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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司&あきら、そして、総二郎【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編




【『司&あきらの会話【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』のエピローグ】


司とLINEで遣り取りした其の後の総二郎は、翌日の夕方、優紀を、自宅に送り届けた後…。
総二郎は、あきらに連絡を入れて居たのだ。
今回の結果報告の件に関して…。



実は、総二郎が、あきらに報告した其の結果報告の中には、総二郎と優紀との付き合いに関しても、此の時の総二郎は、併せて、あきらに、報告して居たのだ。


だからだったのだ。
実は、此の日のあきらは、リモートにて、総二郎からの其の報告結果(メープルホテルでの出来事の件)に基き、司に、話しして居ただけでは無かったのだ。


其れは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にバレた件…。
そして、今回のつくしの『キーポイント』の件…。
其れ等 2件に関してだけを、此の時のあきらが、司に、話しして居たのでは無いと言う事だったのだ。


いう成れば…。
此の時のあきらは、しっかり、総二郎と優紀の付き合いの件に関しても、司に、報告して居たのだ。


今回のつくしの『キーポイント』の件に関して、司と話しし終えた其の後のあきらは、司が、早速、リモートでの会話を切りそうに成って居たので、慌てるかの様に、司に、声を掛けて居たのだった。


「あぁ~、其れと…な。
 総二郎から聞いたんだが…。
 如何も、総二郎は、今回のメープルホテルの件で、優紀ちゃんと、付き合い始めたそうだ
 ぞ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、顔を、ニヤッとさせ乍ら、あきらに、言って除けて居たのだった。


「やっぱり…な。
 何と無く、そう思ってたんだよな。
 総二郎は、つくしのダチとは、“何も、接点がねぇから…な。”とか、言ってやがった
 が…。
 そう言い乍らも、そん時の総二郎は、辛そうに言って居る様に、俺には、見えたんだわ。
 だから…よ。
 俺は、思った訳だ。
 “もしかして、総二郎の奴、つくしのダチに惚れたか?”って…な。
 だから…な。
 俺は、敢えて、つくしに、言って遣る事にしたんだわ。
 “総二郎とつくしのダチが、付き合い始めたらしい。”って…な。
 此れからの総二郎の為に…な。
 で、俺は、総二郎とつくしのダチが居たメープル(ホテル)の部屋を、翌日迄、使用出来
 る様に、支配人を呼び出して、手配を掛けて遣ったんだわ。
 総二郎とつくしのダチの二人だけで、ゆっくり、話し出来る様に…。」と…。


だからだったのだ。
其処迄、総二郎から聞かされて居なかったあきらは、思って居たのだった。


“司は、準備が宜しい様で…。”と…。


だが、此の時のあきらには、違和感が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、思い付きかの様に、司に言って除けるのだった。


「なぁ~、司君…よ。
 総二郎が、優紀ちゃんと付き合う事に成ったのなら…。
 此れからは、優紀ちゃんと顔を合わせる事も増えるだろ?
 其れに、優紀ちゃんは、牧野の幼馴染で親友でも在るんだ。
 俺等 F3が、牧野の事を、苗字呼びするみてぇに、責めて、優紀ちゃんにも、苗字呼びし
 て遣れよ‼
 仲間なのに、何時(いつ)迄も、『つくしのダチ』じゃあ、優紀ちゃんが可愛そうだろ?
 総二郎にも、言われるぞ‼
 “『俺の女』を呼ぶ時に、何時(いつ)迄も、『つくしのダチ』って、言い方で、呼ぶ
  な‼”って…な。」と…。


例え、事情が在ったにしても、あきらから、一度成らず二度迄も、『つくし』と、言われた事に、実は、此の時の司は、憤慨して居たのだ。


だからこそ、「『つくし』って、言うな‼」と、言い乍らも…。
此の時の司は、一拍置いてから、あきらに、訊き始めるのだった。


「じゃあ、何て、呼べば良いんだよ?」と…。


だからだったのだ。
実は、あきらは、桜子から、言われて居た事も有り、優紀の苗字を知って居たのだ。


「優紀ちゃんの苗字は、確か、『松岡』だったと、思うぞ‼
 桜子から聞いたんだけど…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そう言って来たあきらからの話しの中で、『桜子から聞いた』と、いう言葉の意味を考えて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、一つの単語が、自身の頭の中で、過ったのだった。


だからだったのだろう。
此の時の司は、密かに、自身の心の中で、思って居たのだった。


“ほぉ~、あきらは、三条と付き合ってんのか?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、あきらに返答の言葉を告げると共に、自身の頭の中で過った単語の件に関して、あきらに、訊き始めるのだった。


