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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司 vs.つくし と 司 vs.滋【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  110.』のエピローグ
 <司 vs.つくし>】


司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの提案が有った事で、つくしを社長に就かせ、『道明寺HD』 と 『大河原グループ』との共同企画会社が立ち上がったのだ。


そして、其の後、暫く経ってからの事…だったのだ。
満を持したかの如く、東京メープル内に在る つくしの執務室の隣に、等々、司は、自身の執務室を作らせたのだった。


だが、折角、東京メープル内に在る つくしの執務室の隣に自身の執務室を設けたにも関わらず、司自身、東京メープル内の自身の執務室では無く、東京メープル内のつくしの執務室に入り浸る様に成って居たのだった。


だからだったのだろう。
つくし自身、仕事が捗らず(はかどらず)、公私混同し様とする司に対して、苦労の連続と成って居たのだった。



という訳で、司 と つくしとの毎日の朝の会話は、此処から始まるのだった。


「ちょっと、毎日、毎日…司は、如何して、私の執務室に居るのよ。
 司は、道明寺HDに自分自身の執務室が在るのに、(東京メープル内の)私の執務室の隣
 に、態々、自分自身の執務室を設けて頂いたんでしょ!
 だったら、司は、自分自身の執務室で執務を熟しなさいよ‼」


「はぁ~??
 俺の執務室は、つくしが居る所だと、決まってんだわ。
 だから、俺は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)で執務を熟すんだよ‼」と…。


「“はぁ~??”は、こっちのセリフだっつーの‼
 何時(いつ)から、司の執務室が私の執務室に成ったのよ⁉
 いい加減、自分自身(司)の執務室に戻って!」


「嫌だね。
 其れこそ、俺の執務室は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)で良いんだっつー
 の‼」


「理由(わけ)が分かんない事…言って無いで!
 さっさと、仕事を片付けて頂戴‼
 私がお義母様から怒られるんだから…ね。」と…。



【実は、司の執務室を東京メープル内のつくしの執務室の隣に設けた際…。
 つくしは、自身の義母で在り、司の母親でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言わ
 れて居たのだった。


 「良いかしら、つくしさん…。
  本来、司の執務室は、道明寺HD 日本支社ビルの最上階に設けて居る筈なのよ。
  でも、司は、“(東京メープル内の)つくし(さん)の執務室の隣に俺の執務室を設け
  ろ‼”と、言って聞かないのよ。
  ですから、司にはつくしさんの監視の目が必要なのよ。
  其処で…何だけど…。
  此れからの司 と つくしさんは、夫婦としての人生を歩む事に成るのよね。
  なので、もし、司が執務を怠った場合は、司 と つくしさんの連帯責任とするわ。
  宜しいわよね、つくしさん…?」と…。】


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、自身の義母で在り、司の母親でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、“何も言われない為にも…。”と、戦々恐々とし乍ら、『司の仕事振り』をチェックする日々…だったのだ。



実の事を言うと、ここ最近の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と つくしの二人の(義)母子(おやこ)関係は、傍から見れば、仲が良い様に見えるのだ。


だが、つくしにとってすれば、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓という女性とは、つくしが英徳高校時代にも色々有ったのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の件に関して、何もかも、更には、今直ぐにでも、払拭出来る筈も無く、唯、つくし自身、思って居たのだった。


“今のお義母様が私に良くして下さるのは、きっと、現在の私は、『牧野家』の娘では無
 く、『大河原家』の娘として、第2の人生を送って居たからに違い無いわ。”と…。



勿論、現在の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の中には、つくしが思って居る様な事を思って居るつもりも無かったのだ。


寧ろ、つくしが英徳高校時代の頃には、既に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくし自身を認めて居たのだ。



だが、「もし、司が執務を怠った場合は、司 と つくしさんの連帯責任とするわ。」と、自身の義母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からそんな風に言われてしまえば、つくし自身、思わなくても良い様な事迄、思ってしまって居たのだった。


“司と連帯責任って…。
 其れって、私は、お義母様から、「常に、司を監視しろ‼」と、言われて居る様なモノだ
 よね。
 でも、司には、西田さんという敏腕秘書が、常に、就いて居る筈…。
 なのに、如何して、お義母様は、私に司を監視させるのかしら?
 もしかして、私に司を監視させる事で、道明寺HDの利益を上げ様として居るのかし
 ら?
 だとしたら、お義母様って、やっぱり、『鉄の女』だわ。”と…。



