tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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初めての二人だけのX'mas【結婚出来ない男・しない女】…<つかつく>  番外編




12月23日…X'masイブイブ(?)
12月24日…X'masイブ
12月25日…X'mas



<此の二次小説『初めての二人だけのX'mas【結婚出来ない男・しない女】…<つかつく>  
 番外編』は、少し、先のお話しには成りますが、司とつくしが結婚した後のお話しと成り
 ます。
 (12月25日の)『X'mas』シーズンに合わせて、12月23日のX'masイブイブ(?)に
 『X'mas』ネタとして、投稿して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【司とつくしは、司のつくしへの想いが実った形で、漸く、結婚した。
 此れからの司は、つくしと一緒に、『幸せへのレール』を走る事と成ったのだ。
 此のお話しは、そんな頃のお話しと成る。】


つくしは、司と共に、司の出張に同行して居たのだ。


司とつくしが、NYに着いたのは、現地時間の夜の事だったのだ。


実は、司は、現地時間の夕方に、NYに到着する様に、西田に、スケジュールを調整させて居たのだ。


何故なら…。
司は、つくしに見せたい物が有ったから…だったのだ。


其れは、ロックフェラーセンターのX'masツリーも、勿論なのだが…。
今回の司は、其れが、第一の目的では無かったのだ。


其れは…NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーション』を観せる事…だったのだ。


実は、NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーション』は、40年程前から、一般の住宅街で、しかも、個人の邸宅にて、それぞれのお宅が、それぞれ、イルミネーションを装飾して居るのだ。


其の豪華な迄のイルミネーションは、個人の邸宅で装飾して居るのでは無く、何処かのテーマパークに迷い込んだかの様な、そんな世界観が広がり、見る者全てを魅了し、感動させて居るのだ。


だからだったのかも知れない。
余りにも、其の豪華さが世界でも有名と成り、NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアは、此の時期…『X'mas』シーズンに限って、世界から旅行者が訪れる観光名所の一つと成って居たのだ。



実は、司は、NY在住だった当時でも、今迄に、其のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーション』を観に行った事が無く、噂話を聞いて居ただけに過ぎ無かったのだ。


だからだったのだ。
つくしとこう成ってからの司は、其の噂話を思い出し、考えて居たのだった。


“何時(いつ)か、つくしと一緒に、NYに行く事に成ったら、あの頃、話しを聞いて居た
 (ダイカーハイツというエリアの)『X'masイルミネーション』を観に、つくしを連れて
 行って遣りてぇ‼”と…。



そして、漸く、其の機会に恵まれたのだ。


だからだったのだ。
出張の話しが決まって直ぐの司は、つくしを自身の出張に連れて行く事を、西田に提案したのだ。


そして、西田から、司の提案が了承された事で、司は、つくしに、出張の話を話しして聞かせて居たのだ。


実は、司から、そんな話しを聞かされて居た当初のつくしは、司に就いて、NYに行く事に躊躇して居たのだ。


何故なら…。
つくしは、結婚しても、尚、道明寺総合病院の総合外科の外科部長として、ドクターを続けて居たのだ。


だからだったのだ。
“そう易々と、自分勝手な行動をする訳にはいかない。”と、此の時のつくしは、司からの提案を拒んで居たのだ。



だが、此の話しが動いたのは、他でも無い。
司から話しを聞いた道明寺総合病院の看護師長のお陰だったのだ。


実は、此れ迄のつくしは、若さも有ったのだろうが、殆ど、休む暇も無く、外科ドクターとして、従事して来たのだ。


だが、つくしも、そろそろ、『40歳の大台』が、目の前迄迫って居る年頃と成ったのだ。
女性と言う事も在るのだが、そろそろ、『若さ』と、言うだけでは、何もかも、通用し無い年頃と成って来たのだ。


だからこそ…。
例え、気丈なつくしとて、無理が利かなく成る時期が、目の前迄迫って居るという訳…だったのだ。



其れに、今のつくしは、司と結婚した身なのだ。
だからこそ…。
現在のつくしは、何時(いつ)、妊娠し無い共、限らないのだ。


だからこそ、其の為に、道明寺総合病院の総合外科のドクター一同が、心の準備をする必要性が有ったのだ。


なので、此の時の道明寺総合病院の看護師長は、つくしに言えた言葉だったのだ。


「牧野先生は、今迄、外科ドクターとして、務めを熟されて来ました。
 勿論、其れは、此れからも、変わりないと思います。
 ですが、牧野先生は、ご結婚為さいました。
 何時(いつ)、妊娠されても可笑しく在りません。
 ですので、総合外科の先生方に、そろそろ、自覚してもらうには、良い機会では在りませ
 んか?」と…。