「ああ、分かった。
 今度からは、そう呼ぶわ。
 で、あきら君は、三条と付き合ってるのか?」と、ストレートに…。


だが、此の時のあきらは、冷静に、司を対峙して居たのだ。


「否、付き合ってねぇよ。」と、あっさりと…。


云わば…。
此の時の司自身、拍子抜けしてしまう程、此の時のあきらは、あっさり、司に返答して居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、其れ以上、あきらを追求する気にも成らなかったのだ。



そして、T4女子会が道明寺邸で開催されて居た日と同じ日の司は、道明寺邸に帰っても、つくしの居ない部屋で、経った一人、寂しく、つくしが戻って来る事を、待たなくてはいけないのだ。
という事から、F3のグループLINEにて、総二郎とあきらを呼び出す事にしたのだった。


『今日、うち(道明寺邸)で、T4が集まってるから…よ。
 俺等も、(東京)メープルのラウンジで、集まらねぇか?』と…。


実は、総二郎にしても、あきらにしても、同じ事を考えて居たのだ。
なので、此の時の総二郎とあきらは、同時に、了承するのだった。


『了解‼』と…。


という訳で、T4女子会が、道明寺邸で開催されて居た日と同じ日の司と総二郎とあきらは、東京メープルのラウンジのVIPルームに、集まるのだった。



そして、此の日の司とあきらは、会話の内容を、総二郎の話しに、集中させて居たのだ。


云わば…。
此の日の総二郎は、司とあきらからの集中攻撃を受けて居たのだ。
先ずは、司が、口火を切ったのだ。


「総二郎君…よ。
 松岡と付き合ってるそうだな⁉
 俺には、何の報告も無しかよ‼」と…。


其処で、此の時の総二郎は、司からのそんな言い分に、あきらを、睨み付けて居たのだ。
だが、此の日のあきらは、何時(いつ)も通りに、総二郎に、目で、“済まん‼”とは、言って無かったのだ。
寧ろ、此の日のあきらは、司と一緒に成って、総二郎を面白がって居る素振りさえ、魅せて居たのだ。


だからだったのだ。
そんな司とあきらの二人の顔付きを観た此の時の総二郎は、鬱陶しささえ、感じる程…だったのだ。
だが、返答し無い訳にもいかず、正直に、返答するのだった。


「あぁ~、付き合ってるよ。」と…。


其処で、司は、更に、総二郎を追い詰め始めたのだ。


「ほぉ~、総二郎が、松岡と付き合えたと言う事は、俺のお陰だよな⁉」と…。


だからだったのだ。
こういう時の司の目を観て居た此の時の総二郎は、思って居たのだ。


“「司の目から、炎が見えるんじゃねぇか?」って位ぇに、今の司の目は、ギラギラしてる
 よな。”と、此の時の総二郎が、呆れる位に…。


だが、此の時の総二郎は、そう思って居たのだが…。
司に返答し無い訳にもいかず、素直に、お礼の意味も込めて、白状するのだった。


「ああ、まぁ~、そう言う事だ。
 司のお陰で、優紀と、二人だけで、じっくりと、話しが出来た。」と…。


其処で、総二郎は、過去に、自分自身が言った言葉に寄って、優紀が、未だに、洗脳されて居た事…。
そして、其の洗脳を解いて遣る事で、漸く、自分自身を見てくれる様に成った事を、話しして、聞かせて居たのだった。
そして、過去の総二郎の発言から洗脳されて居た優紀は、現在の総二郎に寄って、其の呪縛から解かれ、総二郎と付き合う事に、漸く、了承した事も、併せて、話しされて居たのだ。


だからだったのだろう。
其処を、追及して来たのは、勿論のあきら…だったのだ。


「総二郎…お前、優紀ちゃんを洗脳してたんか?」と…。


だからだったのかも知れない。
総二郎は、慌てるかの様に、言い訳するのだった。


「過去の俺…だっつーの‼」と…。



そして、其処で、あきらん家(ち)(美作邸)で、開催されたあの『寒中浴衣大会』の日の総二郎と優紀の事を観て居た司は、総二郎に、言い始めたのだった。


「総二郎…おまえさぁ~、初めてだったんじゃねぇの。
 俺等が、高等部のガキだった頃に、あきらん家(ち)(美作邸)で、遣ったろ?
 くそ寒ぃっつーのに、何だっけか?
 浴衣、着たろ?
 確か、あん時に、総二郎は、松岡から、何か、言われてただろ?
 あん時の様な総二郎を、俺が見たのは、後にも先にも、あれが、最初で最後だったんじゃ
 ねぇの?」と…。


