tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  74.



実は、司からつくしに伝えた話しを、今のつくしが、信用して居様が、信用して居まいが、此の時の司には、関係無かったのだ。


寧ろ、今の司が、つくし自身を納得されられるか?
今の司にとっては、其れだけだったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、其の為に、『或る人物』に連絡を取る事にして居たのだ。


言う成れば…。
其れは、つくし自身が、此の話しを納得する様に、此の時の司は、『或る人物』に連絡を取る事にして居たという訳…だったのだ。


其の『或る人物』とは、そうなのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だったのだ。


司が、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に取った其の連絡方法とは、勿論のリモートだったのだ。


何故なら…。
此の時の司は、つくしの事を話しした時の自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔色を確認したかったから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、リモートにて、連絡を入れて居たという訳…だったのだ。



自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に連絡を入れた時の司は、行き成り、話しを、押し進めるのだった。


「実は、話の流れで、つくしに、俺とつくしの過去の話しをして居た時に、つくしから訊か
 れたんだよな。
 あんたが、付き合い始めたばかりの俺とつくしを引き裂こうとして居た時の事を…。
 俺とつくしを引き裂く為に、あんたは、俺にSPを就けた。
 其の結果、夜中に、つくしを道明寺邸に連れて帰る羽目に成って、俺は、つくしを、東の
 角部屋に連れ込んだ。
 で、つくしは、其の時に、土の上を這い蹲って(はいつくばって)移動した事で、其の当
 時、着て居た自身の服を汚した。
 あんたも、どうせ、此の事に関しては、其の当時のSPからの報告に寄り、知ってるとは
 思うが…。
 今の俺とつくしにとって、『東の角部屋』は、思い出の在る 部屋だ。
 で、そんな話しをして居た時に、つくしから聞かれた。
 “其の部屋の中に入るのに、如何して、其の当時の私は、服を汚したの?”と…。
 けど、まだ、俺は、其の訳を、つくしには、伝えてねぇ。
 一応、あんたから、了承を得た方が良いと思ってよ。
 其れに、過去の記憶のねぇ今のつくしにとって、今のあんたは、尊敬してる人物らしい。
 そういう意味で云うと…。
 俺は、つくしを、此れ以上、傷付けたくはねぇから…な。
 だから…な。
 あんたの事を、つくしの前で、悪く言う事は、出来なかった。
 だから…な。
 俺は、つくしの前だからこそ、あんたの事を悪く言えなかっただけで、俺の母親だから、
 言えなかった訳じゃねぇぞ。
 其処は、勘違いすんなよ‼
 という訳で、あんたに、確認の意味で、連絡した。
 俺は、つくしに、全て、話ししても良いよな。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に対して、言って除けるのだった。


「そう、分かったわ。
 でも…ね。
 事実の事を、つくしさんに言えば…。
 きっと、つくしさんは、貴方から離れ様とするかも知れないわね。」と…。


其処で、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、投げ掛けられた言葉に、驚愕するしか出来なかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、声が上擦って居たのだった。


「あぁ~??」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、更に、言って除けるのだった。


「そう、貴方には、私(わたくし)が、言って居る話しの意味が、分かって居ない様子ね。
 私(わたくし)は、貴方が、てっきり、其れ位、分かってて、私(わたくし)に、連絡し
 て来たとばかり、思って居たわ。」と…。


其処で、此の時の司の声は、更に、上擦って居たのだ。


「あぁ~??」と…。


だからだったのだろう。
呆れたかの様な顔付きのままで、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、更に、言って除けるのだった。


「貴方には、お分かりでは無い様ね。
 残念だわ。
 其れじゃあ、お教えしましょう。
 もし、貴方が、つくしさんに、全てをお話しすれば…。
 先ずは、つくしさん自身が、ショックを引き起こし兼ねないわ。
 其の上で、“自分自身は、此処に居てはいけない人間だ‼”と、思うでしょうね。
 そう成れば…。
 つくしさんは、間違い無く、貴方から離れ様とするわね。
 そして、(道明寺)邸からも、出て行こうとするでしょうね。
 彼女は、そう言う女性でしょ?
 例え、彼女に、記憶が有ろうと無かろうと…。」と…。


其処で、司は、ハッと成って居たのだ。


何故なら…。
其処迄、考えが及んで居なかったから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、訊き始めるのだった。


