tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  64.



其の後の桜子は、英徳学園内に在る カフェテリアの中のF4ラウンジにて、ランチを楽しんで居るつくしに、司からの要望の話しを話しし始めるのだった。
先ずは、つくしに、理由を訊く振りをして…。


「先輩…。
 今、道明寺さんと、上手く行って居ないそうですね。
 喧嘩でもされました?」と…。


其処で、つくしは、何気に、桜子に、返答するのだった。


「う~ん。
 って、いう訳じゃ無いんだけど…。
 ちょっと…ね。
 ほんのちょっとだったんだけど…。
 思い出した事が有って…。
 道明寺の事が、また、信じられない様に成ってしまって居るというのか?」と…。


此の時点のつくしは、自身が話しし乍らも、段々、歯切れが悪く、言い難そうに、桜子に、話しして居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、つくしが、話しし易く成る様に、出来るだけ、誘導し乍ら、訊き始めるのだった。


「と言う事は…。
 先輩が、ほんの少しだけでも、先輩の頭の中に在る記憶を取り戻したと言う事ですよ
 ね?」と…。
「………」


だからだったのだ。
つくしは、言葉無く、桜子に頷いて魅せて居たのだ。


そして、此の時の桜子は、そんなつくしの様子を視乍らも、更に、訊き始めるのだった。


「と言う事は…。
 道明寺さんと先輩との間には、何か、有ったという事ですよね?
 一体、道明寺さんと先輩との間には、何が、有ったんですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、先ず、桜子に、約束を取り付けるかの様に、話しし始めるのだった。


「桜子…。
 此処だけの話にしてくれる?」と…。


なので、桜子は、頷くのだった。


其処で、つくしは、また、訊き始めるかの様に、話しし始めるのだった。


「実は…ね。
 此の『土星のネックレス』…何だけど…。
 私が、高等部当時に、道明寺から貰った物だったそう何だよね。
 桜子は、此の『土星のネックレス』の事…。
 知ってる?」と…。


云わば…。
此の時のつくしは、自身の首に着けて居る『土星のネックレス』を、桜子に魅せ乍ら、桜子に、訊き始めて居たのだ。


だからだったのだ。
桜子は、つくしに、返答の言葉を、告げて居たのだ。


「はい、勿論、知って居ますよ。
 先輩は、また、此の『土星のネックレス』を、身に着けて居らっしゃったんですね。
 高等部当時の先輩も、大学生に成ってからの先輩も、変わり無く、何時も、此の『土星の
 ネックレス』を、(自身の首に)身に着けて居らっしゃいましたよ。」と…。


其処で、つくしは、あの時に、司から聞いた話を、桜子に、話しして聞かせて居たのだ。


「そうだったんだね。
 道明寺からも、そう聞いて居たんだけど…ね。
 まぁ~、道明寺と私は、付き合って居たんだから…。
 此の『土星のネックレス』を、道明寺から貰って居たとしても、何ら、不思議でも無いん
 だろうけど…。
 私の性格上…。
 “(道明寺と)お付き合いして居るから…。”と、言って、こんな高価な物を、道明寺か
 ら、そう簡単に貰う等と、今の私には思えなくて…。
 でも、私が、手術する時に、ママが、看護師さんから預かった此の『土星のネックレス』
 を、道明寺が、ママから預かったらしいの。
 其れで、“牧野に、返す。”って、道明寺が、私の背後から、私の首に、此の『土星のネッ
 クレス』を着けてくれたんだけど…。
 如何も、其の時のシチュエーションが、高等部当時に、私が、此の『土星のネックレス』
 を、道明寺から貰った時と似て居たのか?
 其の後の其の当時の出来事が、ほんのちょっとだけ、私の脳裏に過ったの。
 で、其の後…。
 道明寺とは別れて、自室に戻ったんだけど…。
 道明寺の事が、何が何だか、私には、全く、分からなく成って居たの。
 で、信じられなく成ったというのか?
 其れからの私は、道明寺と、目線が合わせられなく成ったという訳なの。」と…。



其処で、其処迄、つくしから話しを訊いた桜子は、漸く、合点がいって居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、思って居たのだった。
納得するかの様に…。


“成程…ね。”と…。



だからだったのかも知れない。
其れでも、此の時の桜子は、其の時に、司とつくしとの間に、何が起こって居たのか?
つくしに、訊き出し始めるのだった。


「でも、先輩…。
 そう成るには、そう成る理由が、先輩の中には有ったんですよね?
 道明寺さんと先輩との間には、何が起こって居たんですか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、内密にする事を理由に、其の時の出来事を、桜子に話しし始めるのだった。
勿論、其の時に、つくしの脳裏に過って居た高等部当時の記憶の事も含めて…。


だからだったのだ。
つくしから、そんな話しを聞いた桜子は、思うのだった。


“やっぱり…。
 そうだったんだぁ~。”と…。



其処で、桜子は、つくしの心理を、誘導するかの様に、更に、深堀りするかの様に、話しし始めるのだった。
勿論、此の時の桜子は、つくしを諭すかの様に、話しして居た事は言うまでも無かったのだが…。