だが、実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からすれば、其れには、ちゃんと、理由(わけ)が有ったのだ。


実は、現在の司にとって効果が上がるのは、西田からの言葉では無く、つくしからの言葉…だったのだ。


実の事を言うと、今の司にとって、喧嘩等でつくしから口を利いて貰えなく成る事程、辛いものは無かったのだ。


だからだったのだろう。
司は、つくしから言われる事は絶対的で、常に、つくしに逆らう事無く、無意識の内につくしの言う事を聞く様に成って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、今後、司の第1秘書で在る 西田が困らない様に、また、司が執務を怠らない為にも、司の妻で在る つくしとの連帯責任にする事にしたという訳…だったのだ。


まぁ~、其れも此れも、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとってすれば、司の為で有って、道明寺HDの為でも有るという事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
司が執務を怠れば、間違い無く、道明寺HDの利益は下がる。
だが、しっかりと、司が執務を熟せば、間違い無く、道明寺HDの利益は上がるのだ。


と言う事は、つくしの思って居た事は、ほぼ『事実』と、言わざるを得ない状況…だったのだ。


所謂、自身の義母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓について、つくしの思って居た事は、強ち(あながち)、間違いでは無かったという訳…だったのだ。


そして、其の後の司は、自身に発破を掛けて来る自身の妻で在る つくしに寄って、馬車馬の様に働かされる日々…だったのだ。


だが、此の状況は、後のつくしにとっては、と成り始めるのだった。


何故なら…。
其の後、つくしが司自身の傍に居る事で、相乗効果が得られる事に成るから…だったのだ。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  110.』のエピローグ
 <司 vs.滋>】


そして、司 と つくしのそんな日々が続く中…。
滋が自身の妹と成った つくしの執務室に現れるのだった。


云わば…。
東京メープル内のつくしの執務室に、滋が現れたという訳…だったのだ。



実は、つくしは、『メープル』 と 『大河原グループ』の企画・立案のプランニングを任されて居たのだ。


だからだったのだ。
当然の事乍ら、つくしとの打ち合わせの為に、『大河原グループ』の専務で在る 滋が、自身の妹と成った つくしの執務室に現れたとしても、何等、不思議な話しでは無かったのだ。


だが、実は、滋が東京メープル内のつくしの執務室に現れる度に、司は、此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場から追い出されて居たのだ。


其の時の滋の勝ち誇った顔を見る度に、此の時の司は、苦汁を飲む結果と成って居たのだ。


云わば…。
此の時の司は、苦渋の選択を強いられて居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
東京メープル内のつくしの執務室から追い出される羽目と成って居た司は、毎度毎度、滋に悪態を突くのだった。


「何で、滋は、また、此処(東京メープル内のつくしの執務室)に来てんだよ。
 其の度に、俺は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)から追い出される羽目に成っ
 てるっつーの‼
 如何してくれんだよ、滋さんよ‼」と…。


実は、此の時の司は、自身の額に青筋3本立て乍ら、滋に言って居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は滋で、“此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場に来る事は、つくしとの打ち合わせの為で在って、司が追い出される事自体、全く、私には関係の無い話だし、当然の結果でしょ!”と、考えて居たのだった。


だからこそ…。
此の時の滋は、そんな風に、自身に悪態を突いて来た司に対して、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 あの…さぁ~。
 司は、此の状況が分かってて、私に言って来るの?
 今日の私は、遊びで此処(東京メープル内のつくしの執務室)に来て居る訳じゃ無いの
 よ。 
 つくしとの打ち合わせの為に、私は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)に来て居
 るんだから、其れは、当然の結果でしょ!
 即ち、司がつくしから追い出されるのは、当然の結果だって、私は言ってんの。
 司の仕事のメーンは、本来、道明寺HDでしょ!
 何で、司の執務室が東京メープル内に在るのよ。
 司が行って(おこなって)居る行為こそ、職権乱用でしょ⁉」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、尚も、滋に悪態を突くのだった。


「はぁ~??
 俺は、職権乱用…何てしてねぇぞ‼
 つくしの現在は、俺の妻で在り、俺の配偶者だっつーの‼
 だからこそ、其れは、職権乱用…何て言わねぇぞ‼」と…。


