tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  13.





【『Once again~再び~  4.』の【プロローグ】の〈PS.〉のエピローグ】


【プロローグ】


桜子の祖母で在る 三条家の大奥様が、つくし と 優紀の件について事情を知った時点で、つくし と 優紀のそれぞれの両親を三条邸に呼び出したのだった。



そして、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、其の後、つくし と 優紀のそれぞれの両親を諭すかの様に話しするのだった。


「つくしさん と 優紀さんの事の全てを此の私(わたくし)にお任せ為さい。
 勿論、悪い様にはし無いわ。
 つくしさん と 優紀さんには、“此の私(わたくし)の事を本当の祖母だと思って、甘
 えてくれたら良いのよ。”って、言って在るの。
 ですから、今日からつくしさん と 優紀さんには、此の屋敷(三条邸)で暮らしてもら
 うわね。」と…。



実は、此の時点で、つくし と 優紀のお腹の中のそれぞれの赤ちゃんの父親が誰で在るのか?
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の口からつくし と 優紀のそれぞれの両親達に話しが為されて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子にとっては、“やっぱり…。”と、思える事案では在ったのだが、優紀の両親にとっては、『寝耳に水』状態…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
そんな話しを桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から聞いた此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、“ご迷惑をお掛けするのでは無いか?”と、思い、三条家に迷惑を掛ける事を恐れて、断るつもりで居たのだった。


云わば…。
そんな話しを桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から聞いた此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、娘の親として、親子で何とかし様と考えて居たのだった。


と言うのか?
此の時点に於いてのつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、つくし と 優紀の将来を考えて、お腹の中の赤ちゃんを諦める様、諭すつもりで居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時のくし と 優紀のそれぞれの母親達は、自身達のそれぞれの娘で在る つくし と 優紀に、それぞれ、声を掛けるのだった。


先ずは、つくしの母親で在る 牧野千恵子が自身の娘で在る つくしに声を掛けるのだった。


「つくしは、如何したいの?
 今の道明寺さんはつくしの記憶が無いのよね?
 其れに、お腹の赤ちゃんが産まれて来て、どんどん大きく成って、“(僕の・私の)パパ
 は…?”って、もしも、つくしに訊いて来たら、つくしは如何するつもりなの?
 其れが、もしも、つくしじゃ無くて、(三条家の)大奥様 や 桜子さんに訊いて来て、
 ご迷惑をお掛けする様な事に成り兼ねないのよ!
 其れだけじゃ無いわ。
 もしも、お腹の赤ちゃんが道明寺さんにそっくりな赤ちゃんが産まれて来たら、つくしは
 如何するつもりなの?
 何時(いつ)か、お腹の赤ちゃんを産んだ事を後悔する日が来るかも知れない。
 つくしは其れで良いのかしら?
 ママは、つくしの苦しがって居る姿を見たく無いの。
 つくしは、自分自身の将来の事を考えて欲しい。
 其れに、今は、(三条家の)大奥様 や 桜子さんがつくしの事を助けて下さるかも知れ 
 ない。
 でも…ね。
 やっぱり、子育てして行くのは、つくし本人…何だから…ね。」と…。


そして、其処迄、つくしの母親で在る 牧野千恵子の話しを聞いて居た優紀の母親が、今度は、其の後を受けるかの如く、自身の娘で在る 優紀に話しし始めるのだった。


「そうよ、優紀…。
 お母さんもつくしちゃんのママと同じ意見よ!
 先ずは、産んだ後の事を考えなくちゃ…ね。
 子育ては、遊び や お飯事(おままごと)じゃ無いのよ。
 優紀のお腹の中から産まれて来る赤ちゃんは、『人の子』なのよ!
 分かってるの、優紀…。
 其れに、優紀にも赤ちゃんを産む事は出来るかも知れない。
 其れでも、まだ、10代の優紀が産んだ後、子供を育てるのは誰かしらの協力が必要と成る
 のよ。
 其れに、優紀のお相手の方は、情報番組 や 雑誌でも見た事在るけど…。
 世間では『遊び人』と、称されて居る男性(ひと)でしょ!
 そんな男性(ひと)の為に、優紀が赤ちゃんを産むだ何て…。」と…。


実は、此の時の優紀の母親は涙を流し乍ら、“(自身の娘で在る)優紀の為に…。”と、言う思いで優紀に訴えて居たのだった。



だが、此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫 と 優紀の父親は、自身の娘に何も言えずに居たのか?
一切、口を開く事が出来ずに居たのだった。


否、寧ろ、此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫 と 優紀の父親にとっては、言いたい事が山の様に有った筈なのだが、結局の処、自身の娘に何も言い出せずに居たのだろう。



そして、其処迄、つくしの母親で在る 牧野千恵子からの話し と 優紀の母親の話しを、唯、黙ったまま聞いて居た此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、漸く、口を開くのだった。


「ちょっと、宜しいかしら?
 貴女方の其の言い分でしたら、つくしさん と 優紀さんが御可哀想ね。
 何れにしても、産むのか? or 産まないのか?
 二者択一って処よね⁉
 何方かしかないのなら、選択肢を選ぶのは、貴女方 母親では無く、其れは、つくしさん 
 と 優紀さん…ということに成るわね。
 つくしさん と 優紀さんが、一生、後悔し無い様に、私(わたくし)は、当事者で在る 
 つくしさん と 優紀さんに選ばせて上げて欲しいのよ。」と…。