「じゃあ、如何すれば、良いんだよ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、ニヤッと、笑みを浮かべて、話しし始めるのだった。
勿論、此の時の司には、気付かれない様に…。


「過去の記憶の無い今のつくしさんには、全てを話さなければ良いだけの話しでしょ‼」と…。


だが、其れでも、此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、訊き始めるのだった。


「じゃあ、つくしには、何て、話しすんだよ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、更に、ニヤッと、笑みを浮かべて、話しし始めるのだった。
勿論、此の時の司には、更に、気付かれない様に…。


「司には、普段から、常に、SPを就けて居るわ。
 其処で、司は、つくしさんに伝えれば良いのよ。
 “俺が、(道明寺)邸から脱走した事で、SPに付き纏われて、(道明寺)邸に、つくしを
  連れ込む時…。
  つくしが、戸惑って居る間に、つくしの服が汚れた。”と、でも云えれば、良いだけで
 しょ‼」と…。


其処で、此の時の司は、納得するかの如く、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、返答するのだった。


「そうだな。
 そう言うしかねぇな。
 分かったわ。
 そうするわ。」と…。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司からの言葉を聞いて、実は、ホッとして居たのだ。


何故なら…。
今のつくしには、過去の記憶が無い状況なのだ。


と言う事は、つくしの頭の中の『道明寺楓』という人間は、つくしが、尊敬に値する人間だと言っても、過言じゃ無いのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思って居たのだ。


“司を丸め込めて、良かったわ。
 つくしさんの中に在る 私(わたくし)の印象を悪くする訳には、いかないのよ。
 此れで、良いのよ。”と…。



そして、其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われた様に、つくしに、説明する事にして居たのだった。


勿論、此の時の司は、先ずは、つくしに、訊ねて居た事は、事実だったのだ。


本来なら、正月が明けて、直ぐのつくしは、試験勉強に、取り掛かって居たのだ。


だからだったのだ。
司は、モーニングの時に、つくしに、訊ねて居た事は、事実だったのだ。


「つくし…。
 俺との事を、考えたか?」と…。


其処で、正月が明けて、直ぐのつくしは、試験勉強に、取り掛かって居た為に、其れ処では無かったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの声は、驚愕声だったのだ。


「へっ??」と…。


実は、此の時のつくしには、一月一日の元旦に、司と交わして居た会話の事は、自身の頭の中から、すっかり、抜け落ちて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“えっ??
 私は、司と、付き合ってるんだよね⁉
 私は、司に、「好きだ‼」と、伝えたよね?
 司は、如何して、そんな事を訊いて来るんだろう。”と…。


なので、司は、つくしの顔の表情から、思って居たのだ。


“やっぱりな。
 つくしは、あん時に、俺と交わした話しを、すっかり、忘れてるよな?
 今のつくしの頭の中は、試験の事で、一杯ってか?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、今、二人が居る所が、(道明寺)邸のダイニングだと言う事を、分かって居乍らも、つくしに、一月一日の元旦に、司とつくしが、交わして居た会話の件を、話しし始めるのだった。


だからだったのだ。
つくしは、慌てるかの様に、司に、言って除けるのだった。


「あぁ~、分かってるわよ。
 でも、今の私は、試験の事で、頭の中は、一杯なの。
 だから…。
 試験が終わるまで、待ってくれる?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“仕方ねぇな。”と、思い乍らも、そう言って来たつくしに、返答するのだった。


「ああ、分かった。
 で、つくしの試験は、何時(いつ)で、終わるんだ?」と…。


其処で、つくしは、サラッと、返答するのだった。


「1月28日…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、ピンっと、閃いたのだ。


だからだったのだ。
司は、つくしに、言って除けるのだった。


「ああ、分かった。
 其れ迄、待って遣る。」と…。


だからだったのだろう。
此の話しは、当分の間、司とつくしとの間では、交わされる事は無かったのだった。



そして、実は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と、リモートにて、つくしとの件で話しして居た司は、“良い機会だから…。”と、更に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、話しして居た事が有ったのだ。


「あと一つ、相談が有んだ。
 今、話しして良いか?」と…。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司からの相談事に関して、相談に乗る事にして居たのだ。


「ええ、良いわよ。」と…。


其処で、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの了承が得られた事で、此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、話しし始めるのだった。

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  73.



