tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  18.



<此の二次小説『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  18.』は、2021.12.7中
 に投稿して折りますので、時間差では在りますが、2021.12.7との連続投稿の様に投稿
 して折りますが、実は、2021.12.8投稿分と成ります。
 此方サイドの勝手な都合に寄り、投稿して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【其の他のメンバーの発覚…<滋>】


最後に、司は、滋を、つくしに紹介し始めたのだ。


「サル…否、此の女は、大河原財閥 令嬢の大河原滋だ。」と…。


だからだったのだろう。
最初に、『サル』と呼ばれた滋は、ムッとした顔付きに成り、司に言って除けるのだった。


「ちょっと、あんたは、何時迄経っても、私の事を、『サル』呼ばわりして…。
 私にも、ちゃんとした名前が有るんだから…ね。
 どうせなら、ちゃんと、紹介してよね。」と…。


そして、滋は、そう言い乍らも、つくしの方を向き、つくしに自己紹介し始めるのだった。


「さっき、司が言った通り…私は、大河原財閥の娘で、大河原滋って、言うの。
 実は、私は、司の元 婚約者なの。
 だから…ね。
 其の関係で、F3共、知り合いに成ったという訳…なの。
 で、ニッシーとあきら君の奥様方共、知り合いに成ったの。
 だから、つくし…此れから、宜しくね。」と、にこっと、笑い乍ら…。


其処で、司は、滋からの自己紹介を聞いて居て、驚愕し乍らも、慌て始めるのだった。
勿論、つくしの顔付きを観乍ら…。


だが、此の時のつくしは、更に、微妙な顔付きをし始めるのだった。


何故なら…。
此の時のつくしには、思う処が在ったから…だったのだ。


其れは、先ず、滋からの話しを聞いて居て、司とは、仲が良さそうだと言う事…。
そして、滋は、『司』の呼び名を、『司』と、呼び捨てにして居た事…。
そして、何よりも、滋が、『司の元 婚約者』だと言う事…。


其れ等の事が、此の時のつくしの頭の中で引っ掛かり、更に、微妙な顔付きをし始めて居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
此の場に居たF3&静&優紀&桜子は、頭を抱え始める程…だったのだ。
 


そして、此の時のつくしのそんな様子を理解し始めた司は、更に、慌て始めるのだった。


だからだったのだ。
言い訳では無いのだが、此の時の司は、“つくしの頭の中の誤解を、早く、解きてぇ‼”と、言う思いが先行してしまい、慌てるかの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「つくし…誤解すんなよ‼
 此のサルの言った事は、俺は、認めてねぇ話だ。
 しかも、此のサルが言って来た『元 婚約者』っつーのも…な。
 高等部の頃の話で、俺が認めた話じゃねぇんだ。
 俺が居ねぇ所で、親同士が、勝手に、決めやがった話で、俺は、知らねぇ話だったんだ。
 だから…よ。
 俺の中での俺の婚約者は、『つくし』だけだ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、言い訳(少なくとも、つくしの中では、そう思えて居たのだ。)をし始めた司に、呆れ乍らも、言って除けるのだった。


「別に、司は、私に、言い訳し無くても良いんじゃ無いの。
 『司』と、呼ばれる程…司は、大河原さんとは、仲が良いって事でしょ‼
 其れに、私と知り合う前の話…何だから…仕方無いんじゃ無いの。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの話しを聞いて、ホッとして居たのだ。


「じゃあ、つくしは、此のサルの言った事を気にしてねぇって、俺は、思っても良いんだよ
 な?」と…。


だが、此の時のつくしは、司にとって、爆弾発言と言っても過言じゃ無い様な話しをし始めるのだった。


「だって…ね。
 仕方無い話でしょ!
 私と知り合う前の話な訳だし…其れを、私が、如何こういう訳にはいかない訳だし…。
 だから…ね。
 司のご実家と釣り合う女性は、私じゃ無いという事…よ。
 要するに、私の様な一般庶民の家庭で育った様な、しかも、生活水準が、極めて、低い家
 庭で育った様な女じゃ無くて、大河原さんの様に、財閥出身の女性の方が、司には、釣り
 合ってるって、話でしょ!
 だって…さ。
 道明寺家も、財閥出身でしょ!
 だからこそ、司のご両親は、同じ財閥出身の女性を、司の婚約者にしたかったんじゃ無い
 のかな?
 という訳で、司は、大河原さんの様な女性の方が、私…何かより、よっぽど、お似合いだ
 と思うけど…なぁ~。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の顔付きは、其れこそ、般若の様な顔付きに成り、額には青筋3本立て乍ら、滋を睨み付けた後…つくしに、言って除けるのだった。


「お前は、何回、俺に言わせれば、気が済むんだぁ~?
 あのなぁ~、俺は、お前が良いんだよ。
 俺には、お前じゃねぇと、何も始まらねぇんだよ。
 だから…な。
 何も考えずに、俺の傍に居れば、其れで良いんだよ。
 何回も、同じ話しを、俺に言わせんじゃねぇよ‼」と…。



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、滋に対して、呆れて観て居たのだ。


“滋さんは、此の場の此の雰囲気を観て、如何したかったのだろうか?”と、思う程に…。


実は、桜子は、知って居たのだ。
滋は、司の事が好きだったという事を…。


だからだったのだ。
実は、此の時の桜子は、そんな滋を観て居て、推測して居た程…だったのだ。


“否、もしかしたら、今でも、滋さんは、道明寺さんの事が好きなのかも知れない。
 だからこそ…。
 滋さんは、此れ迄の道明寺さん同様、今でも、恋人を作らず、独身を貫いて居る。
 其れが、証拠でしょ!”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、滋のそんな様子を観て居て、更に、推測して居たのだ。


