tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司と進義兄弟【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編



【『 つくしと進姉弟【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』の続き と 
 『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  70.』のエピローグ】


司に呼び止められた此の時の進は、司から、話しを切り出されて居たのだ。


「進…。
 今日は、サンキュな!
 やっと、つくしの気持ちを、俺は、訊く事が出来た。
 進に感謝しても、感謝し切れねぇよ。」と…。


だからだったのだ。
進は、そんな風に、自身に、お礼を伝えて来てくれた司に、話しし始めるのだった。


「いいえ、とんでもないです。
 お役に立てて、良かったです。
 でも、実は、俺は、何も、義兄さんの為だけにした事では無いんですよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身が思って居た返答の言葉を、進から聞けなかった事で、少し、不満気に、進に、訊き始めるのだった。


「じゃあ、何の為に、進は、今回、動いてくれたんだよ?」と…。


其処で、進は、司に、説明するかの様に、話しし始めるのだった。


「う~ん。
 言う成れば…姉ちゃんの為かも知れません。
 姉ちゃんは、昔から、鈍感な人だったでしょ?
 其の当時、まだ、中学生だった俺は、そんな鈍感な姉ちゃんを、良く観て来ました。
 其れに、姉ちゃんは、自分自身の事よりも、先ずは、他人(ひと)の事…。
 言う成れば…自分自身の幸せよりも、他人(ひと)の幸せの方を、優先してしまう所が、
 姉ちゃんには、常に、有ったんです。
 其れに、姉ちゃんは、家族思いでしょ?
 父さんと母さんが頼り無くても、高等部当時の姉ちゃんは、『牧野家』の大黒柱だった。
 其の頃の姉ちゃんの記憶は、今の姉ちゃんの記憶の中に無くても、俺達 牧野家は、そん
 な姉ちゃんから、ずーっと、支えられて来たんです。
 だからこそ…。
 俺は、一番に、姉ちゃんの幸せを願って居るんですよ。
 だから…。
 姉ちゃんには、気付いて欲しかったんです。
 自分自身の気持ちが、何処に有るのかを…。
 『牧野つくし』と、言う人は、記憶が有ろうと無かろうと関係無く、誰かが後押しして上
 げないと、自分自身の気持ちには、きっと、気が付かない様な人…何ですよ。
 だから…。
 俺が、其の役目を、勝手に、担って視ただけですよ。」と…。



だからだったのだろう。
実は、此の時の司は、尚も、そう言って来た進に、関心して居たのだ。


“今の進は、あの当時のガキだった頃の進とは、全然、違ってる。
 あの頃の進は、少し、天然が入ってて、まだまだ、頼り無くて…。
 俺からして視れば…。
 あの頃の進は、まだ、可愛気が有った。
 けど…よ。
 今の進は、大人びて来たよな。”と…。



だからだったのだろう。
端から観れば、唐突の様にも見えるのだが…。
実は、此の時の司には、考えが有って、そんな進に、声を掛けて居たのだ。


「なぁ~、進…。
 大学を卒業したら、うち(道明寺HD)に、入社して来いよ‼」と…。


其処で、進は、思わず、司に、タメ口の様に、言って除けて居たのだった。


「えっ??」と…。


何故なら…。
此の時の進は、思って居たのだ。


“義兄さんは、唐突に、何を言い出すんだろうか?”と…。



其処で、司は、自分自身が、口に出した言葉を説明する為に、そんな風に、驚愕してして居る進に、話しし始めるのだった。


「進…そんな驚愕する事か?
 俺は、お前の其の洞察力…。
 そして、お前の其の思考力…。
 其の全てが、俺には、お前を、ビジネスマンとして、育てて視てぇと思う、要素…何だ
 よ。
 だからこそ…。
 お前に、もう一度言う。
 進が、大学を卒業したら、うち(道明寺HD)に、入社して来い‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の進は、其れでも、驚愕し乍ら、司に、返答するのだった。


「今は、まだ、何とも言えません。
 俺は、まだ、(大学)2年なので…。
 俺にも、先の事は何とも言えません。
 でも、義兄さんが、そう言ってくれた事は、嬉しく思って居ます。
 ですが…、(大学)4年に成れば、義兄さんに、相談するかも知れません。
 其の時は、相談に乗って下さい。」と…。


其処で、司は、進に、告げるのだった。


「ああ。
 だが…な。
 進が、もし、うち(道明寺HD)に、入社して来る気持ちに成ったのなら…。
 俺は、会社(道明寺HD)に、お前を推薦する。
 だから…よ。
 お前は、就職試験を受けなくても、うち(道明寺HD)に、入社出来る。
 だから…な。
 其のつもりで、居ろよ‼」と…。


だが、進は、流石、つくしの弟らしく、司に、伝えるのだった。


「義兄さん…。
 もし、俺が、道明寺HDに入社する事を考えたとしても、俺は、就職試験を受けるつもり
 です。
 否、受けさせて下さい。
 正真正銘、俺の実力で、道明寺HDに入社したいんです。
 宜しくお願いします。」と…。