其れは、道明寺総合病院の看護師長からのつくしへの気遣いでも在ったのだ。
其の事が、つくしにも理解された事も有り、つくしは、司の出張に就いて行く事を、司に快諾したのだった。



其れに、実は、つくしが、快諾した理由は、其れだけでは無かったのだ。
実は、司からの一言も大きかったのだ。


「そろそろ、『X'mas』シーズン到来だろ。
 NYの『X'mas』は、良いぞ‼
 豪華で…。」と…。


実は、こう言う事の疎いつくしでも、NYの『X'mas』について、話しを聞いた事が有ったのだ。


特に、滋と知り合いに成り、桜子と再会してからのつくしは、滋と桜子から、NYの『X'mas』についての話しを、良く、耳にする様に成って居たのだ。



だからだったのだろう。
此のNYの『X'mas』についての話しを、良く、耳にする様に成ってからのつくしは、思って居たのだった。


“私も、時間が出来る様に成ったら…。
 何時(いつ)かは、『X'mas』シーズンのNYに旅行して視たいなぁ~。”と…。


なので、司からの一言で、此の時のつくしは、司に就いて行く事にしたという訳…だったのだ。



なので、NYに到着して直ぐの司とつくしが居た場所は、ダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーション』の前だったのだ。


年々、豪華に成って行く其の『X'masイルミネーション』は、圧巻で、見応えが有り、誰もが魅了し、感動するモノ…だったのだ。


勿論、其れは、つくしも例外では無く、此の時のつくしは、既に、興奮状態に在ったのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、興奮状態で、つくしの大きな目は見開き、口も大きく開いたまま、驚愕顔に成って居たのだ。


つくしの其の口の開き具合からすれば、「うわあぁ~。」と、言って居る様にも、司には、見て取れる位…だったのだ。


其れ程迄に、此の時のつくしは、興奮状態…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の司も、また、思って居たのだった。


“つくしを、此処(NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネ
 ーション』)に連れて来て遣って良かった。”と、つくしと一緒に成って、喜んで居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしに言えた言葉…だったのだ。


「此処(NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーショ
 ン』)に来て、良かったろ。
 日本にも、こういう場所は有る視てぇだけど…よ。
 NYとはスケールが違う。 
 此のイルミネーションを装飾するのに、1回に、200万、掛けるらしいぞ。」と…。


其処で、つくしは、また、自身の大きな目を見開いたまま、司を上目遣いで見詰め乍ら、司に訊き返すのだった。


「えっ??
 経った1回に、200万も、掛けるの?
 勿体無い。
 でも、そう言えば…。
 此処(NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーショ
 ン』)程のスケールじゃ無いにしても…。
 世田谷の道明寺邸も、『X'masイルミネーション』してるじゃ無い。
 もしかして、NYの道明寺邸も、『X'masイルミネーション』してるの?」と…。


だからだったのだ。
司は、つくしに、即答するのだった。


「まぁ~、毎年…な。
 此処(NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーショ
 ン』)程のスケールじゃねぇけど…な。」と…。


だからだったのだ。
つくしの目は、更に、輝き始めるのだった。


「そう何だ。
 楽しみだねぇ~。」と…。



そして、NY(ブルックリン)のダイカーハイツというエリアの『X'masイルミネーション』を堪能した後の司とつくしは、ロックフェラーセンターのX'masツリーも、堪能したのだった。


そして、其の後の司とつくしは、NYの道明寺邸に向かうのだった。


其処で、つくしは、NYの道明寺邸にて、装飾されている『X'masイルミネーション』を観て、感動して居たのだ。


何故なら…。
実は、世田谷の道明寺邸寄りも、『豪華』…だったから…なのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、思わず、口にしてしまって居たのだ。


