tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  15.





【『Once again~再び~  10.』のエピローグ と 『Once again~再び~  11.』
 の続き と 『Once again~再び~  14.』の〈『真紀』の名前の由来についてのエピ
 ローグ〉】


〈総優〉


西門邸にて、12月3日の総二郎 と 自身達の娘で在る 真紀のお誕生日を過ごし、入籍を済ませた事に寄り、夫婦と成った 総二郎 と 優紀の二人は、其の日から自身達の娘で在る 真紀と共に西門邸に住まいを移し、西門邸にて住む事と成ったのだった。


だが、総二郎 と 優紀の娘で在る筈の真紀は、其の日から自身達の自室(総二郎の元々の自室)に戻って来る事は無かったのだ。


何故なら…。
総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人にとって、自身達の孫娘で在る 真紀は可愛くて仕方が無い処か、自身達の孫娘で在る 真紀のお世話をしたくて仕方が無かったのだ。


所謂、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人にとって、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀は初孫…だったのだ。


其れ故、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人のそんな行動は、当然と云えば当然だったのだろう。


だからだったのだろう。
此れ迄だけじゃ無く、普段にも、滅多に、西門邸に居ない筈の総二郎の父親で在る 西門流 家元も、西門邸に留まり、自身の孫娘で在る 真紀のお世話をしたくて仕方が無かったという訳…だったのだ。


勿論、其れだけでは無く、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、自身の孫娘で在る 真紀のお稽古に至っても、自分自身が取り仕切りたくて仕方が無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人は、事前に、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に相談をして、自身達の孫娘で在る 真紀のお茶のお稽古を自身達で付けて遣れる様に取り計らってもらって居たのだった。



そして、其れは、勿論の事、優紀にとっても同じ事が言えたのだった。
唯、優紀にとっては、其れだけでは無かったのだが…。


云わば…。
西門流 次期家元で在る 総二郎と入籍した事で、此の時点に於いての優紀は次期家元夫人としての修業も待って居たのだ。


勿論、元々、お茶の世界が好きで、お茶に長けて居る優紀自身、何時(いつ)迄も、お茶に没頭出来る所が有ったのだ。


其れ故、優紀自身、全く、お茶のお稽古を苦に感じた事が無く、お茶の香りを嗅いで居ると、自然と、癒されて居る自分自身が居る位なのだ。



そんな優紀の血を引いたからなのか?
其れとも、「流石は…。」と、誰もが言いたく成る位に、『総二郎』と言う寄りも、『西門家』の血を引いたからなのか?
総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀は、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人が、「真紀は教え甲斐が在る。」と、まだ、6歳に成ったばかりだと言うのに、そう言わしめる位に、お茶に長けて居たのだった。


云わば…。
総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人にとっては、自身達の孫娘で在る 真紀と一緒に過ごす事が生き甲斐に成る程…だったのだ。



唯、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人にとって、今、悔んで居る事が在るとする成らば、其れは、産まればかりの真紀の傍に居る事が出来無かった事なのだ。


勿論、過去を変える事は出来無い。


だが、其れでも、此の時の総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人は、同じ様な事を考えて悔んで居たのだった。


“もっと早くに、真紀の存在に気が付いて居た成らば、私〈私(わたくし)〉は、きっと、
 真紀と一緒に暮らす事が出来て、真紀と一緒に日々を過ごす事が出来て、私〈私(わたく
 し)〉の晩年の人生は、どんなに楽しかっただろう。”と、後悔するかの様に…。



【自室での夫婦と成った 総二郎 と 優紀の二人だけの会話】


実は、此の日(12月3日から数週間が経った頃)の夜の事…だったのだ。


此の日の総二郎 と 優紀は、桜子からの推察通りに、また、あきらが危惧して居たで在ろう会話を話しし始めるのだった。



先ずは、優紀が総二郎に訊き始めるのだった。


「総二郎さんは、まだ一度も、真紀と一緒に夜を過ごした事が無いでしょ!
 真紀は、総二郎さんの娘なのに、まだ一度も、真紀と一緒に夜を過ごせなくて、本当は、
 寂しく有りませんか?」と…。


勿論、此の時点に於いての総二郎は、自身の妻と成った 優紀からの推察通り、未だに、親子3人で一緒に夜を過ごした事が無いだけに、既に、自身の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人に言いたい事は山の様に有ったのだ。


