tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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真実~お盆~【生まれ変わり】…<つかつく>  番外編





2023年8月13日~8月16日…お盆



<此の二次小説『真実~お盆~【生まれ変わり】…<つかつく>  番外編』は、少しお盆
 シーズンから外れて居ますが、了承の程、宜しくお願い致します。
 詳細に付きましては、『休み中~ご挨拶~』<カテゴリー;私の一言集>をご覧下さいま
 せ。>




<此の二次小説『真実~お盆~【生まれ変わり】…<つかつく>  番外編』は、お盆シー
 ズンと言う事も有るのですが、不快に思われるやも知れない言葉が、度々、入って折りま
 す。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『生まれ変わり…<つかつく>  1.~6.』のエピローグ】


何故、つくしが18歳の若さで他界し無ければ成らなかったのか?
其れは、誰も真実を知る事は無かったのだ。


何故なら…。
つくしが亡く成る前の事…。
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子にも、つくしの弟で在る 進にも、つくしが、一切、言わなかった話なのだ。


しかも、其のつくしが隠したまま亡く成った其の真実は、つくしの主治医にも告げられる事は無かったのだ。



だが、実は、つくしの主治医は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子 と つくしの弟で在る 進に伝えて居た事が有ったのだ。
其れは、つくしの病状について…だったのだ。


実は、普通なら起こり得ない筈の事がつくしの内臓の中で起こって居たのだ。


云わば…。
外部から危害が加えられた様な傷がつくしの内臓の中に残って居たのだ。
其れに、つくしの内臓の中には出血の痕跡も残って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしの主治医は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子 と つくしの弟で在る 進から訊き出すかの様に伝えて居たのだ。


「娘さんのお身体は、良く、此処迄、持った物だと…感心して居ます。
 本来なら、直ぐにでも、何等かの症状が出て居ても可笑しく無かった筈です。
 しかし、如何してか?
 娘さんの身体の中では直ぐに症状が出て来なかった。
 だからこそ、此処迄、持ったのでしょう。
 一体、娘さんに何が遭ったのですか?」と…。


だが、当のつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子 と つくしの弟で在る 進には、一切、分からなかった話なのだ。


実際、つくし自身、本当の事…。
云わば、真実に関して、此れ迄、家族にも、優紀にも、一切、言って来なかったのだ。
即ち、英徳学園でつくしが如何言う目に遭わされて居たのか?
其の事について、つくしは、此れ迄、一切、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子 と つくしの弟で在る 進に言って来なかったのだ。


つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子にとっては、親として、恥ずかしいと言わざるを得ない状況なのだが、実際、其の当時の牧野家の大黒柱は、自他共に認める高校生の筈のつくし…だったのだ。


しかも、実際、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子 と つくしの弟で在る 進は、そんなしっかり者のつくしに頼り切って居たのだ。


だからだったのだ。
つくしが此の世を去った後の牧野家は、『つくし』と言う当時、まだ高校生だった牧野家の大黒柱を失った事で窮地に陥りそうに成って居た程…だったのだ。


其れでも、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子 と つくしの弟で在る 進が何とか遣って来られたのは、つくしの遺言の言葉が有ったからなのだろう。
つくしが息を引き取る寸前に言った遺言の言葉とは…。


「パパ、ママ、進…。
 私が居なく成っても、大丈夫よ!
 此れからは、しっかり、働いてね。
 私は、何時(いつ)も見てるから…。」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしが他界してからの当時のつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子は、つくしの遺言通りに必死に働き生計を立てて生活して来たし、つくしの弟で在る 進は、必死に勉学とバイト(社会人に成ってからは会社勤め)に頑張って来たので、そんなつくしの主治医の話しでさえも、すっかり忘れてしまって居た位…だったのだ。



そして、其の後、あの悪夢の日から20年近く経った頃の事…進は出張で関西に居たのだ。


其の時だったのだ。
偶然、進は、関西で、司 と 自身の姉で在る つくしにそっくりな美桜が一緒に居る所を見てしまったのだ。


此の時の進の心の中には、怒りの感情で一杯…だったのだ。


確かに、司がつくしの記憶を失う羽目に成ったあの港での事件は、司の責任では無い。
其れは、自身の姉で在る つくしからも聞いて居た話…だったのだ。


だが、進が見た其の時の司の顔色は色艶も良く、晴れやかで、もう中年と言っても可笑しくない様な年齢の男性に言う言葉では無いのだが、其れでも、『綺麗』と言う形容詞が似合う程の男性に此の時の進には見えて居たのだった。


