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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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初めての七五三【取り戻したい…<総優>】…<F4&T4&静>  番外編③




つくし と 優紀が子供達の『七五三』の日に着付ける『羽織袴』について、二人でカフェで話しした日から、更に、月日が過ぎたのだ。


そして、今は、F4Jr.達が年中組に上がった4月中頃と成って居たのだ。


だからだったのだろう。
誰からでも無く声が上がり、久々の『T4女子会』が開かれていたのだ。



先ずは、つくしから口火が切られた。


「漸く、あの子達も年中組に成ったんだね。」と…。


そして、桜子は、“何とか…。”とでも言いた気に言って除けるのだった。


「本当に、漸くですわね。
 初等部迄…後2年…。
 早く月日が過ぎてくれると嬉しいんですが…。」と…。



其処で、まだ、子育ての本当の意味での大変さを知らない此の時の滋は、“子育てって、そんなに大変なものなの⁉”とでも言いた気に不思議そうな顔付きに成ったまま、T3から訊き出すかの様に話しし始めるのだった。


「子育てって、そんなに大変なものなの⁉
 子供って、本当に可愛いじゃん!…
 私はあんた達が羨ましいけど…ね。」と…。


だが、滋からそんな風に言われてしまった此の時の桜子は、“人の苦労も知らないで…。”とでも言いた気に滋を睨み付けるかの様に、思い切り、溜息を吐く(つく)のだった。


はぁ~」と…。


そして、此の時のつくし と 優紀は、自分達にそんな風に言って来た滋を睨み付けて居る桜子に対して、苦笑い気味…だったのだ。



其処で、此の時のつくしは話題を変え様と、滋 と 桜子に向けて話しし始めるのだった。


「実は…ね。
 私も、優紀も…ね。
 今年の『11月15日』の子供達の『七五三』の日に着付ける『羽織袴』について、“如何す
 るのか?”って、義母から聞かれたのよ。
 所謂、“『羽織袴』を新調するのか?”って意味で…。
 でも、私も、優紀も…ね。
 それぞれ、“其れは、如何かなぁ~⁉”って、考えたのよ。
 実の事を言うと、男の子の『七五三』の日って、『五歳のみ』じゃ無い。
 其れに、うちも、優紀の処も、下の子は女の子なのよね。
 “一回しか着付けない『羽織袴』を新調するだ何て…。”と、考えた訳…よ。
 って言うのか?
 一回しか着付けない『羽織袴』の為に(『羽織袴』を)新調するだ何て、ハッキリ言って
 勿体無いでしょ!
 で、うちも、優紀の処も、義母と相談した結果…。
 それぞれの旦那が『七五三』当時に着付けてもらった『羽織袴』を子供達が受け継ぐ事に 
 成ったのよ。
 所謂、翼 と 優一郎君は、司 や 西門さんが其の当時に着付けてもらった『羽織袴』 
 を着付けて『七五三』に出席する事に成った訳…。
 でも、此の事は当の本人達(司 と 総二郎)には内緒の話しなのよ。
 実は、サプライズなの。
 だから、翼 と 優一郎君にも、それぞれ、了承済みの話なの。
 で、美作家では如何するの?
 『羽織袴』を新調するの?
 もしも、やすし君も美作さんの『羽織袴』を受け継ぐ事にするのだったら、やすし君にも 
 了承させて置いて…ね。」と…。


勿論の事、桜子自身、経った今、そんな話しを聞いた訳で、自分勝手に一人で決められる訳等無いのだ。


だからだったのだろう。
此の時の桜子からの返答の言葉は、こう…だったのだ。


「分かりましたわ。
 ですが、自分勝手に一人で決められる訳等無いので、取り敢えず、此の件に関しては、 
 預からせて下さい。
 あきらさんに報告する事が出来無い様でしたら、夢子さんと相談するべきだろうと思うの
 で…。」と…。



其処で、此の時のつくしは桜子に了承したと同時に、【何故、サプライズなのか?】と言う優紀と話しした時の話の内容についても、更に、桜子に伝えて置くのだった。


何故なら…。
美作家の判断次第に寄っては、静にも相談する必要性が在るから…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、更に、桜子に伝えて置いたという訳…だったのだ。



そして、結果的には美作家も、つくし と 優紀の意見に賛同する形で、『羽織袴』を新調する事無く、やすしも自身の父親で在る あきらの『七五三』当時の『羽織袴』を受け継ぐ事と成ったのだ。


という訳で、つくしは桜子からの連絡を受けて、桜子に伝えた時と同じ内容の話を、静にも連絡を入れて話しするのだった。


だからだったのだろう。
類の母親と相談した静は、つくし と 優紀の意見に賛同する形で、美作家と同様に『羽織袴』を新調する事無く、健も自身の父親で在る 類の『七五三』当時の『羽織袴』を受け継ぐ事と成ったのだった。



