tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、私は…<総優>  29.




<総二郎side>


俺と優紀は、待ち合わせの時間が差し迫って来て居る事から、出掛けようとしていた。


其処に、お袋から、声を掛けられた。


「総二郎、今日は、優紀さんの成人式が終了したら、此方(西門邸)に戻っていらっしゃ 
 い‼
 夕方頃には、戻って来られるでしょ?
 優紀さんのご両親もご招待して有るの。
 優紀さんの成人式のお結わいをしたいから…。
 宜しくて、総二郎。
 総二郎の今までの、行いを改める意味でも、優紀さんのご両親に、きちんと、ご挨拶為
 さい。
 家元の言付けよ。
 総二郎、宜しくて‼」
チェッ‼
 ああ、分かったよ。」


俺は、考えて居る事が、木端微塵に無く成り、不貞腐れ気味だった。
其処をフォローでもして居るつもりで有ろう優紀が、お袋に声を掛けていた。


「家元夫人、ご配慮に感謝致します。」
「あら、優紀さん。
 家族しか居ない時は、『お義母様』の方が嬉しくてよ‼
 もう、私(わたくし)達は、家族でしょ?」
「………」


優紀は、お袋の言葉に、直ぐには、言葉を発せない様子だった。


何を焦ってんだ、お袋は…。


俺が、優紀から、逃げられるとでも、思ってんじゃねぇだろうな⁉


だったら、俺と優紀の間に邪魔をせず、“入って来るな‼”って、言うんだ‼


いい加減にしろよ、お袋っ‼


だが、優紀は、お袋の言葉が嬉しかったのか、顔を真っ赤に染めて、お袋に伝えていた。


「有難うございます。
 私を受け入れて下さって…。」
「私(わたくし)だけじゃなく、此の西門家には、総二郎以上に、もう、優紀さんが必要
 なのよ。
 後、お話ししようと、思っていたけれど…。
 優紀さん、考えて於いて欲しいの?
 優紀さん、更さんの後輩って事は、高校生の頃に、お茶を遣っていらしたのよね?
 じゃあ、私(わたくし)の下に就いて、お茶をまた始めないかしら?」
「えっ??
 お茶は一からに成りますが…。」
「一からでも、良いんじゃないかしら。
 遣る気が有るならね。
 お茶はお嫌い…⁉」
「いいえ、大好きです。
 心が落ち着くので…。」
「じゃあ、決まりね‼
 楽しみだわ‼」


俺は、右手の手の平を、額に当てて、天を仰ぎ見た。


俺が、優紀に茶を教えて行くつもりで居たので、お袋に先を越された感MAXに成り、俺は、不機嫌に成って居た。


其れを見た優紀は、また、おどおどし始めていた。


取り敢えず、時間も無くなって来て居る事から、俺は、お袋に、先に急ぐ事を伝えた。


「お袋、時間がねぇ。
 もう、良いか?
 その話しは、また、後だ‼」
「はいはい。
 行ってらっしゃい!」


俺と優紀は、リムジンに、急ぎ乗車した。


やっと、お袋から、離れる事が出来た。


あんなに、お袋は、饒舌だったんだな⁉
初めて知るお袋に、俺は、驚愕するしかなかった。


優紀、うち(西門家)に嫁ぐつもりなら…。
否、嫁がせるんだけど…よ。


ある意味、違ぇ意味で、優紀には、覚悟させなきゃな‼


まあ、どっちにしても、俺は、優紀を手離せねぇけど…な。



そして、俺と優紀は、成人式会場に着き、あいつ等と、落ち合った。

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