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  73.』は、一部の文面に、不快に
 思わせるやも知れない様な文面が、記載しております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  72.』のエピローグ<一部有り>】


実は、元々、高等部当時の司の自室は、此処(『東の角部屋』)では無かったのだ。
其処(高等部当時の司の自室)は、司さえも、今では、寄り付かなく成って居た部屋なのだ。


何故なら…。
つくしにとっても、今では、辛い記憶しか残って居ない部屋だった事は言うまでも無かったのだ。
勿論、“今のつくしに記憶が有れば…。”と、言う事が前提に成るのだが…。


と言う事は、此の時の司にとって、如何いう理由が有ろうとも、やはり、つくしを、『東の角部屋』に、連れて来る事が正解の様な気がして居たのだ。
否、此の時の司自身、此処(『東の角部屋』)に、連れて来たかったのかも知れない。


何故なら…。
そうし無ければ、此の時の司とつくしの此の先は無いも当然な様な気が、此の時の司の頭の中を占めて居たのだ。


だが、勿論、そうする事は、今の司自身にとって、リスクを背負う事は言うまでも無かったのだ。
其れは、此の時の司にとって、つくしには思い出して欲しく無い出来事も、此の『東の角部屋』の中には有ったからなのだ。


云わば…。
其れは、過去も、現在も、一切、変わらない『奥手』のつくしにとって、思い出して欲しく無い状況と云えたから…だったのだ。


だからこそ…。
司にとって、此の『東の角部屋』に、つくしを連れて来るという事は、賭けと云えたのだ。


そして、そんな司は、自身の自室で在る 『東の角部屋』のドアを開けて居たのだ。



其処で、司が開けたドアの後を追う様に、此の時のつくしは、『東の角部屋』に入って行ったのだ。
そして、つくしは、『東の角部屋』に入る成り、司に声を掛けて居たのだ。
其れは、まるで、司に、探りを入れるかの如く…。


「司…。
 此の部屋って…。
 確か、前に、タマさんに連れて来て貰った部屋だよね?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの顔の表情を、ジーっと、見乍ら、返答して居たのだ。


「ああ。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、更に、司に、訊き始めるのだった。


「あのねぇ~、司…。
 訊きたい事が有ったのよね。
 実は、タマさんに、此処(『東の角部屋』)に、連れて来て貰った時、タマさんが言って
 居たんだよね。
 “此処(『東の角部屋』)は、高等部当時の司坊っちゃんとつくしの思い出の部屋ださ
  ね。”って…。
 此の部屋(『東の角部屋』)の中には、高等部当時の司と私との間に、どんな思い出が在
 るの?」と…。


そう、つくしから訊かれた司は、返答の言葉に、実は、躊躇して居たのだ。


だが、つくしの目は、興味津々かの如く、目がキラキラと、輝いて居るかの様に、此の時の司には、見えて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、“つくしには、ちゃんと、言わねぇといけねぇだろうな。”と、思えて居たのだ。


なので、此の時の司は、つくしの顔色を、観察するかの様に、ジーっと、見乍ら、話しし始めるのだった。
そして、此の時の司は、“先ず、つくしに、確認してから、話し様…。”と、考えて居たのだ。


何故なら…。
“つくしに、嫌われるかも知れねぇ…。”と、言う思いが、(此の時の司の)理由だったのだ。


「どんな思い出が、此処(『東の角部屋』)に在るのか?
 其れはなぁ~、つくし…。
 俺が、今から、つくしに伝える事は、お前にとっても、聞きたくねぇ話かも知れねぇ。
 其れでも、良いなら、話しして遣る。
 如何する、つくし…?」と…。


だが、此の時のつくしは、思って居たのだ。


“此処(『東の角部屋』)で、高等部当時の司と私との間に、何が有ったのか?
 知りたい。”と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司に言えた言葉だったのだ。


「此処(『東の角部屋』)で、何が有ったのか?
 私は、司から訊きたい。
 私は、知って於きたいの。
 だから、私に、教えて…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、仕方無く、話しし始めるのだった。


「聞きたくねぇと思うなら…。
 途中でも良い。
 耳を塞げよ。
 そうすれば、俺は、其れ以上、話さねぇから…な。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そう言って来た司に、頷くのだった。