そして、此れ迄、唯、黙ったまま、自身の母親達の話しを聞いて居た其の後のつくし と 優紀は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の話しを聞いて居て、漸く、決心が付いたかの様に、自身の母親達に訴え始めるのだった。


先ずは、つくしから口を開いたのだ。


「ママ…私は、道明寺の赤ちゃんを産みたいの。
 ママには迷惑を掛けないから、道明寺の赤ちゃんを産ませて欲しい!
 もう、後悔したくないの。
 お願い、ママ…!」と、拝む様な格好をし乍ら…。


そして、優紀もまた、つくしの後を受けて、自身の母親に訴えるのだった。


「お母さん…私もつくしと同じ!
 西門さんの赤ちゃんを産みたいの。
 駄目って、言われても産みたい!
 お願い、お母さん…!」と、つくしと同じ様に拝む様な格好をし乍ら…。



其処で、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、其の後、つくし と 優紀のそれぞれの両親を諭す様に、更に、話しするのだった。


「私(わたくし)がつくしさん と 優紀さんの後ろ盾に成ります。
 其れで宜しいかしら?
 其れとも、私(わたくし)でしたら、役不足かしら?」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から言われてしまった此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、同じ様な事を考えて居たのだった。


“(三条家の)大奥様が、娘の後ろ盾に成って下さるのなら、其れ以上、反対する事が出来
 無いだろう(でしょうね)。
 だったら、許すしか無いのだろう(よね)。”と…。


だからだったのだ。
此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、それぞれ、そう考えた事で、つくしの父親で在る 牧野晴夫に目配せをしつつ、親達の代表かの様に、柔らかい口調のつくしの父親で在る 牧野晴夫の口から桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に了承の意を伝えるのだった。


「いいえ、そんな事は在りません。
 寧ろ、自分達の体裁ばかりを考えてしまって居たのかも知れません。
 (三条家の)大奥様が娘達の後ろ盾に成って下さるなら、こんなに有難く幸せな事は在り
 ません。
 娘達の事を宜しくお願い致します。」と、頭を下げ乍ら…。


そして、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、つくし と 優紀のそれぞれの両親達にお礼の言葉を伝えるのだった。


「良く、決心してくれましたね。
 有難う。
 あなた方に感謝するわ。」と…。



勿論、そんな桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の姿を見て居た此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、そんな桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に対して、恐縮し乍らも、密かに、こう思って居たのだった。


“自分達の娘の事なのに…。
 (三条家の)大奥様からお礼の言葉を仰って頂けるだ何て…。”と…。



そして、其の後の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、更に、自身に了承の意を伝えてくれたつくし と 優紀のそれぞれの両親達に話しし始めるのだった。


「つくしさん と 優紀さんが此の私(わたくし)の孫娘…成らば、あなた方は、此の私
 (わたくし)の息子 と 娘よね。
 此の私(わたくし)には、一遍に、息子 と 娘が4人も増えたのね。
 こんなに嬉しい事は無いわ。」と…。


実は、結局の処…。
此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に寄って押し切られた形と成って居たのだった。



其処で、更に、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、つくし と 優紀のそれぞれの両親達だけじゃ無くて、つくし と 優紀の本人達にも懇願し始めるのだった。


「其れはそうと…。
 此れからの此の私(わたくし)の呼び名…何だけど…。
 そうねぇ~。」と、茶目っ気たっぷりに言い始めたのだった。


だからだったのだろう。
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、つくし と 優紀のそれぞれの両親達 と つくし と 優紀の本人達の目の前で右手を顎に置き乍らも考えた素振りを見せて居ただけじゃ無く、「う~ん。」と、声質は高かったのだが、其れでも唸り乍ら、ニコッと笑いつつ、言って居たのだった。


「良い事を思い出したわ(笑)!
 私(わたくし)ねぇ~、ここ最近、“お母様”って、呼ばれた事が無いのよ。
 私(わたくし)の息子 と 嫁の代わりに、私(わたくし)の事を“お母様”って、呼んで
 下さらないかしら?
 そうしたら、つくしさん と 優紀さんも、私(わたくし)の事を、“おばあ様”って、呼
 んでもらえるでしょ!」と、更に、茶目っ気たっぷりに…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から懇願されてしまった此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達 と つくし と 優紀の本人達は、「承知しました(分かりました)。」と、返答の言葉をそれぞれ口にするのだった。



そして、此の時の桜子は、自身の祖母で在る 三条家の大奥様からのそんな話しを受けて、つくし と 優紀に話しし始めるのだった。


「と言う事は、先輩 と 優紀さん と 私は従姉妹と、いう事に成りますね。
 私…先輩 と 優紀さんの従姉妹に成れて、とても嬉しいですわ。」と、にこやかに…。



という訳で、其の後のつくし と 優紀は、それぞれの両親達からの許しを得て、三条邸に住まいを移し、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の思惑通りにコトがどんどん進んで行く事と成ったのだった。



PS.


何故、ここ最近の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、『お母様』と、呼ばれた事が無いのか?
知らなかったとは言え、不思議に思って居た此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、後々、自身達の娘で在る つくし と 優紀のそれぞれから話しを聞いて、納得して居たという訳…だったのだ。




〈『Once again~再び~  13.』は、短目にて、終了して折ります事をお詫び申し上げま
 す。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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