tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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婚約発表【此れからの私は】…<総優>  番外編




<総二郎side>


俺と優紀との婚約発表は、親父のお達しに寄り…。
優紀が、花沢物産を退職後に、行った。


で、其の俺と優紀との婚約発表は、親父と俺だけで、望んでいた。


先ずは、親父から、挨拶をした。


「此の度は、私共の愚息で在ります 西門流 次期家元の西門総二郎の婚約発表の席に、
 足を運んで頂き、感謝します。
 ご存知の通り、総二郎は、再婚で御座います。
 一度目の結婚は、私共 親で決めた政略結婚で、御座いました。
 実は、此の度の総二郎の婚約者とは、総二郎自身、此の頃からお付き合いをして居った
 女性で御座います。
 其の当時の私共 親と致しましては、総二郎と現在の婚約者との結婚を許す訳には、参
 りませんでした。
 其の当時は、西門流の繁栄の為…。
 縁戚を持ちたい家柄との縁談話を進めておりました。
 其の事を十分に理解して居た現在の愚息の婚約者が、総二郎の背中を、そーっと、押し
 たそうです。
 其の当時の総二郎と婚約者は、泣く泣く、別れたと、私共は、聞いております。
 総二郎には、申し分無く、総二郎には、勿体無い女性で御座います。
 花沢物産 社長で在ります 花沢社長と私共とで…。
 お互いの息子の嫁として、両家で、彼女を奪い合いした程の気立ての良い女性です。
 其れ程の女性ですから、私共 親と致しましては、総二郎との結婚を、大手を振って、
 了承した次第で御座います。
 二人の馴れ初めは、愚息より、お話しさせて頂きます。」


で、俺にマイクが回って来た。


「家元より、ご紹介が有りました 西門流 次期家元 西門総二郎と申します。
 私と彼女の出会いは、高校の頃まで、遡ります。
 今や、道明寺HD 日本支社 支社長で在ります 道明寺司の婚約者で在ります 牧野
 つくしは、私達 F4の英徳高校の1年後輩に成ります。
 其の牧野つくしの中学時代からの幼馴染で親友なのが、私の婚約者で在ります。
 其の頃の私は、彼女にとって、最低な男でした。
 私は、彼女が傷付くで在ろう 彼女を傷付ける言葉ばかり、彼女に投げ掛けて居まし
 た。
 ですが…。
 其れでも、彼女は、そんな私を好きで居続けてくれました。
 私が大学1年の頃は、私の婚約者は高校3年でした。
 其の当時の私が大学1年の頃の一年間は、高校3年だった私の婚約者とは、疎遠状態で
 した。
 私が、彼女を傷付けたばかりに、彼女は、受験勉強を理由に、私の前から、姿を消した
 んです。
 ですが、其の事が切っ掛けで、私は、私の婚約者の事を、既に、好きに成って居た事に
 気が付けたんです。
 其れからの私は、彼女一筋です。
 此れが、大まかな、馴れ初めの概要です。」


此の場に居た記者は、驚愕して居た。


「F4の西門総二郎に、そういう女性が居たのか?」と、そんな風に、小声で、喋ってい
 る記者の声が、あちこちから、聞こえて来た。


だが…。
俺は、そんな声を、スルーして遣った。


“居たんだよ‼
 悪ぃか?”と、叫びたかったが…。


親父と、顔を見合わせて、苦笑いだった。



だが、此の婚約発表での席の質問の中で、俺が、気に食わなかった質問は…?
やはりの、一時、噂に成って居た類と優紀の事だった。


記者から、質問が出た。


「確か、次期家元の婚約者の方は、花沢物産の後継者で在られる 花沢専務の第2秘書の
 女性の方でしたよね。」


だから、俺は、質問に答えて遣った。


「ええ、そうですが…?
 何が、仰りたいんでしょうか?」
「確か、次期家元の婚約者の方は、一時、花沢物産の後継者で在られる 花沢専務と、お
 噂に成って居らっしゃたかと、思いますが…。
 其れに、花沢専務のご両親も、其の当時は、御認めに成って居らっしゃったと、記憶し
 ておりますが…。」