だからだったのだ。
其処で、総二郎は、思い出して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、更に、実感して居たのだ。


“あぁ~、あの頃か?
 高等部当時のガキだった俺は、確か、思ってたんだったわ。
 『優紀(ちゃん)には、叶わねぇかも…な。
  此の女と、一緒に居たら、俺の心の中の全てが、読まれてしまうかも…な。』って…。
 だからこそ…。
 高等部当時のガキだった俺は、あの頃から、優紀を避け始めてたんだったな。
 態と、嫌われる言葉を吐くかの様に…。”と…。


だからだったのだ。
其の時の事を知って居る司には、“嘘は付けない。”と、認識した総二郎は、尚も、正直に、話しし始めるのだった。


「否、後、一回だけ有った。
 其の当時の優紀が、知り合いに連れられて、一緒に、うち(西門邸)に、来た事が有った
 んだわ。
 類と牧野も、其の時に、俺と一緒に、うち(西門邸)に来てたから、本来なら、牧野は、
 其の当時の事を知ってると思うんだけど…な。
 けど、今の牧野には、きっと、其の当時の記憶はねぇ…よな。」と…。


で、此の時の司は、此の時の議題から外れる様な事を、吠え始めるのだった。


「はぁ~、俺は、つくしと一緒に、其の場に居ねぇっつーのに…よ。
 何で、類が、つくしと一緒に居んだよ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎とあきらは、それぞれ、思って居たのだった。


“はぁ~
 司には、呆れて、物も言えねぇわ。
 其処じゃねぇだろ?”


“総二郎君…よ。
 地雷を踏むな、地雷を…。
 司にとって、類は、鬼門だっつーの‼
 けど…よ。
 今では、牧野の婚約者に成った筈の司が、今でも、類が鬼門だとは…情けねぇ‼”と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらが、そんな司を、呆れと共に、宥め始めたのだった。


「司は、牧野の婚約者だろ‼
 何時(いつ)迄も、類に拘ってんじゃねぇよ。
 どっちにしても、今の司と牧野との間に、類は、入って来れねぇだろ‼
 ドシンと構えとけ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんなあきらからの言葉に、納得するかの様に、「ああ。」と、返答して居たのだった。



そして、其の後の総二郎は、司とあきらに、高等部当時の総二郎と優紀との間に、何が有ったのか?
司も知って居るで在ろう 高校生の頃の優紀が、其の当時、付き合って居た例の『中塚』の件(総二郎が、優紀の事を、中塚に、『俺の女』と、言い、優紀の為に仕返しをした件)…から始まり、高等部当時の総二郎は、既に、優紀と、そう言う関係に成って居た件…。
そして、其の時に、総二郎が、後々、優紀の呪縛を解かなければ成らない様な言葉を言って居た為に、優紀を傷付けて居た件…。
此の時の総二郎は、其れ等、全ての話しを、司とあきらに、話しして居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司とあきらは、そんな総二郎を呆れて居たのだ。
先ずは、司が、口火を切ったのだ。


「総二郎君…よ。
 普通、自分自身が嫌ってる女の事を、『俺の女』とは、言わねぇだろ⁉
 しかも、相手の男は、松岡の元カレだろ?
 もう、そん時から、総二郎は、松岡の事を、気に成ってたんじゃねぇの?」と…。


そして、あきらも、司の話しの補足かの様に、言って除けるのだった。


「そうだよな。
 其れに、普通、自分自身が嫌ってる女を、助けて遣ろうとは思わねぇよな。
 俺等は、間違い無く、モテる。
 助けた事で、後々、ストーカーに成れらても困るだろ?
 其れを、自ら、助けて遣ったという事は、相手の女に対して、お前に、気が無きゃあ、助
 けたりしねぇだろ?
 という事は、其の当時には、既に、優紀ちゃんに気が有ったという事だ。
 お前に、気が付いて無かっただけで…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、自棄に、素直だったのだ。


「そうだな。
 其の頃には、既に、俺は、優紀に惚れ始めてたのかも…な。
 其の当時の俺は、将来の優紀を傷付けたくねぇと思ってた。
 だからこそ…。
 態と、傷付く様な言葉を、優紀に言ったんだと思う。
 けど…な。
 其の事が返って、俺を苦しめる事に成るとは思わなかったけど…な。」と…。



という訳で、しんみりしてしまった其の後のF3は、唯、アルコールを口にして居るだけ…だったのだ。



fin



<此の二次小説『司&あきら、そして、総二郎【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  
 番外編』の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉 と 表現が入って折り
 ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

