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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  27.




【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  26.』のエピローグ
 <其の後の女子会の会話>】


此の日の女子会にて、つくしがあの日の集まりの時の滋の発言について、滋の事を許した事で、つくしと滋と優紀と桜子は、其の後、友情を深める事と成ったのだ。


云わば…。
其の後のつくしと滋と優紀と桜子は、仲間という寄りも、親友に成って居たのだ。
勿論、つくしと優紀は、元々、幼馴染で親友…だったのだが…。



だからだったのだ。
実は、つくしと滋と優紀と桜子の女子会の中では、其の後の会話が有ったのだ。


先ずは、つくしから許された滋が、つくしと優紀と桜子に、或る提案をし始めたのだ。


「あのさぁ~。
 私達にも、『F4』みたいな通称の呼び名を作らない?」と…。


其処で、桜子は、滋に、訊き始めるのだった。


「例えば、如何言う呼び名ですか?」と…。


だからだったのだろう。
桜子から、そう訊かれた滋は、得意気に、言って除けるのだった。


「例えば…『T4』って、如何かな?
 其れ共、『D4』ってのも有るんだけど…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、更に、滋に、訊くのだった。


「『T4』とか、『D4』って、如何いう意味ですの?
 『F4』でしたら、『花の4人組(Flower four)』という意味が有りますよね。
 じゃあ、『T4』とか、『D4』は、如何いう意味が有りますの?」と…。


其処で、此の時の滋は、意気揚々と、言って除けるのだった。


「『T4』だと、『闘魂4人組』とかって、如何かな?
 で、『D4』は、『ド根性4人組』…。」と…。


だからだったのだ。
滋に訊いて居た桜子だけは、「はぁ~??」と、言い乍ら、首を振って、滋を呆れて観て居たのだが…。
実は、つくしと優紀は、大笑いだったのだ。


「「アハハハハハ!」」と、お腹を抱えて笑うかの様に…。



だからだったのかも知れない。
更に、桜子は、滋に言って除けるのだった。
勿論、反対意見として…。


「嫌ぁ~、そんなの可愛くないですわ。
 其れに、下品過ぎます。
 『D4』…何て、もっと、嫌ですわ。
 如何して、滋さんは、そんな汗臭そうなのばかり、思い付くんですか?
 滋さんは、異常過ぎます。
 ですから、そんな意味合いなら、もっと、嫌ですわ。
 “『T4』 or 『D4』の何方か?”…かと、訊かれれば…。
 其れは、勿論、『T4』の方が良いですけど…。
 でも、同じ、『T4』にするなら、『つくし4』とかって、如何ですか?」と…。


其処で、驚愕したのは、勿論のつくし…だったのだ。


「えっ??
 私の名前…⁉」と…。


だからだったのだ。
桜子自身、つくしからだと1歳年下なのだが、其れでも、つくしを諭すかの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「ええ、先輩の名前ですわ。
 だって、先輩は、道明寺さんの恋人で居らっしゃるんですよね?
 其の道明寺さんと云えば…。
 『F4』のリーダー…。
 ですから、『T4』も、先輩をリーダーにすると言うのは、如何ですか?
 なので、『つくし4』=『T4』…。
 名案でしょ!」と…。



実は、『T4』のリーダーに誰かを据え置くのなら、滋は、自分自身が成りたかったのだ。


だが、桜子が指名したのは、紛れも無く、『つくし』…だったのだ。
其れに、桜子の意見に同調したのは、優紀…だったのだ。


「そうですね。
 『T4』のリーダーには、つくしが、適任だと思いますよ。
 だって、つくしは、此の若さで、道明寺総合病院の総合外科部長を務めて居て、ドクター
 の皆さんを纏め上げて居るんですから…。」と…。


だが、此の時の滋は、密かに、思って居たのだった。


“私だって、うち(大河原グループ)の専務を遣ってるんだけど…。
 其れに、私だって、うち(大河原グループ)の社員を纏め上げてるんだけど…。
 更に言うなら、此の中では、私が、一番年上…何だけど…。”と…。



だが、此の時の優紀と桜子は、既に、つくしをリーダーにすべく、盛り上がって居たのだ。


「そうですわよね。
 優紀さんも、そう思いますでしょ!
 ですから、『T4』のリーダーには、先輩という事で、決定ですわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、また更に、桜子に同調するのだった。


