もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>46.
<本日も2話連続投稿です。 46.がかなり短めです。 ご了承下さい。>
【花沢つくし 編 46.】
道明寺は、NYのプロジェクトの進行が遅れているという理由で、二の句も告げられない状態で、3ケ月間、NY出張に行った。
私はその頃、精神状態がまだ良くなく、道明寺に何を言われても答えられる状態ではなかった。
そんな私を置いて、3ケ月もNYに行く事に反抗していたらしい道明寺も、私のパパに説得された事で、NYでの仕事を遣り遂げて帰って来た。
一体、パパは、道明寺に何を話して、NY出張に行かせたのだろうか?
後になって聞いた話しに寄ると…、
『司君、NY出張に行って、仕事を遣り遂げて来ない限り、つく
しは嫁にやらんぞ。』と、パパから言われたらしい。
流石、パパは、道明寺の事を良く知っている。
否、もしかして、道明寺は、道明寺パパと、一緒なのだろうか?
流石、策士の親は策士だわ。←誰の事だ?? 類君、くしゃみしてないか?
まさか、私の大切な甥っ子に受け継がれていないでしょうねぇ?
末恐ろしや~~。
道明寺がNYに渡米してから3ケ月経って、道明寺が帰国した頃には、私は静お姉様のお陰で、精神的に落ち着きを取り戻していた。
そんな私を見た道明寺は、回復させたのが自分で無い事に不満は有るものの、回復させてくれたのが、静お姉様と、知って諦めたみたい。
私の憧れの人が静お姉様だと、言う事を、道明寺は知っているからだろう。
道明寺、有難ねぇ‼
道明寺が居たから、回復出来たのも有るんだよ…。