tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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一方通行の恋…<つかつく>  5.




<つくしside>


私達 T4は、学年が違う。


因みに、F4は、4人共、同学年らしいけど…。


私達 T4は…。
滋さんが、高校3年。
私と優紀が、高校2年。
桜子が、高校1年。


私と優紀は、幼稚舎から中学までは、桜林女学院だった。
だから、優紀とは、幼少期からの幼馴染で親友って訳。
で、親の命令で、私が、英徳学園に編入すると言うと、優紀も一緒に、編入して来てくれたのだ。


桜子は、日本で言う所の中学までは、ドイツに住んで居た。
桜子のお祖母様が、日本で暮らしてらして、夏季休暇など、長期休暇に成ると、日本に帰国していた。
私と優紀は、そんな桜子とは、パーティーで知り合った。


滋さんは、高校1年までは、永林学園に通っていた。
私が中学3年だった時、偶々、出席したパーティーで、滋さんから声を掛けてくれて、意気投合し、仲良く成って、私と優紀が、英徳学園に高校から編入すると言って居たら、滋さんまで、高校2年から英徳学園に編入して来た。
そして、私が、優紀に滋さんを紹介して、仲良く成った。



私は、牧野財閥の娘。
私には、現在、英徳学園 中等部に通う弟の進が居て、将来は、進が、牧野財閥を継ぐ予定。
だから、私は、従姉妹の(藤堂)静お姉様と、同じ、国際弁護士の夢を持って居る。



優紀は、松岡総合病院のお嬢さん。
かなり、名の売れた総合病院だ。
現在、英徳学園 医学部に通う優紀のお姉さん 瑞紀さんが病院を継ぐ予定とか…。
優紀は、まだ、将来の夢は、決まって居ないそう…。



桜子は、旧華族 三条家のお嬢様。
世が世ならば、お姫様だったらしい。
T4の中では、一番しっかりしている。



滋さんは、大河原財閥のご令嬢。
はっきりモノが言える所は、尊敬に値する。


私は、うじうじ、先の事を考えてしまう傾向が在る様だ。



結局、この4人でパーティーに出席する事に成ってしまった。


そんな時、何時ものカフェで、お茶をして居る時、滋さんが、話し出した。


「ちょっと、聞いた?」
「何を…ですか?」
「私達 T4が、今回のパーティーに出席する事が、噂に成ってるよ‼」


私は、思わず、怪訝な顔をしていた様で、心の声が出てしまった。


「ゲッ…⁉」


其処を見透かさず拾うのが、桜子なんだよね⁉


「先輩、仕方ないですよ。
 久々の4人揃ってのパーティーの出席、何ですから…⁉」


滋さんが、更に、私が、げんなりする様な言葉を発していた。


「何かね。
 聞いた処に寄ると、“T4が出席するらしい‼”と、情報が出ただけで、何時もの倍の人数
 の出席者に成るらしいよ⁉」


私は、再度、心の声が出てしまった。


「ゲッ…⁉」


桜子は、怪訝な顔をしていた。


「先輩、T4の1番人気、何ですから…。
 粗相の無い様にして下さいね⁉」


私は、間髪入れずに、桜子に言って遣ったつもりだったのに…。


桜子は、そんな私に、更に、言い返して来た。


「桜子、煩いわね⁉
 行きたくて、行くんじゃないでしょ?」
「だとしてもです。
 宜しくお願いしますね。
 そんな、嫌そうな顔で、出席しないで下さいよ⁉
 ほんと、お子様、何ですから…。
「何か言った、桜子?」
「いいえ、何も申し上げておりません。」


私は、一応、桜子を睨んで於いた。


優紀も、私と桜子の会話を聞いて、クスクス笑っていた。


優紀に人気が有るのは、“こういう所なんだろうな⁉”と、思う、私だった。



で、来なくても良いのに…。
パーティーの日が、遣って来てしまった。

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