其処で、司は、自身に、そう言って来た進に対して、思うのだった。


“流石は、つくしの弟だな。
 真面目で、正義感の強い所は、つくしに似てるな。
 不正をしたくねぇと、進は、考えて居るんだろうな。”と…。



実は、つくしが倒れた事で、つくしが手術を受け、其の上、つくしが過去の記憶を失った事で、一時、進は、牧野家の支柱と成って居たのだ。


そうした事から、進は、自然と、“しっかりしなきゃあ…。”と、思って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
何でも、つくしに頼りっ切りで、頼り無げだった中学生当時の進は、今では、何処にも、居なかったのだ。



だからだったのだ。
此の時の司は、そんな進に、了承の意を告げるのだった。


「ああ、分かった。
 進が、気が済むまで、遣って視たら良い。
 一応、ババアには、伝えるが…な。」と…。


其処で、不思議そうな顔付きの進は、首を傾げ乍ら、司に、訊くのだった。


「『ババア』とは…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の顔付きは、気拙そうに、進には、言って除けるのだった。
説明するかの如く…。


「あぁ~??
 『ババア』とは…?
 道明寺HD 社長 道明寺楓…の事。
 所謂、俺のお袋の事だよ。」と…。


そんな風に、司から聞いた事で、此の時の進は、苦笑いだったのだ。



そして、其処で、進は、話題を変えるかの様に、司に、話しし始めるのだった。


「義兄さん…。
 俺からも、訊いても良いですか?」と…。


其処で、此の時の司は、“進から、何を訊かれるのか?”と、思い乍らも、了承の意を、進に、告げるのだった。


「ああ。」と…。


なので、進は、司に、訊き始めるのだった。


「此のマンションに住んで居る住居者は、もしかしたら…。
 道明寺HDに、関連する方々じゃ無いですか?」と…。


其処で、司は、更に、進の観察力にも着目して、驚愕して居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そう訊いて来た進に、説明するかの様に、話しし始めるのだった。


「此のマンションは、道明寺HDの所有物だが…。
 名義人は、お袋…何だよ。
 だから…な。
 俺は、詳しくは、知らねぇ。
 けど…な。
 此のマンションに住んでるのは、道明寺HDの社員だと思うわ。」と…。


其処で、納得したかの様に、進は、司に、返答するのだった。


「やっぱり、そうでしたか?」と…。


だからだったのだ。
司は、更に、進に、言って除けるのだった。


「親父さんとお義母さんには、此の事は言うなよ。
 お袋が、態と、そうした筈だからよ。」と…。


其処で、進は、司からの要望に関しては、納得して居るのだが、一応、訊く事にしたのだ。


「如何してでしょうか?」と…。


其処で、司は、また、そう訊いて来た進に、説明するかの様に、話しし始めるのだった。


「其れは…な。
 牧野家は、道明寺家にとって、『重要人物』…何だよ。
 勿論、つくしは、道明寺家にとって、『最重要人物』だけど…な。
 其れは、俺が、もし、つくしを失う事に成れば…。
 俺が、崩れてしまう事が、決まり切って居るから…だ。
 と言う事は、道明寺HDの終わりを、意味してる。
 其れと、つくしにとって、つくしの両親と、進は、大切な家族だ。
 其の家族に、何か有れば…間違い無く、つくしが、崩れてしまう。
 そう成れば…俺も、つくしと一緒に、崩れる事に成るだろう。
 と言う事は、道明寺HDの終わりを、意味してる。
 だから…よ。
 結局、つくしと牧野家を守る事は、道明寺家にとって、ぜってぇ…何だよ。
 だからこそ…。
 お袋は、此のマンションには、SPを住まわせてるだろうし…。
 牧野家には、SPを就けてると思う。
 そして、道明寺HDの社員を、住まわせてると思う。
 其の事で、自然と、牧野家は、道明寺家から、守られてると言う事に成る。」と…。


其処で、進は、思って居たのだ。


“其処迄、俺等 家族は、道明寺家に守られてると言う事なのか?
 だったら…俺が、もし、道明寺家に恩返しするとしたら…。
 俺が、道明寺HDに入社して、陰から、義兄さんを支えるという事なのかも知れないなぁ
 ~。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の進は、了承の意を、司に、伝えて居たのだった。


「そう言う事だったんですね。
 承知しました。
 両親には、言わないで置きます。
 そして、道明寺HDの入社試験…。
 俺に、受けさせて下さい。
 道明寺HDに入社出来る様に、頑張ります。
 入社試験は、1年後ですが…。」と…。


だからだったのだ。
司は、進が、此れまでにも観た事の無い様な笑顔で、進に、返答して居たのだ。


「ああ。
 楽しみにしてる。」と…。



そして、話しの切りが良い所で、司と進は、リビングから、声が掛かったのだ。


「夕食の用意が出来たわよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司と進は、お互い顔を見合わせてから、つくしの自室と成る此の部屋を出て、ダイニングに、向かって居たのだった。



fin




<此の二次小説『司と進義兄弟【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』の本来
 の投稿は、2021.7.12 0:00以降なのですが…。
 2021.7.11中に、投稿致して折ります。
 実は、私共のPC内で、不正が見付かり、修正をしてから、ブログを開いた為…。
 文面が、中途半端な時間に仕上がってしまいました。
 其の為に、下書き保存せず、投稿する事と致しました。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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