tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、私は…<総優>  23.




<総二郎side>


俺等 F3&T4は、空港に着いた。


そして、手続きを済ませ、PJに乗り込んだ。


そして、PJに乗り込んで直ぐ、俺は、優紀を呼び寄せて、俺の隣のシートに座らせた。


「優紀、俺の隣…‼」
「えっ??
 皆さんがいらっしゃるのに…⁉
 私は、T3と一緒に座ります。」


俺は、優紀をジト目で見て遣った。


優紀は、俺と離れてても平気なのかよ?


俺は、kissしてぇのに…‼


(勿論、シートの周りは、カーテンで囲って、俺と優紀だけの二人の世界を作るけど
 な‼)


T3は、気を使い出して、優紀を俺に送り出した。


「良いよ。
 優紀、ニッシーの傍に居て上げな‼
 飢えた野獣に成ってるよ?」
「まあ、道明寺さんと、お変わり御座いませんね。
 今の、西門さん…⁉」
「桜子、其れ、如何いう意味だよ?
 俺が司並みだって言いてぇのか?」


牧野は、司が居ねぇのに、俺に食って掛かって来やがった。


流石、司の彼女だけはあるじゃねぇか?
司を庇う何てよ‼


「ちょっと、西門さん、桜子…?
 それ如何言う意味よ?」
「まあ、百歩譲っても、道明寺さんも、西門さんも、何方も同じでしょ?」


桜子、何を対象にして言ってやがる‼


「俺は、司より、マシだ‼」
「西門さん、何言ってるのよ?
 司は、一人で、それもNYで、道明寺HDと闘ってるでしょ?
 司の方が、全ての試練から、逃げて無いわよ‼」
「………」


其れを言われると、俺は、何も言い返せ無かった。


「総二郎、お前の負けだな。
 今からでも、優紀ちゃんの為にも、西門流から逃げずに、戦えよ‼」
「ああ。
 そのつもりだ。」


俺は、弱々しい声しか出す事が出来ずに居た。


俺は、傍に居る優紀の心配顔で、俺を見詰めて来る瞳(め)が、居た堪れずに居た。


優紀の全てを…。
優紀の心まで全てを…。
俺から、離れない様にする為にも、俺も、司の様に、西門流と戦う事を誓っていた。


そして、俺と優紀は、PJのシートに二人、寄り添い、抱き締め乍ら、眠りに就いた。


勿論、カーテンで、F2&T3には、見えない様に囲ったのは、言うまでもねぇ。


当り前ぇだけどな‼



そして、日本に着いた時、俺は、未だに心配顔の優紀に言って遣った。
否、誓って遣った。


「優紀、俺を信用しろ‼
 司に出来る事は、俺にも出来る筈。
 ぜってぇ、西門流には、負けねぇから。
 見ててくれ‼
 応援しててくれ‼」


優紀は、涙顔に成り、目に一杯、涙を浮かべながら、頷いてくれた。


先ずは、家元夫人、否、お袋に、優紀の事を話すとするか?


そして、俺は、先ずは、母親に立ち向かう事にした。
否、俺の方に味方に付ける事を考えて居た。




日本に帰国した次の日の朝…。


俺は、何時もより、早く起きて、お袋に向かって居た。


「あら、珍しい事も有るものね。
 私(わたくし)に、何かご用が有るのかしら?」
「ああ。
 お袋、俺は、好きな女(こ)が、出来た。
 遊びじゃねぇ。
 愛してる、女だ‼」


お袋は、驚愕していた。


普段、俺が言わねぇ、『お袋』と、言う言葉に驚愕しているのか?
はたまた、俺に『好きな』、否、『愛してる女』が出来たと言う言葉に驚愕して居るのかは、分からねぇが…?


「其れで、貴方がお好きに成ったお嬢様は、何方のお嬢様なの?」
「司の婚約者の牧野の幼馴染で親友の女性…。」
「じゃあ、一般家庭のお嬢さんなの?」
「俺の女は、それ成りの家柄の出身者じゃねぇと、ダメとか言うんじゃねぇだろうな?」
「そう言う訳じゃ有りませんが…。」
「道明寺家でも、一般家庭出身の牧野を婚約者にするんだ‼
 うち(西門家)がダメって方はねぇよな?
 其れに、牧野の親友なら、バックは、道明寺家だろ?
 俺は、あいつ以外、結婚もしねぇし、次期家元を継ぐ気はねぇよ‼」
「総二郎、貴方、何て事を仰るの?」
「うち(西門家)には、まだ、三男坊の巧三が居んだろ?」
「………」


お袋は、何も、言い返せねぇ様子だった。


だから、更に、突っ込んで遣った。


「俺は、あいつのお陰で変われたんだよ‼
 俺には、あいつしか居ねぇ‼
 あいつを見てから、判断しろよ⁉」


其の俺の言葉に、お袋は、言って来やがった。


「じゃあ、お連れして頂戴。
 お会いしてから、判断させてもらうわ。」


その時のお袋は、どんな女が来ても、認めるつもりが無かったらしい。


俺の変わった姿を見たのと…。
優紀に会って、優紀を一目で気に入ってしまったと、後から、お袋は、言って来た。



だから、だろうか?


この後の展開に、度肝が抜かれた俺だった。

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