つくし&優紀、そして、T2【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編




<此の二次小説『つくし&優紀、そして、T2【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番
 外編』は、2021.10.23中に投稿して折りますが、実は、2021.10.24投稿分と成って
 折ります。
 此方サイドの勝手な都合に寄り、2021.10.23中に投稿して折ります事を、お詫び申し
 上げます。>



此の日は、道明寺邸にて、T4女子会が、開催される日だったのだ。


実は、此のT4女子会の日というのは、つくしの『キーポイント』探しの為に、総二郎と優紀がデートしてから、数日が経ってからの事だったのだ。


だからだったのだ。
あの日は、偶々、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にバレてしまった事で、道明寺家専用 ファミリーフロアに在る 司の自室に、司とつくしが向かって居た事で、其の時のつくしは、総二郎と優紀のデートの件に関して、すっかり、忘れてしまって居たのだ。


だが、此のT4女子会の日の朝、つくしは、思い出して居たのだ。



だからだったのだろう。
此のT4女子会の日のつくしは、優紀に、話しを切り出したのだ。


「ねぇ、優紀…?
 訊いて良いかな?」と…。


其処で、優紀は、きょっとんとした顔付きで、つくしに返答するのだった。


「うん、良いよ。
 何…⁉」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、思い切って、優紀に訊き始めるのだった。


「うん、あのねぇ~。
 優紀は、何時(いつ)から、西門さんとお付き合いしてるの?
 だって…さ。
 今の私が知る限り…噂だけど…さ。
 西門さんって、言えば…。
 世間では、『女たらし』で、有名…何でしょ⁉
 そんな男性(ひと)と、優紀が付き合うだ何て…私は、反対だよ。
 優紀には、西門さんの様な『女たらし』は、似合わないよ。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、つくしに反論出来る言葉を失うのだった。


何故なら…。
此の時の優紀には、言い返せる言葉が、見付からなかったのだ。


其れに、現在のつくしには、過去の記憶が無かったのだ。


だからこそ…。
過去の記憶が無い現在のつくしに、優紀から、何か言ったとて、通じる話しでは無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀には、言い返せる言葉が、見付からなかったという訳…だったのだ。



其処で、此の時のつくしは、また、優紀に、訊き始めるのだった。


「ねぇ~、優紀…。
 実の処、如何なの?
 司は…さ。
 西門さんと優紀が、“付き合い始めたそうだ。”って、私に、言って来るんだけど…さ。
 本当の処は、如何なの?」と…。


なので、此の時の優紀は、観念したかの様に、つくしに、話しし始めるのだった。


「うん、お付き合いしてるよ。」と…。


其処で、つくしは、驚愕顔という寄りも、つくしの大きな目を、更に、大きく見開き、尚も、同じ様な話しを、優紀には、諭す様に、言って除けるのだった。


「優紀…自分自身を、大切にしなよ。
 西門さんは、今迄、『女たらし』だったんでしょ⁉
 優紀には、そんな『女たらし』の西門さんは、似合わないよ。
 お義母様でも、西門さんが、“『女たらし』だ‼”って事を、知ってるよ。
 ねぇ~、優紀…考え直しな。」と…。



実は、此の時の滋は、総二郎と優紀が、付き合い始めた話しを知らなかったのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は、桜子に、目配せをして、訊き出そうとして居たのだ。
其処で、桜子は、小声で、滋に、話しするのだった。


「そう言う事です。」と…。



だからだったのだ。
其処で、「待ってました!」と、云わんばかりに…桜子が、つくしと優紀との間に割って入り、話しし始めるのだった。


「先輩…良いじゃ無いですか?
 男と女って、元々、全く、関係無い筈の方同士でも、其の後、如何成るかは、誰にも分か
 りませんわ。
 いう成れば、大人な関係なら、尚の事…。
 其れは、有っては成らない関係で有ったとしても…。
 だからこそ…。
 男女のお付き合いは、慎重にすべき…。
 此れが、先輩の持論ですわよね。
 ですが、西門さんと優紀さんは、独身同士…。
 其れに、西門さんと優紀さんは、既に、大人ですわ。
 ですから、男女のお付き合いに関しては、責任を持てる筈…。
 と言う事は、先輩が、西門さんと優紀さんのお付き合いに関して、口を挟むべきでは御座
 いませんわ。
 何度も申しますが、西門さんと優紀さんは、独身同士…何ですから。
 お互いが、良いと仰るのなら、周りがとやかく言うべきでは御座いませんわ。
 其れは、例え、優紀さんの幼馴染で親友の先輩で在ったとしても…。」と…。
「………」


