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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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パーティー三昧の日々~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編





<此の二次小説『パーティー三昧の日々~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外
 編』の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『楓の言い分 と 椿の思い【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ
 <司 と つくしの愛娘で在る ひなが、30歳目前に成った頃のお話し>】


大学生迄のひなは、例え、パーティーが有ったとしても、まだ、パーティー慣れして居ないという理由で、自身の父親で在る 司から自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言ってもらって居たのだ。
パーティーへの出席を回避出来る様に…。


だが、社会人に成ったひなは、そうは言ってられなく成ったのだ。


何故なら…。
ひなは、道明寺HDの社員として、また、自身の父親でも在る 道明寺HD 副社長 兼 日本支社長で在る 道明寺司のお供として、パーティーへの出席が増えて来たのだ。


だが、此れ迄、自身の父親でも在る 司に寄って守られて来たひなは、司の娘としてでは無く、秘書として、パーティーに出席出来る様に、融通して貰って来たのだ。


だが、其れも、去年迄のひなで終わってしまったのだ。


何故なら…。
今年からのひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のお供で、パーティーに出席する事に成ったのだ。


勿論、ひなは嫌がったのだが、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から逃れられる筈も無く、呆気なく、コトは遂行される事と成ったのだ。


実は、ひなにとっては、救いの神で在る筈のひなの父親で在る 司は、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からのそんな行動を止めさせる事は無かったのだ。


何故なら…。
司自身も認識して居たから…だったのだ。


“秘書として、俺とばかり一緒にパーティーに出席するんじゃ無くて、そろそろ、ひなも、
 道明寺家の娘として、ババアと一緒に色々なパーティーに出席させる方が良いんじゃねぇ
 のか?
 其れに、俺と一緒なら、ひな自身、如何しても、甘えちまうだろうし…な。
 ババアなら、そうはいかねぇだろう…よ。”と…。


そう思ったからこそ、此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のそんな行動を止める事はし無かったのだ。


そして、現在に至るのだ。



実は、10月31日のハロウィンパーティーを境に、年内から年始に掛けて、セレブ界は、徐々に、パーティー三昧の日々と成るのだ。


10月31日のハロウィンパーティーでは、セレブ界でも、仮装パーティー や 仮面舞踏会風のパーティーやらが催される事も有るのだ。


勿論、10月31日のハロウィンパーティーだからと云って、仮装パーティー や 仮面舞踏会風のパーティーだけが催される訳では無く、普通のパーティーも催されるのだ。


なので、司が出席して居るパーティーは、常に、普通のパーティー…だったのだ。
と言う事は、必然的に、ひなが出席して来た此れ迄のパーティーは、普通のパーティーのみだったのだ。



だが、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの申し出に寄り、今年のひなは、仮装パーティーという訳では無いのだが、何故か?
振袖を着付けて出席する様に、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われて居たのだ。


実は、疾う(とう)に、年頃に成った筈の自身の孫娘で在る ひなは、全く、恋愛に興味が無いのか?
何時(いつ)迄経っても、パパっ子だと言う事を心配し始めた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が仕組んだパーティー…だったのだ。


何故なら…。
実は、楓の息子で在る 司もそうだったのだ。
記憶喪失という名のつくしの記憶だけを失くして居た当時の司は、30歳を過ぎ様とも、一切、結婚する気等無く、寧ろ、“独身の方が居心地が良い。”と、さえ、考える程…だったのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、考えて居たのだ。


“司も、ひなも、父娘(おやこ)揃って…本当に、如何し様も無いわね。”と…。


だからだったのかも知れない。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の考えは、こう…だったのだ。


“(自身の孫娘で在る)ひなにお見合い話を持って行く事が駄目なら、ひなをパーティーに
 出席させれば良いだけの事だわ。”と…。


所謂、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の考え方は、“ひなに公開(お)見合いをさせれば良いだけの事…。”と、そんな風に考えて居たのだ。



何故、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、【何故、こんな事を仕組んだのか?】と、言えば…其れは、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保を通して、司から言われて居たから…だったのだ。