「凄っ‼
 ダイカーハイツの『X'masイルミネーション』に匹敵するかも…。
 流石、NYのお邸…。」と…。


だからだったのだろう。
雪交じりの中、つくしは、何時(いつ)迄も、NYの道明寺邸の『X'masイルミネーション』を眺めて居たのだった。


実は、内緒なのだが…。
つくしと一緒に居た此の時の司の心の中では、寒さの余り、早く、道明寺邸の中に入りたかった事は、事実だったのだ。



PS.
実の事を言うと…。
NYの道明寺邸の『X'masイルミネーション』は、毎年、今年程、豪華では無かったのだ。


だが、NYの道明寺邸のスタッフが、総出で、此の『X'masイルミネーション』を装飾したのだ。


何故なら…。
つくしを歓迎する意味で…。



fin



<此の二次小説『初めての二人だけのX'mas【結婚出来ない男・しない女】…<つかつく>  
 番外編』の中に出て来る『200万』と、言う件(くだり)ですが…。
 実は、お昼の情報番組を観て居た時の情報を使用させて頂きました。
 勝手致して折ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  28.




【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  20.』のエピローグ
 <雑誌に掲載させた司とつくしの其の後>】


勿論、マスコミ側は、雑誌に掲載する前に、道明寺家サイドに、報告を入れて居たのだ。


実は、其の報告は、司に…では無く、NYに居る司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓の下に…だったのだ。


云わば…。
ゲラ刷りの状態の物が、マスコミ関係者からNYの司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓の下へ、送付されて来たという訳…だったのだ。



既に、司に、彼女が出来て居た事を知って居た司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓にとって、“今更…。”と、思う様な情報故、道明寺家サイドとしては、YES共、NO共、一切、返答し無かったのだ。


だからだったのだろう。
道明寺家サイドからは、YES共、NO共、一切、返答が無かった為に、マスコミ側は、了承されたと見做し、此の記事を、雑誌に掲載したという訳…だったのだ。



だが、此の事実を知った時の司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓にとっては、“そう迄するのか?”と、唯、自身達の息子で在る 司に、呆れて居た事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
現在の司とつくしの現状を知って居るからに他成らないのだ。


なので、其の事実も含めて、まさか、自身の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓が、其処迄、知って居るとは思っても居らず、此の話しの件について、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から話しを聞かされた時の司は、驚愕するしか無かったのだった。



というのか?
実は、司にとって、此の事実自体、まだ、知って欲しく無い人物も居たのだ。


そうなのだ。
其れは、つくし…だったのだ。


だが、後からつくしは、此の事実を知らされたのだ。
其れは、勿論、桜子からの情報…だった事は言うまでも無かったのだが…。



しかも、其の雑誌の発売日は、道明寺総合病院にて、司とつくしの噂話が広がった後の事…だったのだ。


其れに、やっと、つくしと優紀との連絡が付き、女子会を開く事が出来た後の事…でも在ったのだ。


尚言えば、其の後のF4&静&T4の集まりにて、静とつくしとの親睦が深められた後の事…だったのだ。


言う成れば…。
其れは、司が、マスコミに写真を撮らせてから、数か月が経って居たという訳…だったのだ。


何故なら…。
相手が大きい存在なだけに、マスコミ側も、慎重の上にも慎重を期して、行動して居たのだ。


実は、此のマスコミ関係者は、道明寺総合病院の関係者にも取材して居たのだ。


だからだったのだろう。
“もし、マスコミ関係者から、此の件について、聞かれれば、話ししても良い。”と、司が、理事長に、伝えて居たのだ。


なので、此の件に関して、誰一人として、御咎め無し…だったのだ。



其の結果…。
司とつくしとの二人の間には、温度差が大きい事が分かったのだ。


其れは、【『道明寺司氏』が、一方的に、『道明寺総合病院のドクター(つくし)』に惚れて居るのでは無いか?】と、言う情報が、結果的に、見え隠れしてしまって居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此のマスコミ関係者は、時期を視乍ら、雑誌に掲載したという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
後から、此の事実を知った時のつくしは、司に文句を言って居た程…だったのだ。


何故なら…。
此の雑誌に掲載されていた画像は、実は、司がつくしを引き寄せて抱き締めて居た所…だったのだ。


そして、もう1枚の画像は、司が、つくしを自身から放して遣る際に、つくしに軽めのkissをして居た所…だったのだ。


其れも、其の画像は、まるで、至近距離から撮られた画像の様に、写って居たのだ。
勿論、つくしの顔は、写って居なかったのだが…。


其れでも、見る人が見れば、司が抱き締めて居る相手(女性)が、誰なのか?…位、分かる様な画像だったのだ。



だからだったのだろう。
此の雑誌の表紙に書かれていた文字(タイトル名)から、推測すれば…。
其れが、『道明寺司』と誰のゴシップなのか?
見る人が見れば、分かる位…だったのだ。


