tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  65.



桜子から、話しを聞いたつくしは、其の後…。
司への見る目が変わって居た事は、事実だったのだ。


何故なら…。
つくしは、桜子からの話しを聞いた事で、其れ迄、司に対して思って居た事への蟠りが取れた様に感じて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時点でのつくしは、思って居たのだ。


“桜子が言う通り…。
 確かに、桜子から聞いた『道明寺』の話しは、私の記憶の中に在る『道明寺』と同じだっ
 た。
 だけど…。
 今の道明寺は、あの頃の道明寺とは、違う。
 確かに、今の道明寺の私を見て来る目付きは、優しい。
 あの頃の道明寺の目は、何処か、冷たかった。
 もし、今の道明寺が、本当に、あの頃と、変わったの成らば…。
 私も、道明寺を見る態度を改める必要が有るのかも知れない。”と…。


だからこそ…。
其れからのつくしは、司への態度を改め始めたのだ。


なので、其の後の司とつくしは、タマからして視れば…。
何時の間にか、縒り(より)を戻して居たという訳…だったのだ。



そして、其の後の司は、そんな状況の司とつくしの事を心配して居るで在ろう あきらに連絡を入れて、あきらと桜子を、自身の執務室に呼び出したのだ。


其処で、司は、あきらと桜子に、今のつくしの様子を話しし始めたのだ。


「三条からの話しを聞いた其の後の牧野の様子だが…。
 実は、良い方に向かってる。
 お前等には、心配を掛けた様だな。
 三条…。
 ほんとに、サンキュな!」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、そんな風に、司から聞いたつくしの様子を知りたくて、司に、訊き始めるのだった。


「道明寺さん…。
 今の先輩のご様子は、どんな感じですか?
 (英徳)大学での先輩の様子は、然程(さほど)、以前と変わった様子は無いんです
 が…。」と…。


其処で、司は、そんな風に、訊いて来た桜子に、話しし始めるのだった。


「そうだな。
 先ずは、牧野の顔付きが変わって来た。
 其れに、俺を見て来る目付きも、変わったな。
 前は、何処か、俺を睨んで居る様にも、見えた。
 だが…。
 俺を見て来る今の牧野の目は、優しいんだ。
 俺と牧野の様子を端から観て居るタマでさえ…。
 ”つくしに、何が有ったんださね?”と、俺に、聞いて来る位ぇに、牧野の様子が変わった
 って事だ。
 俺が、牧野の様子を観てる感じだと、今の牧野は、如何も、俺への蟠りが取れたんだと思
 う。
 三条には、唯、礼を言っても、足りねぇ位ぇに、感謝してる。
 三条…。
 何度も言うが…。
 ほんとに、サンキュな!
 其れと、あきら…。
 心配を掛けて、済まなかった。」と…。


其処で、あきらは、そんな司に、頷いて魅せたのだ。



しかし、此の時の桜子は、ダメ押しかの様に、司に、例の話しを、打診するのだった。


「道明寺さん…。
 私が、先日、道明寺さんに、お願いしたお話しは、覚えて下さって居ますか?」と…。
「………」


だが、此の時の司には、桜子の言って居る『お願いしたお話し』という話しの意味が、如何言う話だったのか?
また、何の話の事だったのか?
今の司には、全く、記憶に無かったのだ。


という訳では無かったのだが…。
此の時の司には、言葉を口にする事が出来ない程…記憶に無かったのだ。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、そんな司の様子から、溜息を突き乍らも、また、話しし始めるのだった。


「はぁ~
 其の時に、私が、道明寺さんに、お話しした内容というのは…。
 先日、道明寺さんから呼び出しを向けた時に、私から道明寺さんに、お願いしたお話しだ
 った筈…何のですが…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、其の『お願いしたお話し』という話しを、桜子に、訊き出そうとするのだった。


「はぁ~??
 どんな話しだった?」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、また、溜息を突き乍らも、同じ様な話しを、再び、司に話しし始めるのだった。