「ひなの事は、一端(いっぱし)の大人と認識した上で、ひな本人に任せれば良い。
 何か有れば、ひなの方から言って来るだろう。」と…。


だが、そんな風に、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保を通して、司から言われたとしても、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の心の中で、密かに、反論の言葉を思って居たのだった。


“何か有ってから、私(わたくし)に連絡して来たのでは遅い様に思うのですが…。”と…。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、パーティーへの出席を、自身の孫娘で在る ひなに促したという訳…だったのだ。



勿論、ひな自身は、嫌々、パーティーに出席して居る様なモノ…だったのだ。


だからだったのだろう。
ひなの顔付きは、誰から如何見ても、にこやか…だったのだが、心からの笑顔では無い事を、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にバレて居たのだ。


其処で、ひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言われてしまうのだった。


「ひなは、私(わたくし)の孫娘として、皆様にご紹介して居るのよ。
 そんな顔付きで言い訳無いでしょ!
 椿が言って居たわよ。
 “ひなちゃん(ひな)の笑顔は、つくしちゃん(つくしさん)に似て可愛いのよ。”と…。
 だからこそ、ひなは、道明寺家の娘として、心からの笑顔で居らっしゃい!」と…。


だが、ひなはひなで、“はぁ~。”と、溜息しか出ない状況…だったのだ。
勿論、ひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事が嫌いで溜息を吐いて(ついて)居るのでは無かったのだ。


だが、司の姉で在り、ひなの伯母でも在る 椿もそうなのだが、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、人の話し等、全く聞かず、勝手に、話しを進める所が有ったのだ。


なので、ひな自身、そんな自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に就いて行けなく成る事も多かったのだ。
正しく、今回のパーティーが、其の一つと云えたのだ。


何故なら…。
ひな自身、思って居たから…だったのだ。


“今回のパーティーは、何故、振袖なの⁉”と…。


実は、此れ迄、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と一緒に出席したパーティーでも、振袖を着付けて出席した事が無かったのだ。
所謂、此れ迄通り、ひなは、ドレスを身に着けて、パーティーに出席して来たのだ。


なのに…だ。
今回に限っては、違ったのだ。


云わば…。
此れこそが、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の作戦だと云えたのだ。
こうする事で、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓とのパーティーへの出席も、今迄通りのパーティーの出席だと、ひな自身に認識させる必要性が有ったのだ。


という訳で、ひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から嵌められたと云っても過言じゃ無い状況…だったのだ。



だが、後々のひなにとっては、此の自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の行動自体を喜ばざるを得ない状況に成ろうとは、此の時のひな自身、思っても視なかったのだ。


何故なら…。
今回のパーティーに出席した事で、ひなにとっては、将来の伴侶と言うべき人物と出逢う事に成るから…だったのだ。


もしかしたら、此のひなの将来の伴侶 と ひなが出逢う事は、ひなの母親で在る つくしからの思し召し(おぼしめし)だったのやも知れない。


と言うのも、実は、此のひなの将来の伴侶と言うべき人物は、自身が幼少期の頃に、つくしと出逢って居たから…だったのだ。
そして、此のひなの将来の伴侶と言うべき人物にとってのつくしは、初恋の相手でも在ったのだ。


そうとは知らないひなは、パーティー等で何度か会う内に、次第に、此のひなの将来の伴侶と言うべき人物に惹かれ始めるのだった。


また、此のひなの将来の伴侶と言うべき人物もまた、ひなとパーティー等で何度か会う内に、次第に、自身の初恋の相手で在った つくしにそっくりなひなに惹かれ始めるのだった。



そうなのだった。
此のひなの将来の伴侶と言うべき人物とは、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介…だったのだ。


そして、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、其の当時のつくしから、通称 『リュウ』と、呼ばれて居たのだ。


云わば…。
『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の事は、其の当時の司も良く知る相手で在り、司とは因縁の相手なのかも知れない。