其処で、此の時の司は、つくしの頷きを確認した事で、更に、つくしに、話しし始めるのだった。


「此処(『東の角部屋』)は、タマが言う通り…俺とつくしにとって、思い出の部屋だ。
 初めて、此処(『東の角部屋』)に、つくしを入れた時の俺とつくしは、既に、付き合っ
 てた。
 というか…。
 付き合い始めたばかりだった。
 『或る事』が有って、其の時のつくしが着て居た服が汚れちまって…よ。
 だから…。
 つくしに、俺の服を貸して遣った。
 勿論、お前が着た俺の服は、つくしにとって、ブカブカだった。
 だから…な。
 俺の服を着たつくしは、俺が見た感じ、滅茶苦茶、可愛くて…よ。
 だから…よ。
 俺は、態と、“添い寝して遣ろうか?”と、言った後…。
 お前を、俺の腕の中に仕舞ってた。
 勿論、kissし乍らだったが…な。
 で、俺は、お前をベッドに倒して、覆い被さった。
 其処で、今も、昔も、全く、変わらねぇ『奥手』のお前は、泣き出したんだ。
 お前は、如何も、恐怖で、泣き出したらしい。
 だから…よ。
 俺は、後々、泣き出した理由を、お前に、訊いたら…。
 “何時もは、少年の様な道明寺が、『男』に成ってた。
  其の時の道明寺は、『ガキ 時々 少年 のち 男』だった。
  だから…。
  怖く成っちゃって…。”って、其の当時の俺は、お前から、聞かされたんだ。
 で、俺は、お前が、そう言う気持ちに成る迄、待って遣る事にした。
 俺には、お前としか考えらんねぇんだから…よ。
 “しょ-がねぇな。”と、思ってな。
 なのに…よ。
 お前は、“5年位、掛かるかも知んないけど…。”って、言いやがった。
 で…な。
 其の5年後というのが、今年、何だよ。
 けど…な。
 今のお前には、其の当時の記憶はねぇ。
 幾ら、俺が、事実の事だったと言ったとしても、そんな話しをお前にした処で、お前
 が、“信じねぇ(ない)‼”と、言えば、其れまでだ。
 だから…よ。
 まだ、時間が欲しいなら、俺は、幾らでも、お前を待つわ。
 俺には、今も、昔も、変わらず、お前としか考えらんねぇんだから…よ。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
其処で、此の時のつくしは、驚愕だったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしが、予期して居なかった事を、司から聞かされたのだ。
此の時のつくしにとっては、仕方無いと言えたのだ。


だからだったのだろう。
暫くの間、此の時のつくしは、言葉も出て来ない程…だったのだ。



実は、そんなつくしの様子を見て居た司は、後悔し始めて居たのだ。


“ヤバっ‼
 やっぱ、此の話しを、今、此処で、つくしに伝えたのは、早かったか?
 まだ、無理だったのかも知れねぇな。
 と言う事は、俺は、読みを見誤ったのかも知んねぇな。
 俺は、つくしに、嫌われたのかも知れねぇ~⁉”と…。



だが、つくしからの返答の言葉は、司が、予測して居た言葉と違って居たのだ。


「そうだったんだぁ~。
 ごめんね。
 そんな大切な話を、今の私は、思い出せない何て…。
 でも、『或る事』って…。
 其の頃、何が、起こったの?」と…。
「………」



だが、司には、とても、つくしに、言えなかったのだ。
今では、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事を尊敬して居るつくしに、其の当時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、高等部当時の司とつくしの交際を邪魔して、つくしに、何をして来たのか…。


今では、其の当時の記憶が無いつくしに、そんな事を言えば…。
間違い無く、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を、軽蔑するだろう事は、此の時の司とて、分かり切って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、其の話しを、つくしにする事を、躊躇して居たのだ。



だが、つくしは、思って居たのだ。


“此処(『東の角部屋』)で、何が有ったのか?
 全てを知りたい。”と…。


何故なら…。
つくしは、司に、「5年は掛かるかも…。」と、伝えて居たのだ。
だからこそ…。
其の全てを知った上で、司との約束を守りたかったのだ。
そして、“其の5年後が、今年だと言うの成らば…。”と、つくしは、更に、思って居たのだ。


“約束は約束なのだろう。
 其の為に、司は、私を、待って居てくれたのだろうから…。
 何時までも、司を待たせる事は、申し訳無いのかも知れないなぁ~。
 そろそろ、私は、覚悟を決めないといけないのかも…。”と…。