だからこそ…。
此の雑誌に掲載されて居る司とつくしを観た桜子は、つくしに報告する序でに、此の雑誌に掲載されて居る司とつくしの記事を見せて居たのだ。



此の雑誌の表紙に書かれていた文字(タイトル名)とは…。


【道明寺財閥の御曹司で在る 道明寺司氏(36)…。
 いよいよ、結婚か?
 お相手は、ドクター?】…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
つくしとしては、此の状況を其のままにして置く訳にもいかず、其の日の夜…。
つくしは、司に、食って掛かるのだった。


「此れは、如何言う事なのかしら?」と…。


勿論、此の時のつくしは、其の雑誌を、桜子から貰って帰って来た事は言うまでも無かったのだ。


なので、此の時のつくしは、桜子から貰って帰って来た其の雑誌の中の記事のページを広げ乍ら、司に言って居た事は言うまでも無かったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の司は、さも、“既に、此の件は知ってた。”と、でも、言いた気に、つくしに、言って除けるのだった。


「へぇ~、良く、撮れてんな!」と…。


だが、此の時のつくしにとっては、そんな司からの発言自体、拍子抜けする程…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そんな司に、呆れ乍ら、言い返すのだった。


「何が、“へぇ~、良く、撮れてんな!”…よ。
 こんな物が、世に出て困るのは、司の方なのよ。
 如何するのよ。
 桜子は、“此れって、きっと、道明寺さんが、態と、マスコミに撮らせたんじゃ在りませ
 んか?”って、言ってたけど…。
 態とじゃ無いでしょうね?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、更に、つくしが拍子抜けする様な話しをし始めるのだった。


「ああ、態と…だ。
 其れに、態と、撮らせたんだから…よ。
 俺が困る訳ねぇだろ‼」と…。



其処で、つくしは、其れでも、飄々としたままの司に、訊き始めるのだった。


「司は、こんな画像を、態と、マスコミに撮らせたと言う事は、其の時点では、既に、“マ
 スコミの存在に気が付いて居たし、知ってた。”と、いう事よね?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、“つくしにも分かる様に…。”と、言う思いも乗せて、つくしに説明し始めるのだった。


「俺等の集まりの時に、お前が(道明寺総合)病院から呼び出された時が有ったろ?
 あん時に、マスコミが、俺等に就いて来てる事を、俺は、既に、気が付いてたし、知って
 た。
 だから…よ。
 サプライズって、やつだ。
 マスコミに、態と、撮らせて遣った。
 けど…よ。
 お前の顔は、誰だか分かんねぇ様に、撮られてんだから…な。
 其れで、良いんじゃねぇの!」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、尚も、そんな司を呆れ乍らも、更に、言って除けるのだった。


「あのねぇ~。
 私に内緒で、勝手に、撮らせるんじゃ無いわよ。
 此の画像からだと、確かに、私の顔は、隠れてるわよ。
 でも…ね。
 見る人が見れば、“司が抱き締めて居る相手(女性)が、誰なのか?”…位、分かるっつー
 の!
 其れに、撮られてる場所よ!
 誰が如何見ても、此の場所が、道明寺総合病院内の敷地で撮られた物だと言う事は、分か
 るっつーの!
 だからこそ…。
 此の雑誌の表紙には、私の職業が、大々的に、タイトル名として、書かれて居るんでし
 ょ!」と…。


しかも、此の時のつくしは、其の雑誌の表紙のタイトル名が書かれた場所に指を置き乍ら、話しして居たのだ。



其処で、司は、更に、飄々とした状況のまま、つくしに言って除けるのだった。


「良いタイトル名じゃねぇか?
 まぁ~、此のタイトル名だと、間違い無く、見る奴が見れば、直ぐ、お前だろう事は分か
 んな。
 けど…よ。
 【いよいよ、結婚か?】って、書いて在んぞ。
 此れは、間違い無く、婚約発表だな。」と…。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな司に諦めたのだ。