「異議無しです。」と…。


なので、滋の意見が通る訳も無く、『T4』のリーダーは、『つくし』に決まったのだった。


云わば…。
多数決の様なモノだったのだ。



だが、其処で、声を発したのは、つくし…だったのだ。


「えっ??
 私で決定って事なの⁉
 でも、藤堂静さんも居らっしゃるでしょ?
 『T4』だと、人数が合わなく無い?
 藤堂静さんは、如何するの?
 其れに、リーダーに成るなら、『藤堂静』さんの方が、私達の中でも一番年上だし、適任
 だと思うけど…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、言って除けるのだった。


「きっと、藤堂静さんは、私達とは絡まないと思うよ。
 今迄も、仲間で集まる時は、類君の婚約者として…だったり…。
 類君と結婚してからは、妻として、出席して居るだけで…。
 仲間としても、私達 女子とは話しした事が無いのよね。
 実は、藤堂静さんが喋る相手は、何時(いつ)も、幼馴染だというF4とばかりなのよ。
 此れ迄、藤堂静さんとは、私も、優紀も、桜子の誰もが、接点無かったから…なのか?
 如何、対応して良いのか?
 お互い、分からないんだと思うのよね。
 其れに、類君は、藤堂静さんと、私達 女子とを、余り、絡ませたくないのか?
 絡ませない様にしてるみたいだし…。
 きっと、今回の女子会も、類君が行かせない様にしたんじゃ無いのかな?
 私は、そんな気がするのよね。」と…。
「………」


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、唯、言葉無く、驚愕顔に成って居たのだった。
だが、此の時のつくしは、密かに、思って居たのだ。


“其れも、仕方無いと思うんだけど…なぁ~。
 お金持ちのお嬢様と云えば、私のイメージ…何だけど…。
 人見知りでは在るけど、お上品って、感じなのよね。
 畏まって居るというのか?
 だからこそ、滋さんが、特別…何だと思う。
 滋さんは、お金持ちのお嬢様の筈なのに、私のイメージとは違って、人見知り知らずで、
 誰とでも、直ぐに、馴染んでる。
 其れに、怖気付く所が無いというのか?
 天真爛漫というのか?
 序でに云えば…羨ましい位に、『猪突猛進』型だし…。
 だからこそ、私のイメージ通りの藤堂静さんと、私のイメージとは違う滋さんとでは、同
 じお嬢様でも、全く、違うと思うんだけど…なぁ~。”と…。


だが、此の時のつくしは、思い出したかの様に、また、思って居たのだった。


“あっ、そうだった。
 司のお姉さんも、滋さんと似た様なタイプだったのかも…。
 偶には、そう言うお嬢様も居るのね⁉”と…。
 


という訳で、其の後の4人の話し合いの結果…。
取り敢えず、4人の通称は、『T4』…。
そして、其の意味は、『つくし4』…。


云わば…。
『T4』=『つくし4』としたのだった。


そして、其の『T4』のリーダーは、通称通りに、『つくし』としたのだ。


勿論、此の時の桜子は、つくしには、云々言わさず、「此れで、決まりですわ、先輩…。」で、話しを付けたのだった。



そして、其の後の集まりの際に、つくしと滋と優紀と桜子の4人の通称が『T4』に成った事を、F4&静に報告するのだった。


実は、其の時の滋の話しは、こうだったのだ。


「F4だけ狡いでしょ!
 私達にも、通称が有っても、良いじゃん!
 だから…ね。
 (つくしと滋と優紀と桜子の)私達 4人の通称は、『T4』に成ったから…。」と…。



其処で、あきらが、つくしと滋と優紀と桜子の4人に訊くかの様に、訊いて来たのだった。


「で、其のお前等 4人の通称の意味は、何だ⁉」と…。


だからだったのだ。
桜子が代表かの様に、つくしと滋と優紀と桜子の4人で決めた『T4』の通称の意味合いの話を話しし始めたのだった。



其処で、呆れたの様な顔付きで、滋と桜子の話しを聞いて居たのは、類…だったのだ。
だからこそ、類は、思って居たのだった。


“ややこしく成りそうだから、静を行かせなくて、良かった。”と…。



という訳で、仲間の間では、つくしと滋と優紀と桜子の4人の通称の呼び名は、其の後、『T4』が、通常化して居たのだった。

結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  26.