だが、其れでも、此の時の滋は、尚も、司に言って除けるのだった。


「良い、司君…。
 現在のつくしは、私の妹なの。
 其れと、今日の私は、つくしのビジネスパートナーとして、此処(東京メープル内のつく
 しの執務室)に来て居るの。
 だからこそ、今日の私は遊びじゃ無い訳…。
 と言う訳で、司は、早く、此処から退散して、道明寺HDに戻りなさいよ‼」と…。


実は、此の時の滋は、そんな司に対して、嫌味たっぷりに言って除けて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
実は、つくし迄もが、滋の肩を持つかの様に、司に言って除けるのだった。


「司に言って置くわね。
 本当に、今日のお姉様は遊びじゃ無くて、私のビジネスパートナーとして、此処(東京メ
 ープル内のつくしの執務室)に来てもらったの。
 だから、今日の司は、本当に、出る幕が無いの。
 仕方が無いでしょ!
 今日の私の仕事は、嘘偽り無く、本当に、大河原グループの仕事よ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に自身に言って来たつくしに対して、直ぐに言い返せる言葉も無く、“しょうがねぇな。”と、思えた事で、漸く、つくしに了承の意を伝えるのだった。


「しょうがねぇな。
 分かったよ。
 でも、社(道明寺HD)の俺の執務室に戻る気はねぇぞ‼
 滋との打ち合わせが終了したら、俺は、また、此処(東京メープル内のつくしの執務室)
 に来るから…な。
 という訳だから、つくしとの打ち合わせが終了したら、滋は、疾疾(とっと)と帰りやが
 れ!
 良いか、滋…。
 何時(いつ)迄も、つくしと遊んでんじゃねぇぞ‼」と…。


勿論、つくしに話しする時の司は、優しい瞳(め)のままで、笑みを浮かべ乍ら、つくしに語り掛けるかの様に言って居たのだった。


だが、滋に話しする時の司は、きつい目付きのままで、笑う事無く、更には、自身の額に青筋3本立て乍ら、滋に言って除けて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、そんな司に対して、更に、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 私に話しする時の司は、額に青筋3本・笑う事無いきつい目付きのままで喋ってるのに、
 つくしに対しては、優しい瞳(め)で笑みを浮かべ乍ら、つくしに喋って居るわよね‼
 其れって、差別も良い所だわ。」と、笑い乍ら…。


だが、此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場を去る前の司は、そんな風に自身に言って来た滋に、一応、言って置くのだった。


「良いか、滋さんよ。
 つくしは、俺の可愛い妻…何だよ。
 で、滋は俺 と つくしの仲間では在るが、元々は、全くの『赤の他人』だ。
 つくしに優しくするのは、俺にとってのつくしは、唯一無二の俺の女だから…だ。
 で、滋は、戸籍上では、俺の義姉かも知れねぇが、元々、滋は、全くの『赤の他人』…何
 だから、優しくする必要はねぇ‼
 だから、此れは差別じゃねぇんだわ。
 俺にとっちゃあ、当然の行為…何だわ。
 だから、此れからは、そんな当たり前の様な話しを、俺に振って来るな‼」と…。


そして、此の時の司は、其のまま、(東京メープル内の)つくしの執務室のドアを開けて、勝ち誇った様な顔付きと共に、此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場を後にするのだった。



fin

二人だけのXmas【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編




12月24日…Christmas Eve
12月25日…Xmas



<此の二次小説『二人だけのXmas【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外
 編』は、司 と つくしが婚約披露パーティーを開いた後のつくしの記憶が戻った年と同
 じ年の『Xmas Party』での出来事を綴って折ります。>
 


【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  98.』と同じ年の『Xmas Party』】


婚約披露パーティーを終えた年と同じ年の12月24日の『Christmas Eve』の司 と つくしは、東京メープルにて開催されて居る道明寺HDが主催する『Xmas Party』に出席して居たのだ。
勿論、此の日のつくしは、司のパートナーとして出席して居たのだ。



実の事を言うと、道明寺HDが主催する『Xmas Party』の出席者は、つくしが『大河原家』の娘で在る事も、また、司の婚約者で在る事も、既に、認識しての出席だったのだ。