「はぁ~
 ですから…。
 私が、其の時に、道明寺さんに、お願いしたお話しは…?
 (大学)4年の後期に入れば、先輩と私は、卒業制作の為に、徹夜したり…。
 お部屋に籠ったり…。
 と、不規則な生活に成ると思います。
 と言う事は、先輩と私の二人は、二人一緒に、部屋で過ごす事が、殆どだと思います。
 ですから…。
 其の間の道明寺さんは、先輩と会えない日々が続くと思います。
 其処で、何ですが…。
 道明寺さんが、先輩と会えない日々が続いても、私には、焼きもちを焼かないで下さい。
 また、私を、恨まないで下さい。
 と、其の時の私は、道明寺さんに、お願いした筈…何です。
 そして、道明寺さんからの私への返答は、“ああ、分かった。”と、仰って下さって、道明
 寺さんは、私に誓ってくれたんです。
 ですから…。
 道明寺さんは、其の時に、一度は、私に、誓ってくれたんです。
 道明寺さんは、一度、私に、誓って下さったんですから…。
 『武士に二言は無い』と、私が、思っても、大丈夫ですよね?
 云わば…。
 成功報酬の様なモノですよね。
 ですので、其れで、宜しいですか?」と…。


其処迄、桜子からそう言われた此の時の司は、『男』としても、『経営者』としても、『二言は無い』事は、当然なのだ。
否、何時も、司は、そう思って『経営者』として、ビジネスに携わって来たのだ。


云わば…。
其れが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの教えでも在ったのだ。


何故なら…。
優柔不断な『経営者』では、ビジネスは、成り立たないから…なのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、『武士に二言は無い』と、言えたのだ。


なので、此の時の司は、仕方無く、桜子に、了承したのだ。
司からの要望を、桜子に伝える事も、忘れずに…。


「ああ、其れで良い。
 だが、俺からも、要望は在る。
 其れを、訊いてくれるのなら…。
 三条からの其の『お願いした(お)話し』というモノを呑んで遣る。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、思って居たのだ。


“流石は、道明寺さんです事…。
 道明寺さんは、すんなりと、私からのお話しを、呑んで下さらない様ですわね。
 仕方無いですわね。
 道明寺さんからの要望を、伺うとしますか?”と…。


なので、此の時の桜子は、司からの要望の話しを聞く事にしたのだった。


「はい、どの様なお話しでしょうか?」と…。


其処で、司は、そう言って来た桜子に、自身からの要望の話しをするのだった。


「其の卒業制作の為に、牧野と三条だけで、徹夜したり…。
 部屋に籠ったり…するんだったら…よ。
 英徳大学でせずに、道明寺邸でしろよ‼
 うち(道明寺)の邸なら、俺は、許して遣る。」と…。


だからだったのだ。
桜子は、司が、そう言って来るだろう事は、『百も承知』だったので、密かに、そう思って居たのだった。


“道明寺さんが、そう仰るだろう事は、『百も承知』ですわ。
 という寄りも、望む処ですわ。”と…。


なので、此の時の桜子は、司に、言えた言葉だったのだ。


「はい、承知して折ります。」と…。


なので、此の時の司と桜子の話し合いは、『成立』したのだった。



しかし、此の時のあきらは、そんな司と桜子の様子を観て居て、思って居たのだった。


“流石は、桜子だな。
 まだ、一年以上も、先の話しなのに…よ。
 既に、司からの了承を得てやがる。
 司の出方を、しっかり、理解してやがるよな。
 否、心得てやがる。”と…。


そして、此の時のあきらは、更に、思って居たのだ。


“否、其れだけじゃねぇな。
 桜子は、やっぱ、『小悪魔』だよな。
 否、或る意味、桜子は、天性の『魔性の女』か?
 例え、牧野の為とは云え…。
 桜子は、あの『司』を、操ってやがる。
 桜子は、流石だわ。”と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、此の先の桜子が、どんな女性に成って行くのか?
密かに、楽しみにして居たのだった。



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  65.』は、切りが良い為に、短め
 に成って折ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

×

非ログインユーザーとして返信する