“もしかしたら、滋さんは、道明寺さんを、先輩に取られたくない意識が働いて、先輩に対
 して、対抗意識が出てしまったのかも知れない。
 此れ迄の道明寺さんが、恋人を作らず、結婚をし様ともせず、婚約者と云われる様な方も
 居らっしゃらなかったからこそ、滋さん自身、大人しかっただけで…。
 滋さん自身、チャンスを窺って居たのかも知れないわね。”と…。
 


だが、滋は、滋で、何かを察知して居たのだ。


実は、滋以外のF3&静&優紀&桜子は、つくしが司を呼ぶ時の『司』の呼び名自体、『司』と変わって居る事を、優紀を通して、聞いて知って居たのだ。


だからこそ…。
滋以外のF3&静&優紀&桜子にとっては、不思議でも何でも無かったのだ。
だが、滋は、そうでは無かったのだ。


云わば…。
唯一人、滋だけが、其の事を知らなかったと云えたのだ。


だからこそ…。
司とつくしの二人の様子を観て居て、滋自身、察知出来て居たのかも知れない。


だからだったのだ。
此の時の滋は、思えて居たのだ。


“司の方が、つくしに惚れて居る感じ…なのかも知れない。
 其れに、つくしは、司の事を、『司』呼びしてる。
 其れだけ、司とつくしの仲は、上手く行ってるって事だよね。
 其れに、司が言って居る事が正しければ、つくしは、司の婚約者という事だよね。
 と言う事は、司が、そう呼ばせてるのかも知れない。
 実の事を言うと、此の世の中で『司』呼び出来る女子は私だけと思って居たし、其の事自
 体、司から許されたのは、私だけだと思って居たんだけど…なぁ~。
 って事は、私の勘違い⁉
 私は、てっきり、司が騙されてると、思って居たんだけど…。”と…。


だからだったのだ。
此の場の此の雰囲気を察知した滋は、考えて居たのだ。


“此の雰囲気、如何し様かな?
 もしかしたら、私は、司から嫌われるかも…。”と…。



其処に、つくしの(病院からの呼び出し用)携帯が鳴ったのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、嫌な予感がして、其処に居たメンバー全員に、「ご免なさい。」と、断りを入れて、端の方で、携帯に出たのだった。


そして、微かに、聞こえて来るつくしの会話を聞いて居た司は、“つくしは、病院から呼び出されるだろうな。”と、感じた事で、携帯を切った後のつくしに、声を掛けるのだった。


「つくし…病院からか?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、「ええ。」と、司に返答し乍らも、F3&静&滋&優紀&桜子に向かって、話しし始めるのだった。


「申し訳在りませんが、病院に、急患が運ばれて来た様です。
 私は、此れで、失礼します。
 折角、お誘い下さったのに…本当に、申し訳在りません。」と…。


なので、あきらが、代表かの様に、つくしに声を掛けるのだった。


「仕方ねぇだろ。
 仕事…何だし…よ。
 牧野は、司と付き合ってるんだ。
 また、何時(いつ)でも会えんだろ。」と…。
「………」


だが、此の時のつくしは、勿論、言葉無く、苦笑いだったのだ。



其処で、司は、“逃がさねぇ‼”と、でも言いた気に、つくしの腕を、素早く、握り締めて、言って除けるのだった。


「俺が、病院迄、連れて行って遣る。」と…。


だが、此の時のつくしは、そんな司に、断りを入れるのだった。


「折角…何だから、司は、楽しんで来て…。
 其れに、司は、(アルコールを)飲んでるでしょ⁉
 病院には、タクシーで向かうから…大丈夫。」と…。


だが、此の時の司は、つくしを諭すかの様に、言って除けるのだった。


「あのなぁ~、俺は、もしもの時の為に、(アルコールは)飲んでねぇっつーの‼
 だから、俺が、病院迄、連れて行って遣る。
 という訳で、今から、行くぞ‼」と…。


実は、此の時の司の顔付きは、嬉しそうだったのだ。


何故なら…。
やっと、二人切りに成れるのだから…。
其処で、此の時の司は、思って居たのだ。


“やっと、二人だけで、つくしに、ちゃんと、話しが出来る。”と…。


だからだったのだ。
司は、楽しそうに、つくしの腕を掴んだままで、つくしを連れ出そうとするのだった。


其の際、F3は、それぞれ、司に声を掛けて居たのだ。


「司…頑張ってね。」と、手を振り乍ら…。
「司…牧野ばかりに気を取られずに、ちゃんと、運転しろよ!」と、ウインクをし乍ら…。
「司…後で、話しを聞かせろや!」と、手で、“早く、行け‼”の合図を送り乍ら…。


だからだったのだ。
司は、F3に悪態を突くのだった。


「分かってるっつーの‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、反対に、司に、悪態を突くのだった。


「私は、子供じゃ無いんだから、一人で、行けるっつーの‼」と…。


だが、此の時の司は、無言のまま、つくしを連れ出して、そして、自身の愛車に乗せて、病院迄、送り届けるのだった。



そして、桜子は、司とつくしが居なく成った部屋の中で、滋に、話しし始めるのだった。
勿論、呆れた様な顔付きだった事は言うまでも無かったのだが…。

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