其れに、記憶に新しい所では、司 と つくしの婚約披露パーティーの際に、『道明寺家』 と 『大河原家』だけでは無く、『道明寺家』 と 『大河原家』の意図を汲み取った『花沢家』 と 『美作家』…そして、『花沢家』から話しを聞いた『藤堂家』迄もが、失態を冒した(おかした)あの女性の父親が経営する其の企業との契約・提携に関して、其の後も応じる事は無かったのだ。


勿論、つくしの知る処では無かったのだが、其の事が切っ掛けで、其の後のあの女性の父親が経営する其の企業は、人手に渡る事と成ったのだった。


だからだったのだろう。
此の度、道明寺HDが主催する『Xmas Party』に招待を受けて出席して居た出席者達は、“同じ失態を冒して(おかして)は成らない。”と、肝に銘じて出席して居たのだ。


其の為なのだろうか?
道明寺HDが主催する『Xmas Party』に招待を受けて出席して居た企業家達の娘 や 孫娘 や 姪っ子等の出席者は、非常に、少ないモノと成って居たのだ。


所謂、此の日の出席者の中での女性と言えば…。
道明寺HDが主催する『Xmas Party』に招待を受けて出席して居た起業家達の妻 と 其の姉 or 妹(既婚者)…位なもので、其の起業家達の娘 や 孫娘 や 姪っ子等の様な若い女性の出席者は、非常に、少ないモノと成って居たという訳…だったのだ。


何故なら…。
道明寺HDが主催する『Xmas Party』の招待状には、一文が添えられて居たから…だったのだ。


【ご息女様 並びに、ご令孫(ごれいそん)様・姪御様等の出席をご遠慮願います様…。
 何卒宜しくお願い致します。】と…。


云わば…。
『道明寺家』 と 『大河原家』からのあの処罰の件に関して云う成らば、あの女性の父親が経営する其の企業に対しては、『して遣ったり』と、言うべきで在っただろうし、また、其の他の企業経営者達からすれば、良い意味での『抑止力』に成ったのだろう。


だからだったのかも知れない。
此の日の道明寺HDが主催する『Xmas Party』は、何事も無く、滞り無く、終了する事が出来て居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
予定通りに、何もかも終了出来た事で、此の日の司は、ご満悦…だったのだ。



其処で、司は、此の後をつくしと二人っ切りで過ごしたかったと言う事も有り、つくしをエスコートし乍らも、つくしに声を掛けるのだった。


「もう、パーティーも終了した。
 今から、一緒に、上(東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内
 の司の自室)に行かねぇか?
 つくしと二人っ切りで過ごしてぇんだよ。
 良いよな、つくし…?」と…。


勿論、此の時のつくしも、司と二人っ切りで過ごしたかった事は、事実…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、司のそんな話し振りを聞いて居て、顔~デコルテ迄を真っ赤に染めて、俯いた状態で、返答するのだった。


「うん、分かった。」と…。


というのか?
実は、此の時のつくしは、そう司に返答するだけで、精一杯…だったのだ。



そして、其の後の司 と つくしは、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に向かうのだった。


本来なら、F3&T3も、司 と つくしと一緒に其の後を過ごす為に、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に向かって居た事だろう。
だが、此の日のF3&T3は、実は、そうし無かったのだ。


何故なら…。
此の日のF3&T3は、それぞれ、其の後の約束が有ったので、態々、司 と つくしと一緒に其の後を過ごす必要は無かったのだ。


だからだったのだ。
此の日の司 と つくしは、司の思惑通りに、其の後、二人っ切りで過ごす事が出来たという訳…だったのだ。


というのか?
実は、F4の間で、事前に、相談し合って居た事は言うまでも無かったのだが…。



という訳で、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に入って直ぐの司は、つくしを先に部屋の中に入れた後、自身は、自室のドアの鍵を掛けて、中に入ったのだった。


そして、其れと同時に、此の時の司は、つくしの背後に近付き、つくしの背後からつくしを抱き締めたのだ。



実は、此の時のつくしは、部屋の中に入って直ぐ、自身の目の前に広がる景色に酔い痴れて居たのだ。


実の事を言うと、英徳高校時代のつくしは、司からの誘導の下、一度だけ、此の部屋を訪れた事が有ったのだ。
其の頃のつくしも、今と同じ様に、自身の目の前に広がる景色に酔い痴れて居たのだった。


