結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 16.
<此の二次小説『結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 16.』は、2021.12.5中
に投稿して居るので、2021.12.5の連続投稿かの様に、投稿して折りますが、実は、
2021.12.6投稿分の二次小説です。
此方サイドの勝手な都合に寄り、2021.12.5中に投稿して折りますが、了承の程、宜し
くお願い致します。>
其の日の司は、仲間達に、つくしを紹介する日だったのだ。
司は、何時(いつ)も、F4の集まり場所で在る 東京メープルのラウンジのVIPルームに、つくしを連れて来たのだった。
実は、此の日のつくしは、勤務スケジュール上、休みの日だったのだが、何が起こるかは、其の日に成って視ないと分からないのが、ドクターとしての実情だったのだ。
だからこそ…。
前以て、つくしは、其の事を司だけじゃ無く、幼馴染で親友の優紀にも、伝えて居たのだった。
そして、司に連れられて、東京メープルのラウンジのVIPルームに入って来たつくしは、先に、東京メープルのラウンジのVIPルームに着いて居た優紀に声を掛けられて居たのだった。
「つくし…。」と…。
なので、つくしも、優紀に声を掛けて居たのだった。
「優紀…久し振りじゃん!」と…。
だからだったのだ。
優紀は、つくしからの返答の言葉に、つくしに抱き着き乍ら、答えて居たのだった。
「うん、久し振りだね。
つくしが、元気そうで良かったよ。」と…。
其処で、つくしは、優紀とそう挨拶を交わし合った後、優紀から離れて、総二郎の方を向いて、総二郎に声を掛けて居たのだった。
「西門さん、ご無沙汰して折ります。
あの時は、失礼な物言いで、申し訳在りませんでした。
優紀が幸せを感じる位に、優紀を幸せにして下さり、有難う御座います。」と…。
だからだったのだ。
総二郎は、其のつくしからの言葉に許すかの様に、つくしに返答するのだった。
「おぉ~、当然だろ。
此れからも、もっと、優紀を幸せにして遣るから…よ。
牧野は、優紀の事を、もう、心配すんな‼
牧野は、そろそろ、自分自身の事だけを考えろよ‼」と…。
「………」
なので、総二郎からの返答の言葉に、言葉無く、苦笑いに成るつくしだったのだ。
だが、此の時の司は、そんな総二郎の言葉に、思って居たのだった。
“総二郎は、良い事を言いやがる。
総二郎には、感謝だな。”と…。
【其の他のメンバーの発覚…<類静>】
そして、総二郎と優紀との挨拶が済んだつくしは、司から、其の他のメンバーを紹介されて居たのだった。
先ず、此の時の司は、類と静から、紹介し始めるのだった。
「こいつは、俺の幼馴染で親友で在り、花沢物産 専務の花沢類だ。
そして、其の横に居るのが、類の嫁さんの静だ。
旧姓は、藤堂(静)だ。
お前も、知ってるだろ?
静は、藤堂商事の娘だ。
静も、俺達 F4の幼馴染でも有るんだよ。」と…。
其処で、此の時のつくしは、「牧野つくしです。」と、挨拶し、お互い、握手を交わし合った後、更に、静に声を掛けたのだった。
「もしかして…藤堂静さんと云えば…。
(藤堂静さんが)英徳大学時代に、英徳高校の卒業生として、英徳高校の入学説明会に参
加されて居ませんでしたか?
其の時の藤堂静さんは、壇上に上がって、私達 生徒達と其の保護者方に、お話しをして
下さって居ました。
藤堂静さんは、其の当時の事を覚えて居ませんか?」と…。
だからだったのだ。
静は、つくしの話しを聞いて居て、驚愕顔に成り、更には、目を大きく見開いたまま、つくしに、返答して居たのだった。
「ええ、確かにそうだったけど…。」と、言い乍ら…。
其処で、更に、つくしは、其の当時の自身の静への思いを、静に伝えるかの様に、話しし始めるのだった。
「実は、私は、其の当時、英徳高校の入学説明会の場に居たんです。
母親に、無理矢理、連れて行かれる形で…。
でも、私は、“英徳高校の入学説明会に参加して良かった。”と、思ったんです。
実は、私は、其の当時の藤堂静さんのお話しを聞いて居て、お話し下さる藤堂静さんの其
の凛としたお姿に、また、お話しして下さる一つ一つの言葉に感銘を受けて、“将来の私
も、藤堂静さんの様な女性に成りたい。”と、思った程…だったんです。
今日、此方で、藤堂静さんとお会い出来て、光栄です。」と…。
だからだったのだ。
此の時の静は、つくしからの告白とでも言うべき話しを聞いて居て、照れた様な顔付きに成り乍らも、つくしに返答の言葉を伝えるのだった。
「そうだったのね。
つくしさん…そう言ってくれて有難う!
