tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  101.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  101.』は、一部の文面の
 中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  101.』のエピローグ  
 <PS.のエピローグ>】


つくしが、まだ、道明寺総合病院に入院して居た頃の事…だったのだ。


戸籍上では在るのだが、つくしの両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人の呼び名が、『おじ様』・『おば様』呼び ➡ 『パパ』・『ママ』呼びに戻った頃…。
つくしは、自身の両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人に訊く事にしたのだった。


「あのねぇ~、パパ、ママに訊いて置きたい事が有るんだぁ~。
 牧野の両親 と 私の弟の進の亡骸は、何処に在るの?
 私に教えてくれないかなぁ~。」と…。


だからだったのだ。
つくしの父親と成った 大河原社長から話しが為されたのだった。


「其の事なら、つくしは、心配し無くても良い。
 大河原家所縁(ゆかり)のお寺に牧野家のお墓を建てて、其処に埋葬して有る。
 だからこそ、牧野家のお墓につくしがお参りに行きたいのなら、何時(いつ)でも、行っ
 て来たら良い。」と…。


だからだったのだろう。
自身の父親と成った 大河原社長からそんな話しを聞かされた此の時のつくしは、恐縮し乍らも、礼儀として、自身の父親と成った 大河原社長にお礼の言葉を伝えるのだった。


「牧野家の事なのに、其処迄して頂いて、申し訳在りません。
 私の事だけじゃ無く、本当に、色々と、お気遣い頂いた様で有難う御座いました。」と…。


其処で、つくしの母親と成った 大河原夫人が口を開いたのだった。


「つくし…お願いだから、そんな他人行儀な物言いは止めて頂戴‼
 貴女は、もう、大河原家の娘…何だから。」と…。


実は、そんな風に、自身の母親と成った 大河原夫人から言われた此の時のつくしは、其れでも、自身の母親と成った 大河原夫人に即答するのだった。


「其れでも、礼儀は礼儀なので…。」と…。


だからだったのだ。
其処で、つくしの父親と成った 大河原社長は、自身の娘と成った つくしに言って除けるのだった。


「そんな風に、つくしが恐縮する必要は無い。
 何故なら…。
 つくしが大河原家の娘に成ってからというもの…。
 大河原グループの業績は、鰻上り…何だよ。
 つくしの発想は、今迄の大河原グループに無いもの…何だ。
 だからこそ、つくしが立てたプロジェクト案を見た重役達は、皆、一同に驚愕して居た
 よ。
 だから…だよ。
 私の口から大河原グループの重役達には、つくしが大河原家の娘で在る事を事前に伝えて
 置いた。
 だからだったんだろうな。
 大河原グループの重役達の間では、つくしを受け入れる事に、誰も異論を唱える者は居な
 かったという訳…だ。
 だからこそ…。
 つくしは、大手を振って、大河原家の娘で居れば良いんだよ。」と…。



実は、つくしは、以前に、自身の姉と成った 滋からそんな話しを聞いた事が有ったのだ。


「大河原グループの重役達は、既に、つくしが立てたプロジェクト案を見て、重役達の全て
 が驚愕して居たし、納得して居たわ。
 だから、つくしが会社に出勤して来る事を、今か今かと、待って居る様子だったから、先
 に、私の方から言って置いたわ。
 “私の妹のつくしは、まだ、大学生だから、会社には、出勤し無いわよ。
  だから、リモートで打ち合わせする事に成ってるの。”って…。」と…。



だからだったのだろう。
自身の父親と成った 大河原社長からの話しを聞いた事で、つくしは、以前に、自身の姉と成った 滋から、そんな話しを聞いて居た時の事を思い出したのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長からのそんな話しを聞いて、つくし成りの思いを話しし始めるのだった。


「そう言って貰える事は、非常に有り難い話しだと思います。
 其れでも、やはり、礼儀は礼儀なので、ちゃんと、けじめを付けたいと、私は思って居ま
 す。
 なので、此処で、もう一度、お礼の言葉を言わせて下さい。
 本当に、有難う御座いました。」と、自身の頭を下げ乍ら…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人は、そんなつくしの真面目さに驚愕し乍らも、“其れが、つくしのけじめ…何だろうから…。”と、言う思いで、つくしの気持ちを受け取る事にしたのだった。


「分かった。
 つくしからの気持ちを受け取る事にし様‼
 だが、そんな他人行儀な物言いは、今日で終わりだ。
 戸籍上だとしても、今のつくしは、私達の娘…何だから…な。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、自身の両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人からのそんな思いを、有り難く、受け取る事にしたのだった。


