tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  40.



【39.のエピローグ<つくしと進のお披露目>】


桃乃園総帥は、司会者の紹介の後…。
壇上に上がり、マイクを通して、挨拶をし始めたのだった。


「只今、ご紹介に預かりました桃乃園財閥 総帥で御座います。
 皆様も、既に、ご承知頂いて居るかと、思いますが…。
 私共の次男で在ります 晴夫家族が、桃乃園家に戻って参りました。
 其れ故…。
 晴夫を、桃乃園学園の理事長代理とし…。
 晴夫の妻で在ります 千恵子を、桃乃園学園の理事と致しました。
 また、孫息子の進については、先日の報告通りで在ります。
 ですが…。
 孫娘のつくしについては、現在、日本に帰国して居り(おり)…。
 既に、桃乃園学園に、在籍致して居ります。
 今回の新春パーティーにて、孫娘のつくしが出席する事が、如何言う訳か?
 皆様に、伝わって居った様で…。
 皆様から、私共に、連絡を頂戴して居る(おる)と、聞いております。
 ですので、此の機会に、孫のつくしと進を、紹介致したいと考えた次第です。
 それぞれ、挨拶させますので…。
 以後、お見知り置きを…。」と…。


なので、つくしと進 姉弟は、司会者の誘導の下…。
壇上に上がる様に、指示されたのだった。



だが、此の時のつくしは、足が、前に出せなかったのだ。
此の時のつくしは、緊張して居た事は言うまでも無いのだ。


だからだったのだろう。
そんなつくしを、傍で観て居た司が、つくしに、声を掛けるのだった。


「つくし…。
 良いか?
 お前には、俺が就いてる。
 だから…。
 そんな顔をしねぇで…。
 挨拶して来い‼」と…。


そして、司は、つくしの左手薬指に、触れたのだった。


だが、つくしは、緊張の余り…。
そんな司の仕草にも、気が付かない程だったのだ。


其処で、進が、つくしに近付き、つくしを引っ張って、連れて行くのだった。
何時までも、壇上に来ない自身の姉で在る つくしに、痺れを切らしてのそんな進の行動だったのだ。



だからだったのだろう。
司は、そんな進に、思うのだった。


“弟は、以外にも…。
 頼りに成るのかも…な。
 普段は、頼り無げなのに…な。”と…。



そして、つくしと進 姉弟は、壇上に上がるのだった。


其処で、司会者が、つくしにマイクを手渡すのだった。


なので、仕方なく…。
挨拶し始めるつくしだったのだ。


「皆様、年始早々…。
 私共の新春パーティーに、足をお運び頂き、有難う御座います。
 桃乃園つくしと、申します。
 今は、まだ、桃乃園学園の学生ですが…。
 自身の祖父で在ります 桃乃園総帥に就いて、少しずつでは在りますが…。
 ビジネスの勉強を致して折ります。
 今後は、ビジネスの場に置いて、顔見知りに成ろうかと思います。
 以後、お見知り置きを、お願い申し上げます。
 また、今後は、尚一層、私自身も、努力致す次第では御座いますが…。
 ご指導ご鞭撻の程…。
 宜しくお願い申し上げます。」と…。


其処で、司の顔を、チラッと、見たつくしは、司が頷いてくれた事を確認して、マイクを司会者に渡そうとして居た時だったのだ。


壇上に上がって居るつくしから見れば…。
つくしの真正面に陣取って、手を振って居る者が居たのだった。


そうなのだ。
滋だったのだ。


そして、其の滋の周りには、F3&優紀&桜子が、居たのだった。


そんなF3&T3の面々に、つくしは、驚愕顔を、顔に張り付かせたまま…。
其の場から、動けなかったのだ。


考えれば…。
つくしとて、分かる様なモノだったのだ。


何故なら…。
司が、つくしの居所を知った時点で、F3&T3にも、知られるだろう事は…。


寧ろ、司が、つくしの事件の事を知ったのも…。
滋と桜子のお陰だったのだった。


其の事を聞いて居た筈のつくしは、其の事自体も、忘れて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時点まで…。
つくしは、こう成るとは、予想だにして居なかったのだ。