だからだったのだ。
此の時のつくしは、桜子のそんな言葉に、口籠るのだった。


何故なら…。
つくしの心の中に、ドシンと、入り込んで来た桜子の言葉は、『独身同士』と、言う言葉だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、桜子のそんな言葉に、口籠ったという訳…だったのだ。



だが、暫くして、此の時のつくしは、“桜子が、何故、知ってるのよ⁉”と、思った事で、桜子に、訊き始めるのだった。


「ちょっと、桜子…訊きたいんだけど…。
 何で、あんたが、西門さんと優紀のお付き合いの件…知ってるのよ?
 って、いうか?
 何時(いつ)、其の事を、知ったのよ。」と…。


なので、此の時の桜子は、あっさり、言って除けるのだった。


「西門さんと優紀さんが、お付き合いを始めた頃…?
 ですかね。
 私は、美作さんから、聞いたんですけど…。」と…。


其処で、つくしは、吠え始めるのだった。


「だったら、其の事、私に、教えてくれても良いでしょ?
 ほぼ、毎日、会ってるのに…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、クスッと、笑ってから、つくしに、話しし始めるのだった。


「だって、先輩に言っちゃうと、当然、西門さんと優紀さんとのお付き合い自体を、潰され
 兼ねないでしょ!
 だからこそ…。
 私の口からは、言えなかったんです。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、また、桜子のそんな言葉に、口籠ったという訳…だったのだ。



其処で、そんなつくしと桜子との言い合いに、今度は、滋が、つくしと桜子との間に割って入り、話しし始めるのだった。


「まあまあ、良いじゃん!
 青春してんじゃん!」と、優紀の肩を抱き乍ら…。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、そんな滋に、ツッコミを入れたい気分だったのだ。


“青春って…。
 何時(いつ)の時代の人間ですか?
 其れに、滋さんの言い方だと、フォローに成ってませんから…。”と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしも、優紀も、桜子も、そんな滋を前に、黙ってしまったのだ。



其処で、優紀は、自分自身の気持ちを、漸く、つくしに、話しし始めるのだった。


「つくし…私から、言えなくて、ご免ね。
 つくしの中には、過去の記憶が無いと思うんだけど…。
 実は、私は、つくしを通じて、高校生の頃から、西門さんの事を知って居たし…。
 好きだったの。」と…。


そう言った優紀の言葉に、驚愕したのは、つくしだけでは無かったのだ。
滋も、「えっ~~⁉」と、驚愕声を発するのだった。


実は、滋は、知らなかったのだ。
高等部当時の総二郎と優紀の関係を…。


勿論、記憶の有った頃のつくし成らば、当然、知って居た筈だったのだが…。
現在のつくしも、滋同様、知らなかったのだ。


だからだったのだ。
実は、今と成っては、高等部当時の総二郎と優紀の関係を、此れ迄に、色々な形で、話しを聞いて来た事で、桜子のみが、薄々、気が付いて居たのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしと滋は、驚愕して居たという訳…だったのだ。



其処で、つくしは、優紀からのそんな話しを受けて、訊き始めるのだった。


「其れって、私が、西門さんに、優紀を、会わせちゃったって事?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、そう訊いて来たつくしに、話しし始めるのだった。
今のつくしが、罪悪感を感じない様に…。


「ううん、そうじゃ無いの。
 高校生当時のつくしと私が、一緒に、バイトして居た時に、西門さんと私は、必然的に、
 知り合ったって、感じなの。
 だから、つくしが、西門さんを、私に会わせ様として、西門さんと私が、知り合ったとい
 う訳じゃ無いの。
 偶然って、感じだったの。」と…。


だからだったのだ。
明白(あからさま)に、ホッとして居るつくしが、此の場に居たのだった。


其処で、優紀は、更に、“つくしが、安心してくれる様に…。”と、話しし始めるのだった。


「其れと、今迄の西門さんは、勿論、『女たらし』だったよ。
 そんな噂話は、私が、まだ、西門さんと知り合う前の高校1年生の頃から、私も、聞いて
 知って居たよ。
 其れに、私が、西門さんと知り合ってからも、そんな噂話は、絶えなかったし…。
 西門さんの『女たらし』という噂話は、当然、真実だった。
 だからこそ…。
 私は、西門さんから、“付き合って欲しい。”と、言われた時に…。
 私は、当然、“西門さんにとって、相応しくない。”と、思って、最初は、断ったんだよ。
 でも、西門さんから懇願されて、私は、了承してしまったの。
 実は、高校生の頃から、私自身、ずーっと、西門さんの事が忘れられなかったの。
 だからだったのかも…。
 私は、“西門さんにとって、相応しくない人間だよ。”と、思って居たにも関わらず、西門
 さんのそんな懇願に負けてしまったのかも知れない。」と、真剣な眼差しで…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、其れでも、優紀に、言って除けるのだった。