だが、結局、現在のつくしは、自身の目の前に広がるそんな景色を見乍らも、また、あの頃と同じ様な事を思うのだった。


“何度見ても、嫌味な程、圧倒的な景色だよね。
 其れに、今日は、朝から天気が良かったからか?
 綺麗な夕日が、私の目の前に見える。
 此の夕日は、ほんと、凄く、綺麗な夕日…だよね。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、司が自身の背後から抱き締めて来る等と、予想だにして居なかったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司から抱き締められたと同時に、ビクッと、成ってしまって居た事は、事実…だったのだ。



だが、此の時の司は、そんなつくしが居る事位、百も承知…だったのだ。


何故なら…。
元々、『牧野つくし』と言う女性は、奥手なのだから…。


だからこそ…。
例え、『牧野つくし』が『大河原つくし』に成ろう共、つくし自身は、奥手に変わりないのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしが此処に居る事を分かって居乍ら、気が付いて居ない体(てい)で、つくしの背後からつくしを抱き締めて居たのだった。


そして、此の時の司は、つくしの背後から抱き締めつつ、目の前に広がる景色を見乍ら酔い痴れて居たつくしに声を掛けるのだった。


「なぁ~、つくし…。
 目の前に見える景色ばかりに夢中に成ってねぇで、少しは、俺の事も気遣えよ!
 折角、つくしの為に、『Xmas dinner』 と 『Xmas cake』を用意して遣ったのに…。
 俺の事は、無視かよ‼」と…。


其処で、つくしは、司から言って来た話し振りを聞いて居て、漸く、気が付いたのだ。
自分自身が自身の目の前に広がる景色ばかりに夢中に成って居た事を…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、独り言を呟くのだった。


“司が拗ねてるみたい…だね。
 私は、今の今迄、此の景色ばかりに夢中に成って居たから、司の事を放って置いたのがい
 けなかったみたい…。
 如何やら、私、また、遣ってしまったみたいだね。”と…。


だからだったのかも知れない。
実は、此の時のつくしは、「えへっ」と、言い乍らも、司を誤魔化そうして居たのだ。



だからだったのだ。
此の時の司は、つくしからのそんな独り言が聞こえて来た事も有り、可愛く、「えへっ」と、自身に言って来たつくしに呆れるのだった。


“そんな可愛い顔して、俺を誤魔化そうとしても、無駄だっつーの‼”と、思い乍ら…。



だが、此の時の司は、そんなつくしに呆れ乍らも、エスコートし乍ら、つくしをダイニングテーブル迄、誘導するのだった。


そして、其の後のつくしは、ダイニングテーブル一杯に用意されて居た『Xmas dinner』 と 『Xmas cake』を見て、叫ぶのだった。


「わぁ~!」と、興奮状態のままに…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしを見て、更に、拗ね始めるのだった。


何故なら…。
つくしは、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に入る成り、つくしの目の前に広がる景色ばかりに夢中に成り、尚且つ、ダイニングテーブル一杯に用意されて居た『Xmas dinner』 と 『Xmas cake』を見て、興奮状態に成って居たのだ。


其処に、司自身は存在して居ないかの様に、司はつくしから無視されて居た格好と成って居たのだ。


勿論、司からして視れば…。
“此れが拗ねずに居られるのだろうか?”と、言いたく成る様な状況…だったのだ。


だが、其れでも、司からして視れば…。
漸く、つくしとの『二人だけのXmas』を過ごす事が出来るのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしに言って除けるのだった。


「つくし…俺は、此の後 と 明日の休みを捥ぎ取って遣った。
 漸く、俺 と つくしとの『二人だけのXmas』を過ごせるな。
 俺は、滅茶苦茶、嬉しい。
 で、お前は…?」と、つくしの気持ちを訊き出すかの様に…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の司に対する想いの丈を伝えるのだった。


「うん、私も嬉しいよ。
 再び、司 と 私の恋人としての付き合いが始まる様な気がする。
 初めての『二人だけのXmas』を楽しもうね!」と…。


勿論、そんなつくしの嬉しそうな顔付きを観た司は、ニヤッと、笑って居たのだった。


何故なら…。
つくしが言って来た話しを聞いただけで、此の時の司には、既に、スイッチが入ってしまって居たから…だったのだ。


という訳で、12月24日の『Christmas Eve』~12月25日の『Xmas』に掛けての二日間の司 と つくしは、漸く、初めての『二人だけのXmas』を楽しむ事が出来て居たという訳…だったのだ。



PS.


