tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  105.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  101.~104.』のエピローグ】


自身の実父 と 実母で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子…。
そして、自身が、一番、謝りたかった自身の実弟で在る 進のお墓参りを済ませた事で、漸く、つくしは落ち着きを取り戻して居たのだった。



そして、何より、つくしが過去の記憶の全てを取り戻した後に、“久し振りに逢いたいなぁ~。”と、思って居た相手と、思い掛けず、会う事が出来たのだった。


其の相手とは、勿論の道明寺家の使用人頭で在る タマの事…だったのだ。



そして、更には、普段は、滅多に逢う事が出来無いLA在住の司の姉で在る 椿とも会う事が出来たのだ。


実は、椿は、“漸く、つくしちゃんに逢えるわ。”と、プレゼントを持参して、日本に帰国して帰って来たのだ。


勿論、現在のつくしは、大河原家の娘なのだ。
と言う事は、道明寺家同様に、現在のつくしは、手に入れ様と思えば、何でも手に入れる事が出来る立場の人間なのだ。


だからだったのだろう。
今回の椿は、甘いもの好きのつくしに合わせて、甘~いお菓子セットのプレゼント…だったのだ。


実は、椿からのそんなプレゼントを受け取った時のつくしは、甘いもの好きと言うだけでは無く、勿論、食べる事が好きと言う事も有り、嬉しくて堪らなかったのだ。



更に言えば、元々、つくし自身、此れ迄、苦手として来た相手が居たのだ。
其のつくしが苦手として来た相手とは、其れは、勿論の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…其の女性(ひと)だったのだ。


其の後、つくしが苦手として来た其の相手と会う事が出来、お互い、分かり合える事が出来たのだった。


実は、此れ迄のつくしは、“『(司の母親で在る 道明寺HD 社長)道明寺楓』と言う女性は、世間の噂通り、『鉄の女』だ!”と、思って居たのだ。


そして、英徳高校時代のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事を、勝手に、『魔女』と、あだ名を付けて居た位なのだ。


其れ位、此れ迄のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事を、苦手として来たのだ。


だが、今回、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と会う事が出来、そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と話しする事が出来たお陰で、此れ迄のつくしが、勝手に、抱いて来た『(司の母親で在る 道明寺HD 社長)道明寺楓』像…みたいなモノが、見事に、崩れ去ったのだった。


だからだったのだろう。
其の後のつくしは、勝手に、自身が名付けた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のあだ名で在る 『魔女』と、言う言葉を封印したというのか?
其の後、独り言で在ろう共、一切、言わなく成って居たのだった。



だが、偶々、つくしの独り言を聞いてしまったつくしの恋人で在り、つくしの婚約者でも在る 司は、勝手に、つくしが名付けた自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のあだ名で在る 『魔女』と、言う呼び名を、道明寺家の使用人頭で在る タマに話ししてしまったのだ。


実は、司 と タマがそんな話しをして居た其の場所とは、道明寺邸の中に在る ダイニングルーム…だったのだ。


普段、帰邸の遅い司が、其の日に限って、早目に帰邸して居たのだ。


だからだったのかも知れない。
油断して居た司は、ポロっと、タマに話ししてしまったのだ。


「つくしが独り言で言ってたんだけど…な。
 つくしがババアの事を何と呼んでるか、タマは知ってるか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、自身の首を捻り乍らも、司に訊くのだった。


「タマは、存じ上げて折りませんが…ね。
 つくしは、奥様の事を何と呼んでるんです?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、ニヤッと、笑い乍ら、タマに教えて遣るのだった。


「『魔女』だって…よ。」と…。


で、此の時の司は、「つくしは、上手い事、言うだろ!」と、タマに言い乍らも、仕舞いには、ゲラゲラと、笑い始めるのだった。



其処に、予期して居なかった事が起こるのだった。
実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が世田谷の道明寺邸に帰邸したのだ。


勿論、司 と タマは、知って居たのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が日本に帰国して帰って居る事を…。


だが、今回の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の日本への帰国は、実は、単発的なモノで、直ぐ、NYに戻ると言う事も有り、「帰りが遅く成るので、出張先から、直接、(東京)メープルに向かいます。」と、タマは、聞いて居たのだ。