「はい、分かりました。
 有難う御座います。」と、言いつつも、更に、自身の頭を下げ乍ら…。



実は、其の後、道明寺総合病院を退院したつくしは、自身の両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人から、そんな話しを聞いた事で司に願い出て居たのだった。


「大河原家所縁(ゆかり)のお寺に建てられた牧野家のお墓に行きたいの。
 私を其処に連れて行ってくれる?
 進に謝りたいし…。」と…。
 


実は、幾ら、過去の記憶を取り戻したとは言え、まだ、今後、如何成るか?
全く分からない状況のつくしだったので、つくしが道明寺総合病院を退院した時も、つくしは、司が運転する司の愛車に乗車して、大河原邸に戻って居たのだ。


勿論、其の時につくしを出迎えて居たのは、つくしの母親と成った 大河原夫人 と 大河原家の使用人頭で在る ばあや…だったのだ。


実は、其の時のつくしは、大河原邸のエントランスに、司と一緒に入った途端…。
此れ迄の大河原邸での生活が、走馬灯の様に、頭に蘇って居たのだった。


云わば…。
此の時のつくしは、過去の記憶だけでは無く、事故に遭って以降の『大河原つくし』としての大河原家での生活の全ても思い出して居たという事と成るのだ。


だからこそ…。
つくしの母親と成った 大河原夫人 と 大河原家の使用人頭で在る ばあやに寄って、出迎えられて居た此の時のつくしは、大河原家の自身の自室に入った後に、司に言えた言葉…だったのだ。


「私…今、全ての記憶を思い出した。」と…。


だからだったのだろう。
そんな言葉をつくしから聞いた此の時の司は、つくしの腕を掴み、つくしを自身の方へ引き寄せて、抱き締めたのだった。
其処で、つくしは、司に抱き締められ乍らも、司に願い出て居たという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
此の時の司は、つくしを抱き締めたまま、つくしからの懇願を受け入れたのだ。


「ああ、俺も、牧野の親父さん と お袋さん と 弟にお礼を言いてぇし…。
 だからこそ、二人で一緒に行くぞ‼」と…。


其処で、司からのそんな話しを聞いて、“何で、司が牧野のパパ と ママ と 進にお礼を言うの?”と、思い乍らも、未だ、司に抱き締められた状態のつくしは、首を捻って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司に抱き締められた状態で、自身が思って居た事を司に訊き始めるのだった。


「如何して、司が牧野のパパ と ママ と 進にお礼を言うの?
 私には意味が分からないんだけど…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、其れでも、つくしを抱き締めたまま、つくしに言って除けるのだった。


「“如何して…。”ってか?
 其れは…な。
 牧野の親父さん と お袋さんが、此の世に、つくしを生んで育ててくれたから…だ。
 其れに、牧野のお袋さんがつくしを英徳(高校)に入れて無かったら、俺は、間違い無
 く、つくしとは会って居なかったろ。
 其れに、此れ迄の道明寺家…。
 という寄りも、ババアからの数々の無礼を謝りてぇと思ってるし…よ。
 だから…な。
 つくしの事が落ち着いたら、何れ、牧野家のお墓に俺も行きてぇと思ってた。」と…。



だからだったのだ。
つくしが大河原家での生活も、漸く、落ち着きを取り戻した事で、其の後、暫くしてから、司は、つくしを連れて、大河原家所縁(ゆかり)のお寺に建てられた牧野家のお墓に向かうのだった。
勿論、司が運転する司の愛車で向かった事は言うまでも無かったのだ。


そして、此の時のつくしは、大河原家所縁(ゆかり)のお寺に建てられた牧野家のお墓の前にしゃがみ込み乍ら、手を合わせてお参りするのだった。


“パパ、ママ…御免なさい。
 パパとママの事を忘れてしまって…。
 そして、進…本当に、御免なさい。
 あの時、私が、無理矢理、進を連れて行かなかったら、少なく共、進は、生きられたかも
 知れない。
 あの時に、無理矢理、進を連れ出した事、今では、後悔して居るの。
 強引だったお姉ちゃんを許して…ね。
 なのに、今、私だけが生きてる。
 進に何と言って謝れば良いのか?
 今の私には、分からないよ。
 進…御免なさい。
 私だけ、生き延びてしまって…。”と、涙を流しつつ、謝り乍ら…。