そして、ひなと初めて出逢った時の『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介のひなへの最初の印象は、こうだったのだ。


“つくしか?
 否、つくしにしては、若過ぎねぇか?
 でも、つくしに良く似てんなぁ~。”と…。


そして、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介と初めて出逢った時のひなの『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介への最初の印象は、こうだったのだ。


“此の男性(ひと)、何処と無く、パパに似てる様な気がするわ。”と…。


所謂、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と ひなのそれぞれのお互いへの第一印象は、其れ程、悪い訳では無かったのだ。


其れは、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と ひなのそれぞれの態度にも表れて居たのだ。



だからだったのだろう。
そんな自身の孫娘で在る ひなの様子を見て居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思って居たのだった。


“ひなにとっては、良い兆候かも知れないわ。
 此のまま、ひなの様子を見て視ようかしら。”と…。



という訳で、其の後のひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の予想通り、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介と、恋愛に発展するのだった。



PS.


其の後のひなは、或る事を知る羽目に成るのだった。
実は、其の事を知ったのは、『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の或る一言から…だったのだ。


「あの日のひなが振袖を着付けて、あのパーティーに出席して居たのは、道明寺社長の策略
 か?
 傍から観てれば、其れはまるで、公開見合いの様…だったぞ‼」と…。


だからこそ…。
そんな話しを聞いた此の時のひなは、思って居たのだ。


“あの当時のお祖母様は、嘸かし(さぞかし)して遣ったりだったでしょうね!”と…。


実は、此の時のひなは、負け惜しみかの様に思って居たのだった。


だが、其れでも、此の時のひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に対して、感謝して居たのだ。


何故なら…。
ひなが『葉山コンツェルン』の御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介と出逢えたのは、其れは紛れも無く、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のお陰…だったからなのだ。


だからこそ…。
此の時のひなは、思って居たのだ。


“龍介さんと出逢えたのは、紛れも無く、お祖母様のお陰なのよね。
 だから、お祖母様には、感謝しなくちゃね!”と…。



だが、ひなの父親で在る 司は、実は、違って居たのだ。


「また、お前かよ‼」と、本人の目の前で切れる程に…。



fin

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  86.





<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  86.』の一部の文面の中
 に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  85.』のエピローグ  
 <F4&T3>】


司 と つくしとの婚約発表の件で話し合って居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長 と 司 と 滋との話し合いは、其の後、話しが纏まり、終わりを迎え掛けた時点で、司が提案するかの様に話しし始めたのだった。


「私 と つくしさんとの婚約発表の件ですが、事前に、私達の仲間にも伝えて置いても宜
 しかったでしょうか?」と…。


実は、此の時の司が話しを切り出した相手は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に対してだったのだ。


だからだったのだろう。
其の事を理解した此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、司の方を向いて話しし始めたのだ。


「そうだな。
 其の方が良いだろう。
 道明寺社長も、異存は有りませんか?」と、訊き乍ら…。


実は、此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、“司君は、決して、自分自身の母親に伺いを立てる様なタイプでは無いだろう。”と、認識した事も有り、自ら、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも確認して置いたのだった。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からのそんな気持ちが嬉しくて、ニコッと、微笑み乍ら、返答するのだった。


「そうですわね。
 其の方が宜しいかと、私(わたくし)も思いますわ。
 彼等なら、何か有れば、司 と つくしさんをサポートしてくれるでしょうし…。
 ですから、彼等には、司の方から、きちんと、説明して置きなさい。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、素直な気持ちのままで、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答の言葉を告げるのだった。


「ああ、分かった。」と…。



だからだったのだ。
其の後の司は、司自身 と 滋の代表かの様に、F4&T3のグループLINEにLINEメッセージを送るのだった。


『悪ぃが、お前等に頼みてぇ事が有るんで、何時(いつ)もの所に集まってくれるか?』と…。


だが、此の時のF3&T2は、司からのそんなLINEメッセージを見て、何時(いつ)も寄りも神妙だった事から、“一体、何が有ったんだ(何が有ったんでしょうか)?”と、首を捻りたく成る様な心境だったのだが、取り敢えず、返信するのだった。