此れには、親父が答えてくれた。


「此のお話しは、私から致しましょう。
 私の幼馴染で親友で在る 花沢社長は、奥様も、同様に…。
 私共の愚息の婚約者の事を、大変、気に入っておりました。
 ですから、花沢社長と奥様は、類君と愚息の婚約者との仲を勘違いしたのでしょう。
 愚息の婚約者が申しますのは、其の当時も、退職するまでの間も…。
 “上司と部下の関係に過ぎ無かった。”と…。
 愚息も、愚息の婚約者も…。
 私共の政略結婚で、一旦は、別れた様ですが…。
 お互いをお互いが、忘れる事が出来ず、逢って居なくても、ずーっと、お互いを思い合
 って居た様です。
 其れ程までに、愚息と愚息の婚約者のお互いの心は、相手を求め合って居たのでしょ
 う。」


親父の此の言葉に、どの記者からも、返答は無かった。


そして、親父と俺は、或る程度、先に、喋って遣った事も有って、質問も、少なめに終わっていた。



で、親父と俺は、此の婚約発表終了後…。
(西門)邸に帰って来た。


俺は、真っ先に、優紀の下に向かった。


そして、俺は、優紀を見付けて、優紀の傍に、お袋が居ようとも…、お構い無しで、優紀の腕を、俺は掴んで、俺の方へ、優紀を引き寄せて、抱き締めて遣った。


で、俺は、優紀の耳元で、言って遣った。


「此れで、今日から、優紀は、俺の婚約者…な。
 此れからの俺は、優紀の事を、思いっ切り、世間に言えるんだよな。
 “優紀は、俺の婚約者だ‼”って…。
 もう、優紀は、俺の女(もの)…だからな。
 優紀を、もう、何処にも遣らねぇ‼
 優紀を、もう、何処にも行かせねぇ‼
 優紀…。
 優紀は、此れからの俺との一生を、ずーっと、俺の傍に居てくれよ‼」


俺が、優紀の耳元に、話し掛けている間も、優紀は、俺の腕の中で、ごそごそ、動いて居た。


そして、俺は、優紀に言われて居た。


「総二郎さん…。
 お義父様と、お義母様のいらっしゃる様な所で、此の様な事は為さらないで下さい。」


だが…。
親父とお袋の姿は、其の場には、既に、居なかった。


だから、そんな優紀に、俺は言って遣った。


「親父とお袋の姿は、此の場には、もう、居ねぇけど…。」
「………」


優紀は、驚愕顔で、言葉に出来ない様子だった。


だから、俺は、そんな優紀を、其のまま、俺と優紀の自室に、連れ込んだ。


そして、優紀を堪能して遣った。


やっぱり、優紀は、素直だな。


俺にとって、意のままに成る優紀を嬉しく思う。


離れていた期間が有ったから…。
尚更だけど…な。



で、俺と優紀の婚約者としての生活が始まった。



そして、政略結婚している間は、F3と俺とは繋がって居たが…。
優紀を含めたT4とは、疎遠状態だった。


優紀も、花沢物産で勤めて居る間は、T4とは繋がって居たみてぇだったが…。
俺を含めたF3とは、疎遠状態だった。
勿論、優紀の場合は、上司として、類とは繋がって居たが…。



だから、俺と優紀の婚約者としての生活が始まった事を気に、また、F4&T4の友情を復活させた。


そして、また、F4&T4の集まりに参加して居た俺と優紀だった。



桜子に言われたからじゃねぇが…。
やっと、此れで、俺と優紀は、収まる所に、収まったという訳だった。



そして、俺と優紀は、此の先も、ずーっと、西門流の繁栄の為…。
尽力する日々だった事は言うまでもねぇのだった。



fin

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