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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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年始の挨拶廻り【勘当】…<総優>  番外編①



【プロローグ】


総二郎の勘当が、自身の父親で在る 西門流 家元から解かれた事で、西門邸に戻って来た総二郎…。
そして、優紀 と 総二郎と優紀の息子で在る 優一郎も、一緒に、西門邸に、住まいを移したのだった。



そして、あの日から、一年が経った頃…。
優紀も、漸く、此の生活に慣れて来たのだった。


そして、そんな優紀は、優一郎の子育てにも慣れ…。
漸く、西門家の一員に成れてた様な気がして居たのだった。



そんな頃の年末の事だったのだ。
優紀は、自身の義父で在る 西門流 家元からお呼び出しが掛かったのだった。


そして、優紀には、思っても視なかった事を、自身の義父で在る 西門流 家元から言われ
たのだった。


「今年の正月は、優一郎も、まだ、生まれて間が無かったので、1歳にも成って居なかっ
 た。
 だからこそ…。
 敢えて、優紀さんには、年始の挨拶廻りは、遠慮してもらった。
 だが、来年の年明け早々の年始は、私達と一緒に、優紀さんも、年始の挨拶廻り
 行って貰う事とする。
 此の件については、総二郎に、私から、伝えて置こう。
 優紀さんも、其の心積もりで居て於いてくれ‼」と…。



実は、此の提案は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に寄るモノだったのだ。


優紀は、此の一年の間…。
自身の義母で在る 西門流 家元夫人に就いて、色々な所に、顔出しして来たのだ。


だからこそ…。
西門流 次期家元夫人として、顔を覚えてもらえる様に成って来たのだ。


また、優紀の性格を、此の一年の間、見続けて来た西門流 家元夫人にとって…。
“優紀さんは、西門流 次期家元夫人として、相応しい逸材だ。”と、考える様に成って居たのだ。


優紀自身、前に出しゃばる様な事も無く…。
また、誰に対しても、同じ対応で応対するのだ。


また、差し出がましい事は、一切、せず…。
また、言わず…。
優紀自身からは、品も出て来たのだ。


だからこそ…。
“優紀さんは、何処に出しても、恥ずかしくない。”と、西門流 家元夫人が、思える程…だったのだ。


なので、「優紀さんも、西門流 次期家元夫人として、年始の挨拶廻りに、同行させては、如何だろうか?」と、西門流 家元夫人は、自身の夫で在る 西門流 家元に、提案したのだった。



だが、優紀は、自身の息子で在る 優一郎の事が気掛かりだったのだ。


だからこそ…。
優紀は、自身の義父で在る 西門流 家元に、確認するかの様に、訊き始めるのだった。


「家元…。
 其の際…。
 優一郎は、如何成りますでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
西門流 家元は、自身の孫で在る 優一郎に関して、話しし始めるのだった。


「優一郎も、連れて行って構わない。
 優一郎に会いたいと言ってくれて居る重鎮も居るから…な。」と…。



優紀にして視れば…。
西門家の一員として、年始の挨拶廻りに、同行出来る事は、嬉しい事だったのだ。


だが、此の時の優紀には、気掛かりな事が有ったのだ。


今迄は、総二郎が、パーティーに出席する場合でも、自身の息子で在る 優一郎を、(西門)邸に置いて、優紀は、総二郎のパートナーとして、パーティーに出席する為に、出掛けて居たのだ。


言わば…。
自身の息子で在る 優一郎を、自身の義母で在る 西門流 家元夫人に預けて、優紀は、出掛けて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
優紀は、自身の息子で在る 優一郎の事が気に成って居たのだろう。


なので、そう言ってくれた自身の義父で在る 西門流 家元に、お礼の言葉を告げる優紀だったのだ。


「有難う御座います。
 宜しくお願い致します。」と…。



という訳で…。
優紀は、年明け早々の西門流の年始の挨拶廻りに、西門家の一員として、同行する事と成ったのだった。



そして、其の日の総二郎は、仕事が終わり、(西門)邸に戻って早々…。
自身の父親で在る 西門流 家元に、呼び出されたのだった。


そして、優紀からの了承が得られた事で、“来年の年始の挨拶廻りには、優紀さんにも、同行してもらう。”と、自身の父親で在る 西門流 家元から、総二郎は、聞かされたのだった。


実は、自身の父親で在る 西門流 家元から、話しが無ければ…。
“俺から、話ししようか?”と、総二郎は、考えて居た程だったのだ。


なので、自身の父親で在る 西門流 家元から、話しが有った事で、総二郎としても、了承の意を、自身の父親で在る 西門流 家元に、伝えたのだった。
そして、更に、総二郎は、自身の父親で在る 西門流 家元に確認するのだった。


「ああ。
 分かった。
 親父…。
 優一郎も、一緒で良いんだよな?」と…。


なので、西門流 家元は、自身の息子で在る 総二郎に、伝えるのだった。


「優紀さんにも、そう伝えて居る(おる)。」と…。


なので、総二郎は、納得するかの様に、自身の父親で在る 西門流 家元に、伝えるのだった。


「ああ。
 親父…。
 サンキュな!」と…。



此の時の西門流 家元の中には、嘗て、自身の息子を勘当して居た当時の父親の様子は、一切、無く…。
また、嘗て、自身の父親から、勘当されて居た当時の息子の様子も、もう今では、一切、無かったのだ。


まるで、何事も無かったかの様に…。
普通の父子(おやこ)の様子だったのだ。


と言う事は…。
もう、過去の様に、不仲な父子(おやこ)では無く成って居たのだ。



西門流を支えて来た家元…。
そして、此れからの西門流を支えて行く次期家元としての総二郎…。


西門流 家元は、此の時に、考え始めて居たのだった。


“此れからの総二郎は、大丈夫だろう。
 総二郎には、優紀さんが、就いて居る。
 そろそろ、総二郎の家元襲名の時期について…。
 考えて行かねば成らんだろうな。”と…。



年始の挨拶廻りの話しを、自身の父親で在る 西門流 家元から聞いた総二郎は、自室に戻った際に、優紀に話しし始めるのだった。


「優紀…。
 親父から聞いたよな?
 年始の挨拶廻りの件…。」と…。


なので、優紀は、総二郎に、即答するのだった。


「はい。
 伺いました。」と…。


其処で、総二郎は、優紀を抱き締め乍ら、話しし始めるのだった。


「そうか…。
 優紀…。
 先に、言って置く。
 何が有っても、俺を疑うな。
 今の俺は、優紀だけ…だ。
 其の事を、肝に銘じて置いてくれ‼」と…。


此の時点の総二郎の中では、“そろそろ、「俺の妻は優紀だ。」と、公表してぇ。”と、思う一方で…。
優紀を傷付けて来る人間も居る事を、承知して居たのだ。


だからこそ…。
総二郎は、自身の妻で在る 優紀を、心配するのだった。



だが、此の時の優紀の中では、総二郎が、何の事を言って居るのか?
此の時点での優紀には、さっぱり、分かって居なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
優紀は、そんな総二郎に、思って居たのだった。


“総二郎さんは、何の事を心配して居るのだろうか?”と…。


だからだったのだろう。
優紀は、そう思い乍らも、総二郎には、返答するのだった。


「はい。
 分かりました。」と…。


だが、此の後の優紀は、年始の挨拶廻りに、同行した際に、洗礼を受ける事と成るのだった。

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