そして、『七五三』の当日で在る 『11月15日』と成ったのだ。


実は、道明寺家としても、花沢家としても、西門家としても、美作家としても、それぞれの『家』には『氏神様』が存在するのだ。


だからだったのだ。
其の日(11月15日)の午前中は、それぞれの家族が『羽織袴』を着付けてもらった息子達を連れて、それぞれの『家』の『氏神様』が祀られて居る神社にお詣りする事と成ったのだ。


そして、其の後のF4 と 其の家族達は、元々、毎年の英徳学園 幼稚舎の行事事として決まって居る『七五三』行事に参加する事としたのだった。



だからだったのだろう。
此の日の英徳学園 幼稚舎内でのF4Jr.達は、勿論の事、此れ迄以上に『注目の的』…だったのだ。


何故なら…。
此の日のF4Jr.達が着付けて居る其の『羽織袴』は、ここ最近には無い程の『艶やかさ(あでやかさ)』…だったのだ。


其れ故に、例え、此の日の英徳学園 幼稚舎内でのF4Jr.達が『注目の的』と成って居たとしても、其れは其れで、当然と云えば当然な話…だったのだ。



だが、実は、F4Jr.達の父親で在る F4達は、例え、勘が鋭い『類』…だったとしても、誰一人として、一切、其の事に気が付いて居なかったのだ。
其の日の自身達のそれぞれの息子達が着付けて居る『羽織袴』は、自身達が『七五三』の当時に着付けてもらって居た『羽織袴』で在ると言う事を…。


だからだったのだ。
此の日のF4達は、それぞれの孫(=F4達の息子)達の為に、それぞれの両親が新調した『羽織袴』だと、勝手に認識して居たのだ。


だが、其れ故に、F4達のそれぞれの妻達 や F4達のそれぞれの両親 や 其の家族達は、そんなF4達に対して、呆れ返って居たのだった。



だからだったのだろう。
特に、誕生日が近い総二郎の為に『サプライズ』と称して、此の日、出席して居る英徳学園 幼稚舎に通う舎児(=園児)の保護者達の前で此の件に関して公表する事にしたのだった。
先ずは、つくしが口火を切ったのだった。


「F4Jr.達が着付けて居る『羽織袴』は、実は、新調したんじゃあ無いんですよ。
 此の『羽織袴』は、F4Jr.達の父親で在る F4が『七五三』を迎えた当時に、それぞれ、
 着付けてもらった『羽織袴』…何です。
 今でも、色褪せる事無く、艶やか(あでやか)で素敵でしょ!
 此の『羽織袴』が主人の代だけで終わらずに息子の代迄着付けられるって、凄い事ですよ 
 ね。
 其れに、F4Jr.達が着付けて居る此の『羽織袴』達も、皆様の前でお披露目出来た事を喜ん
 で居ると思いますわ。」と…。


其処で、嫌味でも何でも無く、桜子が自身の思いのままに言って除けるのだった。


「本当にそうですわね。
 此れぞ正しく(まさしく)、『勿体無い精神』…ですわ!
 『勿体無い精神』=『物を大切にする心』…。
 嘗ての日本人の心の中に在った筈の精神…ですわね。
 此れから先も、そう言う精神(=人間の心)を大切にして行かなくてはいけませんよ
 ね。」と…。



実は、英徳学園 幼稚舎に通う舎児(=園児)の保護者達 や 此の場に居た英徳学園の関係者達からすれば、此の日のつくし と 桜子の話し振りは、其れはまるで、一人演説(=独演)をするかの如く、会話されて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
英徳学園 幼稚舎に通う舎児(=園児)の保護者達 や 此の場に居た英徳学園の関係者達は、皆、普段とは違う饒舌なつくし と 桜子の話し振りに感心するのだった。


そして、傍でつくし と 桜子からのそんな話し振りを聞いて居たF4達は、自身達に瓜二つのそれぞれの息子達のそんな『羽織袴』姿を見て居て、其の当時には無かったにも関わらず、感動するのだった。


云わば…。
此の日のF4達は、自身達が其の当時に感じなかった筈の感動が心に湧いて来るのを感じて居たのだった。



PS.


勿論の事、滋もF4&T3&静と共に英徳学園 幼稚舎に出向き、F4Jr.達に注文を付け乍らも、親でも何でも無い筈の滋がF4Jr.達の写真を撮りまくって居たのだった。


そして、F4&T3&静のそれぞれの両親 や 其の家族達もまた、F4Jr.達の『羽織袴』姿を見て居て感動するのだった。


そして、F4&T3&静の其の後は、『勿体無い精神』=『物を大切にする心』を持って居ると言う事で、英徳学園の『英雄的存在』と成って行くのだった。



fin



〈此の二次小説『初めての七五三【取り戻したい…<総優>】…<F4&T4&静>  番外
 編③』に出て来る二次小説ネタは、『七五三』を絡めた『SDGs』をテーマに綴って折り
 ます。
 不快に思われた方がお出ででしたら、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉


〈また、此の二次小説『初めての七五三【取り戻したい…<総優>】…<F4&T4&静>  
 番外編③』は、短めにて、終了致して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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