だからこそ、返って、逆上と言う言葉が頭を過る程、此の時の進の心の中には怒りの感情で溢れて居た程と言っても過言じゃ無い状況…だったのだ。


そして、そんな風に進が思い、目の前に居る司を睨み付けて居た時の事…だったのだ。
司が進に気が付き、進に近付いて来たのだった。
勿論、美桜を伴って…。
其の時に、『美桜』の素性が司から進に話しされたのだった。


だからだったのかも知れない。
其の時の進は、“道明寺さんが姉ちゃんを裏切ったのでは無いか?”と、勝手な思い違いをし、大人気無い感情のまま、司に向かうのだった。


「道明寺さん、ご無沙汰して折ります。」と、冷静に挨拶の言葉を告げ乍ら…。


だが、此の時の司は、そんな進の顔付きを見て、“幾ら、あれから歳を取ろう共、人の性格が其処迄変わる筈無いのだが…。”と、不思議に思い乍ら進の変貌振りに驚愕しつつ、進に挨拶の言葉を交わすのだった。


「弟…久し振りだったな。
 元気だったか?」と、司も冷静に挨拶の言葉を告げ乍ら…。



実は、此の時の進は、態と、『道明寺さん』と、名前を呼んで視たのだった。


何故なら…。
進は、司の顔色を見て、“もしかしたら…。”と、思い乍ら、司の名前を呼んで居たから…だったのだ。


だが、司の自身へのそんな話し振りを聞いて、此の時の進は、“やっぱり…。”と、思った事で、司の記憶が戻って居る事に気が付いたのだった。


何故なら…。
司の顔色もそうなのだが、英徳高校時代の司が進を呼ぶ時の呼び方は『弟』…だったからなのだ。


だからだったのだろう。
此の時の進は、更に、確信した事でそんな司に訊くのだった。


「道明寺さんは姉の記憶を取り戻したんですね。
 ですが、姉はもう…。」と、進が言い掛けた時…司が進の話しに割り込むかの様に話しし始めたのだった。


「弟…俺はつくしの事を知ってる。
 其れに、つくしが俺の夢の中に現れて、俺は真実の話を夢の中のつくしから聞いたか
 ら…な。」と…。


其処で、漸く、当時のつくしの主治医から聞いた話を思い出した事も有り、進は司に訊き始めるのだった。


「と言う事は、何故、姉が亡く成らなければいけなかったのか?
 其の真実も、道明寺さんの夢の中で姉から聞いたという事ですか?
 一体、英徳学園で何が遭ったのですか?
 姉の身に何が起こったのですか?」と、興奮気味に…。


其処迄、一気に言い切った進は、司の顔を睨み付けて居たのだった。


だが、司は司で、つくしとの其の当時の頃の事を美桜には聞かせたくは無かったのだ。


だからだったのだろう。
司は、進に打診するのだった。
勿論、美桜には聞かれない様に…。


「東京で会おう!
 其の時に、ちゃんと、俺はお前に話しする。
 其れじゃあ、ダメか?」と…。


だからだったのだ。
“仕方無い。”と、でも言いた気に、進は、司に返答するのだった。


「承知しました。」と…。


そして、連絡先の交換を行った(おこなった)司 と 進…だったのだ。
勿論、此の時の司は、会社用TELの携帯番号では無く、自身のプライベート用TELの携帯番号の方を進に伝えるのだった。


そして、其の後の司 と 進は東京で会い、進が知りたかった自身の姉で在る つくしの事の全てを司から聞く事が出来たのだった。


云わば…。
此の時の進にとっては、20年近く経って、漸く、其の当時のつくしの病状の真実について、全てを知る事と成ったのだった。
此の時の進の心の中では、“其れが悔しい‼”と、言う言葉しか出て来ない程…だったのだ。



