tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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記憶の上書き…<総優>  続編  番外編




<一部の表現に、不快に感じるやも知れません。
 お詫び申し上げます。>



<総二郎side>


~~【俺と優紀のあの時…。】


    其処に、お袋から連絡が来た。


    俺は、携帯に出なくても良いと思って居たが…。
    優紀が、“出ろ‼”と、言うから、出る事にした。


    “総二郎…。
     優紀さんとは、如何成ったのかしら?
     まさか、この期に及んで…。
     振られたとかは、言わないでしょうね?”


    お袋も、俺の親だろ?
    “縁起でもねぇ事、言うんじゃねぇよ‼”と、叫びたかった。


    だから、俺は、即答して遣った。


    「なっ、訳ねぇだろ‼
     優紀を俺の自室に連れて来て遣ったんだ‼
     だから、今は、俺の自室。」
    “だから、例の場所に居なかったのね?”


    俺は、『危機一発』と、思って居た。


    「態々、見に行ったのかよ?」
    “当り前でしょうが…。
     何時まで経っても、連絡が無いから、心配だったのよ‼”


    俺は、スピーカーにして、話しして居たので、優紀も、しっかり、お袋の話しを  
    聴いて居た。


    なんせ、俺は、優紀に悪戯しながら、お袋と喋って居たのだから…。
    スピーカーにするのは、当然と云やあ当然、何だが…。


    だから、口を押えながら、驚愕して居る優紀が出来上がったという訳だった。


    で、お袋から、打診されていた。


    “そろそろ、家元も、痺れを切らされる頃よ‼
     此方(家元と家元夫人の自室)に、早くいらっしゃい‼”


    俺と優紀は、促されるまま、家元と家元夫人の自室に向かって居た。


    勿論、優紀には、悪態を突く事は忘れて居なかった俺だった。


   「優紀…。
    ほっとしてんじゃねぇよ‼
    今日は、此処(俺の自室)に泊まってけよ‼
    分かったな?」


    優紀は、頷いてくれた。   ~~



俺と優紀は、親父とお袋との話しが終わった後…。


俺の自室に戻っていた。


優紀は、俺との約束を守ってくれた形では在ったのだが…。


俺は、優紀に言って除けていた。


「優紀…。
 シャワー、浴びるか?」
「えっ??」


優紀は、俺の部屋にバスルームが在る事を知らねぇみてぇだった。


優紀にとって、この部屋に入る事は、初めて何だから…。
仕方ねぇと言えば、仕方ねぇんだが…。


F3でさえも、誰も、入れた事もねぇ、この部屋に、堂々と入って居るという自覚がねぇ優紀に呆れそうに成った。


忘れていたが…。
幼少の頃の更は、ガキの頃だったという事で、除外だ‼



だから、俺は、何も言わず、優紀をシャワールームに引っ張って行って、一緒に入った。


「此処(総二郎の自室)にも、バスルームが有ったんですね?」
「ああ。
 優紀は、今日が、初めて、何だから、覚えて於けよ‼」
「えっ??」


優紀は、怪訝な顔付きに成った。
俺は、一抹の不安を覚えた。


だから、俺は、優紀と湯船に浸かりながら、優紀に訊いてみた。


「如何した…優紀?」
「私以外にも、この部屋に入られた方がいらっしゃるんですか?」
「否、居ねぇよ‼
 何で、そんな事を訊くんだ?」
「いいえ、何でも在りません。
 私の勘違いみたいです。」


俺が、即答したからか?
優紀は、自分自身の中で、決着して居る様子だった。


意味が、全く、俺には、分からなかった。


だが、優紀には、何か拘りが有る様子だった。


まあ、優紀が、分かったんなら、良いけど…よ。


何か、腑に落ちねぇんだよな?



<優紀side>


総二郎さんの仰った言葉で、何か、不安を感じないでも無かった。


『優紀は、今日が、初めて、何だから、覚えて於けよ‼』


『も』じゃ無く、『は』だったから…。
私の考え過ぎかとも思った。


それに、総二郎さんは、即答してくれた様子だったから…。
私は、“総二郎さんを信用してみよう‼”と、思って居た。


そしたら、総二郎さんが、私の不安を読み取ったのか?
訊いて来てくれた。


「優紀…。
 何か、不安に感じる事でも有るんか?
 今日、うち(総二郎)の親が、了承してくれたんだ‼
 不安な事は、全て、解消しねぇと、この先、上手く遣ってけねぇだろ?」
「すみません。
 お訊きしたい事が有るんです。
 このお部屋には、私が、初めてですか?」
「ああ。
 更は、ガキの頃に、良く、来てたけど…な。
 ガキの頃だけだ‼」



<総二郎side>


優紀は、俺の言葉にほっとして居た様子だった。


“そう言う事か?”と、俺は、思って居た。


優紀は、誰かも分からねぇ奴に対して、ヤキモチを焼いて居たって事か?


ほんと、優紀は、可愛いよな‼


だから、俺は、言って遣った。


「優紀…。
 今日は、覚悟して於け‼
 そんな可愛い事を考える様な優紀を、俺は、放って置けねぇんだよ‼
 優紀が、俺を疑うから、悪ぃんだからな‼」


そう言って、俺は、バスルーム内から、優紀を翻弄して遣った。


優紀は…?


「明日の朝、家元夫人にご挨拶しないといけないから…。
 今日は、堪忍して…欲しい‼」


って、言ってるけど…。


“其れは、無理だろうな。
 仕方ねぇから、親父とお袋には、俺の責任にして於いて遣るよ‼”
と、俺は、心の中で、優紀には、唱えていた。



で、思っていた通り、朝は、やっぱり、そう言う事に成ったらしい。


で、俺と言えば、朝から、お袋の剣幕に触れていたという事は、言うまでも無かった。



fin

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