tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  70.




【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  69.』のエピローグ
 <つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻 と 司との会話より>】


つくしの母親で在る 牧野千恵子から話しを聞いた此の時の司は、確かに、思って居た事は、事実だったのだ。


“此のマンションも、大概、セキュリティーは万全の筈だが…。”と…。


何故なら…。
此のマンションの名義は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓で在る事は、事実なのだ。
其れに、道明寺財閥の所有物には違い無いのだ。



勿論、此のマンションは、司名義の物件では無いので、司が管理して居る物件では無い。


だからこそ…。
此のマンションのセキュリティ対策について、司の知る処では無いにしても…。
此の物件の名義人で在る 自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓で成らば…。
絶対に、万全な体制で、セキュリティー管理して居る筈なのだ。


何故なら…。
自身の息子で在る 司の婚約者の『牧野つくし』の両親が、此のマンションの管理人を務めて居る物件なのだから…。


だからだったのだ。
“此のマンションも、大概、セキュリティーは万全の筈だが…。”と、此の時の司が、思って居たという訳だったのだ。



確かに、此のマンションのセキュリティ対策は、万全な物だったのだ。


何故なら…。
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻が知る処では無かったのだが…。
此のマンションの住居人は、実は、道明寺HDの社員と其の家族だったのだ。


転勤族で在る 道明寺HDの社員にとって、マイホームを購入する事は、夢のまた夢の様な所も在ったのだ。


其れ故…。
道明寺財閥が所有する物件を、道明寺HDの社員の社宅として、道明寺HDの社員と其の家族は、利用して居たという訳だったのだ。



勿論、此のマンションの豪華さは、極め付きだったのだ。


何故なら…。
1Fのエントランスホールの中に入れば、ロビーが有り、そして、多目的スペースが完備されて居るので、管理人の許可さえ出れば、無料で、利用出来るのだ。


また、ちょっとした、パーティーが出来る様に、パーティールームも有り、そして、ジムも、プールも在るのだ。
此れ等も、管理人の許可さえ出れば、無料で、利用出来るのだ。


勿論、此れ等を利用出来るのは、此のマンションの住居者のみ…。
其処等当たりは、厳しいのだ。



そして、セキュリティ対策は、其れだけでは無かったのだ。


云わば…。
此のマンションの管理人は、司の婚約者のつくしの両親なのだ。
何か有っては、取り返しが付かないのだ。


なので、2Fと3Fは、道明寺HDのSPと其の家族が社宅として、使用して居たのだ。
勿論、当然では有るのだが、牧野家のSPとしても、任務を遂行して居たのだ。


そして、4F~7F(8F建ての為、最上階は、牧野家が自宅として使用して居る。)は、道明寺HDの社員と其の家族の住居スペースと成って居たのだ。



だからだったのだ。
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻が、此のマンションの管理人の仕事を引き受けた時…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、此のマンションの住居者名簿を受け取った時のつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻自身、此のマンションの住居者は、一般の住居者だという認識しか無かったのだ。



実は、此の事自体が、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの配慮というのか?
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻への思い遣りでも在ったのだ。


何故なら…。
余計な話しを、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻の耳に入れて、要らぬ事が起きない様にする為だったのだ。


なので、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、それぞれの住居者の家族名と家族構成は知って居るが、云わば、経った其れだけだったのだ。



勿論、此のマンションの住居者で在る 道明寺HDの社員と其の家族側は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻が、如何言う人物で在るのか?
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いて、知って居たという訳だったのだ。


実は、此のマンションに住む際の条件が、『其の事を、管理人には言わない。』と言う事が、条件とされて居たのだ。


其の為に、此のマンションに住む為の家族の面接は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、行って(おこなって)居たのだ。
勿論、リモートでは有ったのだが…。
後(あと)は、仕事振り等の記載されて居る資料を基に…。


だからこそ…。
此処に住む道明寺HDの社員と其の家族は、此の豪華な物件に住む事が出来るのだから…。



実は、其れだけでは無かったのだ。
此のマンションに住むと言う事は、其れだけ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの信用を手に入れたと言えたのだ。