【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  19.』のエピローグ】


其の後の桜子は、司とつくしが居なく成った部屋の中で、滋に話しし始めて居たのだ。
勿論、此の時の桜子自身、呆れた様な顔付きだった事は言うまでも無かったのだが…。



という訳で、其の後の滋と優紀は、桜子からの名案(?)に関して、了承した事で、女子会に参加する事に成ったのだった。


だが、此の時の静は、「牧野さんの事を良く知らないから…。」と、言う理由で、女子会に参加する事を断って居たのだ。


何故なら…。
実は、そんな風に、桜子が女子達に話しして来た時の裏では、類が、こっそりと、静に指示を出して居たから…だったのだ。


「ややこしい事に巻き込まれるのは、ご免だよ。
 だから…さ。
 静は、女子会への参加を断りなよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の静も、“其れは、そうね。”と、思う事で、女子会に参加する事を断って居たという訳…だったのだ。



なので、結局、其の後に開かれた女子会は、つくしと滋と優紀と桜子とで、開く事と成ったのだった。



勿論、此の女子会につくしを参加させる為に、連絡を入れたのは、優紀だったのだ。


何故なら…。
「優紀(さん)は、つくし(先輩)と、一番、近い存在だから…。」と、言う理由で、滋と桜子から、押し切られた形と成って居たのだ。


なので、其の後の優紀は、つくしに連絡を入れて居たのだ。



実は、漸く、つくしに連絡が取れた其の日は、あの集まりから、暫く経って居た時の事だったのだ。


なので、そんな話しが有った事自体…。
つくしの中では、すっかり、忘れ去られてしまって居た頃の事だったのだ。



だが、実は、本来の優紀は優紀で、再三に渡って、つくしの携帯に連絡を入れて居た事は、事実…だったのだ。


だが、つくしとは、中々、連絡を取る事が出来ず、優紀自身、困って居た所に、漸くとでも言って良い様な頃に成って、漸く、つくしと連絡が取れて居たという訳…だったのだ。
勿論のリモートで…。


実は、其れ位、つくしの日常は忙しかったし、優紀からの連絡に関して、つくし自身、気に成り乍らも、其れ処では無かったと云えたのだ。



実は、優紀から連絡が入った頃と言うのは、つくしが、タマと会って直ぐ後の事…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしは、此の時の優紀からの話しを聞いて、“あの時の集まりの事…ね。”と、其の時の事を思い出して居たのだ。



だが、此の時のつくしには、滋に対して、余り、良い印象は無く、参加を促して来る優紀に断りを入れるつもりだったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、先ず、自身が参加し無いといけない理由を、優紀から訊き出そうとするのだった。


「ねぇ、優紀…。
 如何しても、私も、参加し無いとダメかな?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀とて、大方な予想はついて居るモノの…。
つくしの気持ちを訊き出そうと、此の時の優紀は、逆に、つくしに訊くのだった。


「何で…⁉
 桜子さんも居るのに…。
 つくしは、女子会に参加したく無いって、事だよね?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、困った様な顔付きに成り乍らも、其れでも、優紀に断ろうとして居たのだ。


「だって…さ。
 藤堂静さんは、参加し無いんでしょ⁉
 だったら、私も参加し無くても、良くない?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、途方に暮れたと言う事も有り、桜子からの名案(?)で在るという事…。
そして、滋が反省してると言う事を、つくしに話しして聞かせて居たのだ。



其処で、つくしも、自身の心の内を、優紀に話しして聞かせて居たのだ。


「実は…さ。
 あの大河原滋さんという女性(ひと)…。
 私とは、初対面で、面識も無い筈なのに…。
 然も(さも)、前から私の事を知って居るかの様に、私の事を、『つくし』と、呼んで来
 るでしょ⁉
 ちょっと、ああいう女性って、私は、苦手…何だよね。
 嫌いなタイプって、言っても良いと思うんだけど…。」と…。



其処で、此の時の優紀は、つくしからのそんな話し振りを聞いて、密かに、思って居たのだった。


“やっぱり、そうだよね?
 つくしと云えば…元々、『常識人』…だもんね。
 滋さんの様なタイプは、元々、苦手…だよね?”と…。


実は、優紀自身も、一番最初に、滋と出会った頃は、滋が苦手なタイプだったのだ。
だが、其の後の優紀は、滋と友達として、付き合えば、付き合う程に、滋の良さが分かったのだ。