実は、此の時のつくしが、そんな風に、自身の心の中だけで話しして居ると思って居た言葉は、つくしの『心の声』として、つくしの口から発せられて居たのだった。


だからだったのだ。
つくしの『心の声』という名の独り言をつくしの横で聞いて居た此の時の司は、そんなつくしの独り言を聞いて居て、不安に成るのだった。


“まさか、つくしは、変な事を考えてるじゃねぇだろうな?”と…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に不安に成って居た此の時の司は、帰り際、自身の愛車を運転し乍らも、つくしに訊き始めるのだった。


「つくし…さっき、牧野家の墓前で、言って居た話しだけど…よ。
 まさか、つくしは、変な事を考えてるじゃねぇだろうな?」と…。


だが、此の時のつくしは、まさか、自身の口から『心の声』という名の独り言を発して居るとは思っても視なかったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、きょとんした顔付きのまま横を向きつつ、愛車を運転する司の顔を、唯、じーっと、観て居たのだった。


すると、司は運転しつつも、そんなつくしを呆れ乍ら、つくしに言って除けるのだった。
勿論、そんなつくしに対して、溜息を吐き(つき)乍ら…。


「はぁ~
 あのなぁ~。
 お前の独り言は、ちゃんと、声として、お前の口から出てんだよ。
 って言うか?
 お前の心の声は、相変わらず、ダダ洩れ何だよ。
 っつーか?
 記憶が戻った途端、此れかよ‼
 つくしさんよ、いい加減にしろよ!」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、「あっ⁉」と、言い乍ら、咄嗟に、自身の口を塞いだのだった。



だが、此の時の司は、自身の愛車を運転しつつも、チラッと、そんなつくしの態度を見た事で、更に、不安顔のまま、再度、つくしに訊き始めるのだった。


「で、つくしは、変な事は考えてねぇよな?」と…。


其処で、此の時のつくしは、司に言って除けるのだった。


「今迄、牧野のパパ と ママの事を忘れて居たり、進には申し訳無い事をしてしまったの
 で、謝りたかっただけで、今の私は変な事を考えてないよ。
 今、もし、変な事を考えて居たとしたら、牧野のパパ と ママ と 進だけじゃ無く、
 今の私の周りの皆を、もっと、悲しませる事に成るでしょ!
 だから、今の私は、変な事を考えたくても、もう、考えられないよ。
 正直、私が目覚めた当初は、一寸(ちょっと)だけ、そんな風に考えて居たりもしたんだ
 けど…ね。」と…。


そんなつくしからの返事は、つくしらしいと云えば、つくしらしい返答の言葉…だったのだ。


何故なら…。
つくしと言う女性は、『自分の事より、他人(ひと)の事』…。
自分自身の周りの人間を大切に想って居るからこそ、言えた言葉…だったのだろう。



だからだったのだ。
そんな話しをつくしから聞いた事で、此の時の司は、ホッとして居たのだ。


だが、一応、其の後の司は、つくしの入院中の事も含めて、現在のつくしの姉と成った 滋にも報告して置くのだった。


「つくしが入院して居た時に、そんな事を考えて居た様だ。」と…。


何故なら…。
現在の滋は、つくしの姉と成ったという事で、“つくしの事は、滋にも知る権利が在るだろう。”と、司が判断したから…だったのだ。



だが、滋は滋で、そんな話しを司から聞いた事で、“やっぱり、つくしはそんな事を考えて居たのね。”と、自身の考えが当たって居た事で、更に、不安に成るのだった。
更には、“不安が的中してしまったじゃ無い。”と、思い乍ら…。


だからだったのだ。
そんな風に不安に成る滋は、道明寺総合病院を退院した後、大河原邸に戻って来たつくしを抱き締めたまま、つくしに懇願するのだった。


「つくし…此れからは、変な事を考えないでよ。
 もし、つくしが変な事を考えでもしたら、私もつくしと一緒に就いて逝くんだから…
 ね。」と…。


だが、そんな滋の言い分は、一見すると、脅しの様にも取れるのだ。
しかも、泣き乍ら、つくしに訴えて居たのだから…。


だからだったのかも知れない。
ギョッとしたつくしは、滋を安心させるかの様に伝えるのだった。


「もう、今の私は大丈夫だから…。
 今の私にはお姉様が居るでしょ!
 もう、変な事を考えたりし無いから、安心して!」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、つくしの顔には嘘を言って居る様に見えなかったので、安心するかの様に、言って除けるのだった。


「だったら、分かったわ。」と、其れでも、未だ、涙を流し乍ら…。

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