云わば…。
更に、『エリート街道まっしぐら』と云えたのだ。


言う成れば…。
此のマンションに住めると言う事は、『エリートコース』共、言えたのだ。



だが、もし、守らない時は、此の物件から、退去命令が出るだけでは無く…。
道明寺HDの社員としての立場も、危ぶまれるやも知れないのだ。


なので、此のマンションに住める道明寺HDの社員と其の家族は、部長級以上とされて居たのだ。


云わば…。
其れだけ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の審査は、厳しいモノだったという訳なのだ。


だからこそ…。
此のマンションに住む道明寺HDのSPが、もし、此の情報を漏らした場合は、論外だという訳なのだ。



だからだったのだ。
此のマンションの住居者で在る 道明寺HDの社員と其の家族は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻にとって、『良い人』達ばかりだったのだ。


なので、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻にとって、仕事がし易く、生き甲斐に成って居たのだ。



其れは、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、此のマンションの住居者で在る 道明寺HDの社員と其の家族と、とても、仲良しだったから…なのだ。


つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、道明寺HDの社員が出勤する時に見掛ければ、お互い挨拶を交わし合い…。
また、奥様方とは、多目的スペースにて、奥様方の『座談会』が始まれば、勿論、其処には、つくしの母親で在る 牧野千恵子も、お誘いを受けて居たのだ。



なので、此の座談会に出席して居る奥様方は、食べ物と飲み物を、全て、各家庭からの『持ち寄り』として居たのだ。


何故なら…。
此の座談会に出席して居る奥様方は、此の場が、『気さくな座談会』という認識を、つくしの母親で在る 牧野千恵子に、植え付けたかったのだ。


だが、お茶は、全て、『ハイティー』…。
其の上、食べ物は、各国の有名所の『お菓子』や『ケーキ』だったのだ。


そして、此の座談会に出席して居る奥様方は、つくしの母親で在る 牧野千恵子には、一切、食べ物と飲み物を、持参させて居なかったのだ。


何故なら…。
云わば、『其れ』が、道明寺HDの社員の奥様方の作戦だったのだ。


と言うのも…。
『其れ』が、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓への点数稼ぎだったのだ。
所謂、此の時の奥様方の考えは、自身達の主人への『縁の下の力持ち』と言った処だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、密かに、思って居たのだ。


“流石は、ハイクラスの方々ばかりだわ。
 昔、私達 家族が住んで居た社宅とは、大違いよね。”と…。


実は、此の当時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、密かに、認識して居たのだ。


“此のマンションに住む住居者の皆さんは、全て、ハイクラスな住居者ばかりだ‼”と…。


何故なら…。
此の座談会に出席して居る奥様方の身形(みなり)は、ハイクラスな洋服ばかり…。
其れに、此の座談会に出席して居る奥様方が、持ち寄る食べ物と飲み物は、全て、『ハイティー』に、各国の有名所の『お菓子』や『ケーキ』だったのだ。


少なくとも、余り、知識の無いつくしの母親で在る 牧野千恵子でも、気が付く程だったと言えたのだ。


だからこそ…。
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻にとって、此のマンションの管理人の仕事はし易く、生き甲斐に成って居たという訳だったのだ。



実は、そんな話しを、つくしの弟で在る 進から、司に話しされた事は言うまでも無かったのだ。



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  70.』は、切りが良い為に、少し
 短めに成って折ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  69.



年明けの1月1日の元旦…。
此の日の司とつくしは、正月の挨拶の為に、牧野家に来て居たのだ。


そして、部屋に通された司は、先ず、「明けましておめでとうございます。」と、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、正月の挨拶をした後(あと)…。
司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、詫びの言葉を告げて居たのだ。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 此の度は、私が犯してしまった罪の為に、つくしさんの身体に、メスを入れさせる様な事
 をしてしまい、本当に、申し訳在りませんでした。」と…。