だからこそ…。
“何時(いつ)かは、つくしにも、滋さんの良さが分かる様に成る筈…。”と、思って居たのだ。


だが、此の時の優紀は、つくしには、其れ以上、押す事が出来無かったのだ。


なので、其の後の優紀は、桜子に、つくしから聞いた話しを伝えるのだった。



其処で、其の話しを、優紀から聞いた此の時の桜子は、“やっぱり、そうですよね。”と、然も(さも)、分かって居たかの様に、思って居たのだ。


其れでも、つくしの仕事場で在る 道明寺総合病院に向かい、直接、つくしと会って、女子会の件に関して、再度、つくしに話しし始めるのだった。


だが、此の時のつくしの返答の言葉は、優紀に話しした事と、同じ…だったのだ。



だからこそ…。
此の時の桜子は、そんなつくしの本質を利用するかの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「ねぇ、先輩…。
 滋さんは、優紀さんと私同様に、先輩とも、仲良く成りたいんですよ。
 其の為に、滋さんは、先輩と会って、謝りたいらしいです。
 なので、滋さんに、謝るチャンスを与えて上げて下さい。
 滋さんって、ご両親から甘やかされて、財閥のお嬢様で育ってらっしゃるからなのか?
 面倒臭い事…此の上無い様な女性…何ですけど…。
 本来の滋さんは、素直で、寂しがりや…何ですよ。
 なので、先輩と仲良く成りたかったんだと、私は、思いますよ。
 ねぇ、先輩…。
 滋さんの話しだけでも、聞いて上げたら、如何ですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、桜子の作戦に、まんまと嵌るかの様に、了承するのだった。


「話しを聞くだけで良いなら…。」と…。


なので、其の後のつくしと滋と優紀と桜子は、女子会を開く事に成ったという訳…だったのだ。
 


そして、女子会の場に着いて、部屋に入って来た時のつくしに向かって、滋は、行き成り、謝り始めるのだった。


「此の前の集まりの時は、ご免、つくし…。」と、頭を下げ乍ら…。



実は、此れ迄の滋は、例え、自身が悪くても、頭を下げて迄、謝った事が無かったのだ。
下手をすれば、口先だけで、「ご免。」と、言って居る節さえ、有った程…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のそんな様子の滋を観て居た優紀と桜子は、心の底から、「ご免。」と、つくしに謝りを入れて、尚も、頭を下げて居るそんな滋の姿を観て、驚愕する程…だったのだ。


しかも、此の時の優紀と桜子は、それぞれ、同じ事を思って居たのだ。


“今迄の滋さんからすれば、有り得ない。”と…。


其れ程、此の時の滋は、レアだと、云えたのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、自身が疑問に思って居た事を、滋に、訊き始めるのだった。
其れは、優紀にも、話しした内容と同じ内容…だったのだ。


「如何して、滋さんは、私を呼ぶ時に、『つくし』と、呼び捨てで、呼ぶんですか?
 滋さんと私は、あの集まりの時が初対面で、其れ迄、何の面識も無い筈…だったですよ
 ね?
 なのに、滋さんは、私の事を前から知って居るかの様に、『つくし』と、呼んで居らっし
 ゃいましたよね?
 如何してですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そう訊いて来たつくしに、飄々と、言って除けるのだった。


「だって…さ。
 つくしが、司の婚約者という事は、私とも、友達でしょ!
 其れに、私は、つくしの1歳年上な訳だし…。
 呼び捨てで呼んでも良いよね?
 其れか、もしかして、つくしは、私の事、嫌い?」と、悲しそうな顔付きに成って…。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、悟って居たのだ。


“此の女性(ひと)には、何を言っても、話しが通じないのかも知れない。
 だから、了承するしか無いのかも…。”と…。


という訳で、此の時のつくしは、呆れたかの様に、滋に言って除けるのだった。


「分かりました。
 其れで、大丈夫です。」と…。



なので、此の時の滋は、喜びを爆発させるかの如く、つくしに抱き着いたのだ。
そして、「有難う!」と、つくしに伝えて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな滋の事を、思って居たのだ。


“此の女性(ひと)って、可愛らしい女性(ひと)なのかも知れない。
 他人(ひと)からは、誤解され易いだけで…。”と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そんな滋の事を、許す気にも成れて居たのだった。