『『『了解‼』』』
『『了解しました。』』と…。



だからだったのだろう。
「ババア と 大河原社長からの了承が得られたから…。」と、言い乍ら、其の先の話しを司と、そして、滋のそれぞれから聞いて居た此の時のF3&T2は、実は、ホッとして居たのだ。


だが、実は、一応、心の中で、密かに、悪態を突くF3&桜子…だったのだ。


“な~んだぁ~。
 心配して、損しちゃったよ。”


“ふざけんな‼
 何か有ったんじゃねぇかと、変に心配するじゃねぇかよ‼”


“いい加減にしろよ、司っ‼
 心配して、損したじゃねぇかよ‼”


“あぁ~、良かったですわ。
 先輩と何か有ったんじゃ無いかと変に勘繰ってしまいましたわ。”と…。



という訳で、F3&T2からの了承が得られた事で、此の話しを終え様として居た司…だったのだが、其処で、滋が声を発したのだった。


「あの…さぁ~。
 優紀 と 桜子にお願いが有るんだけど、ちょっと、良いかな?」と…。


だからだったのだ。
其処で、優紀 と 桜子は、“まだ、何か有るんだろうか?”と、不安な思いのまま、お互いの顔を見合わせて居たのだが…。
其れでも、此の時の優紀 と 桜子は、納得したかの様に頷き乍ら、同時に、滋に返答するのだった。


「「はい、大丈夫です。」」と…。


其処で、優紀 と 桜子からの了承が得られた事で、此の時の滋は、話しを切り出すのだった。


「実は、此の話しの内容を、つくしは、知らないの。
 下手に、此の話しをつくしに話しして、記憶を取り戻しても駄目じゃ無い?
 だから、つくしには、此の話しの内容を聞かせて居ない訳…。
 其処で…何だけど…さ。
 優紀 と 桜子にお願いが有るの。
 司 と つくしの婚約発表が在る時間だけ、(大河原)邸に来てくれるかな?
 其の間、(大河原)邸で、つくしと時間を潰して欲しいの。
 本当は、私がつくしと時間を潰したい処…何だけど…さ。
 婚約発表の日は、生憎、平日の夕方からなのよ。
 平日の夕方と云えば、本来、私は、仕事中の筈でしょ!
 態々、其の時間帯に合わせて、私が(大河原)邸に帰ったら、つくしに不審がられてしま
 うでしょ!
 だから…ね。
 司 と つくしの婚約発表の日は、二人に、早目に、(大河原)邸に来て貰えると嬉しい
 んだけど…。」と…。


だからだったのだ。
そんな話しを滋から聞かされた優紀 と 桜子は、また、お互いの顔を見合わせて、納得したかの様に頷いて居たのだ。


そして、此の時の優紀 と 桜子は、またもや、同時に、滋に返答するのだった。


「「了解しました。」」と…。



という訳で、司 と つくしの婚約発表の日の前日の桜子は、事前に、「先輩、明日は、(大河原)邸に遊びに行きますね。」と、つくしに連絡を入れて置いたのだ。


そして、優紀 と 桜子は、司 と つくしの婚約発表の日に大河原邸に出向き、つくしとの時間を過ごして居たという訳…だったのだ。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  85.』のエピローグ  
 <つくし と 優紀 と 桜子>】


そして、優紀 と 桜子は、司 と つくしの婚約発表の開始時間よりも、かなり、早目の時間で在る 13:00頃には大河原邸に到着したのだ。


何故なら…。
つくしは、以前に、桜子と或る約束をして居たのだ。
実は、其れは、美容に関する事…だったのだ。


桜子は、美に関しては貪欲で、そんな桜子をつくしは尊敬して来たのだ。


実は、『牧野つくし』時代の『つくし』もそうだったのだが、大河原家のお嬢様と成った 現在の『大河原つくし』でも、つくしは、美に関して、疎い所が有ったのだ。


だからだったのだ。
つくしは、以前に、桜子にお願いして居た事が有ったのだ。


「私に教えて!
 メイクとか、スキンケアの仕方を…。」と…。



という訳で、桜子は、滋からの話しを聞いて、考えて居たのだ。


“良い機会だから、前に先輩と約束して居たメイクとか、スキンケアの仕方を、此の日にし
 たら、如何かしら?
 「優紀さんも誘ったので…。」と、先輩に言えば、話しは通じるでしょうし…。”と…。