司は、事前に、F3に連絡を入れて、集まらせて居たのだった。


集まったお題は、勿論、【道明寺HDが主催する『Xmas Party』の後を如何するのか?】…だったのだ。


司としては、今年初めて、つくしと過ごす『Christmas Eve』 と 『Xmas』…だったのだ。


実は、此の年の前年迄の『Christmas Eve』…若しくは、『Xmas』は、つくしが大河原邸から出られないという事も有り、F4&T4の『Xmas Party』は、大河原邸にて、執り行われて居たのだ。


だからだったのだ。
司にとっては、つくしが過去の記憶を取り戻した事も有り、初めて、二人だけで過ごす『Christmas Eve』 と 『Xmas』という訳…だったのだ。


なので、つくしとの『二人だけのXmas』を過ごす為に、此の時の司は、事前に、F3に連絡を入れて、集まらせて居たという訳…だったのだ。


そして、司は、話しを切り出すかの様に、F3に言って除けるのだった。


「今年のうち(道明寺HD)が主催する『Xmas Party』の後は、それぞれ、別々に過ごそう
 ぜ!」と…。


実は、此の時の司からの言い分は、『相談』という寄りも、F3にとっては、其れはまるで、『強制』の様に聞こえるが如く、司は、言って除けるのだった。


という訳で、F3は、“仕方ねぇ(無い)な。”と、云わんが如く、了承したという訳…だったのだ。


云わば…。
司のしたい事等、分かって居て、此の時のF3は、司に言って魅せるのだった。


「ハイハイ。
 牧野と二人だけで過ごしたいんでしょ!」


「ああ、最初から分かってた話だしな。」


「まぁ~、仕方ねぇな。」と…。


という訳で、司の思惑通りに、コトが進んだという訳…だったのだ。



fin

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  110.





<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  110.』の中に出て来る一
 部の言葉の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  109.』の<PS.>のエピローグ】


司 と つくしに関してのコトの次第が、滋に寄って、『F3&T3』のグループLINEにLINEメッセージとして送付されてしまったのだ。


所謂、其の結果、司 と つくしに関してのコトの次第は、F3&T2にバレてしまったのだ。


だからだったのだろう。
F3は、それぞれ、“こんな面白い事はねぇよな(無いよね)。”と、考えた事で、司を呼び出したのだ。
其の結果、司は、F3から茶化される始末…だったのだ。



先ず、口火を切ったのは、あきら…だったのだ。


「司君~、滋からのLINEメッセージで知ったんだけど…よ。
 例のあの女 と 其の親父の件…。
 牧野から訴えを取り下げる様に言われたらしいな。
 で、司君は、素直に、牧野の言い付けを守ったらしいな。」と…。


其の次は、総二郎から…だったのだ。


「やっぱ、お前は、何時(いつ)迄経っても、牧野には弱ぇよな。
 で、此れからは、如何するんだ?
 牧野の言い付けを守って、訴えを取り下げたままにして置くのか?」と…。


其処で、司は、不貞腐れた様な顔付きに成って、総二郎 と あきらを一喝するのだった。


「お前等、うっせぇわ。
 仕方ねぇだろ。
 つくしが、“取り下げろ‼”っつーたら、普通、取り下げるだろ!」と…。


だが、其処で、類は、核心を突くかの様な言葉を、司に投げ掛けるのだった。


「其れは、牧野だからでしょ!
 牧野以外の女に言われたとしても、司なら、訴えを取り下げたりし無いでしょ!
 司は、そう言う男だよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に、自身に言って来た類に対して、“チェッ‼”と、舌打ちをし乍らも、「フン‼」と、外方(そっぽ)を向くのだった。



勿論、類にしても、総二郎にしても、あきらにしても、本気で司を茶化して居る訳では無い。


寧ろ、今の司の方が、つくしと知り合った後の英徳高校時代の司の様に、人間味溢れる司に戻った事が嬉しかったのだ。


何故なら…。
つくしの記憶を取り戻した司は、『牧野つくし』としての記憶を、全て、失くして『大河原つくし』として、第二の人生を歩んで居た『つくし』に対して、何処か、気を使って居る様にも見えて居たから…だったのだ。