「真紀は、俺の娘だ‼
 早く、真紀を返しやがれ‼」と…。



だが、自身の妻と成った 優紀の前では、如何しても、格好いい所を見せたいのか?
此の時点に於いての総二郎は、自身の妻と成った 優紀に強がって見せて居たのだった。


「否、そんな事はねぇぞ‼
 寧ろ、優紀と二人で過ごせるから、俺は嬉しいけど…な。」と…。


勿論、総二郎が優紀に伝えた言葉に噓は無い。


だが、矢張り(やはり)、此の時点に於いての総二郎は、『未だに、親子3人で一緒に夜を過ごした事が無い。』と言う事が在るので、如何しても、拘って居る所も有ったのだ。



其れでも、こう言う時にしか、面と向かって、訊く事が出来無い様な話を、“優紀に訊けるチャンスだ‼”と、チャンスを逃す事無く、優紀に訊こうとするのだった。


「なぁ~、優紀…。
 訊きてぇ事が有んだけど…よ。
 訊いて良いか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、例え、自身の夫と成った 総二郎から何を訊かれても、一切、疚しい事は無く、寧ろ、訊かれて困る様な事は無かったのだ。
だからこそ、此の時の優紀は、自身の夫と成った 総二郎に言えた言葉…だったのだ。


「はい、何でも訊いて下さい。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、優紀からそう言ってもらえたので、遠慮無く、訊こうとするのだった。


「ああ、『真紀』の名前は、如何遣って付けて遣ったんだ?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、自身の夫と成った 総二郎に、正直に、素直な気持ちで話しし始めるのだった。


「はい、『真紀』の名前は、桜子さんに相談をして、桜子さんに名付けて頂きました。
 ですから、桜子さんが真紀の『名付け親』…何です。
 実は、『真紀』の名前は、私も、とっても、気に入って居るんです。
 だからこそ、桜子さんに感謝して居るんです。」と…。


其処で、此の時点に於いての総二郎は、自身の妻と成った 優紀からのそんな話しを聞き、『真紀』と言う名の名前の由来に興味を持った事で、自身の妻と成った 優紀に訊き始めるのだった。


「で、『真紀』と言う名の名前の由来は…⁉」と…。


だからだったのだ。
嘗て、桜子から『真紀』と言う名の名前の由来を聞いて居た此の時の優紀は、更に、自身の夫と成った 総二郎に深く話しし始めるのだった。


「実は、桜子さんが『真紀』と言う名前を付けてくれた時に聞いて居たんです。
 『真紀』と言う名の由来について…。
 其れが……………………………(桜子があきらに話しして居た話しの内容と同じ内容)と
 いう訳…だったんです。」と、言い乍ら…。


だからだったのかも知れない。
そんな話しを自身の妻と成った 優紀から聞かされた時の総二郎は、直接、優紀には見せないのだが、其れでも、そんな桜子に対して、自分自身、怒りが湧いて来る事が分かったのだった。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そんな自分自身を隠す為に話題を変え様と、優紀に話しを振るのだった。


「優紀は、如何して、三条邸で暮らして居たんだ⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、素直な気持ちで、其の当時の頃の事を思い出し乍ら、自身の夫と成った 総二郎に話しするのだった。
勿論、桜子があきらに話しして居た内容と同じ内容の話しを…。


だからだったのだろう。
自身の妻と成った 優紀からそんな話しを聞いた事で、漸く、此の時の総二郎は納得して居たのだった。



だが、最初、優紀から話しを聞いて居た時点では、寧ろ、桜子が『真紀』と言う名に名前を名付けてくれた事を感謝して居たのだ。


“良い名前を付けてくれた。
 桜子に感謝する。”って…。


其れでも、此の時の総二郎からの桜子への感謝の言葉は、此処迄…だったのだ。


何故なら…。
此の時の総二郎の心の中では、そんな桜子に対して、物申したくて仕方が無かったのだ。



ところが、此の時の総二郎の心の中では我慢を強いて居たのだった。


何故なら…。
此の7年間、自身の妻と成った 優紀も、自身の娘で在る 真紀も、三条邸で暮らして居ただけじゃ無く、三条家でも世話に成って居たのだ。


だからこそ、そんな桜子に対して、例え、物申したくて仕方が無くても、“文句を言わずに居る方が正解だろう。”と、此の時の総二郎は、そう思えて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の心の中では我慢を強いて居たという訳…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
其の後の総二郎は、そんな桜子に対して、自身の心の中以外で物申す事はし無く成ったのだった。


だからだったのだろう。
桜子からの推察通りに、また、あきらが危惧して居た通りに成らずに済んだという訳…だったのだ。



〈『Once again~再び~  15.』は、此の後、場面が変わりますので、短目にて、終了し
 て折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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