もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>37.
【花沢つくし 編 37.】
類の話しに戻っていた。
「類の帰国って、更に、2年は伸びるらしいぞ。」
類の帰国が伸びるって事が俄かに信じがたい。
あの、『シスコン』類がだぞ。←司君、人の事は言えねぇぞ。 by あきら
帰国の2年延長、類が良く了承したよなぁ~。←司君、類から提案掛けてるんだよ。
(だから、誰の声‼)
本当に、俄かに信じがたい。
「類が帰国するまでは、少なくても2年はつくしちゃんも花沢物産に縛られるな。」
間違いなくそうなるだろうな。
「今の花沢物産本社を支えてるのは、間違いなくつくしちゃんだって言われてるらしい
ぞ。
うかうかしてられねぇな、司。」
あぁ、知ってるよ。
「フランス支社の今の発展が、類の頑張りとも言われてるらしいしな。」
「花沢兄妹って、恐るべしだよな?」
「花沢兄妹って、何なんだろうな?」
ほんと、そうだよな。
今や、花沢物産の原動力だろ。
「司、これからが大変だぞ。」
「ああ。
心配してくれて、サンキュな。」
「「司が礼を言ったぞ。
激レア…。」」
「うるせ~。
人が折角、素直に礼を言って遣ってるのによぅ。」
「相変わらず、上から…か。」
「まあまあまあ。」
類がフランスに渡仏してから、約2年の月日が過ぎた。
F4・滋は25歳、つくし・優紀は24歳、桜子は23歳になっていた。
もし、類が本当に帰国延長になり、つくしが花沢物産本社に縛られる事になるので有れば、その時、俺は28歳、つくしは27歳になっている筈だ。
マジで、うかうかしてられねぇなぁ~。
後日、週末の土曜日の午後、つくしは、つくしのドレス選びと言う名の俺とのデート・道明寺主催パーティーの俺のパートナーでの出席と、俺とつくしは一緒に居る機会も増えていった。
俺とつくしの気持ちが繋がるまで、あと少しってか。
気合いを入れるぞ~‼