此れからは、司の彼女として、宜しくね。」と…。
其処で、静は、更に、つくしだけに聞こえるかの様に、小さな声で話ししたのだった。
「司の幼馴染として、つくしさんに言って置くわね。
『司』という男性(ひと)は、大変だと思うけど…。
此れからも、司の事を宜しくね。」と…。
「………」
だからだったのだ。
此の時のつくしは、言葉無く、苦笑いだけだったのだ。
だからだったのだろう。
静は、更に、つくしに、言って置くのだった。
「其れと、今の私は、類と結婚して、『花沢静』に成ってるの。
だから、『静』と呼んでね。」と…。
なので、其の事について、此の時のつくしは、静に、即答するのだった。
「はい、此方こそ、宜しくお願い致します。」と…。
其処で、類が、つくしに声を掛けたのだった。
「って事は…。
もしかして、君は、あの時の娘(こ)かな?
“王様の耳は、ロバの耳…。”って、やつ…⁉」と…。
だからだったのだろう。
つくしは、急に、真っ赤な顔付きに成り、類に返答するのだった。
「えっ??
って事は…。
あの時の非常階段の時の…ですか?」と…。
なので、此の時の類は、ウインクをし乍ら、つくしに返答するのだった。
「そう言う事…。
俺って、直ぐに分からなかったのかな?
俺って、そんなに印象が薄い?」と…。
だからだったのだ。
此の時のつくしは、慌てるかの様に、類に、謝りの言葉を告げるのだった。
「いいえ、そんな事は有りません。
直ぐに、気付かず、申し訳在りませんでした。」と…。
其処で、此の時の司は、額に青筋3本入った状態のまま、怒り顔に成って、類とつくしとの会話に割って入るかの様に、言い始めるのだった。
「つくし…俺にも、ちゃんと、分かる様に、話しして貰おうか?」と…。
なので、此の時のつくしは、司だけじゃ無く、驚愕顔に成って居る静に向けても、話しし始めるのだった。
最後には、類に、もう一度、謝りを入れるかの様に…。
「実は、私が、其の当時に行って居た英徳高校の入学説明会の場の後…。
保護者方は、保護者だけの説明会と言う事で其の場に残り、生徒達は、其の後、先生方の
誘導の下、校舎(学舎)内を案内されて居たんです。
其の時に、英徳高校の生徒が、数名残って居た様で、校舎(学舎)内を案内されて居る私
達を観て、言って来たんです。
“一般庶民の分際で、英徳学園に入って来ようだ何て…何様のつもり…よ。
どうせ、何か目的が有って、入って来るんでしょうけど…⁉”と、笑い乍ら…。
しかも、先生方には、聞こえない様に…。
実は、英徳高校への入学希望者の殆どは、英徳高校の一般入試を受けて入る生徒ばかり
で、其の殆どの生徒が、区立中学校の出身者…何です。
だから、そんな事を、私達 生徒に話しして来たんでしょうけど…。
其れこそ、私からすれば、其の時点で、“あんた達こそ、何様のつもりよ‼”と、実は、叫び
たい気分だったんです。
でも、其れも出来ず仕舞いで、終わったんです。
ですが、実は、丁度、校舎(学舎)の一番奥手に、非常階段の扉が在る事に気が付いて居
たので、解散後、速攻で、其処に行って、其の時に言えなかった愚痴を叫んで視たという
訳…だったんです。
実は、あの時の私は、“誰にも聞かれて居ないだろう。”と、思って居たので、ストレス解
消かの様に、大声で叫んで視たんです。
でも、まさか、非常階段に人が居るとは思って居なくて、其の時の私の声を聞かれて居た
という事もそうだったんですけど…。
其の時に、ハンカチを落としてしまった事自体、自分自身、気が付いて居なかったので、
