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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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年始の挨拶廻り【勘当】…<総優>  番外編②



実は、優紀が西門家に嫁いで来た翌年の1月1日の元旦から…。
(年明け1月1日の元旦の)西門家では、家族で過ごす事と成ったのだった。


なので、年始の挨拶廻りは、1月2日・1月3日に、行われたのだった。



実は、『茶道』は、日本伝統芸能の『三道』に属するのだ。


其の為…。
『茶道』だけでも、『流派』に分かれる中…。
日本伝統芸能の『三道』に属する『華道』・『書道』の家元にも、新年の挨拶廻りを行うのが、今迄の西門家の通年の仕来りなのだ。


其の為…。
一日だけで廻る事は、難しく…。
其れまでの西門家では、1月1日の元旦より、年始の挨拶廻りを、行って来たのだ。


なので、西門邸に、新年の挨拶に現れる重鎮達には、1月1日の元旦の夕方に来る様に、伝える事で、何とか、挨拶廻りの帳尻を合わせる様に、西門流 家元は、取り計らうのだった。


仕来りを変えたのも、“優紀さんが、気にしない様に…。”と、いう総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人の優しさからだったのだ。


だが、此の事が、裏目に出てしまったのだ。



実は、当初、総二郎…。
という寄り、家元の下に、お見合い写真を、託して来たのは、西門流の重鎮だったのだ。


所謂、当初…。
此の西門流の重鎮には、策略が有ったのだ。


自身の娘を、西門流…。
所謂、総二郎の下に嫁がせる事で、西門流の中でも、物が言える重鎮の地位を確立したかったのだ。


其の為に…。
娘のお見合い写真を、家元に託したのだった。


勿論、此の西門流の重鎮とて、知って居たのだ。
総二郎には、付き合って居る女性が居る事も…。
そして、其の総二郎が、付き合って居る女性は、一般家庭出身の女性で在るという事も…。


だからだったのだ。
此の西門流の重鎮は、総二郎の父親で在る 西門流 家元に、耳打ちするのだった。


「西門流 次期家元に嫁いで来る女性が、『一般家庭出身の女性』と言うのは、如何なモノ
 だろうか?
 其れに引き換え…。
 我が家の娘は、西門流の重鎮の娘…。
 そして、家柄も、しっかりして居る。
 総二郎君が、我が家の娘と結婚すれば…。
 総二郎君には、しっかりとした後ろ盾が在るという訳だ。
 家元…。
 西門流の家元として、何方が、西門流に相応しいか?
 一目瞭然では、無いだろうか?」と…。


なので、此の西門流の重鎮は、総二郎の父親で在る 西門流 家元に、自身の娘のお見合い写真を、託したという訳だったのだ。


だが、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、其の後、此の西門流の重鎮の娘のお見合い写真を、西門流の重鎮に、返したのだった。
勿論、一言、添えて…。


「申し訳無いが…。
 此の見合い写真を、返す。
 実は、総二郎は、一切、此の見合い写真を開く事無く…。
 断って来た。
 なので、取り敢えず…。
 此の見合い写真は、返す事とする。」と…。


其れは、此の西門流の重鎮にとって、屈辱より、他無かったのだ。


何故なら…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、自身の息子で在る 総二郎に、報告して居たのだ。
此の西門流の重鎮の娘が、何方の家の娘で在るのかという事を…。


実は、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、自身の息子で在る 総二郎に、お見合い写真と共に、『身元調査書』という名の『身分証明書』を差し出して居たのだ。


と言うのも…。
其の『身分証明書』の上には、此の西門流の重鎮の娘の氏名が記されて居たのだ。


其れを、見れば…。
総二郎とて、何方の娘なのか?
一目瞭然という訳だったのだ。


其れでも、断って来たという事は、此の西門流の重鎮にとって、屈辱以外に、他無かったと
いう訳だったのだ。


否…。
寧ろ、此の西門流の重鎮にとっては、苛立ちより、他無かったのだ。



だからだったのだろう。
此の西門流の重鎮は、恨み節を言いたいかの様に…。
自身の娘を、西門邸に、一緒に連れて来たのだった。
新年の挨拶だというのに…。



其処で、そんな西門流の重鎮と娘を、出迎えたのは、優紀だったのだ。


そんな優紀の姿を観た西門流の重鎮と娘は、更に、苛立ちを、覚えるのだった。


何故なら…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、コトの経緯の全てを、知って居る筈なのだ。


しかも、あの日から、そう日にちは、経って居ない。


にも、関わらず…。
出迎えに現れたのは、優紀だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の西門流の重鎮と娘は、西門家からの仕打ちを感じるのだった。