其処で、つくしの父親で在る 牧野晴夫は、そんな風に、後悔して居るで在ろう 司に、話しし始めるのだった。


「実は、私達 夫婦は、英徳学園での事を、つくし本人から、何も、聞いて居なかった事も
 有り、つくしが、“英徳学園で倒れた。”と、聞いて知った時…。
 英徳学園で、何が起こって居たのか?
 其の後の私達 夫婦は、其の理由を、類君から聞いて、後悔しました。
 つくしを、英徳学園に、無理矢理、入学させた事を…。
 其れ迄の私達 夫婦は、つくしが、貴方様と、お付き合いして居る事を、誇りに思って居
 た位でした。
 ですが…。
 こんな事に成り、貴方様を恨みました。
 そんな時でした。
 貴方様のお母様が、私達 夫婦に、“全ては、私共の(愚息の)責任ですから…。”と、謝
 って下さり、そして、私達 家族の窮地を救って下さったんですよ。
 貴方様のお母様は、私達 夫婦に、此方のマンションの管理人という仕事を与えて下さい
 ました。
 ですから…。
 もう、私達 夫婦は、貴方様を、恨んで等、居ません。
 寧ろ、感謝して居る位です。
 今では、私達 夫婦は、此の管理人という仕事に、生き甲斐を感じて居る位ですから…。
 此れからも、つくしの事を、宜しくお願いします。」と…。


其処で、司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、お礼の言葉を、告げて居たのだ。
勿論、此の時の司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、お願いする事も、忘れて居なかったのだが…。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 そう仰って下さり、有難う御座います。
 此方こそ、宜しくお願い致します。
 其処で、何ですが…。
 私は、つくしさんの婚約者で、将来を共にする身です。
 ですので、私の事は、『貴方様』では無く…。
 此れからは、『司』と、呼んで下さい。」と…。


だからだったのだ。
其処で、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、司に頷き乍らも、了承の意をそれぞれ、伝えるのだった。


「そうだね。
 だったら、『司君』で、如何だろうか?」
「ええ、そうね。
 其れが、良いわね。」と…。


なので、司も、快く、そう言ってくれたつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、了承の意を伝えて居たのだ。


「はい、宜しくお願い致します。」と…。



其処に、つくしの弟で在る 進が、司とつくしが通されて居たリビングに現れたのだ。
そして、つくしの弟で在る 進は、司の方を向いて、一番最初に、声を掛けたのだ。


「道明寺さん…。
 明けましておめでとうございます。
 そして、ご無沙汰して居ます。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そう挨拶して来た進に、挨拶を交わしながらも、不服そうに、言って除けるのだった。


「ああ。
 明けましておめでとう。
 けど…よ。
 弟…。
 此れから、俺の事を呼ぶ時は、『義兄さん』と、呼んでくれ‼」と…。


其処で、つくしの弟で在る 進は、司の方を向いて、進は『進』成りに、反論の言葉を、司に告げるのだった。


「はい、分かりました。
 此れからは、そう呼ばせて頂きます。
 ですが…。
 俺も、道明寺さんに、お願いが有ります。
 勿論、俺は、『牧野つくし』の『弟』です。
 ですが…。
 俺にも、歴とした名前は、ちゃんと、有ります。
 此れからは、『弟』では無く、『進』と、呼んで下さい。
 お願いします。」と…。


そして、司は、進に謝り乍らも、了承して居たのだ。


「ああ、分かった。
 進、悪ぃな。」と…。


其処で…だったのだ。
司と進のそんな様子を観て居たつくしは、密かに、思って居たのだ。


“道明寺と進は、意外と、親しそうよね?
 前から、道明寺と進は、知って居たという事なのかな⁉”と…。



其処で、進が、リビングに現れた事で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、自身の娘で在る つくしに、話しし始めるのだった。


「実は…ね、つくし…。
 貴女が、前に、此処に来た時には、言わなかった事が有るの。
 実は、“つくし(さん)に、里心が付いても困るから…。”と、道明寺社長が、そう仰っ
 て、“此の事は、つくし(さん)には、まだ、言わないで欲しい。”と、道明寺社長から、
 頼まれて居た事が有ったのよ。
 実は、此処にも、つくしのお部屋を、道明寺社長が、ご用意下さって居るの。
 “つくし(さん)が落ち着いたら、此のお部屋の事を、つくし(さん)に、お話しして上
 げて下さい。”と、言われて居たから、前に、つくしが、此処に来た時には、言えなかっ
 たのよ。
 ねぇ~、つくし…。
 今から、進に案内させるから、見て来たら…。」と…。