という訳で、夕方…所か?
午後一から滋が仕事から帰って来る様な時間帯迄、此の日のつくし と 優紀は、桜子からのレクチャーを受けて居たのだった。


だからだったのだ。
仕事を終え、大河原邸に帰って来た滋も、其の後、桜子からのレクチャーを受ける振りをして、つくし と 優紀 と 桜子の輪の中に加わって居たのだった。



なので、此の日のつくしは、司 と 自分自身の婚約発表のTV中継を見る事無く、優紀 と 桜子と一緒に、楽しい時間を過ごして居たのだった。

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  85.




司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、東京メープルの支配人から報告を受けて居たのだ。


「花沢家 と 大河原家のお見合いは、滞り無く、無事、終了致しました。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其の先の話へと話しを進める為にも、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長と会える(アポを取る)様に自身の秘書に指示するのだった。


そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、日本に帰国して、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長にアポを取り、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長と会う事に成ったのだった。


何故なら…。
手段は如何で在れ、司 と つくしの婚約発表を執り行う為に話し合いをする必要が有ったから…だったのだ。


勿論、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からして視れば、司 と つくしの婚約発表を執り行う事は、自身の息子で在る 司への労いの意味も有ったのだ。



そして、其の後、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長と会った司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、挨拶もそこそこに、本題の話しを切り出すのだった。


「類さん と 滋さんのお見合いが、“滞り無く、無事、終了致しました。”と、弊社(東京
 メープルの)支配人から報告が御座いました。
 ですので、そろそろ、司 と つくしさんの婚約発表を如何するのか?
 両家で話し合いをするべきでは無いだろうかと存じ上げましたので、参上致しました。
 所謂、【司 と つくしさんの婚約発表を執り行うのか?】
 其れ共、【紙面上だけに留めるのか?】と、言う事を、両家で考える必要が御座います。
 如何致しましょうか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、自身もそう考えて居た事も有り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に伝えるのだった。


「ええ、私も、そう考えて居た所ですよ。
 其れに、つくしは、司君への信頼度が高まって居る様に私にも感じる様に成って来ました
 ので、“そろそろだろう。”と、考えて居た事は、事実です。
 ですが、其れには、難題が多過ぎる。
 先ず、考えられるのは、司君 と つくしとの出会いに関してだろう。
 現在のつくしは、『大河原つくし』な訳で、『牧野つくし』では無い。
 だが、司君 と つくしとの出会いは、英徳高校時代の『牧野つくし』の頃に遡る。
 其の当時の事情を知って居る記者達成らば、其処の処を突いて(つついて)来るだろう。
 そして、次に、其の当時の事情を知って居る記者達成らば、つくしの出生に関する話しを
 知りたがるだろう。
 “何故、英徳高校時代の司君とお付き合いして居た当時の『牧野つくし』は、現在、『大
  河原つくし』に成って居るのか?”と…。
 其の当時の事情を知って居る記者達には、【其の件に関して、如何、説明するのか?】と
 いう事を解決し無いで、話しを先に進める訳にいかないだろう。
 ですので、【婚約発表を執り行うのか?】
 もしくは、【紙面上だけに留めるのか?】と言う事は、二の次の様に思いますが…。」と…。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の考えを、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に、提案する様に話しし始めるのだった。