そして、其の後のつくしは、優紀と桜子と同様に、滋とも、『一生の友』と云える様な存在に成れて居たのだった。



そして、滋の其の後は、つくしのお陰とも言うべきか?
性格が変わったかの様に、元々の滋の性格で在る 素直さが出て来たのだ。


此れ迄の滋は、誰からも、自身の事を心の底から受け入れて貰えない事で、表面的に、取り繕うばかりで、物事を捻くれて考えるかの様に成ってしまって居たのだ。


だからだったのだろう。
滋の其の後は、つくしのお陰で変われて居たという訳…だったのだ。


そして、桜子だけじゃ無く、滋までもが、其の後、『つくし信者』に成って居たという訳…だったのだ。



そして、其の後のつくしは、何も知らずに、或る事に巻き込まれる羽目に成って居たのだった。

結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  25.




つくし自身の勤務スケジュールを把握して居る道明寺総合病院の看護師長に寄って、其の後のつくしは、有無を言わさず、タマと会う事に成ったのだ。


云わば…。
此の時のつくしからして視れば、其れは、『強制』と言っても過言じゃ無い状況…だったのだ。



勿論、此の時の道明寺総合病院の看護師長は、事前に、タマと会う事を、つくしには、伝えて居なかったのだ。


何故なら…。
つくしから、警戒される事を恐れて、事前に、つくしには、伝えて居なかったという訳…だったのだ。



其れに、実は、すっかり、足腰の弱く成ってしまったタマは、既に、車椅子生活…だったのだ。
なので、何処へでも行けるという状況には無かったのだ。


実は、其れ迄のタマは、80歳を超えても、尚、杖を使って、歩行出来て居た程…だったのだ。
なので、何処へでも、自由に、出歩ける状況だったのだ。


だが、気丈なタマでは在ったとしても、歳には負けてしまったのか?
等々、車椅子生活と成って居たのだ。


なので、道明寺総合病院に到着した後のタマは、道明寺総合病院の看護師長に寄って、車椅子を押して貰い乍ら、つくしの執務室で在る 総合外科部長室に誘導されて居たのだ。



そして、道明寺総合病院の看護師長がつくしの執務室で在る 総合外科部長室のドアをノックしたのだ。


其処で、其のノック音を聞いたつくしは、「はい、どうぞ。」と、返事をした後に、ドアの前に向かうのだった。


何故なら…。
何時迄経っても、つくしの執務室で在る 総合外科部長室のドアが開かなかったのだ。


実は、道明寺総合病院の看護師長は、タマが座って居る車椅子を押し乍ら、つくしの執務室で在る 総合外科部長室の中に入ろうとして居た為に、タマが座って居る車椅子の後ろに立って居たから…だったのだ。


なので、道明寺総合病院の看護師長は、つくしが、自身の執務室で在る 総合外科部長室のドアを開けてくれる事を待って居たのだ。


其の為に、中々、つくしの執務室で在る 総合外科部長室のドアが開かなかったという訳…だったのだ。



そして、其処で、ドアを開けた此の時のつくしは、道明寺総合病院の看護師長を観たのと同時に、車椅子に座って居るタマも観たのだ。


実は、此の時のつくしは、“(道明寺総合病院の)看護師長が、自身の知り合いの患者さんを連れて来たのだろう。”と、認識してしまって居たのだ。


云わば…。
此の時のつくしは、“私に、其の患者さんを診てもらいたいのだろう。”と、認識して居たという訳…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしが、道明寺総合病院の看護師長に訊ける言葉が有るとする成らば…。
こうとしか訊けなかったのだ。


「此方の患者さんは、何方が優れないのですか?」と…。



だからだったのだ。
此の時のタマは、そう自身に聞いて来たつくしに、言えた言葉だったのだ。


「タマは、何処も悪い所は無いさね。」と…。


勿論、そう言って来た其の時のタマの顔付きは、其れは、まるで、“失敬な‼”と、でも、言いた気な顔付きだったのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、続けて、つくしに、言って除けるのだった。


「車椅子に座って居るからと言って、タマを、病人扱いするじゃ無いさね。
 タマは、足腰が弱く成って来ただけで、身体は、至って、元気さね。
 此れ迄、病気知らずの健康体ださね。
 良~く、覚えて置き!」と…。