という訳で、つくしは、進の案内で、自身の『部屋』だという部屋に、向かう事にして居たのだ。


だからだったのだろう。
司も、つくしと一緒に、其の部屋に、向かおうとして居たのだが…。
つくしの母親で在る 牧野千恵子からの目配せに気が付き、“何か、俺に、話しが有るのかも知れねぇ。”と、思った事で、此の時の司は、つくしだけを、行かせる事にしたのだった。


「先ずは、お前だけで、見て来い‼
 後で、俺も、向かうから…。」と…。


なので、此の時のつくしは、そんな司の言い分が不思議では有ったのだが、司に頷き、進の後を就いて行く様に、自身の『部屋』だという部屋に、向かって居たのだった。



其処で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に訊きたかった事を訊き始めるのだった。


「司君…。
 つくしの胸元に、あの『ネックレス』が着いて居たんだけど…。
 つくしに、渡してくれたのかしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの母親で在る 牧野千恵子が安心する様に、話しし始めるのだった。


「はい、手渡しました。
 私が、嘗て、つくしさんに、プレゼントした物に変わりは無いんです。
 ですから…。
 あの『ネックレス』は、元々、つくしさんの物です。
 なので、私が、お義母さんから預かって居た理由を、つくしさんに伝えて、つくしさんに
 返しました。
 勝手して、申し訳在りませんでした。
 今更ですが…。
 其れで、宜しかったんでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に、お礼の言葉と共に、詫びの言葉を伝えるのだった。


「ええ、勿論よ。
 司君、本当に、有難う。
 そして、貴方を傷付けた事…本当に、ごめんなさいね。」と…。


其処で、司も、つくしの母親で在る 牧野千恵子に、お礼の言葉を、伝えるのだった。


「いいえ、有難う御座います。」と…。


其処で、司も、つくしの母親で在る 牧野千恵子に訊きたかった事を、間髪入れずに、訊き始めるのだった。


「あのぉ~、お義母さん…。
 訊きたい事が有るんですが…。
 宜しかったでしょうか?」と…。


其処で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に頷いたのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしの母親で在る 牧野千恵子の様子を観た事で、訊き始めるのだった。


「実は、私は、嘗て、まだ、記憶が有った頃のつくしさんに、通帳を預けて居ました。
 今のつくしさんには、まだ、其の当時の記憶は無い筈なので、あの通帳の事は知らない筈
 だと思うのですが、既に、あの通帳の事を、つくしさんは、知って居る様子でした。
 お義母さんが、つくしさん もしくは、道明寺家の誰かに、あの通帳を預けてくれて居た
 んでしょうか?」と…。


其処で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に、話しし始めるのだった。


「ええ、そうよ。
 道明寺家の方に、預けて置いたの。
 実は、此方に引っ越しする際に、つくしの机の引き出しの中から、あの『通帳』が出て来
 て、『振込(人)名』と『金額』を観た時に、“此の通帳を、私達 夫婦が預かって置く
 訳にはいかないわ。”と、悟ったのよ。
 其れに、つくしの記憶が、もし、戻ったとしたら…。
 つくしは、あの通帳を探そうとするだろうし…。
 だからこそ…。
 セキュリティーも、万全な道明寺邸で、預かって貰う事にしたの。
 ダメだったのかしら?」と…。


実は、此の時の司は、“此のマンションも、大概、セキュリティーは万全の筈だが…。”と、思い乍らも、更に、つくしの母親で在る 牧野千恵子から、そんな話しを聞いた事で、密かに、思って居たのだ。


“やっぱり、牧野の母ちゃんが、(道明寺)邸の人間に、渡してくれて居たのか?
 如何も、牧野は、(牧野の)母ちゃんに、あの通帳の事を、話しして居なかった様だな。
 牧野は、(牧野の)親父さんと母ちゃんが、此の事を知ったら、『また、働こうとし無く
 成る。』と、でも、思ったんだろうな。
 牧野…。
 お前の親父さんと母ちゃんは、もう、大丈夫じゃねぇのか?”と…。


だからだったのだろう。
其処で、司は、つくしの母親で在る 牧野千恵子に、お礼の言葉を、伝えるのだった。


「いいえ、有難う御座いました。
 お気遣いに、感謝して居ます。」と…。


此処で、漸く、つくしの母親で在る 牧野千恵子にしても、司にしても、訊きたかった事が聞けた事で、すっきりして居たのだ。



そして、其処で、すっきりした司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、断りを入れるのだった。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 私も、今から、つくしさんの自室に行って来ます。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、ホッとした様な顔付きと成り、快く、司を送り出す様な言葉を、司に、言って除けるのだった。


「行ってらっしゃい‼」と…。


そして、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻からの了承の言葉を聞いた司も、つくし と つくしの弟で在る 進が居るで在ろう つくしの部屋に入って行くのだった。

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  68.