ところが、予定よりも、早目に終了して、帰邸出来そうなので、事前に何も伝えずに世田谷の道明寺邸に帰邸したという訳…だったのだ。


そして、突然、世田谷の道明寺邸に帰邸して帰って来た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其のままの足で、ダイニングルームに向かったという訳…だったのだ。



実は、此の日のタマは、司の給仕をして居たという事も有り、また、突然だったという事も有り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の帰邸に気が付いて居なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
突然、ダイニングルームのドアが開いた事で、タマだけじゃ無く、司迄もが、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の帰邸に度肝を抜かれる状況と成って居たのだった。


という訳で、此の日の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、勝手に、つくしから名付けられたという呼び名(『魔女』)の意味を知るのだった。



だからだったのかも知れない。
其の後、つくしと会う機会の在った 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんなつくしに対して、嫌味たっぷりに訊くのだった。


「あっ、そうだわ。
 つくしさんに訊いて置きたい事が有ったのよ。
 私(わたくし)は、陰で、つくしさんから『魔女』と呼ばれて居るのかしら?」と…。


だからだったのだろう。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、そんな風に訊かれてしまった此の時のつくしは、開いた口が塞がらない様な状況と成って居たのだった。


そして、此の時のつくしは、同時に、悟って居たのだった。


“きっと、司が喋ってしまったのよね⁉”と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そんな風に、自身に訊いて来た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に対して、言い訳が出来る筈も無く、謝る事しか出来無かったのだ。


「申し訳在りませんでした。」と…。



だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓とて、分かって居たのだ。
もしも、英徳高校時代のつくしが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事を、そう呼んで居たので在れば、“其れは、仕方が無い話しなのだろう。”と…。


だからこそ…。
そんな風に悟って居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其の上で、更に、思って居たのだった。


“もしも、私(わたくし)が、つくしさんからそう呼ばれて居たとしても、嘗て、英徳高校
 時代のつくしさんにして来た私(わたくし)の行為を考えれば、其れは、致し方無い話し
 なのだろう。”と…。


だが、そんな風に思い乍らも、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、一応、つくしを諭すのだった。


「今迄は、仕方が無かった話しかも知れないけれど、此れからは、誰の前でも、そんな呼び
 方は為さらない様に…。
 仮にも、貴女は、道明寺HDの後継者で在る 司の婚約者ですから…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、シュンとしたまま、更に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に謝りの言葉を伝えるのだった。


「承知致しました。
 以後、気を付けます。
 申し訳在りませんでした。」と…。



PS.


“きっと、司が喋ってしまったのよね⁉”と、悟って居たつくしは、其の後、司に直談判した事は言うまでも無かったのだった。


そして、勿論、司も司で、タマに話しして居た所に自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に聞かれてしまった事を言い訳の材料として、つくしに話しして居た事は言うまでも無かったのだった。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  98.』のエピローグ  <姉妹愛>】


実は、漸く、そんな日から日常に戻った頃のつくしは、まだ、忘れて居る事が有る様な気がして、ふと、考えを巡らせて居た時の事…だったのだ。
そして、其の後、或る事を思い出すのだった。


勿論、或る事を思い出したつくしは、滋の部屋に向かい、滋の部屋の中に入った途端…。
自身の姉と成った 滋に訊き始めるのだった。


「ねぇ~、お姉様…。
 実は、お姉様に訊きたい事が有るのよね。」と、話しを切り出すかの様に…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、自身の妹と成った つくしに即答するのだった。


「うん、良いよ。
 でも、何か有ったの?」と、心配そうに…。


其処で、つくしは、漸く、本題に移るのだった。


「私が(東京)メープルのレストルームで意識を失って倒れた時、お姉様が私を見付けてく
 れたんだよね。
 其の時に、女性と擦れ違わなかった?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、自身にそんな風に訊いて来た自身の妹と成った つくしに言って除けるのだった。


「良い、つくし…。
 つくしは、あの女のせいで、(東京)メープルのレストルームで意識を失って倒れたんだ
 よ。
 だから、其の件に関しては、つくしが気にする事じゃ無いから、つくしは心配し無くても
 良いよ。」と…。


だが、此の時のつくしは、其れでも、自身の姉と成った 滋に言ってしまうのだった。


「えっ、其れって、如何言う意味?
 もしかして、既に、あの女性に、何かコトを起こしたって、意味⁉
 実は、あの女性は、本当に、司の事が好きだったみたいなの。
 辛そうな目付きで、私に訴えて来たの。」と…。