そして、更に、進は、【つくしの魂=美桜の魂】で在ると言う事も合わせて、司から話しを聞かされて居たのだった。


勿論、進とて、そう簡単に信じられるモノでは無い。
だが、司のそんな真剣な顔付きを見て視れば、“其れが嘘では無いだろう。”と、進が思えた事も、また、事実…だったのだ。


だからこそ、俄かに信じ難いのだが、信じざるを得ない状況なのだろうと言う事だけは認識出来た進…だったのだ。



そして、進と再会した其の年のお盆シーズンが近付いたのだった。
或る事を思い出した司は、進に連絡を入れるのだった。


「進に頼みが有る。
 お盆の頃に、つくしの墓前に行って視てぇんだわ。 
 俺をつくしの墓前に連れて行ってくれねぇか?」と…。


だが、つくしのお墓は、此れ迄、建てて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の進は、正直に司に其の事を伝えるのだった。


「未だに、姉のお墓を建てて遣る事が出来て居ないんです。
 姉の遺骨は、お寺に預かって貰って居るんです。」と…。


其処で、そんな話しを進から聞いた此の時の司は、此れ迄、つくしへの供養が出来て居なかった事を詫びる為にも、つくしのお墓を建てて遣る事にしたのだった。
勿論、道明寺家の所縁のお寺に…。


実は、其処のお寺にはタマのお墓も存在して居たのだ。
だからこそ、“つくしが寂しがる事はねぇだろ?”と、考えた司…だったのだ。


勿論、【つくしの魂=美桜の魂】で在るという認識は、司にも在るのだ。
だが、つくしのお墓を建てて遣るのだったら、如何しても、“タマのお墓の近くが良いのでは無いか?”と、考えた司…だったのだ。


だからこそ、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に相談する事無く、道明寺家の所縁のお寺につくしのお墓を建てて遣ったという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
其の後の司は、つくしの弟で在る 進と再会した年のお盆だけでは無く、毎年のお盆 と 毎年の春 と 秋のお彼岸にも、必ず、つくしの墓前に手を合わせるのだった。


だからだったのかも知れない。
何時(いつ)しか、進は、司の事を許す気にも成れて居たのだろう。



そして、何時(いつ)しか、美桜もまた、司と共に、つくしの墓前に手を合わせる様に成るのだった。
勿論、つくしの墓前に手を合わせる美桜は不思議な気分…だったのだ。


何故なら…。
此れ迄、自分自身はつくしの『生まれ変わり』だと言われ続けて来たのだ。


だからだったのだろう。
つくしとは『はとこ』で、元々、親戚関係では在るのだが、勿論、今では、つくしの存在は見えなくても、つくしの事を姉の様に慕って居たのだ。
だからこそ、此の時の美桜は、何だか、不思議な気分に成って居たのかも知れない。


そして、其の後の司 と 美桜は、結婚する事と成るのだった。



PS.


実は、司は、進に頼んで居た事が有ったのだ。


「弟には俺が知る限りのつくしの事の全てを話しする。
 だが、此の事は美桜には内緒にして置いてくれ‼
 勿論、美桜は、つくしの存在を理解してる。
 だが、英徳学園での事迄は、美桜自身、知らねぇんだわ。
 だから、頼む。
 美桜には黙って置いてくれ‼」と…。


実の事を言うと、進も、司を通じて美桜と会う度に、姉の様な妹の様な既視感に教わる事が有るのだ。


勿論、つくしが美桜と『はとこ』で在る成らば、進も、また、美桜とは『はとこ』で親戚関係なのだ。
だからこそ、既視感では無く、事実、血が繋がって居るのは確かな事…だったのだ。


だからだったのだ。
進とて、美桜には嫌な思いに成って貰いたく無かったのだ。
なので、此の時の進は、司と約束するのだった。


「承知しました。」と…。


と言う事で、司 と 進の交渉は、此処に成立したのだった。



fin



<此の二次小説『真実~お盆~【生まれ変わり】…<つかつく>  番外編』の中に出て来
 るつくしの病状の件に関してですが、私は、医療従事者では在りませんので間違って居る
 可能性も有ります。
 ですが、此処は、『二次小説の世界』…故、『二次小説ネタ』と、了承下さいました成ら
 ば幸いです。
 関係者各位 様に於かれましては、不快な思いに成られるやも知れませんが、了承の程、
 宜しくお願い致します。>

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