其の後、12月に入った頃…。
此の時の司は、つくしとの時間を過ごす為に、12月24日の『Xmas Eve』 と 12月28日のつくしの『Birthday』の計画を立て始めて居たのだ。



本来なら、当分の間…。
つくしの記憶を取り戻す為の『キーポイント』に関しては、司自身、触れる予定は無かったのだ。


だが、司は、思い出して居たのだ。


“あの頃に、牧野と一緒に行ったあの店に、今回も、行っても良いよな。
 行くなら、勿論、(12月24日の)『Xmas Eve』だろうな。
 だったら…。
 貸し切りにするか?”と…。



勿論、あの当時、司とつくしが一緒に行ったあの当時のあのお店に行くという事は…。
其れは、つくしの記憶を取り戻す為の『キーポイント』に成り得る可能性も有るのだ。
そして、また、此の時の司とつくしにとって、危険を伴うかも知れないのだ。


其れでも、此の時の司は、つくしを、あの場所に連れて行きたかったのだ。


実は、其処は、『うさぎ屋』だったのだ。
嘗て、高等部当時のつくしが、司に、「行きたい。」と、言って居たあの場所だったのだ。



実は、あの当時のつくしが、道明寺邸にて、使用人をして居る事を、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にバレた事で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、(優紀の父親の会社から)優紀の父親を左遷する様に仕向けたり、和也の父親の会社を潰そうとして居たのだ。


其の結果…。
あの当時のつくしは、司から離れる事を、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に誓って居たのだ。


其の事で、優紀と和也のそれぞれの父親について、其の当時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、『お咎め無し』としたのだ。



実は、そういう事に成る前に、『うさぎ屋』 と 『ゲームセンター』で、二人だけの時間を過ごして居た当時の司とつくしは、其の時点では、そう成って居る事を、何も、知らなかったのだ。


だからだったのだ。
司に寄って、『うさぎ屋』に連れて来て貰った其の当時のつくしは、其の当時のつくしが念願だった『うさぎ屋』の『キャラメルパフェ』を、食べて居たのだ。


そして、此の時のつくしは、「家を出る。」と、言って来た司に、「家を出る何て、止めて欲しい。」と、伝えて居たのだ。


そして、此の時のつくしは、更に、司に、お礼の言葉を伝えて、自身の気持ちを行動に移して居たのだ。


「でも…。
 凄く、凄く、凄く…。
 嬉しかったから…。」と、言った後…。


其のまま、つくしは、司のマフラーを持って、“ぐんっ”と、自身の方へ引き寄せて、軽く、口と口を合わせるだけでは有ったのだが…。
つくし自ら、司に、kissをして魅せて居たのだ。


「お礼。
 深い意味は無いからっ。」と、言い乍ら…。


勿論、其の当時の司からして視れば…。
あの当時のそんな二人だけの時間は、『幸せな時間』だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、其の後のつくしは、其の事について、類から話しを聞いた事で、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の下に向かって居たのだ。


そして、其の後(あと)、あの『雨の別れ』…と、成ったのだ。
其処で、つくしは、司に別れを切り出したのだ。


「あんたとは、付き合えない。」と…。



勿論、つくしにとってもそうなのだが…。
あの当時の出来事を思い出した此の時の司にとって、あの『雨の別れ』は、辛い出来事には違いないのだ。


だからこそ…。
司にとっても、あの『雨の別れ』のシーンに関しては、触れたくないシーンだった事は言うまでも無かったのだ。


なので、此の時の司にとって、本来なら…。
『うさぎ屋』 と 『ゲームセンター』のシーンに関しては、一切、触れたく無かったという訳…だったのだ。


云わば…。
つくしの記憶の中で、あの『雨の別れ』のシーンに直結する事に成るかも知れない『うさぎ屋』 と 『ゲームセンター』の件に関しては…。



だが、此の時の司は、敢えて、賭けに出て視たのだ。


何故なら…。
司とつくしの二人にとって、此の時の二人だけの時間は、『幸せな時間』だった事は、間違い無いのだから…。


だからこそ…。
司は、敢えて、つくしを、『うさぎ屋』 と 『ゲームセンター』に連れて行く事にして居たのだ。



そして、其の日の決行日を、司は、12月24日の『Xmas Eve』としたのだ。
勿論、『うさぎ屋』 と 『ゲームセンター』の何方にしても、貸し切りにした事は言うまでも無かったのだが…。



