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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  14.





【『Once again~再び~  12.』の【総二郎 と あきらの会話】のエピローグ】


〈総優〉


実は、あきらは、桜子を呼び出して、総二郎が言う様に、先に桜子から話しを訊く事にしたのだった。


「桜子…今日は、悪ぃな。
 総二郎から話しを聞いたんだけど…よ。
 其の時に、詳しくは教えてもらえなかったんだわ。
 “忙し過ぎて、ちゃんと、優紀から話しが聞けてぇんだわ。
  今だったら、俺よりも桜子の方が詳しいと思うから、早く知りたかったら桜子に訊けば
  良いんじゃねぇの‼”って、言われて…な。
 一体、総二郎 と 優紀ちゃんは、如何成って、こう成ったからそう成った訳…だ?
 其れに、類からもうるせぇ訳…よ。
 “久々に、西門流のホームページを見て、吃驚したよ!
  総二郎が入籍したって、どう言う事…⁉
  何で、俺達には何の報告も無いの‼”って…な。
 其れは丸で、“総二郎の事を調べて置け‼”って、云わんが如く…類から言われたわ。
 だから…よ。
 俺に総二郎 と 優紀ちゃんの事を説明してくれねぇか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、其れは丸で、重い腰を上げるかの如く、話しし始めるのだった。


「仕方在りませんわね。
 美作さんが何処から何処迄、ご存知か存じ上げませんが…。
 勿論、子供が出来た位ですから、西門さん と 優紀さんはそう言う関係…だったと言う
 訳です。
 其処迄は宜しいですか?」と…。


だからだったのだろう。
事前に、其処迄は、直接、総二郎から話しを聞いて知って居た此の時のあきらは、「ああ、総二郎から聞いて知ってる。」と、言うに届めたのだった。


だが、此の時のあきらは、続きかの様に、桜子に訊き始めるのだった。


「確か、優紀ちゃんの方から総二郎に懇願したんだよな⁉
 其の話しを総二郎から聞いた時、実は、驚愕したんだけど…な。
 “あの優紀ちゃんが、経った一回だろうと、自ら、総二郎の餌食に成るだ何て…な。”っ
 て…。
 其れだけ、優紀ちゃんは、総二郎の事が好き…だったんだろうけど…な。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、あきらの意見に賛同するかの様に返答の言葉を口にし乍らも、あきらとは違う意見を述べるのだった。


「まぁ~、そう何でしょうけど…ね。
 でも、不思議だと思いませんか?
 あの百戦錬磨の筈の西門さんが、経った一回だけの優紀さんの時だけ、失敗為さったって
 事に成るんですよね⁉
 西門さんに限って、其れって、有り得ると思います⁉
 私には、“あの西門さんに限って、有り得ない!”って、思えるんですよね⁉
 もしかすると、西門さんは、態と失敗したとか…⁉
 “もしも、そうだとしたら…。”と、考えると辻褄が合うんですよね!
 もしも、そうだとしたら、間違い無く、西門さんは、早い段階で優紀さんに好意を寄せて
 居たと言う事に成ります。
 でも、西門さんは、優紀さんに告白する事は無かった。
 と言う寄りも、西門さんは、優紀さんを自分自身から遠ざけた。
 優紀さんを傷付けて迄…。
 だとしたら、私は、絶対に、西門さんを許せません‼」と…。


だが、此の時のあきらも桜子の意見には賛同する様子…だったのだ。


何故なら…。
此の時のあきら自身、総二郎からの話しを聞いた後、西門流のホームページを見た時に、何と無く、薄々、気が付いて居たのだった。


唯、桜子からの話しを聞いて居て、此の時のあきらの心の中では、確信に変わっただけの話…だったのだ。


そして、あきら自身の中で、そんな風に、結論付けて居た所に、桜子が口を開くのだった。


「でも、結局は、優紀さんが幸せ成らば、私は、其れで良いんですけど…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、そう言って来た桜子に返答の言葉を口にするのだった。


「だな‼」と…。



其処で、此の時のあきらは、桜子に核心を突く様な質問するのだった。


「で、総二郎が言う。
 何で、総二郎よりも優紀ちゃんの事は桜子の方が詳しいんだ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、全てをあきらに話しし始めるのだった。


※優紀がつくしと共に、三条邸にて、生活をして来た事…。
(其の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様 と つくし と 優紀のそれぞれの両親と
 の会話についての話の事…。
 其の後のお互いの呼び名についての話の事…。)


※つくし と 優紀が妊娠した事を知った時点で、つくしは英徳高校を…。
 そして、優紀は都立高校を、それぞれ、自主退学した事…。


※其の後のつくし と 優紀は妊娠中から、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の命を受け
 て、家庭教師を就けてもらい、大検を取得後、大学迄通って居た事…。
(つくしは、日本最高峰の国立大学に…。
 そして、優紀は、私立の女子大に…それぞれ、合格して居たのだった。
 勿論、つくし と 優紀が大学に行って居る間…。
 つくし と 優紀の子供達は、三条家の使用人に預けられて居たのだった。)