「私は…ね。
 唯、優紀が、傷付いて泣いて居る所を観たく無いだけなの。
 優紀が、傷付かずに済むんだったら…私は、西門さんに、何も、言わない。
 だから…さ。
 何か有ったら、私に、言って欲しい。
 優紀が、一人で、悩んで居る所も観たく無いし…。
 だから、絶対に、嫌な思いをした時は、私に話しして…よ。」と…。


だからだったのかも知れない。
優紀は、真剣な顔付きで、自分自身の事を、心配してくれる自身の幼馴染で親友で在る つくしに、にこっと、笑い乍ら、返答するのだった。


「今の西門さんなら、大丈夫だとは思うんだけど…。
 でも、もし、何か有ったら、必ず、つくしに、話す…ね。」と…。



という訳で、此処ぞとばかりに、また、滋が、言って除けるのだった。


「良かった、良かったよ。
 つくしと優紀が、仲直りしたという事で…此の話しは、此れで、終了…ね。」と…。



だが、此の場に居たつくしと優紀と桜子は、それぞれ、思って居たのだった。


“優紀とは、喧嘩して無いっつーの‼”


“えっ、私…。
 つくしと喧嘩して居る事に成ってるの⁉”


“滋さんは、如何して、何時(いつ)も、何時(いつ)も、話しが、違う所に飛んじゃうん
 だろ?
 先輩と優紀さんは、喧嘩して無いし…。”と…。



だが、此の場に居たつくしと優紀と桜子は、三人が三人共…。
話しが、ややこしく成る事を避ける為に、滋には、突っ込まなかったのだ。


 
fin



<此の二次小説『つくし&優紀、そして、T2【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番
 外編』の中に出て来る一部の文面の中に、不快に思われるやも知れないが表現入って折り
 ます。
 此の一部の文面に有る様に、『有っては成らない関係』を肯定して居るのでは有りませ
 ん。
 最近に成って、『有っては成らない関係』とは、別の意味で、少し、嫌な思いをしてしま
 ったので、其の嫌な思いを爆発させたかったという事も有り、文面に認めて(したため
 て)視たと言う事が本音です。
 申し訳御座いません。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

自惚れ~うぬぼれ~【自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>】…<総優>  番外編③




其処で、総二郎は、其れでも、尚、優紀が、驚愕するで在ろう話しをし始めるのだった。


「其れと、先に言って置くな。
 今回の俺と優紀とのデート…な。
 元はと言えば…。
 牧野の記憶を呼び起こす為の『キーポイント』探しだったんだけど…よ。
 でも…な。
 司は、事前に、俺と優紀が、“付き合ってる。”って、牧野に伝えたらしいわ。
 と言う事は、牧野は、俺と優紀が、付き合ってると認識してると思う。
 だから…な。
 本気で、俺と優紀が、付き合ってる事にすれば、良いんじゃねぇの?
 だから…な。
 優紀…俺と付き合え‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、総二郎の腕の中で、更に、絶叫の声を発するのだった。


「えっ~~⁉」と…。



なので、総二郎は、一旦、優紀の身体を抱き締めて居た腕を緩めて、優紀の顔を観たのだ。


其処で、優紀のそんな顔付きを観た此の時の総二郎は、優紀に、不服そうに、言って除けるのだった。


「優紀…俺と付き合うのは、本気で、“嫌っ‼”とか、言わねぇよな?」と…。


其処で、優紀は、“西門さんには、ちゃんと、話しした方が良い。”と、認識し始めた事で、話しし始めるのだった。


「嫌とかそう言うんじゃ無いんです。
 唯、私が、怖いだけなのかも知れませんが…。
 英徳(学園)のF4メンバーで在る 西門さんとお付き合いする事が如何言う事なのか?
 高校生当時のつくしを見て来て、“私で、大丈夫なのだろうか?”と、思えたというのか?
 其れに、私は、元々、つくしみたいに強く無いし…。
 “高校生当時のつくしの様な状況に成ったとしても、私は、大丈夫なのだろうか?”と、思
 えたというのか?
 唯、不安なだけ何ですけど…。」と…。


だからだったのだろう。
俯いたまま、総二郎の顔を観ようとし無い優紀に、此の時の総二郎は、行き成り、行動に出たのだ。
其れは、俯いたままの優紀の顎を持ち上げて、行き成り、優紀の唇を塞いだのだ。


だからだったのだ。
此の時の優紀の反応は、真っ白な状態と成って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、プチパニック状態に陥って居たのだった。