そして、其の12月24日の『Xmas Eve』の当日…。
司は、つくしを、先ず、『うさぎ屋』に連れて来たのだ。


「今日は、(12月24日の)『Xmas Eve』だろ。
 だから…よ。
 今日は、貸し切りにして遣った。
 実は、此処(『うさぎ屋』)に、お前を連れて来たのは、高等部当時のお前が、此処
 (『うさぎ屋』)に、“行きたい。”と、言って居た店だったから…だ。
 勿論、其の当時のお前も、俺は、此処(『うさぎ屋』)に連れて来て遣ったが…。」と、言い乍ら…。


だからこそ…。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“道明寺は、此処(『うさぎ屋』)を、貸し切りにしたんだぁ~。
 だから…。
 私達以外に、客は、居ないんだぁ~。
 高等部当時も、此処(『うさぎ屋』)を、貸し切りにしたのかな?”と…。


だが、此の時のつくしは、そう思い乍らも、“折角、連れて来て貰ったんだから…。”と、(12月24日の)『Xmas Eve』の此の日を楽しむ事にして居たのだ。


そして、此の時の司は、勿論、つくしには、お約束の『キャラメルパフェ』を頼んで、食べさせて居た事は言うまでも無かったのだ。
そして、勿論、甘い物が苦手な司は、あの当時と同じ様に、コーヒーだけだったのだ。


そして、此の日は、『Xmas Eve』と言う事も有り、司は、つくしの為に、其の当時には食べて居なかった『Xmas Cake』を頼んで、つくしに、食べさせて居たのだ。



そして、あの当時…。
「さてと、此れから、如何する?」と、訊いて来た司に、「ねぇ、じゃあさ、遊ぼっか‼」と、言って、つくしは、司を、『ゲームセンター』に連れて来たのだ。


だからだったのだ。
其の後の司とつくしは、『ゲームセンター』に居たのだ。
勿論の貸し切りだったのだが…。


其処で、司は、つくしに、話しし始めるのだった。


「此処(『ゲームセンター』)は、俺と一緒に、学校をサボって、さっき行った『うさぎ
 屋』の後に、“遊ぼっか‼”と、言い出したお前が、俺を連れて来た『ゲームセンター』だ。
 だから…よ。
 今日は、貸し切りにした。
 存分に遊ぶぞ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、司と一緒に、思いっ切り、楽しんで居たのだ。



そして、帰りのリムジンで、此の時の司は、つくしに、訊いて居たのだった。
“もしかしたら…。”と、言う思いと共に…。


「なぁ~、牧野…。
 今日、『うさぎ屋』 と 『ゲームセンター』に行って視て、何か、感じなかったか?」と…。


だが、つくしは、唯、楽しんで居ただけで、実は、何も、思い出す事は無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、申し訳無さそうに、司に、言って除けるのだった。


「ごめんなさい。
 何も、思い出さなかった。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、思って居たのだ。


“やっぱそうか?
 仕方ねぇよな。”と…。



そして、其の後の12月28日のつくしの『Birthday』は、つくしの記憶を取り戻す為の『キーポイント』では無く、唯、単純に、つくしの『Birthday』を祝う為に、司は、自身とつくしとの二人だけの時間を、楽しんで居たのだった。


勿論、12月24日の『Xmas Eve』にしても、12月28日のつくしの『Birthday』にしても、此の時の司は、つくしに、プレゼントを渡して居た事は言うまでも無かったのだ。




<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  68.』は、一部の文面の中に、神
 尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフを、勝手に、拝借して、記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、お詫び申
 し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げま
 す。>


<また、此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  68.』は、切りが良い為
 に、少し、短めに終了して折ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>