時の桜子からのそんな返答の言葉は、つくしにとって、“やっぱり、そうだよね。”と、諦めるかの様に、そう思える様な言葉…だったのだ。


「申し訳在りませんわ。
 私は、存じ上げて折りません。」と…。


だが、其れでも、此の時のつくしは、桜子に訊くのだった。


「実は、お姉様にも、司にも訊いたんだけど…ね。
 何方からも、私は、“知らなくても良い。”って、言われたの。
 でも、如何しても、私は気に成るのよね。
 だったら、F3に訊いて視ようかなぁ~。
 F3だったら、きっと、知ってるわよね?」と、訊き出すかの様に…。


だからだったのかも知れない。
そんなつくしからの言い分を聞いて居た此の時の桜子の顔付きは、苦笑い…だったのだ。


だが、実は、此の時のつくし と 桜子は、ビデオ通話での会話だったので、当然、そんな桜子の顔付きに気が付いても良さそうなモノだったのだが、此の時のつくしは、一切、そんな桜子の顔付きに気が付いて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、一切、気が付いて居ないつくしからのツッコミ自体を受けずに済んで居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、そんな鈍感なつくしに対して、自身の心の中で、ツッコミを入れて置くのだった。


“流石、先輩ですわ。”と…。


だが、此の時の桜子からのつくしへの返答の言葉は、勿論、仕方が無いと言った風…だったのだ。


「じゃあ、F3の皆さんに連絡を入れて視ますか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、桜子に伝えるのだった。


「うん、お願い出来る?
 久し振りにF3と会って訊いて視たい。」と…。


という訳で、後日、つくしは、久し振りに、『F4&T4の集まり』の場に参加する事と成ったのだった。

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