と言うのも…。
実は、此の西門流の重鎮の娘は、英徳学園に通って居たのだ。
そして、総二郎のファンだったのだ。


なので、此の西門流の重鎮の娘は、自身の父親で在る 此の西門流の重鎮から、総二郎とのお見合いの話しを聞き…。
嬉しくて、仕方無かったのだ。


なのに…。
「総二郎は、一切、此の見合い写真を開く事無く…。
 断って来た。」と、聞き…。
ショックだったのだ。


実は、此の西門流の重鎮の娘は、其れだけでは無かったのだ。


其の後の総二郎と優紀が、「結婚をして、子供が授かって居た。」と、聞き、更に、ショックだったのだ。


また、其の総二郎と優紀の結婚は、「『授かり婚』だ。」と、聞き、更に、ショックを起こして居たのだった。



此の西門流の重鎮の娘は、実は、思い直した総二郎から、声を掛けて来てくれる事を、ずーっと、待って居たのだ。


其れが、実らなかった事で、優紀に対して、恨みしか無かったのだ。


否…。
嫉妬、嫉みも、入って居たのかも知れない。


だからだったのだろう。
部屋に誘導し様として居た優紀に、此の西門流の重鎮の娘は、声を掛けるのだった。


「ちょっと、貴女…。
 何様のつもりなの?
 総二郎様は、私(わたくし)の者だったのよ。
 其れなのに…。
 貴女は、横から、割って入って来て…。
 私(わたくし)から、総二郎様を奪ったのよ。
 泥棒猫…‼」と…。


此の西門流の重鎮の娘の発言は、紛れも無く…。
当て付けに過ぎ無いのだ。


何故なら…。
総二郎と優紀の付き合いは、大学生の頃からだったのだ。
そして、其の付き合いは、5年にも及んで居たのだ。


なので、総二郎と優紀の中を割って入って…。
横恋慕し様として居たのは、他でも無い。
此の西門流の重鎮の娘の方だったのだ。


だが、此の時の優紀は、“女遊びをして居た頃の総二郎さんが、嘗て、関係を持った女性かも知れない。”と、思って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、此の西門流の重鎮の娘に、謝るのだった。


「申し訳在りません。」と…。


だが、此の西門流の重鎮の娘は、そう謝って来た優紀の言葉に、気を良くしたのか?
優紀に、とんでもない言葉を、言って除けるのだった。


「私(わたくし)に、悪いと思うのだったら…。
 総二郎様と、別れて下さいません?
 貴女が、次期家元夫人だ何て…。
 笑うしか無いわ。
 貴女じゃあ…。
 役不足なのよ‼」と…。


そう言って来た此の西門流の重鎮の娘は、俯き加減で、何も言って来ない優紀に、更に、言おうとして居たのだ。


其処に…。
優紀の救世主と、言うべき人物が現れたのだった。


其れは、紛れも無く…。
優紀の夫で在る 総二郎だったのだ。


実は、総二郎は、物陰に隠れて、全てを聞いて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、優紀に、思って居たのだった。


“優紀は、何を謝ってんだぁ~⁉
 優紀が、悪ぃ訳ねぇだろ?”と…。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、そう言って居た西門流の重鎮の娘に、逆上するのだった。




<此の二次小説『年始の挨拶廻り【勘当】…<総優>  番外編②』に、記載しております
 日本伝統芸能の『三道』に属する『茶道』・『華道』・『書道』は、『書道』では無
 く…。
 『香道』を指す場合も在るそうです。
 此方では、『書道』とさせて頂いて折ります。
 関係者各位 様…。
 了承の程、宜しくお願い申し上げます。>

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