だからだったのだ。
此の時の道明寺総合病院の看護師長は、そんなタマとつくしの会話の遣り取りを、横で聞いて居て、クスクスと、笑い乍ら、つくしに説明し始めるのだった。


「実は…ね(笑)。
 此方は、『タマ』さんと、仰って…。
 道明寺家にて、長らく、使用人として、仕えて来られた方なの。
 現在は、使用人頭を為さって居るの。
 タマさんという方は、誰も、逆らえる様な方じゃ無いのだから、牧野先生も其のおつもり
 で居らっしゃって…ね。」と…。


其処で、此の時のタマは、道明寺総合病院の看護師長からの話しの続きを言うかの様に、話しし始めるのだった。


「タマは、司坊っちゃんから言えば、司坊っちゃんのお祖父様で在る 道明寺家の先代当主
 の頃から、道明寺家には仕えて来たさね。
 司坊っちゃんの御父上で在る 現在の当主も、そして、司坊っちゃんも、タマが育てたさ
 ね。
 司坊っちゃんは、何処で如何間違えたのか?
 ヤンチャに成られて、此のタマでも、手に負えなかった。
 あんた何だろ?
 其の司坊っちゃんの事を変えてくれた女性(ひと)は…。
 現在の司坊っちゃんは、幼少期の頃の素直で、優しい男に生まれ変わった様だ。
 あんたも、色々と、司坊っちゃんの話しを聞いて居るとは思うけど…さね。
 実は、此れ迄の司坊っちゃんは、相当、酷かった。」と、言い乍らも…。


此の時のタマは、司の初等部の頃の当時の事から、つい最近迄の司の青年期の事迄、つくしに話しし始めるのだった。



勿論、そんな話しをタマから聞いて居た此の時のつくしは、大きな目を、更に、見開くかの様に、驚愕顔に成り乍らも、一言も、何も発する事無く、唯、聞いて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の道明寺総合病院の看護師長も、一言も、何も発する事無く、唯、つくしと共に、タマの話しを聞いて居たのだった。
唯、頷き乍ら…。



其処で、漸く、核心を突くかの様に、此の時のタマは、つくしに話しし始めるのだった。


「良いかい。
 あんたに、此れからの司坊っちゃんの事を任せたい。
 タマは、もう、老いを感じ始めて居るさね。
 其れに、如何も、司坊っちゃんには、あんたが必要らしい。
 タマでは無いらしいさね。
 だからこそ…。
 此れからの司坊っちゃんの事を、あんたに、任せたいと思う。
 だから…さね。
 司坊っちゃんを見捨てないで遣って欲しい。
 あんたに見捨てられた司坊っちゃんは、きっと、使い者(もん)には成らないだろう。
 だから…さね。
 司坊っちゃんの事を、宜しく頼むさね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの顔付きには、“そんな大袈裟な‼”と、書いて在るかの様に、タマには、見て取れたのだった。


なので、此の時のタマは、更に、つくしに、返答の言葉を要求したのだった。


「分かったさね、牧野先生…?」と…。


だからだったのかも知れない。
ハッと、成ったつくしは、タマに、返答するのだった。


「承知致しました。」と…。



だが、此の時のつくしは、道明寺総合病院の看護師長からの或る一言を、思い出して居たのだった。


其れは…。
「タマさんという方は、誰も、逆らえる様な方じゃ無いのだから、牧野先生も其のおつもり
 で居らっしゃって…ね。」と、言う言葉だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、更に、タマに懇願するかの様に、話しし始めるのだった。


「タマさんに、お願いが有ります。
 私の事は、『牧野先生』では無く、『つくし』と、呼んで下さいませんか?
 病院のスタッフなら、兎も角…。
 タマさんは、病院のスタッフでは在りませんので、『つくし』と、呼んで貰えると嬉しい
 です。」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマは、そんなつくしを、更に、気に入った事で、つくしに了承の意を伝えるのだった。


「承知した。
 タマは、つくしを気に入った。
 此れからは、タマの体調を管理して貰おうかね。」と、言う程に…。


なので、此の時のつくしは、タマに、了承するのだった。


「承知致しました。」と…。



そして、此の時のタマとつくしは、クスクス笑い乍ら、お互いの顔を見合わせて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の道明寺総合病院の看護師長は、そんな微笑ましいタマとつくしを観て居て、喜んで居たのだった。




<此の二次小説『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  25.』は、切りが良い為
 に、短めにて、終了して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>