だからだったのだ。
総二郎が、優紀の唇から離れた時の優紀の顔付きは、目が見開き、驚愕顔に成って居たのだった。



其処で、総二郎は、そんな状況の優紀に、言って除けるのだった。


「俺が、優紀を守る。
 司にだって、牧野を守れてる。
 俺も、優紀を守って魅せる。」と…。
「………」



だからだったのだ。
総二郎の決意の言葉を、嘘だとは思って居ない優紀だったのだが…。
何の根拠も無い、今の此の状況に、此の時の優紀は、不安でしか無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀には、何も言えなかったのだ。



だが、総二郎は、今の優紀の想いを聞き出せないままに、また、訊き始めるのだった。


「優紀が不安な訳は、俺が、『西門総二郎』だから…か?
 俺が、『西門流 次期家元』だから…か?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、自分自身の本当の気持ちを、総二郎に、返答するのだった。


「そうですね。
 『西門流』は、日本の伝統文化の一つです。
 其れに、日本の伝統芸能で在る 三道(華道・茶道・香道<or 書道>)の一つとも言わ
 れて居る程、茶道は、歴史が長い伝統文化の一つです。
 そんな日本の伝統芸能で在る 三道の中の茶道の流派で在る 『西門流』の『次期家元』
 の恋人が、茶道自体、全くの素人と言っても良い私だ何て…誰が、許すと思いますか?
 もし、例え、西門さんが、私の事を、“恋人だ‼”と、皆さんに仰って下さったとしても、私
 が、西門さんのお傍に居られる筈等無いんです。
 其れに、私達が、高校生の頃は、あれだけ、道明寺さんとつくしの恋愛を邪魔されて居た
 道明寺さんのお母様が、今では、つくしを認めて居らっしゃいます。
 其れは、今のつくしが、例え、記憶を失って居たとしても…。
 其れに、道明寺さんとつくしとの付き合いを邪魔する為に、私の家族を窮地に陥れ様とし
 て居た事に関しても、道明寺さんのお母様は、私に謝って下さいました。
 だからこそ…。
 今のつくしが、記憶を失くして居たとしても、“きっと、幸せに成れる。”と、私も、確信
 して居ますし、ホッとして居る位です。
 でも、私は、西門さんのご両親で在る 家元 と 家元夫人から、お許し頂いた訳では在
 りません。
 其れに、お茶に関しては、素人同然の私が、お許し頂ける共、思って居ません。
 ですから、不安にも成るんです。
 “西門流は、きっと、私では、無理だろう。”と…。」と…。



実は、此の時の総二郎は、優紀からのそんな話しに対して、言いたい事も、反論したい事も、一杯、有ったのだ。
だが、態と、最後迄、優紀の言いたい事を言わせて居たのだ。


何故なら…。
普段、優紀は、自分自身の言いたい事の半分も言えない様な女性だと言う事を、総二郎自身、知って居たのだ。


実は、総二郎が知る限りの高校生当時の優紀は、つくしの後ろから就いて来る様な、つくしの陰に隠れて居る様なそんな少女(女性)だったのだ。
其れは、中学生の頃から、全く、変わって居なかったのだが…。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、優紀に、自分自身の想いを言わせて居たのだ。


そして、優紀の話しを聞き終えた時の総二郎は、普段通りのクールな顔付きをしたまま、優紀に、言って除けるのだった。
少し、怒った様な口調で…。


「言いてぇ事は、其れだけか?
 そんな理由だけで、“俺と付き合えねぇ。”って、俺に、言うつもりだったんか?
 其れだったら…よ。
 言って遣るよ。
 答えは、NOだ‼
 俺は、“お前を守る。”って、言ってんだろ?
 其の俺のお前への想いは、何処に行くんだ⁉
 いい加減、分かれよ。」と…。


其処迄、言い切った総二郎は、唯、優紀の顔を、ジーっと、観て居たのだ。
そして、更に、総二郎は、優紀に伝えるのだった。


「茶に関しては、俺に任せて置け‼
 俺が、全て、文字通り、手取り足取り、教えて遣るから…よ。」と…。
「………」



其処で、此の時の優紀の顔付きを観た総二郎は、ちょっと、苦笑い気味だったのだ。


何故なら…。
此の日だけでも、“何度目だ‼”と、言いたく成る位に、驚愕顔に成って居る優紀が其処に居たから…だったのだ。


だからこそ…。
返答する事すら出来無い優紀が、其処に居たのだから…。



だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎は、そんな驚愕して居る優紀の腕を、もう一度、掴んで、自分自身の方に、引き寄せて、抱き締めたのだ。


