<此の二次小説『タマが知って居た事実~司 編~【まさか…‼】…<つかつく> 番外
編』の中に出て来る一部の表現の中に、不快に思われるやも知れない表現が入って折りま
す。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【PS.
<『まさか…‼…<つかつく> 5.』 と 『まさか…‼…<つかつく> 6.』のエ
ピローグ>
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と つくしが、二人一緒に、日本に帰国
して帰って来る際に、タマは、事前に、西田から、つくしの此れ迄の事 と NYでの全
ての話しについて、連絡を受けて居たのだった。
唯、タマ と 西田が誤算だったのは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓か
ら話しを聞いて、司の姉で在る 椿が、「つくしちゃんに会いたい!」と、言う理由で、
日本に帰国して帰って来た事…だったのだ。
そして、つくしの姉と成った 静は、静で、つくしの帰邸が遅いという事が心配で、自身
の両親で在る 藤堂社長 と 藤堂夫人から、「見て来る様に…。」と、言われた事で、
道明寺邸に向かったのだ。
そして、其の後、道明寺邸に向かった静は、道明寺邸にて、司の姉で在る 椿と遭遇した
という訳…だったのだ。
其処で、此の時のタマは、椿と静が、つくしの姉として、つくしを巡って、火花を散らし
て居る姿に、“やはりか?”と、嘆くのだった。】
【『まさか…‼…<つかつく> 7.』 と 『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつ
く> 番外編』 と 『タマが知って居た事実【まさか…‼】…<つかつく> 番外
編』のエピローグ】
<タマが知って居た事実>
司は、NYから日本に帰国して帰って来た事で、“待ってました!”と、云わんが如く、其の日のタマは、司に食って掛かるのだった。
何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとって、英徳高校時代の司 と つくしとの恋は、『許されぬ恋』で有り、云わば、『ジェットコースターの恋』…だったのだ。
だからこそ…。
タマは、司とつくしが一線を越えた事を知っても…。
否、承知して居たとしても、咎める事が出来無かったのだ。
其れに、英徳高校時代の司 と つくしの事を、傍で、観て居て、思って居た事も有ったのだ。
“坊っちゃんは、つくしを押し倒したら、良いのに…さね。
一つ、部屋の下で暮らして置いて、何、グズグズして居るんだろうかね?”と…。
しかも、此の当時のタマは、奥手のつくしに対して、タマ自身の『初めて』に関しての話しをして居た位…だったのだ。
だが、今回は、違う。
例え、司 と つくしが離れ離れに成った原因が、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の責任だったとしても…。
例え、司 と つくしが、漸く、再会出来たとしても、現在のつくしは、『藤堂つくし』…なのだ。
其れ故、其の事を知ったつくしの養父母で在る 藤堂社長 と 藤堂夫人が如何思うのか?
また、つくしの姉と成った 静は、「未だ、道明寺社長の事を許して居らっしゃらない様です。」と、タマ自身、西田から聞いて居たのだ。
もし、バレれれば、当然、道明寺家 と 藤堂家との間で、不協和音が生じるやも知れないのだ。
と言う事は、道明寺家 と 藤堂家との間で、ギクシャクし始め、仲が拗れるやも知れないのだ。
だからこそ…。
其の(英徳高校時代の司 と つくしの)当時のタマとは違って、現在のタマは、司に、大人の男で居て欲しかったのだ。
何時(いつ)迄も、高校生の頃の様に、後先考えずに、行動するのでは無く、司には、先の事を考えて、行動して欲しかったのだ。
だが、そうは言っても、タマにも、司の気持ち や つくしに対する想いは、理解して居るのだ。
だからこそ…。
現在のタマは、そんな司に対して、『怒って居るという寄りも、呆れて居る。』と、言った方が、しっくり来る状況…だったのだ。
其れに、何よりも、あれだけ、司 と つくしとの交際を許さなかった司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、「現在では、つくし様を信頼し、自身の娘の様に、つくし様を可愛がって居らっしゃいます。」と、タマ自身、西田から報告を受けて居たのだ。
だからこそ…。
此の時のタマは、司には、慎重に、コトを動かして欲しかったのだ。
<司 と タマの会話>
司が、NYから日本に帰国して帰って来た日の事…だったのだ。
タマは、先ず、挨拶するかの様に、司に言って除けるのだった。
しかも、嫌味っぽく…。
「坊っちゃん、お帰りなさいまし。
ところで、坊っちゃんは、つくしと縒り(より)を戻されたそうですね。
おめでとう御座います!
ですが、つくしには、NYに置いて行かれたそうじゃ無いですか?
流石は、つくしです事…。
おぉーほほほほ!」と、口元に手を置き乍ら…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、心の中で、悪態を突いて居たのだった。
“チェッ‼”と…。
勿論、此の時の司は、口に出しては言わなかったのだ。
何故なら…。
自身がタマに反論の言葉を言えば、何食わぬ顔で、言い返される事が分かり切って居るし、面倒臭い事に成り兼ねないので、口に出さなかっただけ…だったのだ。
其処で、此の時のタマは、更に、司に話しし始めるのだった。
「其れに、タマは、知って居ますよ。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしから、聞いて居た事も有り、密かに、思って居たのだった。
“出た‼”と、何食わぬ顔付きで…。
だからだったのかも知れない。
此の時のタマは、そんな司に対して、続きの話しをし始めるのだった。
「何時(いつ)の事だったのかは、タマには存じ上げませんが、坊っちゃん と つくし
が、まだ、高校生…だった頃…。
一線を越えた事は、タマは、知って居ますよ。」と…。
だからだったのだ。
此の時の司は、既に、つくしから聞いて居た事も有り、面倒臭そうに、一言だけ、タマに返答するのだった。
「ああ。」と…。
其処で、此の時のタマは、そんな司に対して、自身の杖で、司のお尻を叩いた後、嗜めるかの如く、言って置くのだった。
「もう、お痛はいけませんよ。
坊っちゃんは、大人の男…何ですから…さね。
其れに、タマには、想像に容易いのですが…ね。
NYで、再会した坊っちゃん と つくしは、更に、濃密な関係に成ったんじゃ在りませ
んかね?
だとしたら、日本では、慎みなさいませ。
現在のつくしは、『藤堂つくし』…何ですよ。
云わば、現在のつくしは、『藤堂家』のお嬢様です。
坊っちゃんが下手な事を為さって、道明寺家 と 藤堂家との間に、不協和音が生じてし
まっては、一大事です。
そう成れば、困るのは、間違い無く、つくし…何ですよ。
今は、まだ、慎みなさいませ。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、タマが言いたいで在ろう意味を理解した事で、言って除けるのだった。
「其れって、もしかし無くても、タマは、俺が下手をして、“つくしを妊娠させる。”って、
言いてぇんだよな⁉
そんな下手な事を、俺が仕出かすとでも思ってんのか?
其れ位ぇ、俺でも、分かってるっつーの。
下手な事はしねぇから、タマは安心しとけ‼」と…。
だからだったのかも知れない。
此の時のタマは、そんな自信たっぷりの司の状況を心配し乍らも、其れ以上、言う事はし無かったのだ。
何故なら…。
其れ以上、大人の司に言うという事は、司の自尊心を滅茶苦茶にしてしまうかも知れないから…だったのだ。
だからこそ…。
其れ以上の言葉を言おうとし無いタマ…だったのだ。
云わば…。
そんな司を信用する事にしたのだった。
fin
<此の二次小説『タマが知って居た事実~司 編~【まさか…‼】…<つかつく> 番外
編』は、短めにて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>