“此の司(ひと)に、何を、言っても無駄だ!”と…。



だが、其の後のつくしの前には、更に、『関門』とでも言うべき人物が、現れるのだった。

類の驚愕 と 静とつくしのお互いへの気持ち【結婚出来ない男・しない女】…<つかつく>  番外編




【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  27.』のエピローグ <類の驚愕>】


“ややこしく成りそうだから、静を(女子会に)行かせなくて、良かった。”と、類が、思って居たのには、実は、訳が有ったのだ。



其の訳とは…。
類もそうなのだが、実は、静も、自身のテリトリーの中の人間以外、付き合おうとし無い傾向に在ったのだ。


勿論、静が通って居た英徳学園にも、男女に関わらず、『友達』と云える様な級友達は居た筈なのだ。


だが、“其れは、私が藤堂商事の娘だから、彼等は、上辺だけで付き合ってくれて居るのだろう。”と、静自身、認識して居たし、理解もして居たのだ。


だからこそ…。
敢えて、静自身、級友達と、其れ以上の交流を深めて来なかったのだ。
なので、唯一、静が、此れ迄、交流を深めて来たのは、勿論、幼馴染で在る F4のみ…だったのだ。



其れは、勿論、類も、また同じで、此れ迄、幼馴染で親友で在る F3 と 幼馴染で在り、現在の自身の妻でも在る 静以外、誰とも、関わって来なかったのだ。


なので、幾ら、つくしが司の彼女で婚約者だったとしても、優紀と桜子が総二郎とあきらのそれぞれの奥様だったとしても…。
自身の妻で在る 静が、T4(つくし&滋&優紀&桜子)と、上手く付き合って行けるのか?
不透明だし、類自身、不安だったのだから、敢えて、類は、静を、女子会に行かせなかったのだ。



ところが、其の後、仲間で集まった時…。
何故か?
静は、つくしと話しして居たのだ。


実は、そんな状況を、端から観て居た類は、そんな静とつくしの状況に驚愕だったのだ。


何故なら…。
勿論、此れ迄の静には、有り得ない状況だったし…。
其れに、静自ら、つくしに声を掛ける事も、また、不思議な現象…だったのだ。


だからだったのだろう。
類は、そんな静に、『驚愕』だと云えたのだった。



【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  16. <類静>』のエピローグ 
 <静とつくしのお互いへの気持ち>】


実は、静は、つくしと初めて会った日から、つくしの事を、気に入って居たのだ。


何故なら…。
司から紹介された時、静とつくしが挨拶を交わし合った後(あと)…。
実は、此の時の静自身、つくしから聞かされた時の話しの内容が嬉しかったのだ。
つくしが、本音で、自身に言ってくれて居る事が分かったから…だったのだ。


【「実は、私は、其の当時、英徳高校の入学説明会の場に居たんです。
  母親に、無理矢理、連れて行かれる形で…。
  でも、私は、“英徳高校の入学説明会に参加して良かった。”と、思ったんです。
  実は、私は、其の当時の藤堂静さんのお話しを聞いて居て、お話し下さる藤堂静さんの
  其の凛としたお姿に、また、お話しして下さる一つ一つの言葉に感銘を受けて、“将来
  の私も、藤堂静さんの様な女性に成りたい。”と、思った程…だったんです。
  今日、此方で、藤堂静さんとお会い出来て、光栄です。」と…。】



だからだったのだ。
此の時の静が、つくしに返答した言葉も、勿論、心からの返答の言葉…だったのだ。


「そうだったのね。
 つくしさん…そう言ってくれて有難う!
 此れからは、司の彼女として、宜しくね。」と…。



だが、実は、此の時のつくしは、折角、自身にそう言ってくれた静に対して、直ぐには返答する事が出来ず、言葉無く、苦笑いだけだったのだ。


だからだったのだ。
実は、此の後のつくしは、凄く、後悔して居たのだ。


“何故、あの時…。
 直ぐに、静さんに、返答し無かったんだろう。
 きっと、静さんの中の私の印象を悪くしてしまったわよね?”と…。


何故なら…。
其の後のつくしは、折角、自身にそう言ってくれた静に対して、直ぐには、何の返答もする事無く、苦笑いだけで、其の場を離れてしまったのだ。


だからこそ…。
此の後のつくしは、其の事を、凄く、後悔して居たという訳…だったのだ。



そして、また、此の時の静は、つくしに、こうも、言って置くのだった。


「其れと、今の私は、類と結婚して、『花沢静』に成ってるの。
 だから、『静』と呼んでね。」と…。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな風に、自身に言ってくれた静に対して、即答したという訳…だったのだ。
其の後、其れ以上、後悔し無い為にも…。


