Whiteday party【従兄妹物語】…<F4&恭二> 番外編②
<あきらside>
俺は、F3&恭二さんを、何時もの溜まり場で在るメープルのラウンジのVIPルームに呼び出した。
そして、『Valentine party』の『コト』の起こりを説明して、詫びを入れた。
~~『コト』の起こりとは…。
*桜子の提案に寄り、T3&静は、それぞれのパートナーに、あの『媚薬』を『Hot
wine』に1滴ずつ、垂らして、俺等 F4&恭二さんに出して居たって事…。
*そして、其の『媚薬』って、言うのが、お袋と話しして居た時のあの『媚薬』らしいと
いう事…。
*『コト』の発端の首謀者は、俺自身の母親…。
実行者は、俺自身の恋人…。
だが、桜子は、桜子で、今回、実行したのには、其れ成りの理由が有るらしい。
今回、桜子が企んだ訳は、牧野と優紀ちゃんの為だったらしい。
「だって、そうじゃないですか?
イベント事が有ると、いつも、道明寺さんと西門さんは、“寝かせてくれない”って、
先輩と優紀さんは、嘆くんですよ‼
だから、『Valentineday』の時くらい…。
少しは、ぐっすり、寝かせて上げようと思った私からの先輩と優紀さんへの
『present』ですよ‼
それに、今日の2月14日は、『仏滅』らしいですし…。」
此れが、桜子が、企んだ理由…。 ~~
という事を、F3&恭二さんに話しして、聞かせていた。
驚愕したのは、他でもねぇ…。
やっぱりの司と総二郎…。
「やっぱり…‼」
と、桜子の企みを暴いていた類。
類よ‼
気付いてんなら、早く言えってんだ‼
恭二さんと言えば、ニヤ着いて居た。
此れには、総二郎が、ツッコミを入れていた。
「恭兄…?
何だよ、其のニヤ付き…?
気持ち悪ぃだろ?」
「まあ…なぁ~。」
俺は、何と無く分かってしまった。
お袋と桜子の会話を聞いてしまって居たからだろうけど…よ。
恭二さんは、“其れは、其れで良かった‼”って事だよな?
で、一応、俺は、恭二さんには、お袋と桜子の会話を話ししてみた。
「恭二さん、俺、聞いてしまったんですよね。
うち(あきら)のお袋と桜子の会話を…。」
「ふ~ん、何を…?」
「其の恭二さんのニヤ付きの訳…ですよ?」
総二郎が、前屈みに成って、俺に先を促してきた。
「おいおい、何だよ⁉
あきら…‼
俺にも教えてくれよ?」
って事で、話しして聞かせた。
~~『Valentine party』から、数日後…。
お袋と桜子が、ダイニングで、喋っていた会話を耳にして居た。
「実は、あの『媚薬』を、滋さんが、入手したいそう何です。
何でも、滋さんが、気に入ってしまった様で…。
先日、T4&静さんの飲み会の時に、そんな話しが出て…。
『あのね、凄く情熱的だったの‼
それでね、あの『媚薬』…。
何処で、手に入れたのか?
聞きたくてね。』
って、仰って居たんです。
何とか、成りますか?」
お袋は、少し考えてから…。
桜子に返答していた。
「分かったわ‼
滋ちゃんの為ですものね。
何とかして差し上げるわ‼」
「有難うございます。
滋さんに、お伝えしますね。」 ~~
総二郎は、興奮した様に、恭二さんにツッコミを入れている。
恭二さんにこんな事が出来るのは、やはり、従兄弟の『総二郎』位ぇだよな⁉
「おいおい、兄貴~。
良く遣るわ‼
俺なら、『滋』では、そうは成らねぇだろうけど…よ。」
恭二さんは、総二郎を睨んでるけど…。
俺等 F3は、総二郎に納得していた。
まあ、『恋は盲目』とは、良く言ったもんだよな‼
滋も、恭二さんの前では、『女』って事だろう。
想像出来ねぇけど…。
で、F2からは…。
所謂、司と総二郎…からは?
「「このままでは終われねぇ‼」」って、話しが出た。
「まあ、お手柔らかにして遣れよ‼」と、俺は、言葉を発して居た。