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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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節分【君だけ(を)】…<総優>  続編 短編




<此の二次小説『節分【君だけ(を)】…<総優>』は、節分に合わせて、『優一郎』の
 成長と共に、『其の後…。』を、綴れたらと思って居ます。
 『君だけ(を)…<総優>』と、合わせて、ご覧下さいました成らば、幸いです。
 唯、節分の2月3日より、日にちが、かなり、遅れての掲載に成っております事をお詫
 び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い申し上げます。>




<総二郎side>


俺は、其の日の仕事終わり、親父に、呼ばれていた。


で、俺は、(西門)邸に着く成り、親父とお袋の自室に向かって居た。


で、俺は、親父から、呆れる言葉を言われていた。


「なぁ~、総二郎…。
 優一郎も、もう、2歳半に成っただろう。
 そろそろ、『節分』という、日本古来から在る 行事ごとを体験させたいんだが…。
 如何だろうか?」


俺は、思って居た。


“遣るのは良いが…。
 鬼の役は、誰にさせるんだよ?
 俺は、嫌だから…な。”と…。


だから、俺は、親父に訊き出していた。


「はぁ~??
 構わねぇって、言えば、構わねぇんだけど…よ。
 鬼の役は、誰にさせるんだ?」


で、俺は、親父からの返答に呆れたという話しだ。


「鬼の役は、私がするんだよ‼」


其れこそ…俺は。


「はぁ~??」  だろ?


で、親父は、再度、俺に確認して来た。


「ダメか?」
「あのなぁ~。
 親父の歳を考えろよ‼
 今は、まだ、2歳半の優一郎は、其処まで、力は無いにしても…。
 優一郎から、豆をぶつけられるんだぞ‼
 下手な事を考えるんじゃねぇよ‼」


だが、親父は、諦め切れねぇのか?
再度、俺に言って除けていた。


「私は、まだまだ、若いぞ‼
 足腰も丈夫だぞ‼
 取り敢えず、私が、鬼の役を引き受けるからな‼」


昔から、親父は、言い出したら、誰の意見も、聞き入れない所が在った。


だから、俺は、諦めた。


「ああ。
 分かった。」


で、此の事を、俺と優紀と優一郎の自室に戻った時に、優紀に言って於いた。
優紀は、驚愕して居たが…。


優紀は、一言、言って除けていた。


「そう何だぁ~。
 お義父様…。
 大丈夫かしら…?」


優紀は、心配顔に成って居た。


俺は、思って居た。


“本人が良いって、言うだから…。
 良いんじゃねぇの‼”と…。



で、節分の日…。
所謂、2月3日の日が遣って来た。



其の時の親父の姿に…。
俺は、何も言えなかった。


否、お袋も、知らなかったのか?
呆れて、親父を観て居た。


優紀は、当然、『空いた口が塞がらねぇ(ない)』状態に成って居た。


まあ、“誰が観ても、そう思うだろう事は言うまでもねぇ‼”と、俺は、思って居た。


なんせ、其の親父の姿は、言う成れば…。
『鬼』じゃねぇ‼


何処から、調達したのか?
“其れは、『なまはげ👹』だろ⁉”と、俺は、親父に訊きたく成る様な格好だったのだ。



しかも、親父が、優一郎に掛けて居た言葉は…。


「悪い子は居ねぇか?」だった。


間違い無く、“其れは、『なまはげ👹』だろ⁉”と、俺は、親父に言って遣りたく成った。


で、案の定…。
優一郎は、大泣きをし始めた。


“そりゃあ、泣くわな‼
 優一郎は、『男の子』と言っても、まだ、2歳半のガキだぞ‼”と、俺は、親父に、叫びたく成った。



だから、俺は、泣き出した優一郎を抱き上げて、追い掛けて来る『親父=なまはげ👹』に向かって、豆を投げ付ける様に、優一郎に言って遣った。


「優一郎…。
 『鬼』に豆を投げ付けろ‼」


で、優一郎は、優紀に教わっていた言葉を、大泣きし乍ら、唱えていた。


おにはそと…。
 ふくはうち…。


大泣きし乍らの優一郎だったので、声は震え、何を言って居るのか、分からねぇ程の小さい声だった。


そして、追い掛けて来る『親父=なまはげ👹』に、優一郎は、豆をぶつけていた。


だが、まだ、其処まで、力のねぇ優一郎が飛ばしていた豆の威力は、其れ程でもねぇ。


だから、俺は、優一郎と一緒に、優紀に教わっていた言葉を唱え乍ら、豆を『親父』に投げ付けて遣った。


「鬼は外…。
 福は内…。」


俺が投げ付けて遣った豆は、親父の顔に命中した様で、痛がっていた。



けど…よ。
節分の日の夜の優一郎は、夜泣きが酷かった。


夢でも、観たんだろうな。
可愛そうに…。


だから、節分の日の夜の優紀は、大変そうだった。



で、後で、親父からは、説教された俺だった。


「総二郎…。
 お前は、遣り過ぎだ‼」


だけど…よ。
“遣る。”と、言い出したのは、親父だよな?


じゃあ、仕方ねぇだろ?


だが…。
確かに、親父の顔は、赤く成って居たが…。


“少し、遣り過ぎたのかも…な。”と、俺は、反省していた。


けど…俺は、思って居た。


“何時も、優一郎と一緒に居たいという親父に、俺は、仕事を押し付けられてんだ‼
 だから、仕返しだっつーの‼”と…。


だが、或る意味…。
優一郎には、強烈な節分の日だった事は言うまでもねぇ。


優一郎にとって、『節分』という日が、トラウマに成らねぇ事を、俺は、願う。



fin

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