「ええ、私(わたくし)も、其の件に関しましては、気に成って折りました。
 ですが、其れには、大河原家の承諾も必要と成ります。
 其れ故、中々、切り出せずに居りましたの。
 宜しかったですわ。
 大河原社長から、お話しを切り出して下さって…。
 ですが、其れには、当の本人で在る 司からの了承も必要でしょうし、滋さんにも、承知
 して貰った方が宜しいかと存じますわ。
 如何でしょうか?
 今、此方に、司 と 滋さんを呼んで、お話しを進めると言うのは…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、“其れが、一番、良いだろう。”と、認識した事で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの提案に承諾するのだった。


「承知致しました。
 其れでは、此方に、司君 と 滋の二人を呼び出しましょう。」と…。


と言う訳で、此の日の内に、話し合いする事に成ったのだった。



そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長のそれぞれから呼び出された当の本人で在る 司 と つくしの姉と成った 滋は、同じ様な事を考えて居たのだった。


“何故、俺(私)は、此の場に呼び出されたんだぁ~(呼び出されたのよ)⁉”と…。


何故なら…。
当の本人で在る 司自身だけならまだしも、滋が此の場に呼ばれたのだ。


だからだったのだ。
実は、司自身、そう思い乍らも、母親から呼び出された事で、思って居た事が有ったのだ。


“もしかすると、此の場に呼び出されたのは、自分達(司 と つくし)の婚約発表の事で
 か?”と…。


其れなのに、滋が此の場に呼ばれて居た事で、此の時の司は、自身の其の考えが覆された様に思えた事は言うまでも無かったのだ。


だからこそ…。
司もそうだったのだが、実は、滋も、“何故⁉”と、考えて居たという訳…だったのだ。



其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、【何故、当の本人で在る 司だけでは無く、此の場に滋も呼び出されたのか?】…話しし始めたという訳…だったのだ。


先ずは、自分自身から提案した滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長から、司 と 滋に話しが為されたのだった。


「例え、紙面上だとしても、司君 と つくしの婚約発表をする前に、君達に相談して置か
 なければ成らない事案が出来たんだよ。
 其れは、【司君 と つくしとの出会いについて、如何、発表するのか?】という事と、
 【つくしの出生について、如何、発表するのか?】という事…何だよ。
 英徳高校時代に、司君 と つくしが知り合って付き合い始めた事を知って居る其の当時
 の記者達成らば、きっと、其の何方も突いて(つついて)来る事だろう。
 と、成れば、事前に、此の件について、当然、話し合いをする必要が有る。
 なので、此処に、当の本人で在る 司君 と つくしにとっては、姉に当たる 滋を呼び
 出したのだ。
 二人には、其処の処を承知して置いて欲しい。」と…。


だからだったのだろう。
司 と 滋は、それぞれ、返答するのだった。


「承知して居ます。」
「分かってるわよ!」と…。


そして、司 と 滋のそれぞれから了承が得られたという事も有り、此の後(あと)を受けて話しするかの様に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が話しし始めるのだった。


「そう言う事なのよ。
 取り敢えず、世間には、つくしさんの事がバレない様にし無くてはいけないわね。
 現在のつくしさんは『大河原つくし』な訳で、世間には、決して、『大河原つくし』=
 『牧野つくし』だと言う事がバレてはいけないのよ。
 其れは、強いては、つくしさんの為でも有るの。
 其の事を承知の上で、あなた方と話し合いたいと思って居るのよ。
 司も、滋さんも、其の事について、宜しいかしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司 と 滋は、同時に、返答の意を示したのだった。


「ああ、其の件については、十分、承知してる。」
「ええ、私も承知して居ますわ。」と…。


だからだったのだろう。
司 と 滋の同時から了承の意が得られた事で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、先に話しを進め始めたのだった。


其の結果…。
【司 と つくしとの出会いについて、如何、発表するのか?】という事については、事実に基いて、『司 と つくしは、英徳高校で知り合った。』と言う事に成ったのだ。