云わば…。
類にしても、総二郎にしても、あきらにしても、そんな司を見る度に、小さく纏まって居る様に見える司を、それぞれ、心配して居たのだ。


“こんなんで、司は、潰れねぇ(無い)の(だろう)か?”と…。



また、類にしても、総二郎にしても、あきらにしても、つくしが『牧野つくし』としての自身の記憶を、全て、取り戻した事で、『大河原家のお嬢様』としてでは無く、再び、『牧野つくし』として、勿論、仲間として、付き合い易く成った事を喜んで居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の類にしても、総二郎にしても、あきらにしても、司を茶化す事が出来たのだろう。


という訳で、司がつくしの記憶を取り戻し、つくしが『牧野つくし』としての全ての記憶を取り戻した事で、其の後のF4&T4は、漸く、完全体に戻ったのだった。


勿論、『つくし』は、今でも、『大河原つくし』として、第二の人生を歩んで居たのだ。
しかも、滋の妹のままで…。



そして、そんな日から、2年が経ったのだ。


既に、2年前に婚約発表を済ませて居た事で、婚約者同士に成って居た司 と つくし…。
其の後、つくしのGOサインが出た事で、漸く、司 と つくしは、結婚式(=挙式 & 披露宴)を執り行う事と成ったのだった。


勿論、挙式が執り行われて居る間…。
司 と つくしの幸せそうな姿を見届けたのは、新郎の司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓…。
そして、新婦のつくしの両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人…。


そして、新郎の司の姉で在る 道明寺椿(& 椿の家族) と 新婦のつくしの姉と成った 大河原滋…。


そして、新郎新婦の司 と つくしの仲間達で在る F3 と T2…。


そして、道明寺家の使用人頭で在る タマ と 大河原家の使用人頭で在る ばあや…。


そして、長年、道明寺楓 と 道明寺司の第1秘書を務めて来た 西田…だったのだ。



そして、披露宴での其の他の出席者の中には、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の幼馴染で親友で在り、F3のそれぞれの父親達でも在る 花沢物産 社長 と 其の妻で在り、類の母親でも在る 花沢夫人 と 西門流 家元 と 其の妻で在り、総二郎の母親でも在る 家元夫人 と 美作商事 社長 と 其の妻で在り、あきらの母親でも在る 美作夢子…そして、つくしの幼馴染で親友で在る 優紀の両親 と つくしの親友で在る 桜子の祖母の旧 華族 三条家の大奥様が出席して居たのだった。


勿論、其の他の披露宴の出席者の中には、道明寺HD と 大河原グループのそれぞれの提携・契約会社の中から厳選された取締役も招待されて居たのだった。


実は、司 と つくしの婚約披露パーティーの際にも、色々、有った事は事実だったので、審査の上、厳選された提携・契約会社の取締役だけを招待して居たのだった。


所謂、厳選された提携・契約会社の取締役の孫息子 や 孫娘…そして、息子 や 娘…。
そして、弟 や 妹…そして、甥っこ や 姪っ子等は、招待されなかったのだ。


だからこそ…。
審査を行った(おこなった)上で、道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 大河原社長が認めた(=信用出来た)提携・契約会社の取締役のみが招待されて居たという訳…だったのだ。



そして、結婚後のつくしは、『道明寺つくし』としての第三の人生を歩む事と成ったのだった。


実は、司の母親で在り、つくしの義母でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしのプランニング力を買って居たのだった。


云わば…。
つくしの能力(=プランニング力)を買って居たのだ。
所謂、つくしの能力(=プランニング力)を認めて居たと云っても過言じゃ無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
司の母親で在り、つくしの義母でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、『メープル』の『執行役員』として、『メープル』の企画・立案をつくしに任せる事にしたのだった。


何故、司の母親で在り、つくしの義母でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、【つくしを『メープル』の『取締役』として据え置かなかったのか?】と、言えば…。
其れは、つくし自身、未だ、自身の実家と成った 大河原グループの『執行役員』のまま…だったからなのだ。


何故なら…。
未だに、つくしのプランニング力を買って居る つくしの父親と成った 大河原社長は、自社で在る 大河原グループの社長の立場として、つくしの能力(=プランニング力)自体を捨てられずに居たのだった。


だからだったのだ。
つくしの父親と成った 大河原社長は、自社で在る 大河原グループの社長の立場として、道明寺家に嫁いだにも関わらず、自身の娘と成った つくしに、未だ、依存して居たのだ。