だが、黙ったまま、何も言ってくれない司に、痺れを切らしたかの様に、つくしは、更に、司に、声を掛けて居たのだ。


「約束は約束…何でしょ?
 其れに、司は、5年も、私を待ってくれて居たんでしょ?
 だったら、其の約束…。
 守らなきゃ成んないんだよね?
 でも、其の『或る事』の意味が、分からないんだったら…。
 今の私には、其の約束を守る事が、出来そうに無いんだよ。
 だから…さ。
 其の『或る事』の意味を、教えて欲しいんだよね。
 じゃ無いと、私自身、覚悟が出来ないかも知れないじゃん。
 ダメかな、司…?」と…。


だからだったのだろう。
司は、思わず、つくしに、願い出て居たのだ。


「そうだよな、分かった。
 其の頃、俺とお前との間に、何が有ったのか?
 きちんと、話しして遣るよ。
 けど…な。
 今直ぐじゃねぇ。
 お前も、俺を、5年も待たせたんだ。
 お前が、其の気に成ったら、何時でも、話しして遣るよ。
 だから…な。
 早く、俺に対する恐怖心を排除してくれ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司が言い難そうにして居る事は気に成って居たのだが…。
今の自分自身には記憶は無くても、5年も司を待たせて居たという負い目も在るのだ。


だからだったのだ。
5年も司を待たせて居た事が事実で在るの成らば、此の時のつくしは、今、此処(『東の角部屋』)で、司から話しを聞く事を諦めて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司に言えた言葉だったのだろう。


「分かったわ。
 私には、記憶は無いけど…。
 でも、司を、5年も待たせて居たのよね?
 だったら…。
 覚悟を決められる様に、頑張るから…。
 其の『或る事』の意味を、何れは、教えてね。」と…。


だからだったのだ。
司は、つくしに、返答するのだった。


「ああ。」と…。


そして、其の後の司は、或る人物に、連絡を入れて居たのだった。


 
<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  73.』は、一部の言葉に、神尾葉
 子先生の漫画『花より男子』のセリフを、勝手に、拝借して、記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げま
 す。>

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  72.



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  72.』は、一部の文面に、不快に
 思わせる様な文面が有ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  71.』のエピローグ<一部有り>】


つくしは、自身の弟で在る 進から言われた言葉で、自身の気持ちが浮上したと同時に、実は、ハッと、成って居たのだ。
此の時のつくしが、自身の弟で在る 進から言われた言葉とは…。


「姉ちゃん…。
 義兄さんが出張の時に、此処(牧野家が住んで居る 道明寺HD所有で在り、司の母親で
 在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の名義のマンション)に、泊りに来れば…。」と、言う言葉だったのだ。


だからだったのだ。
ハッと、成って居た此の時のつくしは、進からそう言われた事で、にこっと、微笑み乍ら、返答して居たという訳…だったのだ。


言う成れば…。
此の時点に於いてのつくし自身、其の事に、気が付いて居なかったという訳…だったのだ。
だからこそ…。
此の時のつくしは、ハッと、成り乍らも、言えた言葉だったのだ。


「そうだね。」と…。



実は、つくしは、其処で、司の方を振り向き、此の件に関して、司からの了承を得る為に、聞いて居たのだ。


「ねぇ、司…。
 司が、出張の時…何だけど…。
 進が言う様に、私は、此処に、泊っても良いかな?」と…。


だからだったのだ。
司は、考える素振りを魅せ乍らも、一応、つくしに、了承の意を伝えて居たのだ。


「ああ。」と…。


しかし乍ら、此の時の司が、つくしに、そう返答して居たのは、つくしと進姉弟の両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻が、司自身の目の前に居たからで、本心では無かったのだ。
実は、此の時の司が、危惧して居たのは、つくしに、里心が付いたら困るという思いだったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、一応、一旦は、つくしに、了承して居たのだが…。
自身の出張自体を、当分の間、阻止する気満々だったのだ。



だが、司が、此の件を了承してくれた事で、此の時のつくし自身、司が、そんな風に、考えて居る等と、思っても視なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
牧野家が住んで居る 道明寺HD所有で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の名義のマンションから出て来た時…。
司と一緒に、リムジンに乗り込んだつくしは、其の流れで、つくし自身の気持ちを、司に、話しし始めるのだった。