「先輩…。
 其れが、道明寺さん何ですよ。
 私は、前にも、先輩に、お話ししましたよね?
 道明寺さんは、先輩の事が、『好き好き』で、仕方ない程…。
 先輩が嫌がろうがお構い無しで、“先輩を、追い掛け廻して居た。”と…。
 其の当時の道明寺さんは、先輩の気持ちより、自分自身のお気持ちの方を、優先されて居
 たんです。
 だからこそ…。
 道明寺さんは、先輩の事を、“俺の女(もん)だ‼”と、世間に触れ廻りたかったんでしょう
 ね。
 何時も、道明寺さんは、先輩の傍に居ようとして居ました。
 という寄りも、自分自身の視界に、先輩を居させ様として居られました。
 其れ程迄に、道明寺さんは、先輩の事を、好きで居らしたんです。
 だから…。
 もし、其の当時の道明寺さんだったら、間違い無く、先輩のお気持ちが如何とかじゃ無
 く、自分自身の都合が良い様に、勝手に、先輩のお気持ちを解釈されて、先輩にそう為さ
 って居たのかも知れません。
 其の当時の道明寺さんの行動を良く知る方でしたら、私と、同じ意見だと思いますよ。
 其れ位、其の当時の道明寺さんは、先輩の事が、お好きでしたから…。
 でも、高等部当時の先輩も、道明寺さんと匹敵する位に、道明寺さんの事がお好きでした
 けど…ね。
 先輩は、そんな道明寺さんに、“嫌だ、嫌だ‼”と、言い乍らも、道明寺さんの事を、お好き
 でしたよ。」と…。


端から見れば…。
“何方が年上で、何方が年下なのか?
 分からないだろう。”と、思える程…。
此の時の桜子は、つくしにとって、年上の様な振る舞いを魅せて居たのだ。



だが、此の時のつくしは、桜子からの(「でも、其の当時の先輩も、道明寺さんと匹敵する位に、道明寺さんの事がお好きでしたけど…ね。」と、言う)最後の言葉が、自身の頭の中で、リフレインして居たのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、そう言って来た桜子に、訊けた言葉だったのだ。


「其れって、もしかして、高等部当時の私は、本当に、道明寺の事が、“本心から、好きだ
 った。”と、言う事…⁉
 道明寺から絆されて、私は、道明寺と付き合い始めたとかじゃ無く…。
 私自身が、道明寺の事を、本気で好きに成ったからこそ…。
 私は、道明寺と、付き合い始めたという事…⁉」と…。


だからだったのだ。
桜子は、そんな風に、不思議がって居るつくしに、即答するのだった。


「はい、そうですよ。
 だからこそ…。
 さっきから、私は、そう言ってるじゃ無いですか?」と…。


だが、此の時のつくしの目には、“信じられない。”と、自分自身に訴え掛けて来る様な目付きで、自身を見て居るつくしの目を、此の時の桜子には、確認出来て居たのだ。


だからこそ…。
此の時の桜子は、其れ以上、つくしには、言えなかったのだ。



そして、其の後のつくしが、桜子からの話しを、納得して居るして居ないにも関わらず…。
此の時の桜子は、あきらに、此の件を報告して居たのだ。
そして、あきらは、桜子からの話しを、司に報告して居たのだ。


其処で、あきらから、そんな話しを聞いた司は、あきらの同席の下…。
桜子を呼び出し、桜子からも、話しを聞くのだった。
そして、桜子から話しを、全て、聞いた司は、何処か、納得して居たのだ。


だが、桜子は、そんな司に言って除けるのだった。


「道明寺さん…。
 今の先輩の頭の中に、過去の記憶が有ろうと無かろうと…。
 先輩は、元々、奥手な人間…何です。
 そんな先輩を、ご理解為さった上で、先輩と接して下さい。
 今の先輩は、そんな道明寺さんの事を、恐れて居らっしゃいます。
 宜しくお願いします。」と…。


だからだったのだろう。
司は、そう自身を諭すかの様に言って来た桜子に、訊き始めるのだった。


「其の事を、牧野から聞いたのか?」と…。


だからだったのだ。
桜子は、飄々と、司に、言い返すのだった。


「いいえ、先輩からは、何も、聞いて居ませんけど…。
 でも、先輩の話し振りを聞けば、大概の事は、私には、分かりますよ。」と…。
「………」


そんな桜子からの話し振りで、司は、何故か、全てを納得出来て居たのだった。
無自覚に、『鈍感なつくし』の事も含めて…。


だからこそ…。
そんな桜子に、何も、言い返せない司自身が、其処に居た事も、また、事実だったのだ。



そして、此の時のあきらは、そんな桜子の話し振りを、司と共に聞いて居て、司が、つくしにしたで有ろう行為を考えた時…。
あきらは、あきらで、其の後、そんな司に、言って除けるのだった。
勿論、諭すかの様に…。


「司…。
 今の牧野に対しては、焦るなよ‼」と…。


だからだったのだ。
其の時の司は、あきらに、返答するのだった。


「分~ってるよ。」と…。


だが、実は、其れでも、あきらは、そんな司の事が、其の後も、心配で成らなかったのだ。



だが、其の後の司とつくしは、何時の間にか?
縒り(より)を戻して居た事も、また、事実だったのだ。

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