「はい、此方こそ、宜しくお願い致します。」と…。



だからだったのだ。
其の後の静とつくしのお互いへの気持ちとしては、それぞれ、同じ事を思って居たのだった。


“何時(いつ)か、チャンスが有れば…。
 つくしさん(静さん)と、お話しして視たい。”と…。



そして、静とつくしのお互いへの気持ちが一致したかの様に、其の後、話す機会に恵まれて居たのだった。


其の機会とは、勿論、仲間で集まった時の事だったのだ。



そして、其の集まりの時の静とつくしは、お互い目と目が合ったかの様に、会釈し合って居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしよりも、4歳年上の静の方から、つくしに声を掛けて居たという訳…だったのだ。


「つくしさん…。
 あれ以来…だったわよね。
 あの時の一度しか、つくしさんと会って居なかったんだけど…。
 あの時、つくしさんとお会いしたのが、初めてだった気がして居なくて…。
 図々しくも、声を掛けさせて貰ったんだけど…。
 お邪魔じゃ無かったかしら?」と、つくしを気遣うかの様に…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身に、そう声を掛けてくれた静からの自身への気持ちが嬉しくて、即答するのだった。


「いいえ、大丈夫です。
 私も、静さんとお話ししたくて、お声をお掛けしたかったんですけど…。
 中々、勇気が出なくて…。
 実は、私の方から、静さんに、お声をお掛けしても良いのか?
 迷ってしまって、中々、静さんに、お声をお掛け出来ずに居たんです。
 だから、静さんの方から、お声を掛けて下さって、凄く、嬉しいです。」と…。



実は、此の時のつくし自身、静に声を掛けたかったのだが、中々、声を掛ける事が出来ず、躊躇して居たのだ。
なので、静の方から、自身に声を掛けてくれた事を、此の時のつくしは、実は、喜んで居たのだ。


だからだったのだろう。
其の後の静とつくしは、お互いのお互いへの気持ちが一致した事で、静とつくしの二人だけで、話しが弾んで居たのだった。



そして、周りが宴もたけなわと成った頃…静が、つくしに伝えるのだった。


「つくしさん…。
 厚かましく無ければ、此れからは、つくしさんの事を、『つくしちゃん』と、呼ばせて貰
 っても良いかしら?
 私の中では、『つくしさん』と、云う寄りも、『つくしちゃん』と、呼ばせて貰う方が、
 しっくり来る感じがするの。
 勿論、“つくしさんが、嫌じゃ無ければ…。”と、言う事が、大前提…何だけど…。
 其れに、私達には、既に、年齢的な事も有るでしょ!」と、更に、つくしを気遣うかの様に…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そう切り出してくれた静からの話しの内容を聞いて、更に、嬉しく思うのだった。


何故なら…。
静との距離が縮まった様に感じたから…だったのだ。


なので、此の時のつくしの中では、如何、返答するのかは、既に、決定して居たのだ。
其処で、此の時のつくしは、そう話しを切り出してくれた静に、即答するのだった。


「はい、大丈夫です。
 私も、『静さん』と、呼ばせて貰って居ますので、『(つくし)ちゃん』呼びで、呼んで
 貰えると、私にとっても、凄く、嬉しいです。
 静さん…。
 此れからも、宜しくお願い致します。」と…。



という訳で、其の後の静とつくしとの距離は、勿論、縮まって行くのだが…。
其れを、不服と考えて居る者が、一人居たのだ。
勿論、其れは、つくしの彼氏の『司』…だったのだ。


何故なら…。
此の日の集まり以来、集まりと云えば…。
必ず、つくしは、静との時間を楽しんで居たのだ。
勿論、司は、そっち除けで…。


なので、集まりの日の司は、勿論、不貞腐れて居て、不機嫌だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、そんな静とつくしの二人の光景を、端から観て居た類は、驚愕だったという訳…だったのだ。



そして、更に言えば…。
また、此の状況に、驚愕して居る者達が居たのだった。
其れは、F2&T3…だったのだ。


何故なら…。
此れ迄の静の普段の様子を知って居たから…だったのだ。


だからこそ…。
そんな静とつくしの二人の光景を観て居たF2&T3も、また、驚愕だった事は言うまでも無かったのだ。



fin