「あのさぁ~、司…。
 言って置きたい事が有るんだけど…。」と…。


だからだったのだ。
司は、怪訝な顔付きに成り、つくしに訊き始めるのだった。


何故なら…。
もし、此の時のつくしが、司に、言って来る話しが有るとする成らば…。
“良い話しじゃねぇだろうな。”と、此の時の司の勘が、そう言って居たから…だったのだ。


云わば…。
此の時の司は、実は、嫌な予感しかして居なかったのだ。
寧ろ、“耳を塞ぎてぇ‼”と、思って居る位だったのだ。
だが、仕方無く、司は、つくしに、了承の意を伝えて居たのだ。


「ああ。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、言い難そうに、司に、言って視たのだった。


「司に言われて、司と一緒に、(道明寺)邸には、帰って来たけど…。
 でも、まさか、“同じ部屋で、一緒に、寝る。”とか、言わないわよね?」と…。


其処で、司は、“やっぱりな。”と、思い乍らも、不服そうに、唯、つくしの顔を、じーっと、観て居るだけだったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司のそんな顔付きを観た事で、“やっぱりね。”と、思い乍らも、司に、話しし始めるのだった。


「司…。
 私は、前にも、言って居たと思うんだけど…。
 今の私は、まだ、そう言う気には成らないの。
 如何しても、私の頭の中に残って居る記憶や、あの時に思い出したシーンが、私の頭の中
 で、チラついて、如何しても、今の私は、まだ、そんな気に成る事は無いの。
 こう言えば、司でも、分かってくれるでしょ⁉
 だから…ね。
 司に言われて、此処(道明寺邸)に帰って来たけど…。
 今日も、お互い、それぞれの自室で、寝ようね!」と…。



其処で、司は、思い出して居たのだ。
というのか?
其の事を忘れて居た自分自身を呪って居たのだ。


漸く、つくしから、“好きだ‼”と、言って貰った事で、此の時の司自身、舞い上がって居た事は、事実だったのだ。


だからだったのだろう。
言い訳では無いのだが…。
此の時の司自身、其の事を忘れて居たと言っても、過言じゃ無かったのだ。



勿論、司自身、分かっても居たのだ。
つくしの記憶が有ろうと無かろうと…。
『つくし』という人間は、『奥手』なのだと言う事を…。


云わば…。
『つくし』という人間を例える成らば…。
『つくし』=『奥手』と、言っても、過言じゃ無い程だったのだ。


其れなのに、此の時点に於いての司自身、すっかり、其の事が、自身の頭の中から、抜けてしまって居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、慌てるかの如く、言い訳の様に、つくしに、言って除けるのだった。


「勘違いするなよ、つくし…。
 俺と一緒に帰って来る様に、俺が、つくしに言ったのは、今日、そう言う関係に成りてぇ
 からじゃねぇぞ‼
 俺にも、ちゃんと、分~ってるよ。
 つくしが、『奥手』だと言う事は…。
 だから…な。
 前にも言ったと思うが、俺自身、慌ててる訳でもねぇし、焦ってる訳でもねぇ。
 寧ろ、つくしの想いに合わせるつもりだし…よ。
 だから…な。
 つくし、安心しろ‼
 俺が、今日、お前を、(道明寺)邸に連れて帰って来たのは、正直言うと…。
 つくしの言う通り、同じ部屋で、一緒に寝たかったから…だ。
 だが…な。
 つくしが言いてぇ事と、俺が言ってる意味が違ぇんだよ。
 つくしが、俺の事を、やっと、“好きだ‼”と、言ってくれた事で、俺は、“つくしとは、離
 れたくねぇ‼”と、思っただけだ。
 だから…な。
 つくしを抱き締めて眠るだけでも良いんだ。
 今日の俺は、俺の近くで、つくしを感じたまま、眠りてぇだけ…何だよ。
 勿論、kissはするかも知れねぇ‼
 其れは、許して欲しい。
 俺の気持ちの表れだから…よ。
 其れだけは、許してくれ‼
 けど…な。
 其れ以上は、今は、まだ、しねぇ。
 つくしの気持ちが整った時に、俺に言ってくれたら、良いから…な。」と…。
「………」