其処で、進が、つくしに、声を掛けたのだった。


「姉ちゃん…。
 如何したの?」と…。


だからだったのだろう。
漸く、我に返ったつくしは、司会者にマイクを渡して…。
司の方を観乍ら、目線で合図を送るのだった。


そんなつくしの様子に、司は、心配に成るのだった。


何故なら…。
“つくしは、緊張の余り…。
 俺に、助けを求めて居る。”と、司は、勝手に、勘違いして居たのだ。



だが、此の時の壇上は、既に、進が、挨拶を始めて居たのだ。


だからこそ…。
司は、つくしを迎えに行けない状況だったのだ。


そして、進の挨拶が終わり…。
つくしと進 姉弟は、壇上から下りたのだった。


そして、つくしは、慌てるかの様に、司の下に行き、司に話しし始めるのだった。


「道明寺…。
 F3&T3が、此処(桃乃園邸のパーティールーム)に居るのよ。」と…。


だからだったのだろう。
司は、F3からも、そんな話しは、聞いて居なかっただけに…。
驚愕するのだった。


「はぁ~??」と…。


なので、つくしは、司に、パーティールームの中央付近を指指すのだった。
そして、つくしは、司に、一言、伝えるのだった。


「中央付近に…。」と…。


そんな話しを、つくしから聞いた司は、つくしが指指している方を、目で追うのだった。


そして、ニヤッと、笑ったF3の顔付きを観て、司は、自身の頭を抱えるのだった。
そして、自身の心の中で、司は、叫ぶのだった。


“何で、あいつ等が、此処(桃乃園邸のパーティールーム)に居るだよ⁉”と…。



なので、直ぐにでも、其の事を知りたかった司だったのだが…。
無情にも、桃乃園総帥から、声が掛かったのだった。


「儂に、就いて来なさい。」と…。


だからだったのだろう。
司は、素直に、桃乃園総帥の指示に従うのだった。


「承知しました。」と…。


そして、挨拶廻りが、始まったのだった。



其の挨拶廻りで訊かれる事は、司とつくしに関する話題が中心だったのだ。


「桃乃園総帥…。
 桃乃園総帥の孫娘のつくし様 と 道明寺財閥の御曹司とは、ご婚約されたのですか?」だったり…。


「桃乃園総帥の孫娘のつくし様のパートナーとして、道明寺財閥の御曹司の司様を、ご指名
 為さったと言う事は、桃乃園財閥は、道明寺財閥と、提携されたのですか?」等々…。


何方の企業からも、そんな話題が中心で、桃乃園総帥だけでは無く…。
司とつくしも、そんな話しを、訊かれて居たのだった。


だが、桃乃園総帥は、飄々と、返答して居たのだった。


「司君とつくしは、高等部の頃から、付き合いが在った様で…な。
 其の事は、儂は、知らなかったんじゃ。
 如何も、司君が、つくしから離れたくないそうじゃ。
 だが、一応、司君は、NYには、修行に行って居た様じゃがな。
 なので、仕方なく、司君とつくしの付き合いだけは、許して遣った。
 将来の事は、司君次第じゃろ。」と…。


実は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、つくしの事は、事前に、調べが付いて居たので、高等部の頃の司とつくしの付き合いに関しては、承知して居たのだ。


だが、知らない振りをして居た桃乃園総帥だったという事は言うまでも無いのだ。


だが、そんな事は、承知済の司だったので…。
そんな風に、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から言われた司は、企業経営者が居る前でも、桃乃園総帥に返答するかの様に、言葉を紡ぐのだった。


「承知致して折ります。
 桃乃園総帥から、認めて頂けるまで…。
 私は、何としても、頑張る所存です。」と…。


そんな風に、司が、桃乃園総帥に返答する姿を観た事で、何方の企業経営者達も、つくしに対する司の本気度を知るのだった。


だからだったのだろう。
目の前で繰り広げられて居るつくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司との遣り取りを観て居た息子を持つ企業経営者達は、つくしに、自身の息子を引き合わせ様とする事自体…。
諦めるのだった。


幾ら、噂で、桃乃園財閥 と 道明寺財閥の不仲説が、囁かれて居様共…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、司とつくしの付き合いを認めたと成ると…。
勝ち目が無い事は、何方の企業に於いても、一目瞭然なのだ。


だからこそ…。
其れ以上…。
何方の企業に於いても、司とつくしの事を、訊いて来なく成ったのだった。



言わば…。
此の事自体が、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の作戦でも有ったのだ。


何故なら…。
今回のつくしの事件に際して、司の活躍は、言うまでも無いのだ。


今後、つくしが、メディアから、取り上げられる事も予想出来るのだ。


そう成れば…。
誰か、つくしを守れる人間が必要に成るのだ。


勿論、桃乃園総帥は、つくしにも、SPは就けて居るのだ。
だが、SPが、つくしの傍に居ると云っても、限度が在るのだ。


だからこそ…。
恋人として、つくしの傍に司が居る事で、自然と、つくしが、司から守られて居る状況と成るのだ。


所謂、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥にとって…。
其の状況を、インパクトとして、世間に、与えたかったのだ。


なので、態と、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司をつくしのパートナーとして、就けたという訳だったのだ。



そして、其の後の司とつくしは、挨拶廻りを一通り終えて…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の了承を得て、F3&T3の下に向かうのだった。

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