何故なら…。
其の方が、【つくしの出生について、如何、発表するのか?】という話に繋げ易いという事に成ったのだ。


だからだったのだ。
致し方無いというべきなのか?
【つくしの出生について、如何、発表するのか?】という事については、事実に反して発表せざるを得なかったのだ。


其れも、全て、現在の『大河原つくし』で在る つくしに、【出生について】、誤解を与えない様にする為…だったのだ。
其れに関して云えば、全ては、つくしの為と言わざるを得ない状況…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が話しして居た内容は、一旦、横に置かざるを得ない状況と成って居たのだ。


云わば…。
此の場に居た4人全てが、“全ては、つくし(つくしさん)の為…。”と、苦渋の選択をしたという訳…だったのだ。


其の【つくしの出生について、如何、発表するのか?】という事については、此の場に居た4人の話し合いの結果…。
【大河原家には二人の娘が誕生したが、嫡子(ちゃくし=嫡出子(ちゃくしゅつし))で
 在る 長女の滋を大河原家で育て、次女のつくしは、一般家庭(=牧野家)に預けて育て
 て貰って居た。
 だが、止ん事無き事情に寄り、大河原家にて、つくしを引き取る事に成り、つくしは、
 『大河原つくし』として、第二の人生をスタートさせた。】と言う事にしたのだった。


勿論、此の場に居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にしても、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長にしても、司にしても、滋にしても、強引過ぎる話で在る事は、百も承知なのだ。
だが、幾ら、強引で在ろうとも、こうせざるを得なかった事は、事実…だったのだ。


そして、ましてや、『牧野つくし』の家族で在る 牧野家にとっては、許されない話で在る事も、また、百も承知…だったのだ。
だが、こう言うストーリーにせざるを得なかったのだ。


だからこそ…。
『牧野つくし』の家族で在る 牧野家を良く知って居る司は、其の後、大河原家が埋葬したという牧野家の墓前に向かい、謝りを入れて居たという訳…だったのだ。


勿論、「此れが正しいのか?」と、訊かれれば、誰もが、「分からない。」と、返答するだろう。
此の件に関して云えば、其れ位、難しい事案だと云えたのだった。


だが、此れも其れも、現在の『大河原つくし』を守る為…だったのだ。


だからこそ…。
此の場に居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にしても、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長にしても、司にしても、滋にしても、強引過ぎる話で在るにも関わらず、世間に、そう発表するしか無かったのだった。



そして、其の後、司 と つくしの婚約発表を執り行う日取りが決まったのだ。
だが、其の前手で、先ずは、紙面上にて、司 と つくしの婚約が発表されたのだ。


だが、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長の更なる話し合いの結果…。
つくしには、「紙面上にて、司 と つくしの婚約が発表された。」と、伝えて置き、実際の司 と つくしの婚約発表を執り行う日に関しては、つくしに伝えずに置く事としたのだった。


何故なら…。
もし、つくしが婚約発表に関しての話しを知った事に寄り、自分自身の出生についての話しを聞いたと成れば、後々、ややこしい事に成るのは、目に見えて居るのだ。


だからこそ…。
其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長の更なる話し合いの結果…。
つくしには、「紙面上にて、司 と つくしの婚約が発表された。」と、伝えて置いたという訳…だったのだ。


勿論、此の事は、F3&T2にも話しが伝わって居たのだ。


だからだったのだ。
司 と つくしの婚約発表に関して、事情を知った優紀 と 桜子は、大河原邸に向かい、つくしが自身の婚約発表をTVで見ない様に、優紀 と 桜子は、つくしとの時間を過ごして居たのだった。


という訳で、優紀 と 桜子の努力の賜物と言うべきか?
取り敢えず、つくしにはバレる事は無かったのだった。



PS.


本来の司 と つくしの婚約発表は、紙面上にてのみ、行う事として居たのだ。


だが、其れでは、納得し無かった記者達に寄って、司 と つくしの婚約発表を執り行わなければ成らない事態に陥ってしまったのだ。


だからという訳では無いのだが、つくしにバレない様にする為にも、急遽、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に寄って、更なる話し合いが必要と成ったという訳…だったのだ。


なので、つくしにバレない様にする為にも、色々と、小細工が必要と成った事は言うまでも無かったのだった。