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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺に押し付けるな‼【忘れ欠けていた】…<総優>  前半




<此の二次小説『俺に押し付けるな‼【忘れ欠けていた】…<総優>』は、『忘れ欠けて
 いた…<総優>』の前手の部分を綴っております。
 何かの『番外編』の様に、綴らせて頂く方がしっくり来ると認識致しましたので、此の
 様な形式に致しました。
 『忘れ欠けていた…<総優>』と、合わせてご覧下さいました成らば幸いに存じ上げま
 す。
 宜しくお願い申し上げます。>



<尚、上記の二次小説『忘れ欠けていた…<総優>』に関しまして、勝手に、編集されて
 しまって居る箇所が、何か所が御座います。
 ご覧頂くには、お見苦しいかと存じ上げますが、其のまま、掲載させて頂きます事をお
 詫び申し上げます。
                        ご報告日…2020.2.8 2:36>




<総二郎side・回想>


俺が、中学2年に成った頃の事だった。


俺は、あきらと夜の街で、屯って(たむろって)居た。


所謂、其の日の獲物(女性)を漁る為だった。


だが、其の日は、良い獲物に出会わず、俺とあきらは、止む無く、其の場を退散していた。


其の時間は、日付が変わる頃の事だった。


俺にしては、早い時間でのご帰還だった。



そして、西門邸の本邸の玄関扉を開けた瞬間…。
其処に居たのは、使用人頭のかよだった。


そして、かよから、声を掛けられていた。


「坊っちゃん…。
 お帰りなさいまし。
 お家元が、坊っちゃんをお呼びで御座いますよ。
 “何時に成っても良いので、部屋に来る様に…。”とのお達しですので、お家元のお部屋
 に、其のまま、いらっしゃって下さいませ。」


其の時の俺は、家元からの呼び出しに、不吉な気しかしなかったので…。
一瞬、言葉に出来なかった。


だが、取り敢えず、かよに訊いて視た俺だった。


「………。
 どんな理由での呼び出し何だ⁉」


かよは、首を傾げ乍ら、俺に返答して居たので…。
本当に、分からないのだろう事は、俺にも理解出来た。


「さぁ~。
 どの様な思惑かは、私(わたくし)では、存じ上げませんが…。」


だが、俺は、家元の自室に向かって居た。


そして、家元の自室のドアをノックした俺だった。


【コンコン】…総二郎が、家元の自室のドアをノックした音。


「俺ですが…。
 お呼びだと、聞いたんですが…?」


其処で、自室の中から、間髪入れずに、家元に声を掛けられた俺だった。


「総二郎か?
 入りなさい。」


で、俺は、家元の自室のドアを開けて、家元の前に、胡坐を掻いて、座って遣った。
で、俺は、嫌味たっぷりに、家元に訊いて遣った。


「何時も、此の時間には、(西門)邸に居ない家元が、俺に何の用が有るんですか?」


だが、其処は、家元…。
俺にも、嫌味を言い返して来た。


「お前も、夜遊びが過ぎるそうじゃないか?」


だから、俺は、怪訝な顔付きをし乍ら、言って遣った。


「説教でもする気ですか?」


中学生の俺が、父親に言うセリフでもねぇが…。
同じ遊びをして居る父親に、“説教される謂れもねぇ‼”と、反発するつもりで居た。


だが、其の時の家元の様子が、何時もと、少し、違って居た。


「まあ、説教は、私がしなくとも、家元夫人からされて居るんじゃないのか?
 だから、私からは言わずに居よう。」


俺は、“そうじゃねぇだろ?”と、言って遣りたかった。
所謂、“家元は、俺に、説教出来ねぇのだろう。”と、俺は、悟って居た。


だから、俺は、話しを先に進ませる様に、家元に訊き出していた。


「じゃあ、何なんですか?」


俺が、家元に話しを進ませる様に、促したからか如何かは分からねぇが…。
家元の真剣な顔付きに、俺は、居住まいを正していた。


「明日からは、お前が、西門流 次期家元を継ぐ様に…。」


俺は、驚愕処では無かった。


何かの間違いだろうと思って居た。


だが、家元の真剣な顔付きを観て居て、嘘じゃねぇ事を、俺は、悟って居た。


だから、俺は、其の理由を家元に訊き出していた。


「何故、俺が、明日から、(西門流)次期家元を継ぐ事に成るんですか?
 兄貴が継ぐ事に成ってただろ⁉
 だから、2年前に、兄貴の襲名披露をしたんじゃ無いんですか?」


其れには、家元は、説明に成って居ない説明をして、終了とばかりに、俺は、家元の自室を追い出されていた。


「兎に角、明日からは、総二郎が、(西門流)次期家元を継いでもらう。
 もう、決まった事だ‼
 此の事は、もう、覆らない。
 近々、総二郎の襲名披露を行う。
 話しは以上だ。」


其の時の俺は、納得いかなかった。


だから、俺は、家元に捨て台詞の様に、言ってしまったのかも知れない。


俺に押し付けるな‼」と…。



だから、俺は、納得いかないまま、此の足で、兄貴の部屋に急いだ。


だが、其処は、既に、『蛻の殻』と成って居た。


俺には、意味が分からなかった。


否、俺自身、納得いってねぇのに…。
そう易々と、(西門流)次期家元を継げるか?
継げる筈等ねぇよな?


だから、俺は、兄貴の居所を、かよに確認する事にした。


何故なら、俺にとっては、兄貴に納得出来るだけの説明が欲しいと思ったからだった。


「兄貴の居場所を教えてくれ⁉」


だが、かよは、兄貴から、何か、言われてるのか?
返答に困って居る様子だった。


だから、かよも、俺に苦肉の策として、言って来たのだろう事は、俺にも分かった。


「取り敢えず、私の方から、祥一朗坊っちゃんに、連絡して、総二郎坊っちゃんにお伝え
 します。
 其方で、宜しかったでしょうか?」


俺は、かよの提案に、納得するしかなかった。


俺は、兄貴の携帯アドレスを、一切、知らなかった。


何故なら、今までの俺は、兄貴に対して、何の連絡の必要性も無かったからだった。


だが、今は、悟って居た。


取り敢えず、“訊いて於くべきだった。”と…。


だから、かよに伝えて於いた俺だった。


「ああ。
 兄貴から、連絡が有ったら…。
 直ぐに、俺に教えてくれ‼」


焦って居る俺を見たからだろうか?
かよも、俺に返答していた。


「明日の朝…。
 祥一朗坊っちゃんに、連絡させて頂きます。
 其の後、祥一朗坊っちゃんより、連絡が御座いましたら、至急、総二郎坊っちゃんに、
 ご連絡致します。」


そうきっぱり、かよから言われた俺は…。
かよには、何も言い返せなかった。


「ああ。
 頼んだよ。」


そして、本当に、次の日には、兄貴からの連絡の報告が、かよから、俺の下に入って来たのだった。

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