実は、恥ずかしかったんです。
だから、あの時に、“ハンカチを落としたよ。”と、声を掛けられて、“今の私の言った声を
聞かれて居た?”と、言う事と…。
“ハンカチを落とした?”と、言う事が相まって、恥ずかしくて、あの当時の私は、お顔
を、良く、見れて居なかったんです。
申し訳在りませんでした。」と…。
だが、其の当時の類は、勿論、其の事自体に気が付いて居たのだが、此の時の類は、司を揶揄う意味で、そう言って居ただけだったのだ。
なので、此の時の類は、其の当時のつくしの事を許すという意味で、つくしに返答の言葉を告げるのだった。
「道理で、あの当時の君の顔は、耳迄、真っ赤に成って居たし、下を向いたままだったか
ら、俺の事も、良く、覚えて居なかったんだね。
仕方無いから、許して上げるよ。」と…。
なので、此の時のつくしは、ホッとするかの様に、類に、お礼の言葉を告げるのだった。
「有難う御座います。」と…。
だからだったのだろう。
司だけじゃ無く、静も、類とつくしの会話を聞いて居て、納得するのだった。
【他のメンバーの発覚…<あき桜 ①>】
そして、其の後の司は、あきらと桜子を、つくしに紹介し始めて居たのだった。
「こいつも、俺の幼馴染で親友で在り、美作商事 専務の美作あきらだ。
で、其の横に居るのが、あきらの嫁さんだ。
旧姓は、三条だ。
お前も知ってるだろ?
旧華族の三条家の出身だ。
今は、美作桜子だが…な。」と…。
其処で、此の時のつくしは、司からの話しを聞いて居て、挨拶を交わす事を忘れて迄、自身の頭の中で変換して、考えて居たのだった。
“旧華族の三条家の出身…⁉
現在の名前は、『美作桜子』…。
って事は、『三条桜子』…って事だよね?”と、驚愕し乍らも…。
其処で、そんな様子のつくしを、何も言わず、唯、じーっと、観て居た桜子は、つくしに声を掛けるのだった。
「やっと、先輩は、私にも、気が付いてくれたんですね。
流石、先輩ですわ。
遅いですわよ(笑)。」と、笑い乍ら…。
だが、此の時のつくしは、以前のつくしと桜子かと思わせるかの様に、話しし始めるのだった。
「ごめん、ごめん。
桜子が、此の場に居る事に、気が付いて無かったよ。
此処(東京メープルのラウンジのVIPルーム)に入って来た時の私は、先ずは、優紀を探
して居たし…。
其れよりも、桜子が、此の場に居る何て、思いもし無かったし…。
だからこそ、桜子の存在を気にする訳無いでしょ!
桜子…遅いは無いわよ。」と…。
実は、此の時のつくしは、桜子に、そう話し乍らも、段々と、不貞腐れるかの様に、話しして居たのだった。
だからだったのだ。
此の場に居た他のメンバーの誰もが、思って居たのだった。
“本当に、二人は、仲が良かったんだな(ね)。”と…。
其処で、類が、つくしと桜子の会話に割って入るかの様に、訊き始めるのだった。
「如何して、三条は、其のドクターの事を、『先輩』って、呼んでるの?」と…。
だからだったのだ。
つくしの事を、『先輩』って、呼んで居る桜子が代表かの様に、返答するのだった。
「其れは、私から、そう呼ばせて貰う様に成ったから…何です。」と…。
そして、此の時の桜子は、“メンバーの全員に分かって貰える様に…。”と、更に、続けて、其の理由を話しし始めるのだった。
「実は、其れは…。」と、言い乍ら…。
だが、此の場に居たメンバーには、分かった様な、分からない様な…。
そんな感じだった事は言うまでも無かったのだが…。