※其の後、大学を卒業したつくし と 優紀は、それぞれ、桜子が起業した会社に入社する
 のだった。
(勿論、桜子が起業した会社の出資者は、自身の祖母で在る 三条家の大奥様…だった事は
 言う迄も無かったのだった。)


※優紀の娘で在る『真紀』の名の命名者は、実は、桜子…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時のあきらは、桜子から全ての話しを聞いて居て、更に、自分自身の中で疑問に思った事を桜子に訊くのだった。


「如何して、優紀ちゃんの娘の名前を『真紀』って、桜子は名付けたんだ?」と…。


其処で、あきらからそんな風に訊かれた此の時の桜子は、ニコッと、不敵な笑みを浮かべ乍らも訊き始めるのだった。


「そんな事、私に訊いて、如何するんですか?」と…。


だが、此の時のあきらは、そんな風に桜子に訊いて置き乍らも、“本当に、訊いて良かったのか?”と、桜子への返答の言葉に迷いが見える程…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、“美作さんに意地悪するのは、此処迄にして置きますか?”と、自問自答し乍らも、そんなあきらに対して、返答の言葉を口にするのだった。


「私が優紀さんのお嬢さんのお名前を付ける時…。
 実は、其の前に、優紀さんから相談を受けたんです。
 “此の娘(こ)にはどんな名前が相応しいでしょうか?”って…。
 だからだったんですけど…。
 其の時に、何故か?
 私の頭の中では西門さんの顔が浮かんで居たんです。
 で、ふと、私の頭に浮かんだのが、“此の赤ちゃんのパパは、西門さん…何だ!”って言う
 事実でした。
 其処で、私が思い付いたお名前が『真紀』って言う名前…だったんです。
 『真紀』の『真』って言う字は、元々、『本当』・『まこと』・『真実』って言う意味が
 在るそうです。
 所謂、『噓・偽りで無い事・飾り気が無い事』と言う意味が在るんですよね。
 其れに、『天真』・『純真』と言う意味が在り、『生まれまま』・『混さり気が無い』と
 言う意味に成ります。
 其処で、私は思い付いた訳です。
 『真』って言う字は、其れこそ、西門さんとは真逆でしょ!
 優紀さんのお嬢さんに限って、西門さんと同じ性格って、考えられないでしょ!
 だからこそ、優しい優紀さんのお嬢さんらしく、『真紀』と名付けさせて頂きました。」と…。



だからだったのかも知れない。
桜子からのそんな言い分を聞いた此の時のあきらの背中には、嫌な汗が流れた様に感じたのだった。


何故なら…。
桜子が名付けた『真紀』と言う名の名付けの意味を、もしも、総二郎が知ったとしたら…。
此の時のあきらは、其の時の事を想像したからこそ…自身の背中に嫌な汗が流れたのだろう。
『冷や汗』と、言う名の汗が…。


勿論、自身の娘で在る 真紀の名付け親が桜子だと言う事自体…現時点で、総二郎は知らない筈なのだ。
だからこそ、此の時のあきらは、そんな桜子に言えた言葉…だったのだ。


「良いか、桜子…?
 此の事は、総二郎に絶対ぇに言うなよ‼
 もしも、そんな名付けの意味を総二郎が知ったとしたら…。
 総二郎の事だ‼
 絶対ぇ、暴れ出すぞ‼
 頼むから桜子…。
 平和に穏便に頼むぞ‼」と…。


だが、此の時の桜子は、嘗ての『黒歴史』を思わせるかの様な『悪魔の囁き』を口にするのだった。


「私は、絶対に言う気等有りませんけど…ね。
 もしかすると、優紀さんが西門さんに言っちゃうかも知れませんね。
 其れだと、私は、何のフォローも出来ませんけど…。
 一応、事前にお伝えして置きますね。」と…。


勿論、此の時の桜子の心の中では、“そう成ったとしても、私は知りませんよ!”と、『悪魔の囁き』とでも言うべき囁きが呟かれて居たのだった。


其れに、此の時の桜子の心の中ではそんな『悪魔の囁き』が呟かれて居る等と、当然の事乍ら、知り得ない此の時のあきらは、“当然です。”とでも、更に、桜子が言いそうな事を訊くのだった。


「優紀ちゃんは、桜子が名付けた名前の意味を知ってるのか?」と…。


だからこそ、此の時の桜子は、はっきりとした口調で言って除けるのだった。


「はい、当然、優紀さんはご存知ですよ。」と…。



だからだったのだろう。
此の時のあきらは、独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“万事休す!”と、自身の頭を抱えて項垂れ乍ら…。




〈『Once again~再び~  14.』は、此の後、場面が変わる為に、短目にて、終了して折
 ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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