tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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入学式【好きなのに】…<総優>  番外編②




新入生の皆様、保護者の皆様、ご入学、おめでとうございま
 す!
 また、
 全ての児童、生徒、学生の皆様、保護者の皆様、ご進級、
 おめでとうございます!



<総二郎side>


4月に入って直ぐ、俺等 F3は、司から、呼び出しを受けていた。


俺等 F3は、司の執務室に、全員集まった。


で、司が、口火を切って来た。


「4月7日だろ?
 ガキ等の入学式…。」
「ああ、そうだったね。
 静が、“今年は、日曜日だわ‼”って、言ってたよ‼」
「ああ、そうか。
 毎年、日にちは決まってんだよな、確か…?」
「で、其れが如何したよ?」


司は、ニヤッと、笑ってやがる。


何を考えて居るやら…?


そう思って居た時、司が、口を開いた。


「つくしにな、言って遣ったんだよ‼
 “俺も、出席する‼”ってよ。
 そしたら、あいつ何て言ったと思う。」
「“目立つから来ないで‼”って、言われたんじゃないの?」


類が、言い当てたんだろう?
司は、不貞腐れてやがる。


自分から訊いて於いて、如何言う訳、何だ?


で、司は、不貞腐れながら、類に言ってやがる。


「何で、類が分かんだよ?」
「牧野の言いそうな事位、分かるよ‼」


何時まで経っても、変わんねぇな⁉
こいつ等の立ち位置…?


で、いつまで経っても、埒が明かなそうだったのも有るんだろうけど…?
あきらが、司に先を促して来た。


ほんと、俺等 F4のいつまでも、変わんねぇ展開に、笑いが出そうに成るわ‼


「司…?
 で、何の為に俺等は、呼び出されてんだ?」


司は、忘れていたとでも言いそうな勢いで、先を続けた。


「で、多分、お前等の嫁さん連中も、断って来るだろう?」
「訊いてみないと分からないけど…ね?
 多分そうかも…ね。」
「一人だけ、断るって事はねぇだろうしな?
 断るなら、全員、断るだろうな‼」
「そうだな。
 嫁さん連中で、相談してそうだしな。」


其処で、司が、本題に移って来た。


「で、一応、お前等も、嫁さん連中に訊いて於けよ‼
 多分、当然乍ら、全員、却下だろう…しな。
 だからよ、俺等は、出席する方向で、作戦を立てて於きてぇんだよ‼」
「如何すんだよ‼」


俺は、司の顔付きに、俺等を巻き込もうとして居る事は分かり切っている。


だが、やっぱり、娘の晴れ姿は、父親として、見てぇのは、当然な事で…。


作戦いかんに寄っては、司に加担しても良いと思って居た。


其れは、類にしても、あきらにしても、同じ事の様で…。
顔付きが物語っていた。


で、司が、作戦を発表して来た。


「4月7日の当日は、仕事の振りをして、嫁さんとガキがリムジンに乗った後、一緒に乗
 り込むんだよ‼
 勿論、この事は、運転手とSPに伝えて於く。
 但し、嫁さんとガキには、言わせない様にする。
 如何だ?
 遣ってみねぇか?」


俺等 F3は、顔を見合わせた。


まあ、そうしか、無理だろうな?


入学式に出席しても、優紀と席が離れて座る事は、俺には、堪えられねぇからな‼


で、類も、あきらも、同じ事を考えて居たんだろうな?
F3で、司の意見に了承していた。


「「「了解‼」」」


で、司からは、まだ、続きが有る様子だった。


「その後は、道明寺邸のガーデンで、入学祝いの『party』でもしようぜ‼
 優一郎も、8日は、高校の入学式だろ?
 前祝いは、如何だ?
 まあ、仁は、招待だな‼」


F3は、了承していた。


「「「了解‼」」」


司は、更に、ニヤッとしてやがった。


「嫁さん連中には、当日まで言うなよ‼」


俺等 F3は、“当然だろ‼”と、言わんばかりに、了承していた。


「「「了解‼」」」



で、当日の4月7日が、遣って来た。


俺は、スーツに着替えて、準備万端な格好で居た。


其処は、優紀は、見て見ぬ振りなのか?


光紀の準備に追われているからなのか?


何も、突っ込んで来ねぇ‼


ちょっと、寂しい、俺って…。
どんだけだよ‼


まあ、何はともあれ、一応、優紀と光紀と同乗して、リムジンで、英徳学園に向かう事が出来た。


優紀と光紀からは、ジト目で見られて居た事は言うまでも無かった。


特に、光紀からは、きつい一言を言われてしまった。


「折角、ママと、二人っきりに成れると思って居たのに…。
 パパも、一緒だったの…?
 パパって、ママと離れられないのね?」
「………」


悪かったな‼


“俺、一応、光紀の父親なんだが…?”と、言う言葉は、喉の奥に呑み込んだ俺だった。


情けねぇ‼



で、英徳学園に到着して、F4&T3&静で、纏まって、席に就いた。


式に出席後、道明寺邸に移動して、『party』と、成った。


ガキ等には、盛大に、祝いをして遣った。



で、8日は、中学の新学期の始業式に出席した後の光紀と、俺と優紀の3人で、優一郎の高校の入学式に出席した。


昨日も、そうだったが…?


俺等 F4が、嫁さん連中と出席した事に寄り、生徒の保護者は、感嘆の表情で、此方を遠巻きに見て、羨ましそうにしていた。


近付きたくても、近付けねぇのが、諸分かり…。


俺等 F4が、来た事で、ちょっとした、威嚇には成ったんじゃねぇかと思った。
其れは、特に、優一郎の今日の入学式に関しては…。



まあ、何は、ともあれ、子供等の成長を喜んで居る父親軍団だった。



fin

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