そして、其の後のつくしは、あの時の女性が自分自身に言って来た話を、自身の姉と成った 滋に話しするのだった。


勿論、つくしから聞いたそんな話しは、既に、滋自身も、後から話しを聞いて知って居た訳で、つくしから聞いた話しだけで、動揺する事も無かったのだった。


だが、滋自身、“つくしが、そんな話しをあの女から聞かされた事で、つくしは、動揺して居るんじゃ無いのか?”と、心配して居た事も有り、自身の妹と成った つくしに訊いて視るのだった。


「つくしは、あの女からそんな話しを聞いて、ショックだったんじゃ無いの?
 大丈夫だったの?」と…。


ところが、実は、つくしからの返答の言葉に、此の時の滋は、度肝を抜かれた程…だったのだ。


「ううん、そんな事無いよ。
 だって、既に、私は、司から聞いて知って居たの。
 だって、女性嫌いな筈の司が、自棄に、英徳高校時代からkissが上手だったのよね。
 だから、英徳高校時代の私は司に聞いてしまったの。
 “如何して、道明寺(司)は、そんなにkissが上手なの⁉”って…。
 そしたら、実は、中等部の頃の司は、西門さん と 美作さんと一緒に、夜な夜なクラブ
 に行っては、年上の女性達とkissをして居たみたいなの。
 だから、司は、其の時に、kissの仕方を覚えたんじゃ無いのかな。
 でも、直ぐ、そう言う遊びは止めたみたいだったけど…ね。
 其れに、司 と 私は、英徳高校で知り合った訳で、“あの女性からそんな話しを聞いた
 から…。”って、一々、司に怒ったり、拗ねたりしても、切り無いじゃん!
 でも、英徳高校時代の私が司からそんな話しを聞いた時は、ちょっと、ムカついたけど…
 ね。」と…。


だからだったのだろう。
自身の妹と成った つくしからそんな話しを聞いた滋は、そんな司に対して、密かに、怒りを露わにして居たのだった。
勿論、つくしにはバレて居ない様子だったのだが…。


“あのバカ司…つくしに、一体、何を喋ってんのよ‼”と…。



だが、つくしからの話しは、まだ、続いて居たのだった。
お人好し全開で…。


「でも、良く考えたら、あの女性のお陰で、私の記憶は戻った訳で…。
 “許して上げても良いんじゃ無いのかなぁ~。”って、実は、考えたりして居たの。
 でも、既に、コトを起こしてるって、訳でしょ!
 あの女性は、一体、如何成ったの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そんなお人好し全開のつくしに対して、呆気に取られるやら、開いた口が塞がらない様な状況に成るやらで、ついつい、つくしに怒りを露わにしてしまうのだった。


「ちょっと、つくし…いい加減にしなさいよ‼
 つくしは、あの女のせいで、意識を失って倒れたの。
 “もしも、打ち所が悪かったら…。”って、今、考えただけでも、そんな悠長な事は考えら
  れない筈でしょ!
 つくしが入院して居た時の私は、つくしの事が心配で心配で怖かったんだから…ね。
 だからこそ、其のつくしのお人好し振りを、如何にかして欲しいわよ。
 私は、毎日、つくしの事が心配で、私の寿命は縮まる思いよ‼
 其れに、余りにお人好し過ぎると、自分自身の身を破滅に導く(=滅ぼす)事に成るわ
 よ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、口に出して言う事は出来無い迄も、自身の心の中で、密かに、思うのだた。


何故なら…。
もし、つくしが口に出してしまえば、更に、滋を怒らせる結果に成るから…だったのだ。


“私って、其処迄…なの⁉
 お姉様は、そんなに、私の事が心配なの。
 さっきのお姉様の話し振りだと、其れはまるで、脅しの様にも取れるわよね。
 其れ位、私って、もしかしたら、危なっかしいのかな?”と…。


だが、そんなつくしの心の声自体、最初の方は自身の心の声として、滋には届かなかったのだが、段々、自身の口から発せらる事で、しっかり、滋には聞かれて居たのだった。


だからこそ…。
此の時の滋は、呆れたかの様に、やはり、開いた口が塞がらない様な状況と成って居たのだった。

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