其れに、自身の娘で在る 滋は、経営センスに長けて折り、此れ迄、つくしがプランニングした企画・立案を形にするのが滋の役目…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの父親と成った 大河原社長は、自社で在る 大河原グループの社長の立場として、つくしが道明寺家に嫁いだからと言って、自身の娘達で在る 滋 と つくし姉妹の二人のそんな形が崩れてしまう事を恐れて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしの父親と成った 大河原社長は、未だ、大河原グループの企画・立案を、自身の娘と成った つくしにプランニングさせて居たのだった。


だからこそ…。
司の母親で在り、つくしの義母でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、大河原家に気を使って居たと云っても、過言じゃ無かったのだ。



其処で、司の母親で在り、つくしの義母でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの父親と成った 大河原社長に提案を持ち掛けるのだった。


「つくしさんを社長に据え置いて、御社(大河原グループ) と 我が社(道明寺HD)の
 共同企画会社を立ち上げるのは、如何(いかが)でしょうか?
 其れでしたら、もし、つくしさんが、今後、妊娠・出産したとしても、道明寺邸にて、
 仕事をしてもらえると思うんです。
 何故なら…。
 パソコンさえ有れば、何処でも、仕事が出来るから…ですわ。
 其れに、お恥ずかしいお話しですが…。
 もし、つくしさんが、今後、妊娠・出産と成った時、其れでしたら、司が吠えずに済むと
 思うんですの。
 大河原社長、如何(いかが)でしょうか?」と…。


という訳で、其の後、つくしの父親と成った 大河原社長に寄って、司の母親で在り、つくしの義母でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの提案が承認された事で、つくしを社長に据え置き、道明寺HD と 大河原グループの共同企画会社(プランニング<企画・立案>会社)を設立したのだった。


だが、つくしの会社の顧客は、勿論の道明寺HD と 大河原グループのみ…だったのだ。


そして、つくしの会社の本社登録は、『東京メープル』としたのだった。


何故なら…。
其の方が、情報自体、漏れずに済むから…だったのだ。



という訳で、つくしの執務室は、『東京メープル』内に設置されたのだった。


勿論、そう成れば、司は、つくしの傍に居たくて、『東京メープル』通い…だったのだ。


しかも、そんな司の言い分は、何時(いつ)も、こう…だったのだ。


「つくしが居ねぇのに、此処(道明寺HD内に設置されて居る自身の執務室)で、仕事…何
 ざぁ、してられっかよ。
 あいつの顔を観る事も出来ねぇんだぞ。
 俺の執務室も、『東京メープル』内に設置しろ‼」…だったのだ。


だが、勿論、そんな事が簡単に出来る筈も無い。


だからだったのかも知れない。
其の後の司は、強硬手段に出るのだった。


其れは、所謂、司自身が『東京メープル』内に設置されて居るつくしの執務室に入り浸り始めた事が理由…だったのだ。


何故なら…。
つくしと共に、先ずは、道明寺家のリムジンで『東京メープル』に向かう。
               ⇓   
そして、其の後の司は、つくしの後に続いて、つくしと共に道明寺家のリムジンから降りて、『東京メープル内に設置されて居るつくしの執務室』に入るのだ。


勿論、つくしは、自身の夫で在る 司のそんな行動を制止するのだが、女性の力では成す術無く、結局、何時(いつ)も、司は、『東京メープル内に設置されて居るつくしの執務室』にて、入り浸る構図が出来て居たのだ。



だからだったのだろう。
困り果てた西田は、自身の上司で在り、司の両親でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓に直談判するのだった。


「此のままでしたら、司様は、仕事に成りません。」と…。


という訳で、“仕方無い。”と、判断した司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、『東京メープル』内に司の執務室を設置する事を了承したのだった。


だからだったのだろう。
つくしにとっては、邪魔で仕方無い司…だったのだが、当の司自身は、毎日が幸せな日々を送って居たのだった。


そして、徐々に、つくしにとっても、と成り始めるのだった。


何故なら…。
プランニングのアイデアに行き詰まった時、必ず、手を差し伸べてくれるのが、司…だったのだ。


だからこそ…。
つくしにとっては、徐々に、そんな司の事が頼もしく思える様に成って行くのだった。


そして、此れが、其の後の司 と つくしの夫婦の形と成って行くのだった。



fin