其れは、一瞬の出来事で、実は、優紀自身、戸惑う時間さえ無いままに、また、総二郎に抱き締められて居たのだ。


だからだったのだ。
総二郎は、優紀を抱き締め乍ら、また、優紀に、言って除けるのだった。
優紀に、諭す様に…。


「優紀…全てを、俺に任せてくれねぇか?
 ぜってぇ、悪ぃ様にはしねぇと誓う。
 取り敢えず、俺と、付き合ってくれねぇか?」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎に、抱き締められて居る此の状況が、嫌じゃ無い事に気が付いたのだ。


其れ処か?
安心し切って居る自分自身が、此の場に居る事に、気が付いてしまったのだ。


“さっき迄の自分自身は、西門さんから離れ様と、藻掻いて居たのに…。
 何で、今の私は、安心し切って居るのだろうか?”と、思う程に…。


だからだったのだ。
“もう、自分自身の気持ちに、嘘が付けない。”と、判断した此の時の優紀は、自然と、総二郎に、返答の言葉を告げて居たのだ。


「はい。」と…。



だからだったのだ。
此の時の総二郎は、優紀から、了承の返答を聞けた事で、何も言わず、更に、優紀を抱き締めて居たのだ。


そして、其の後の総二郎と優紀は、お互い、何を言うでも無く、暫くの間、其のままの状態で、ソファに座ったまま、抱き締め合って居たのだった。



そんな時間が、暫くの間、続いた後…。
総二郎は、優紀に訊き始めるのだった。
提案するかの様に…。


「今夜は、もう、遅ぇし…よ。
 此のまま、此処(司が、手配したメープルホテルの一室)に泊まらねぇか?」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に、提案された此の時の優紀は、如何言って良いのか?
分からず、何も言えず、戸惑って居ると…。
総二郎が、更に、話しし始めるのだった。


「今日は、マジで、此のまま、一緒に、寝るだけだ。
 何もしねぇよ。
 優紀を抱き締めたままで、寝る事だけは、許して欲しいけど…な。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、「はい。」と、返事したのだ。


なので、其の夜の総二郎と優紀は、本当に、抱き締め合ったまま、眠るのだった。
勿論、此の時の総二郎は、苦笑い気味に成って居た事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
其の夜の優紀は、しっかり、眠れて居る様子…だったのだから…。
反対に、其の夜の総二郎は、悶々として居る状況だった為に、中々、眠れなかったのだ。



という訳で、此の日を境に、総二郎と優紀は、取り敢えず、付き合い始めるのだった。
勿論、つくしの前では、既に、付き合い始めて居た体に成って居たのだが…。


そして、翌日の夕方の総二郎は、優紀を、自宅に送り届けたのだった。



実は、翌日の朝、目が覚めた優紀は、総二郎に抱き締められたままだった事に気が付き、そーっと、総二郎から離れて、ベッドから下り、シャワールームに向かうのだった。


そして、其の後、ちゃんと、眠れて居なかった総二郎は、優紀の後を追って、シャワールームに向かうのだった。


という訳で、其の後の総二郎と優紀の長い一日の時間が、始まったのだった。



そして、其の半年後には、総二郎と優紀の付き合いが、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人にバレたのだ。


何故なら…。
総二郎の様子が、其れ迄とは、天と地の差…程…有ったから…だったのだ。


そして、其の後の総二郎と優紀の付き合いを、見て視ぬ振りをする総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人が居た事も、また、事実だったのだ。


そして、其の数年後には、そんな総二郎と優紀の二人の事を認めた総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人に寄って、総二郎と優紀の二人の結婚の許しが出た事で、先ずは、婚約発表が為され、其の後、結婚するのだった。


此れには、優紀の努力と、総二郎のサポートが有ったからこそ…だったのだ。



唯、世間的には、F4の内、司と総二郎のそれぞれに、お相手が決まった事で、世間の淑女達は、戦々恐々と、其の後の類とあきらの二人を、観て居た事は言うまでも無かったのだ。


また、司と総二郎のそれぞれのお相手が、一般家庭出身の女性だった事も有り、一般家庭出身の女性達にとっても、“自分(達)にも、チャンスが在るのでは無いだろうか?”と、類とあきらの何方かと出会えるチャンスを窺って居た事も、また、事実…だったのだ。
類とあきらにとっては、傍迷惑な話しだった事は言うまでも無かったのだが…。



という訳で、其の後の総二郎と優紀の二人は、幸せな家庭を築いて居たという事は言うまでも無かったのだった。



fin



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~【自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>】…<総優>  
 番外編③』の一部の文面に、不快に思われるやも知れない表現が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>