tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、私は…<総優>  3.




<優紀side>


私は、西門さんの言葉に、呆気に取られてしまった。


私は、西門さんの言葉に、如何すれば良いのか分からずに居た。


『俺、優紀ちゃんの事、好きだから…。
 あの時から、ずーっと、変わらず…。』


私は、如何答えたら良いのだろうか?



【優紀side・回想】


私は、あの日、西門さんから、拒絶される言葉を言われていた。


『俺は、優紀ちゃんの事を、仲間以上には思えねぇ‼
 俺より、もっと、幸せにしてくれる奴を選んだ方が良いよ‼
 俺は、良い男だけど、良い奴じゃねぇから…。』


其れなのに、如何して、『あの時から、ずーっと、変わらず…。』なのだろうか?


『俺、優紀ちゃんの事、好きだから…。』と、言ってくれた西門さんの気持ちさえも、私は、疑いたくなった。


やはり、昔も今も変わらず、『プレイボーイ』は、健在なのだろうか?



私は、あの日、以来、極力、F4&T4の集まりには、参加して居なかった。


其の理由も、高校3年の夏以降は、受験勉強を理由に…。


大学生に成ってからは、大学の友達との付き合いを理由に…。


つくしには、本音で言って居たから、集まりの情報は、私の耳には入れない様にしてくれていた。




それが、今に成って…。
私は、西門さんの神経を疑いたくなった。



私は、聞いてみる事にした。


「西門さん、あの時、西門さんが、私に仰った言葉、覚えていらっしゃいますか?」




<総二郎side>


俺は、優紀ちゃんの反論は、想定内だった。


「ああ、覚えてる。」
「じゃあ、私の気持ちはご理解頂けますよね?」
「多分だけど…⁉」
「じゃあ、もう、穿り返さないで下さい。
 お願いします。」
「俺が、“嫌だ‼”と、言ったら、優紀ちゃんは如何答える?」
「………」


そう来るよな、優紀ちゃんなら…?


でも、俺は、更に、優紀ちゃんから、反論の言葉を言われてしまった。


「私は、今までの西門さんを考えた時、如何しても信用出来ないです?
 私は、西門さんから、拒絶される言葉を言われたんです。
 『俺は、優紀ちゃんの事を、仲間以上には思えねぇ‼
  俺より、もっと、幸せにしてくれる奴を選んだ方が良いよ‼
  俺は、良い男だけど、良い奴じゃねぇから…。』って…。
 其れなのに、如何して、『あの時から、ずーっと、変わらず…好きだ‼』と、言えるの
 だろうか?と、疑ってしまってしまっているんです。
 『俺、優紀ちゃんの事、好きだから…。』と、言ってくれた西門さんの気持ちさえも、
 私は、疑いたくなっているんです。
 やはり、“昔も今も変わらず、『プレイボーイ』は、健在なのだろうか?”と、如何して 
 も、疑ってしまうんです。」


でも、俺は、“もう、優紀ちゃんを諦めねぇ‼”って、誓ってるんだ。
生憎、もう、遅ぇんだよ、優紀っ‼


「俺が、悪かったんだよ‼
 自分自身の気持ちを偽って、俺は、優紀ちゃんを遠避けた。
 けど、その事が誤りだったと、気付くのに、今まで掛かった。
 西門家の柵に優紀ちゃんを放り込む事は、出来ねぇって思ってた。
 あの家に居れば、優紀ちゃんを“傷付ける‼”と、思ってた。
 それが、俺自身の気持ちを偽った理由…。
 けど、もう、間違わねぇよ‼
 俺自身の気持ちに気付いちまったんだから…な。
 優紀、俺の気持ちに応えてくれねぇか?」
「………」


やっぱり、優紀は、何も応えず、俯いたままだった。


俺は、尚も、優紀に懇願していた。


「優紀…⁉
 俺が、あの時、優紀に傷付ける様な事を言ってしまって、悪かった。
 もう、優紀だけだし…。
 もう、優紀だけを見続けると、あいつ等が見てるこの場で誓えるから…。
 否、誓って遣るよ‼」


優紀は、やっと、返答してくれた。


「此の旅行中の間、西門さんを拝見してからの返事で良いですか?」
「ああ、分かった。」



そして、俺は、もう一度、優紀を俺の方に振り向かせて、再度、誓って居た。


「俺は、上空で…。
 正しく(まさしく)、天に誓った様なもんだろ‼」


と、優紀の耳元に唇を近付けて、優紀に誓って遣った。

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