実は、そんな風に言って来た司に対して、つくしは、思って居たのだ。


“そんな日は、何時(いつ)、来るのだろうか?”と…。


つくしとて、司を待たせて居る事位、分かって居るのだ。


だが、つくしの頭の中では、偶にでは在るのだが、記憶 と 例のシーンの夢が、未だに、出て来たりするのだ。


其れだけでは無いのだ。
今のつくしの気持ちは、確かに、司の事が、『好き』なのだ。
だが、其の司への想いよりも、恐怖の方が、未だに、大きいと言えたのだ。


だからだったのかも知れない。
“そんな事を、司には、言える筈が無い。”と、今は、まだ、そう思って居る当のつくしにとって、そんな風に、思って居る事自体、“司には、当分の間、此の件に関しては、口を閉ざして置こう。”と、考えて居たのだ。


だが、そんなつくしでも、“好きな人と何時(いつ)かは…。”と、言う想いも在る様で…。
“今は、まだ、司には、言えないけど…。
 何れ、勇気が出たら、きっと、司に、私自身の想いが言える時が来ると思う。”と、思って居た事は、確かだったのだ。


云わば…。
好きな男性が出来れば…。
“其の男性(ひと)と、何時(いつ)かは…。”と、世の女性達は思うモノなのだ(*)。
勿論、つくし自身も、ご多分に漏れず、そう思って居た事は、事実だったのかも知れない。


唯、『奥手』なつくしにとって、中々、そう思う事が直ぐには出来ず、其のハードルの高さは、高過ぎただけなのだ。


実は、つくし自身、偶に見る夢の中の普段の司は、少年の様な司なのに…。
つくしに覆い被さった時の司は、『男性』其のモノだったのだ。


云わば…。
此の時のつくしが、偶に見て居た夢の中の司と云うのは、高等部当時のリアルな司の夢だったのだ。


そんな夢を、つくしが、偶にでも見れば…。
つくしとて、恐怖心が募ったとしても、何ら、不思議では無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしには、直ぐに、司に、返答出来ずに居たのだ。



其処に、痺れを切らしたかの様に、此の時の司は、つくしに、声を掛けて居たのだ。


「ぜってぇ、約束は守る。
 つくしの気持ちが整うまで、俺は、お前に手を出さねぇ‼
 けど…な。
 kissだけは、許してくれ‼
 俺の想いを、つくしに示せるのは、kissだけ…何だよ。
 良いよな、つくし…。」と…。


実は、此の時のつくしは、そんな風に、真剣な顔付きで、自身に言って来る司の言葉を、“信じて視ようかな⁉”と、思って居たのだ。
否…。
此の時のつくしの中では、そう言って来た司を、信じて視たかったのかも知れない。


だからこそ…。
此の時のつくしは、司と約束を取り付け様としたのかも知れない。


「うん、分かった。
 絶対、約束だから…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしが、了承してくれた事で、満面の笑みで、つくしに、頷いたのだ。



そして、約束を交わし合った此の時の司とつくしは、司の自室で在る 『東の角部屋』で、眠る事にしたのだ。


何故なら…。
司にとっては、賭けに近い形で、此処(司の自室で在る 『東の角部屋』)に、つくしを、連れて来たのだ。


以前、自身の自室で在る 『東の角部屋』に、つくしを連れて行く様に、司が、タマに、頼んだ時は、つくし自身、其の当時の事を、思い出す事は無かったのだ。
だが、今回のつくしは、司と一緒に、司の自室で在る 『東の角部屋』に、向かって居たのだ。


そして、司の自室で在る 『東の角部屋』に入った時のつくしが、如何言う状況に成るのかを、此の時の司は、見て視たかったのだ。


もしかしたら、其の事で、とんでも無い事に成るかも知れない。
将又(はたまた)、司自身、自身の自室で在る 『東の角部屋』に、つくしを連れて来た事を、後悔する羽目に成るかも知れない。


其れでも、此の時の司は、つくしを、此処(司の自室で在る 『東の角部屋』)に、連れて来たかったのだ。


何故なら…。
そうし無ければ、司とつくし自身が、此の先には進めない様な気が、何故か、此の時の司にはして居たのだ。


言う成れば…。
そうする事が、何故か?
此の時の司には、正解の様な気さえして居たのだ。


勿論、根拠の無い自信みたいなモノが、此の時の司の中で、存在して居た事は事実だったのだ。
だからこそ…。
此の時の司には、そう思えて居たのかも知れない。


そして、司は、自身の自室で在る 『東の角部屋』のドアを開けて居たのだった。



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  72.』の中に出て来る(*)は、
 違う場合も有るかも知れませんが、『一般論』として、記載して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>